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マイクロソフトのテクノロジの活用と導入

テクノロジ IP ライセンスについて

マイクロソフトはコンポーネント テクノロジやファイル形式などさまざまなライセンス プログラムを用意しています。最も広くご利用いただいているプログラムの一部を以下にご紹介します。

FATFileSystem

 

ファイル アロケーション テーブル (FAT) ファイル システムによって、オペレーティング システムはファイルの各部分の位置と順序を追跡できます。現在、FAT ファイルシステムはコンピューター間のメディア交換に使用されるユビキタス的な形式になっています。安価なリムーバブル フラッシュ メモリの出現以来、FAT ファイル システムはデジタル デバイス間で使用される形式にもなっています。

 

FAT ファイル システムは、ファイル作成時または変更時のタイム スタンプを示す手段のほか、ファイルのサイズを識別する手段を備えています。このシステムはさらに、ファイルが読み取り専用であるかどうか、ディレクトリ表示でファイルを非表示にするかどうか、または次回のディスク バックアップ時にファイルをアーカイブするかどうかなどの属性を保存するメカニズムも備えています。FAT ファイル システムは、デジタル カメラ、メディア プレイヤー、フラッシュ ドライブなど、コンシューマー向けの電子デバイスで使用されるリムーバブル フラッシュ メディアに最適です。
FAT ファイル システムは、次のシナリオで役立ちます。

 

FAT ファイル システムには下位互換性があるため、コンシューマー向け電子デバイスと旧式のオペレーティング システムを実行するコンピューターとの間のファイル転送にメモリー スティックやフロッピー ディスクを使用できます。 FAT ファイル システムを使用すると、ユーザーが、プロ用の放送メディアで使用されている電子デバイスと同様の速さで、電子デバイスからファイルを削除できるようになります。

 

ファイル システム バージョン FAT16 および FAT32 は、ハード ディスク ドライブ ボリュームにも敵しています (たとえば、Windows 98 などのオペレーティング システムで NTFS がサポートされていない場合など)。これらのバージョンのファイル システムは、フロッピー ディスクを使用してコンピューターを起動し、ハード ディスク ドライブ ボリューム上のデータ (通常、システム回復ツール) にアクセスする必要がある場合にも便利です。
FAT ファイル システムのライセンス プログラムには、次のようないくつかの米国特許の対象となっている Microsoft FAT ファイル システムの仕様の実装に関する権利が含まれます。

 

U.S. Patent #5,579,517
U.S. Patent #5,758,352
U.S. Patent #6,286,013

 

さらに、FAT ファイル システムのライセンス パッケージには、マイクロソフトが特許を出願しており、米国特許局によりまだ認定されていない FAT ファイル システムの新考案に対する権利も含まれます。このライセンス プログラムでは、ライセンスの許可対象者に対して Microsoft FAT ファイル システムの米国外の認定済みおよび出願中の特許、および Microsoft FAT ファイル システム仕様および一部のテスト仕様に対する権利も提供されます。

 

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exFATFileSystem

 

Extended File Allocation Table (exFAT) は、個人用記憶装置用の最新のファイル システムです。exFAT ファイル システムは、非常に大型の記憶装置や非常に大きいファイルに適しています。Windows Vista SP1 以降のデスクトップ オペレーティング システムには exFAT ファイル システムが組み込まれており、Windows XP では再頒布可能パッケージを利用できます。そのため、デスクトップ PC とデジタル カメラや携帯電話などの個人用デバイスとの間でシームレスにファイルを交換できます。また、exFAT は比較的単純で実装が容易です。

 

マイクロソフトでは、exFAT ファイル システムのライセンスに関する業界の関心の高まりに対応するため、柔軟な知的財産 (IP) ライセンス プログラムを用意しています。異なる製品間でメディアを使用するには、複数のプラットフォームおよび製品間でデータを共有するための共通ファイル システムの必要性が高くなります。exFAT は、サイズの大きなファイルの処理が可能であり、任意のプラットフォームに実装できるため、こうしたファイル交換を円滑に行えます。exFAT システムには次の利点があります。

 

容量の増加への対応 : 将来的なメディアの容量の増加に備えて 32 GB から 256 TB までサポート
処理能力 : 4000 RAW を超えるイメージ、100 HD のムービー、または 60 時間の HD レコーディングを単一ディレクトリで処理
高速保存 : SDXC カードへのファイル保存をスピード アップし、現在の記憶域割り当て技術を使用してフル スピード 300 MBps を実現 相互運用性のサポート : 将来のデスクトップ OS との相互運用性を確保
拡張可能なフォーマットの提供 : 特定のデバイス特性に合わせてファイル システムをカスタマイズするための OEM 定義が可能なパラメーターをはじめとする、拡張可能なフォーマット

 

Extended File Allocation Table (exFAT) は、個人向けのモバイル記憶装置のニーズの高まりに対応するための新しいファイル システムです。exFAT ファイル システムは、オーディオやビデオのメディアに使用されるサイズの大きなファイルを処理するだけではなく、デスクトップ PC とコンシューマー向け電子デバイスとの間のシームレスなデータ移植性を実現して、これらの間でのデータ交換を容易にします。exFAT は、基本的な部分を FAT から継承しているので、最小限の作業で実装できます。また、exFAT を実装するときにトランザクションのサポートを追加することで (TexFAT)、トランザクション セーフな操作が保証されます。SD Card Association では、最新の大容量で高速な SDXC カードに exFAT ファイル システムを採用しています。メモリー スティック XC? シリーズでは exFAT ファイル システムが採用されており、新たなメモリ スティック カードでの高速なデータ記憶装置を実現しています。

 

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ExchangeActiveSyncProtocol

 

Exchange ActiveSync は通信プロトコルの 1 つであり、携帯電話による、電子メール メッセージ、スケジュール、連絡先、タスク リスト、およびその他の Exchange Server のメールボックス データへの Over The Air アクセスを可能にします。Exchange ActiveSync は、マイクロソフトのパートナーから提供される Windows Mobile ベースのデバイス、および Exchange ActiveSync 対応デバイスのいずれでも利用できます。互換性のあるデバイスおよびソフトウェア通じて Exchange ActiveSync を活用することにより、ユーザーはミドルウェアやサービス料のコストが不要になります。

 

Exchange ActiveSync プロトコルを使用すると、Windows Mobile を実行するモバイル デバイスで、Over The Air を利用して、電子メール、カレンダー、連絡先、およびタスク (PIM、個人情報マネージャー) を Microsoft Exchange Server と同期できます。同期プロトコルは、モバイル デバイスとメッセージング サーバーとの間でオブジェクトを同期するために使用される言語です。デバイスは独自の電子メール、連絡先、カレンダー、およびタスク (PIM - 個人情報マネージャー) アプリケーションを持ち、それによってユーザー インターフェイスやデデータ記憶域が提供されます。同期とは、モバイル デバイスに保存されたデータと Exchange Server に保存されたデータの差異を照合するプロセスです。モバイル デバイスと Exchange Server の両方がそれぞれのオブジェクトのコレクションを管理し、最終同期後に加えられた変更を追跡します。モバイル デバイスは一連の更新情報を Exchange Server に送信することによって新規の同期を開始し、Exchange Server に独自の更新情報で応答するよう要求します。Exchange Server は、受信した更新情報を処理して競合を解決し、変更リストをモバイル デバイスに送信します。マイクロソフトは、Exchange ActiveSync の特許のライセンスを発行しています。詳細についてはお問い合わせください。

 

マイクロソフトの Exchange ActiveSync の実装の詳細については、Exchange Server Protocol の Web サイト (英語)を参照してください。

Exchange ActiveSyncに関するお問い合わせフォームについては、ここをクリックしてください

ExchangeActiveSyncProtocol

 

一般的に、テクノロジ IP ライセンスまたはスピン アウトの交渉には、技術の評価や取引条件の話し合いにかかる時間を考慮に入れて、3 か月から 1 年かかります。ライセンス取得方法の詳細はMicrosoft AI & Innovation Center 事務局へお問い合わせください。