製造業のための Microsoft Trusted Cloud

Two people using HoloLens 2 while working on a machine.

製造業の成功を可能にする、クラウドを活用したソリューション

第四次産業革命は既に全世界に広まっています。製造業は、ディスクリート型からエネルギーそして農芸化学に至るまで、IoT と機械学習の初期実験段階を脱して、急速な採用と拡張の状態にあります。最先端の技術、たとえばクラウド コンピューティング、人工知能、機械学習、複合現実、デジタル ツインによって、製造業ではデジタル ファクトリーの拡大が可能になり、他にもコネクテッドな製品とサービスの収益化、新しいサービス ラインの創出、コストの削減、持続可能性の向上、規制への準拠を実現しています。

こうしたイノベーションの結果として、収集、分析、活用すべきデータの量が爆発的に増加しています。このデータの潜在能力を最大限に引き出すには、一般データ保護規則 (GDPR) を始めとする各種規制への遵守が必要ですが、このような規制によるデータ プライバシー、セキュリティ、コンプライアンスの要件はいちだんと厳しくなっています。

Microsoft は長年にわたり、複雑な規制にどのように準拠するかについての助言をお客様に提供してきました。たとえば、GDPR とその影響を製造業のお客様が理解するのをお手伝いする取り組みを行っています。GDPR 準拠に向けた戦略策定に関するインサイトを公開するとともに、準拠への過程を加速するツールと機能を用意しています。Microsoft の幅広いクラウド製品とサービスは初めから、セキュリティとプライバシーに関する最も厳格な要求にも対応できるように作られています。

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デジタル トランスフォーメーションは、さまざまな産業と企業が世界中で新たな機会とイノベーションに乗じるきっかけを作っています。しかし、"デジタル エンタープライズ" になるには、最新テクノロジの導入だけでは不十分です。製造業の場合は、法的リスクとコンプライアンスという複雑な世界を突き進んでいかなくてはなりません。

 

ビジネス リーダーの皆様のお役に立てるように、Microsoft が提供する最先端かつ信頼できる製造業向けのクラウド ソリューションは、GDPR などの法規制に準拠しています。これらのソリューションは、製造業の企業がクラウド ファースト エンタープライズとしてデジタル トランスフォーメーションを推進するとともに業界の各種規制を遵守するのに役立ちます。

 

e-Book『Digital Transformation in the Cloud (クラウドでのデジタル トランスフォーメーション)』は、ビジネス リーダーとその法務/コンプライアンスのアドバイザー向けに、デジタル トランスフォーメーションが戦略に与える影響について考えるための枠組みを提示します。この中では、プライバシー、セキュリティ、信頼、GDPR などの新しい規制への準拠、企業の社会的責任の問題などのトピックを取り上げています。

 

AI のようなクラウドベースのテクノロジは、目覚ましいスピードで進化を続けていますが、このことが新たな課題につながっています。たとえば、サイバーセキュリティ、テクノロジが労働市場に与えうる影響、デジタル スキルの再習得の必要性などです。この第四次産業革命がもたらす機会を現実化するとともにその課題に対処するためには、各国政府、産業、市民社会が重要な役割を担っていると Microsoft は考えます。

 

こうした課題に対応するために、全世界の政府と産業のためのポリシー ロードマップ「A Cloud for Global Good」を更新しました。これらのデジタル トランスフォーメーション ガイドとクラウド ポリシー ロードマップが、公共部門と民間企業のどちらのお客様にとっても、クラウドを活用したソリューションの構築のお役に立つこと、そしてそのソリューションが信頼でき、責任を果たし、誰もが利用できるものになることを願っています。

 

Microsoft は、ソリューション プロバイダー以上の役割を求められていることを自覚しています。信頼できるパートナーとして、Microsoft は包括的かつ多面的なアプローチでお客様の円滑なデジタル トランスフォーメーションの実現を支えます。

この数年間に発生したサイバー攻撃は、経済的被害をもたらし、人々の命を危険にさらし、インターネットやクラウド コンピューティングの安全性への信頼をおとしめています。このような損害をもたらす攻撃によって、セキュリティの重要性は最高潮に達しています。侵害が発生すれば、さまざまな産業で何百万人ものユーザーに影響が及ぶからです。

 

その損失は甚大です。Cybersecurity Ventures は、サイバー犯罪による全世界の損失額が、2015 年の年間 3 兆ドルからさらに増えて 2021 年には 6 兆ドルに達すると予測しました。サイバーセキュリティは今や、世界中の一般の人々 (市民と Microsoft のお客様)、経営者、企業、政府の一番の懸案事項となっています。

 

Microsoft は、2002 年に "Trustworthy Computing (信頼できるコンピューティング)" 構想を打ち立てて以来、データ セキュリティに積極的に関わってきました。そして作り上げたセキュリティ開発ライフサイクル (SDL) プロセスは、悪意のある攻撃への耐性をソフトウェア開発の段階から組み込むことを可能にするものです。

 

それ以来、セキュリティの強化を続けてきました。それは今日のクラウドファースト、モバイルファーストな世界における重要なエンドポイントのすべてが対象であり、あらゆるプラットフォームと複雑な環境を包含しています。さらに、Microsoft Cloud App Security、Microsoft Defender for Endpoint、Office 365 の高度なセキュリティ管理などの新たなサービスも投入しています。Azure Security Center や Azure ATP などのセキュリティ サービスにはインテリジェンスが吹き込まれています。

 

Microsoft が取り組んでいるのは、"デジタル エンタープライズ" にふさわしいセキュリティの実現です。サイバーセキュリティ業界内での連携を強化するために、FireEye の iSIGHT 脅威インテリジェンスを Microsoft Defender for Endpoint に追加するとともに、Enterprise Mobility + Security では Lookout と Ping Identity の両社とコラボレーションしています。

 

Microsoft はサイバーセキュリティに年間 10 億ドルを投資しています。これに含まれるものとしては、包括的なセキュリティ プラットフォームの提供、新しいテクノロジの開発、業界との幅広い提携があります。セキュリティ脅威の防御、検出、対応を次のようなアプローチで行います。

  • あらゆるエンドポイント、つまりセンサーとデータセンターからアイデンティティと SaaS アプリケーションに至るまで保護します。
  • クラウドの規模とインテリジェンス、機械学習、挙動監視を利用して脅威を検出します。
  • スピーディかつ包括的に対応するとともに、お客様に役立つ実践的で包括的なインサイトを提供します。

これに加えて、セキュリティ テクノロジへの投資と開発も行っており、例としてはクラウドとエッジを保護する Azure Sphere があります。また、平時にサイバースペースでの市民を守ることを目的としたデジタル版ジュネーブ会議の設立も進めており、最近では、全世界のオンライン セキュリティと回復性を向上させるための Cybersecurity Tech Accord に署名しています。この Cybersecurity Tech Accord には、ABB、Dell、HP などの製造企業も署名しており、世界で初めて、産業主導でテクノロジ分野のための次のようなサイバーセキュリティ 4 原則を確立する取り組みとなっています。

  • 加盟者のすべてのユーザーと顧客を保護すること。
  • 無実の一般市民や企業に対する攻撃には、その発信源にかかわらずすべて対抗すること。
  • ユーザー、顧客、開発者がサイバーセキュリティ保護を強化するための力となること。
  • サイバーセキュリティを強化するために、他の加盟者や志を同じくする他の団体と連携すること。これは重要なステップであり、既にテクノロジ業界のリーダー企業やサイバーセキュリティ企業の多くから幅広い支持を得ています。近い将来、その数が増えていくことを確信しています。

サイバー犯罪とサイバーセキュリティについての詳細情報

コネクテッドでインテリジェントなデバイスの数は、全世界で急速に増加しています。製造業が活用できる重要なビルディング ブロックの一つが、OPC Foundation の OPC Unified Architecture (OPC UA) 標準です。これは、数百万単位のアプリケーションと産業機器との間で、安全かつ信頼性の高いデータ交換を可能にする標準です。

 

Microsoft は長年にわたって OPC Foundation とパートナーシップを築いており、OPC UA にも深く関わっています。この協力関係は Windows 用の OLE for Process Control 仕様が策定された 1994 年にさかのぼります。これまでの重要な取り組みとしては、プラットフォーム非依存の OPC UA を Azure IoT Suite、Universal Windows Platform などの IoT ソリューションに対してサポートすることや、.NET Standard 参照スタックを OPC Foundation の GitHub オープン ソースに提供することなどがあります。

 

OPC UA と Microsoft の技術を製造業で活用すると、コネクテッドな製品とサービスからのデータを使用して有益なビジネス インサイトを得ることを、より安全に実現できるようになります。

現在、デジタル トランスフォーメーションを進めている製造業のお客様のほぼすべてが、部分的にはソフトウェア会社でもあります。Microsoft のお客様は、Microsoft のソフトウェアとサービスを使用して自社のオペレーションを変革しているだけでなく、Microsoft のコンサルタントやエンジニアともコラボレーションして Microsoft のプラットフォーム上で稼働する新たなデジタル ソリューションを生み出しています。技術の発展、クラウド サービスの導入、データ アナリティクス、人工知能によって、こうした現象はますます加速するでしょう。

 

お客様とのコラボレーションが増えると同時に、個々の特許とそれに伴う知的財産権は誰のものかという問題が生じます。このような問題に対処するために、またお客様に透明性と信頼をお届けするために、共同開発されたテクノロジと知的財産に関する原則を策定しました。その Shared Innovation Initiative は、テクノロジを通じてお客様のビジネスの成長に役立つことと Microsoft がプラットフォーム製品の改良を続けていくことの健全なバランスを目的としています。

Two people working in a manufacturing environment wearing protective glasses.

製造業のデジタル トランスフォーメーション

『Harnessing the power of the cloud to drive regulatory compliance』では、クラウドと AI が製造業、特にディスクリート型、化学、農芸化学、エネルギーの各分野の企業が複雑なコンプライアンス環境において成功を収めるうえで、どのように役立つかを探ります。

その他のリソース

お客様導入事例

デジタル エンパワーメント ビデオ ポッドキャスト シリーズ: リーダーのための戦略

サイバー犯罪とサイバーセキュリティ


ドキュメント

Microsoft のディスクリート型製造業向けソリューション

Microsoft の化学/農芸化学産業向けソリューション


コンプライアンス

ISO/IEC 27001

ISO/IEC 27018

SOC 1、2、3