プロフィール
パブリックセクター事業本部 業務執行役員
教育・社会基盤統括本部長
Shota 2006年入社
私はクウェートという国で生まれ、湾岸戦争の影響により帰国を余儀なくされ、日本における生活がスタートしました。帰国してからは横浜で育ち、仕事を通じて素敵なご縁をいただいた佐賀を含め、将来は多拠点居住を実現することが夢です。趣味は読書と日本酒、最近は勉強も兼ねたMinecraft Educationで遊ぶことも大好きです。
パブリックセクター事業本部 業務執行役員
教育・社会基盤統括本部長
Shota 2006年入社
私はクウェートという国で生まれ、湾岸戦争の影響により帰国を余儀なくされ、日本における生活がスタートしました。帰国してからは横浜で育ち、仕事を通じて素敵なご縁をいただいた佐賀を含め、将来は多拠点居住を実現することが夢です。趣味は読書と日本酒、最近は勉強も兼ねたMinecraft Educationで遊ぶことも大好きです。
マイクロソフトでのキャリア
教育戦略本部と、社会基盤戦略本部の二つを統括しています。全国の教育委員会、大学、文部科学省など、日本における教育分野のお客様を担当する教育戦略本部の目標は、多様な子どもたち一人一人に個別最適化された学びや支援を届けること、そしてすべての先生方がいつでもどこでも校務を実現され、子どもたちと向き合う時間や、ご自身の時間を最大限に確保できる環境を整えることです。 データ&AI、モダンワーク、デバイス、さらに子どもたちが夢中になりながらプログラミングやAIなど多様な教育コンテンツを学べるMinecraft Education(教育版マインクラフト)など、さまざまなサービスを組み合わせた提案や利活用支援を行っています。
また社会基盤戦略本部では、全国の高速道路事業、ロードサービス、農業協同組合様、政府系金融機関、そして郵政事業といった、我々公共部門が担当するインフラ事業者様を当社テクノロジーによってご支援することを目標としています。AI活用などの働き方改革、人材育成、そしてお客様の先におられる多くのエンドユーザー様に向けた重要なサービスが確実に提供され続けるためのセキュリティや運用など、多岐にわたる責任あるプロジェクトを担っています。
AI時代における教育や人材育成という観点では、子どもも大人も、10年先、20年先、それがどのような時代であろうと誰もが自分らしく活躍するための力、
「未来に備える力」を育成するための手段としてテクノロジーを提供し、日本の未来に貢献することを目指して、チーム一丸となり、全国のパートナー様と連携しながら日々活動しています。
私が政府や自治体向けに政策提言や地方創生プロジェクトを担当していた頃の話です。当時、リモートワークがまだ普及しておらず、特に地方や中小企業においては「毎日職場に出勤すること」が仕事の前提条件でした。そのため、都市圏以外にお住まいの方は望むキャリアを実現することが困難なこともありました。ある日、地方で女性の雇用創出や起業支援を担当されていた方が当社を訪れ、「キャリアにブランクのある女性も働き続けることができる社会を創りたい」とご相談をいただきました。データに基づいた熱意のこもった説明、そして「研修」を一緒に行いたい、という内容で深く感銘を受けました。
この相談をきっかけに、テクノロジーだけではなく、リモートワーク時に求められるGrowth Mindset等の研修も含めたプログラムを多くの関係者と共に設計しました。賛同いただける全国の自治体に広げた結果、地方に住みながら東京の会社にリモートワーカーとして正規雇用いただく事例が多く生まれました。その後COVIDが発生した際には、この研修プログラムがさらに活用されることになりました。70を超えるパートナー企業の協力のもとウェビナーを連続開催し、延べ50万人以上の方にご覧いただきました。多くの自治体、企業、団体、個人から嬉しいお言葉をいただきました。
また、学校の全国一斉休校が発表された際には、オンライン授業支援やパソコンの貸出を行い、さらには修学旅行に行けなくなった子どもたち向けに海外と連携したリモート修学旅行に協力させていただきました。当社のテクノロジーと、全国のパートナーの皆様のアイデアが組み合わさることで、社会全体に大きなインパクトを与えることができると実感した瞬間でした。
マイクロソフトに新卒として入社し、中堅中小企業向け営業を担当。主に神奈川県と東京都の企業様の課題を伺い、クライアント製品やサーバー製品などを含む当社サービスによる解決策をパートナー企業と連携して提案。
同じ組織の中でロールチェンジを行い、担当役員の最適な意思決定をサポートする常務補佐を1年担当。幅広いサービスの売上進捗管理やリカバリープラン策定、米国本社や他国との情報連携を実施。その後パートナー営業部門へ異動し、外資系パートナー企業のアライアンス営業を約2年半担当。より多くの当社サービスをご販売いただけるように営業推進や研修を行う協業を実施。
公共インダストリーマーケティング部に異動。全国にある中小規模の自治体、医療機関、公益法人向けの内勤営業統括・事業開発・マーケティングを担当。これまで当社と直接接点がなかったお客様に向けた営業活動をインサイドセールスチームと共に行い、クラウド施策を試行錯誤しながら企画・実行。昨年比で過去最高の売上成長やお客様満足度を達成し、チームを代表して創業者ビル・ゲイツ表彰を受賞。
政策渉外・法務本部に異動し、地方創生担当部長に就任。政府・自治体向け働き方改革、医療・教育等への政策提言やプロジェクト推進、規制対応を担当。AI等、テクノロジーがもたらす影響や規制の在り方について提言。
前述のリモートワークプロジェクトや、地方自治体や大学、 地元企業と連携したMicrosoft AI & Innovation Centerの設立など、デジタル人材育成を通じた地方創生プロジェクトも部門横断で企画し現在も継続中。
公共戦略営業本部に異動し、本部長に就任。安全保障、宇宙開発、公共安全、郵便、農業、高速道路、ロードサービス、政府系金融機関といった、多様なお客様と向き合うチームのマネジメントを担当。特にセキュリティを重視されるお客様が多く、また、オンプレミスからクラウドへの移行に慎重なお客様に対して、AI等の最適な提案をチームが実施できるよう、国を超えた多くの担当者と連携できる環境を構築。
教育戦略本部に異動し、本部長 日本教育事業統括 兼 GIGAスクール政策室長に就任。全国の教育機関向けサービスを提供するチームのマネジメントを担当。2025年7月より、高速道路、ロードサービス、農業、郵政事業を担当する社会基盤戦略本部を合わせた教育・社会基盤統括本部を担当する業務執行役員に就任。
就職活動ではグローバルなキャリアを築きたいという漠然とした目標を持っていました。マイクロソフトは私の生まれ故郷であるクウェート含め世界中で事業を展開しており (2025年時点で119か国)、日本はもちろん、地球の裏側に至るまで多くの方が当たり前に利用するサービスを提供している責任ある存在ということが印象に残りました。また、私は文系専攻で技術は正直苦手分野でしたが、テクノロジーが社会にもたらす大きな可能性を感じ入社を決めました。
少子高齢化による労働力不足が起きる日本において、マイクロソフトが提供するインフラからモダンワーク、データ&AI、デバイスに至る幅広いポートフォリオは大きな価値があると考えています。同時に、生成AIが教育や働き方に与える影響など、最先端の、まだ解がない問いに対して向き合い、有識者や多くのお客様と議論できることは大きな成長機会です。国内はもちろん、世界中で共通する課題やお客様に日々向き合っている、多様で優秀な同僚がいます。Teamsを通じてすぐに連携できる環境が整っており、このグローバルなチーム力とサービスの総合力を最大限生かした提案ができることは一番の魅力です。
私が大切にしていることは「会社というチームにおける自分」と「テクノロジーは手段」という考え方です。マイクロソフトの提供する最先端の技術は、世界中の方にご利用いただいています。そのため、社会人年数や社歴に関わらず、 お客様の責任ある立場の方と接する機会が多くあります。これはあくまでもマイクロソフトというチームの総合力による環境です。そのことを正しく理解し、生かすことができれば成長機会が非常に多いですが、勘違いしてしまえば自身の成長の妨げになる可能性があると考えています。
また、テクノロジーはあくまで目的を達成するための手段であり、本質的には「人」が中心にあります。そのため、単にテクノロジーを提供するのではなく、お客様やその更に先にいるエンドユーザー様が抱える課題を想像し、現場に出て勉強し、真に必要とされる価値を届けられるよう常に意識しています。
※本取材は2025年に実施したものであり、組織名称など現在のものと合致しない呼称が含まれている場合があります。
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