最新レポートを掲載し、Microsoft Transparency Hub をリニューアル


原文掲載日 : 2015 年 10 月 14 日
執筆者:ジョン フランク - マイクロソフト 法務&広報、次席法務顧問兼バイスプレジデント

 

マイクロソフトでは、企業の透明性を確保するための新しい Web サイト ― Microsoft Transparency Hub (マイクロソフトの透明性に関するポータル)― (www.microsoft.com/transparency) を公開しています。

 

このサイトは、「Law Enforcement Requests Report」(法執行機関からの要請に関するレポート)、および「U.S. National Security Orders Report 」(米国国家安全保障法に基づく法的命令に関するレポート)や、そして当社に寄せられたオンライン コンテンツの削除要請を詳しく説明した最新レポート「Content Removal Requests Report」など、さまざまなレポートに容易にアクセスできるように作っています。

 

「Law Enforcement Requests Report」と「U.S. National Security Orders Report 」は、デザインを大幅に変更。2015 年上半期を対象とした最新レポートを掲載しています。
ただし、このレポートには 6 か月経過後に報告を行う外国情報活動監視裁判所からのオーダーは含まれていません。
レポートは総じて、弊社に寄せられた顧客データに関する要請件数が、前期の報告期間 (2014 年下半期) に対して比べて変化が少なかったことを示しています。

  • マイクロソフトは、2015 年前半に法執行機関から計 35,228 件の顧客情報開示要請を受けました。2014 年後半の 31,002 件の要請から若干増えています。
  • 法執行要請のうち、顧客がマイクロソフトのサービスを利用して作成、共有、または保管したコンテンツが開示された件数はわずか 3% でした。マイクロソフトは、裁判所の命令または令状なく顧客のコンテンツを開示することはありません。
  • 法的要件を満足していないために拒否した要請件数は再び倍増しました。2015 年前半、マイクロソフトは法的要件を満足していない 4,383 件、すなわち 12% に相当する要請を拒否しました。2014 年後半、マイクロソフトは法的要件を満足していない 2,342 件の要請を拒否しました。
  • 5 か国 (米国、英国、トルコ、フランス、ドイツ) の法執行機関から受けた要請は、2015 年前半に受けた要請の 72.7% になります。

 

以上 2 つのレポートに加え、初めて発行したのが「Content Removal Requests Report」です。
今回のレポートの対象に含まれる要請の大部分は、コンテンツへのリンクをマイクロソフトの検索エンジンである Bing から削除するものです。
今回のレポートでは、マイクロソフトが受けた以下の 3 つのカテゴリーの要請について詳しく説明しています。

  • 地域法またはマイクロソフトの利用規約への違反に基づく政府からの要請
  • 作品の著作権を侵害されたとする著作権保持者からの要請
  • 2014 年に欧州司法裁判所が下した判決「忘れられる権利」を受けて、欧州在住者から寄せられた要請

 

今回のレポートでは、「透明性」と「表現の自由」についてマイクロソフトがその義務を忠実に果たしながら、どのように地域法と知的財産法の遵守に努めてきたのかを、図で説明しています。
本日報告するカテゴリーにさまざまな要請を盛り込みつつ、以下の種類の要請について検討と整理を行い、以下の通りにガイドラインを設けました。

  • マイクロソフトは、コンテンツ削除要請を書面で提出するよう求めます。
  • マイクロソフトは、検索結果からコンテンツを削除したことをユーザーに通知します。たとえば、政府からの要請や著作権に関する要請については、コンテンツへのリンクを削除する場合、該当する検索結果ページの下部に注意書きを表示します。忘れられる権利に基づく要請については、プライバシーの侵害を伴うため、欧州のすべての検索結果ページの下部に、さらに一般的な注意書きを表示し、判決の結果を受けて削除したコンテンツへのリンクについては検索結果に含まれない場合がある旨を表示します。
  • マイクロソフトは、要請が出された国または地域のマーケット専用版 Bing からのコンテンツ削除要請については制限を設けます。ただし、著作権に関する要請については除外し、世界的規模で削除します。

 

今回創刊した「Content Removal Requests Report」は、Version 1 と呼ぶべきものですが、過去に「Law Enforcement Requests Report」、および「U.S. National Security Orders Report 」の創刊に似ています。
2 つのレポートが内容を充実させてきたのと同様に、「Content Removal Requests Report」も将来にわたって、詳細情報およびカテゴリーを追加して内容を充実させていく予定です。

 

また、その他のさまざまなトピックに関するレポートもそこに集め、マイクロソフトが上記のような要請や世界的規模で進めている独自の取り組みについて透明性を高めるためにどのように尽力してきたのか顧客にさらに理解していただくよう努めることで、マイクロソフトが新たに立ち上げたMicrosoft Transparency Hub は進化し続けるでしょう。

この記事は 2015 年 10 月 14 日に Microsoft On The Issues に投稿された記事 New Transparency Hub debuts with latest reports の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。