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業界

企業の財務: マイクロソフト の見解

財務とテクノロジの融合に関するマイクロソフトの見解をご紹介します。

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今日の財務担当役員には、戦略の立案、リスクの管理、問題の解決方法の考案、また各種データ分析のいずれについても優れた手腕が求められます。財務担当の役割は、データの分析を事業運営に役立てることから、問題の解決や戦略の立案までと、多岐にわたっています。大局的な事業構想を戦略に落としこみ、企業の戦略を策定するなど、事業の成長のためにますます多くの責任を引き受けるということは、つまり俊敏性、生産性、規模について考えるということにほかなりません。企業が先端技術に投資するときのことを考えてみると、自分の方針が、財務部門と企業全体のいずれにとっても合理的であるかを考慮しているはずです。結局のところ、事業の意思決定の精度の向上、生産性向上、従業員のエンゲージメントが重要なのです。

テクノロジには現在、4 つの大きなトレンドがあります。洞察、クラウド プラットフォーム、モバイルの生産性、およびソーシャルです。この 4 つのトレンドは現在、ビジネスのあり方を大きく変えつつあり、それぞれが財務部門に対しても幅広く影響を及ぼすことが予想されます。

最新のビジネス インテリジェンス ツールを使えば、ますます大量かつ多様なデータから得られた要素を結びつけ、回帰分析、相関分析、および将来の事業シナリオの予測に役立てることができます。さらに、こういったツールは使いやすいことが多く、セキュアにセルフサービスで利用できるビジネス インテリジェンス ツールが今や現実のものになっていると言えます。

クラウドでは、以下の面からビジネスの俊敏性を実現します。

    • 資本支出から営業費へのシフト
    • 管理費用の削減
    • 新しい製品またはサービスの開発に向けたイノベーションの加速

クラウドにはほかにも、IT 予算の透明性を高めることによって、投資の指針となるデータを得たり、利益につながる要素 (営業費の削減要素) を明らかにしたりできるという利点があります。

  • モバイル デバイスからインターネットにアクセスする割合は、有線接続を上回ります。このことは、現代の職場に対してどのような影響を及ぼすでしょうか。従業員に各自が保有するデバイスの使用を認めた場合のコストへの影響はどうでしょうか。また、場所や時間を問わずコラボレーションと生産性向上を実現するツールに投資する価値はどれほどでしょうか。
  • ソーシャル コンピューティングは現在、単にソーシャル メディア ネットワーク内の流行にとどまらず、企業の内外で意思決定、活動、業績を推進する重要な戦略的基盤となっています。

ここに挙げた大きなトレンドに乗って企業が事業を展開していくにあたり、財務担当役員には、戦略面およびセキュリティ面で会社を支援する重要な機会と責任があります。柔軟性に富む統合型テクノロジ ソリューションを構築して、セキュリティを確保しながらも簡単にデータにアクセスできるようになれば、意思決定の精度の向上、リスクの評価と管理、および効率の最適化が実現します。

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意思決定の精度向上
データが増えれば増えるほど、業務でそれにアクセスする必要のある人間が増えていきます。財務部門のリーダーにとっての課題は、事業に対する影響を抑えつつも、高度なセキュリティを確保した役割ベースのアクセスを実現することにあります。マイクロソフトのテクノロジなら、高度なセキュリティを備えたリアルタイムの分析機能とレポート機能が利用できます。このテクノロジには、データ アクセス機能とセキュリティ機能が組み込まれているため、将来を見据えたレポートや処理を短期間で設計していくことが可能になります。Microsoft Excel Power View などのデータ可視化ツールでは、デバイスを問わず、適切な洞察を適切なタイミングで適切な人に届けることができます。従業員全員が、特殊な専門技術がなくとも必要に応じてデータを自在に加工できます。組織内でデータへのアクセスや利用が増えても、財務チームおよび社内全体での継続性が確保できます。

複雑な内容の質問に迅速に答えなければならないことが多い財務担当役員にとって、リアルタイムでのデータ分析とコラボレーションのためのテクノロジの組み合わせは、強力な助っ人となります。

リスクの評価と管理
財務部門の役割の中心となるのは、リスクを理解し、管理することです。従業員にセルフサービス式のリスク管理ツールを用意するときであっても、会社に対する戦略面のリスクを評価するときであっても、適切なテクノロジを使用すれば、会社の将来にとって脅威となる社内外の要素の全容を把握できるようになります。たとえば、セルフサービス ポータルでは、従業員が必要とする情報をすぐに利用できます。不正行為防止、調達などに関するポリシーおよびフォームに従業員がアクセスできるようになるほか、あらかじめ組み込んであるワークフローによる迅速な承認や、潜在的問題の回避のためのリアルタイム レポート機能が使用できます。

効率の最適化
顧客に対するアプローチ方法でも従業員同士の共同作業の方法でも、効率を最適化できれば、財務部門、会社全体とも生産性が向上し、事業にかかる費用を削減することができます。クラウド テクノロジは、この効率性向上を達成する手段の 1 つとなります。つまり、パブリック クラウド、プライベート クラウド、ハイブリッド クラウドのどれを使っても、その事業の生産性や IT 資源の利用を最適化する新しいアプリケーションの構築に役立ちます。Microsoft Office 365 などのクラウド サービスも、ツールおよび情報にどこからでもアクセスできるようになるという点で、従業員の業務効率の向上に寄与します。また、これは資本支出から営業費へのシフトを実現するものでもあります。さらに、統合コミュニケーション ツールによってスループットが向上し、出張の回数が減るため、費用の削減が期待できます。また、ツールを活用して共同作業が可能になるため、企業文化の統一を図ることもできます。

意思決定の精度向上

  • 洞察と影響をデータから読み取る
  • コラボレーション ツールによりプロセスを合理化する

リスクの評価と管理

  • 自動化ツールによりリスクを管理する
  • リスクを軽減しながら成長を推進する
  • 接続されたプラットフォームでビジネスを変える

効率の最適化

  • 従業員がいつでも、どこからでもアクセスできる
  • 統合コミュニケーション ツールによってコストを削減する
  • 情報の共有とイノベーションを加速する

今日の財務担当役員は、戦略、戦術の両面から優先事項としてテクノロジを検討し、収益性、成長、および生産性の強化に向けた社内目標の達成を支援するという点で、これまでにない役割を担っていると言えます。接続されたプラットフォームなら、リスクを最小限に抑えつつ、今日のテクノロジのトレンドを最大限活用することができます。

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