ファースト ステップ ガイド Microsoft(R) Windows(R) Server 2003, Standard Edition Microsoft Corporation このドキュメントに記載されている情報 (URL 等のインターネット Web サイトに関する情報を含む) は、将来予告なしに変更することがあります。このソフトウェアおよび関連するドキュメントで使用している会社、組織、製品、人物、出来事などの名称は架空のものです。実在する商品名、団体名、個人名などとは一切関係ありません。お客様ご自身の責任において、適用されるすべての著作権関連法規に従ったご使用を願います。このドキュメントのいかなる部分も、米国 Microsoft Corporation の書面による許諾を受けることなく、その目的を問わず、どのような形態であっても、複製または譲渡することは禁じられています。ここでいう形態とは、複写や記録など、電子的な、または物理的なすべての手段を含みます。ただしこれは、著作権法上のお客様の権利を制限するものではありません。 マイクロソフトは、このドキュメントに記載されている内容に関し、特許、特許申請、商標、著作権、またはその他の無体財産権を有する場合があります。別途マイクロソフトのライセンス契約上に明示の規定のない限り、このドキュメントはこれらの特許、商標、著作権、またはその他の無体財産権に関する権利をお客様に許諾するものではありません。 (C) 2003 Microsoft Corporation. All rights reserved. Microsoft、MS-DOS、MS、Windows、および Windows NT は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。この製品に含まれているグラフィック フィルタ ソフトウェアは、Independent JPEG Group の技術を部分的に利用しています。 TrueType は、Apple Computer, Inc. の登録商標です。MS 明朝体および MS ゴシック体は、リョービ イマジクス株式会社の書体を基にデザインされています。Microsoft IME の辞書作成に際しては、九州芸術工科大学 稲永紘之先生、読売新聞社、青空文庫、株式会社 まぐまぐ、株式会社 アボック社、以上の方々のご協力をいただきました (順不同)。 記載されている会社名、製品名には、各社の商標のものもあります。 このマニュアルは、Microsoft Word for Windows を使用して製作しました。 目次 第 1 章 はじめに 『ファースト ステップ ガイド』を使用する その他の情報の参照先 Windows 導入ガイドとリソース キットの情報を検索する サポート ツール 第 2 章 Windows Server 2003ファミリの新機能 管理、セキュリティ、および最高のパフォーマンスのための機能 サーバーの信頼性 サーバーの可用性 サーバーのスケーラビリティ サーバーの管理の容易さ パフォーマンスおよび調整機能 認証およびスマート カードのサポート その他のセキュリティ機能 リモート管理 メンテナンスおよび製品の更新 国際化に関する機能 ファイル、印刷、およびコラボレーション サービスに関する機能 Active Directory コラボレーションに関する機能 ディスクおよびファイルの管理機能 プリンタおよびプロトコルのサポート インターネット、アプリケーション、およびネットワーク サービスに関する機能 Microsoft .NET Framework インターネットおよび電子メールのサービスと機能 アプリケーションと開発のサポート 既存のシステムのサポート アプリケーションのサポート 管理と展開 ターミナル サーバーの機能 開発のサポート ネットワーク プロトコルとテクノロジ 第 3 章 アップグレードの準備 アップグレードと新規インストールの比較 アップグレードが可能なオペレーティング システム システムの要件とハードウェアの互換性 システムの要件 ハードウェアの互換性 プラグ アンド プレイに対応していないデバイスのインベントリの取得 大容量記憶装置ドライバとセットアップ処理 独自のハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) ファイルの使用 ACPI BIOS とは 更新済みドライバとその他のセットアップ ファイルを入手するための動的な更新の使用 確認しておく必要のある重要なファイル Windows 2000 ドメイン コントローラを含むドメインでのアップグレード Windows 2000 ドメイン コントローラを含むドメインでのアップグレードの準備 Windows NT 4.0 ドメインでのアップグレード Windows NT 4.0 ドメインにおけるサーバーのアップグレード プロセスの各段階 Windows NT ドメインでサーバーをアップグレードするための基本的な準備作業 ボリューム セット、ミラー セット、またはストライプ セットかパリティ付きストライプ セットの処理 サーバーの役割と Windows NT からのサーバーのアップグレード順序の計画 Windows NT ドメイン内のすべてのサーバーのアップグレードで利用できる機能 Windows NT ドメイン内の最初のドメイン コントローラのアップグレードで利用できる機能 Windows NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレード用の DNS の計画 バックアップの実行と Windows NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレードの実施 Service Pack の適用、バックアップの実行、およびその他の準備作業 プライマリ ドメイン コントローラのアップグレード後の [Active Directory のインストール ウィザード] の実行 最初のサーバーのアップグレード後の Active Directory についての確認 Windows NT 4.0 からその他のアップグレード作業を完了する 第 4 章 アップグレードのためのセットアップの実行 システムでのアップグレード準備 システム ログでのエラーの確認 ファイルのバックアップの作成 アップグレード用のミラー セットおよびその他のディスク セットの準備 (Windows NT 4.0 のみ) UPS の接続解除 ハードウェアとソフトウェアの確認 アップグレードのためのセットアップの開始 大容量記憶装置ドライバまたは HAL ファイルの提供 大容量記憶装置ドライバとセットアップ処理 独自の HAL ファイルの使用 アップグレードの開始 無人セットアップの計画 Windows Server 2003 ファミリの製品のライセンス認証 製品のライセンス認証と製品登録の比較 第 5 章 新規インストールの準備 アップグレードと新規インストールの比較 システムの要件とハードウェアの互換性 システムの要件 ハードウェアの互換性 プラグ アンド プレイに対応していないデバイスのインベントリの取得 大容量記憶装置ドライバとセットアップ処理 独自のハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) ファイルの使用 ACPI BIOS とは 更新済みドライバとその他のセットアップ ファイルを入手するための動的な更新の使用 確認しておく必要のある重要なファイル 新規インストールに関する決定事項 ライセンス モードの選択 コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールするための条件 オペレーティング システムを 1 種類だけインストールする理由 複数のオペレーティング システムを実行できるようにコンピュータをセットアップするための要件 複数のオペレーティング システムとファイル システムの互換性 コンピュータに Windows NT 4.0 と Windows Server 2003, Standard Edition をインストールする場合 複数のオペレーティング システムと暗号化ファイル システム インストール パーティションのファイル システムの選択 NTFS の使用を目的としたパーティションの再フォーマットまたは変換 NTFS と FAT および FAT32 の比較 NTFS 新規インストールのディスク パーティション計画とボリューム計画 リモート インストール サービスに対するディスク パーティションの要件 ディスクをパーティションに分割するときのオプション ダイナミック ディスクとセットアップの処理 ボリューム セット、ミラー セット、またはストライプ セットかパリティ付きストライプ セットの処理 ダイナミック ディスク上のマルチディスク ボリュームの種類 ネットワーク : TCP/IP、IP アドレス、および名前解決 IP アドレス TCP/IP の名前解決 ワークグループまたはドメインの選択 ドメイン コントローラとメンバ サーバーの計画 Windows Server 2003 ファミリのドメイン コントローラに関する特記事項 ドメインについての追加情報 第 6 章 新規インストールのセットアップの実行 新規インストールを行うためのシステムの準備 システム ログでのエラーの確認 ファイルのバックアップの作成 ドライブの圧縮の解除 ミラー セットとその他のディスク セットの準備 (Windows NT 4.0 のみ) UPS の接続解除 セットアップの開始 大容量記憶装置ドライバまたは HAL ファイルの提供 大容量記憶装置ドライバとセットアップ処理 独自の HAL ファイルの使用 セットアップの開始 CD から新規インストールを開始する場合 ネットワークから新規インストールを開始する場合 無人セットアップの計画 新規インストールのサーバー設定 Windows Server 2003, Standard Edition のパーティションの 選択または作成 地域と言語のオプションの選択 個人情報の入力 ライセンス モードの選択 コンピュータ名の入力 Administrator アカウントのパスワードの設定 日付と時刻の設定 ネットワークの設定の指定 ワークグループまたはドメインの名前の指定 サーバーの構成 サーバー コンポーネントの選択 Windows Server 2003 ファミリの製品のライセンス認証 製品のライセンス認証と製品登録の比較 付録 A システムの回復とトラブルシューティング 特定の種類のシステムの問題の防止と回復 デバイスおよびデバイス ドライバの問題の防止または回復 重要なファイルの破損の防止または回復 ハードウェアの問題の防止または回復 バックアップとその他の予防措置 バックアップ プログラムの起動 重要なシステム ファイルのバックアップ オプション システム状態のバックアップ時にバックアップされる情報 システムが起動しない場合に使うオプション セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション セーフ モードやその他のスタートアップ オプションの使用 回復コンソール 回復コンソールの使用 自動システム回復 自動システム回復に関して覚えておく事項 バックアップによる自動システム回復の準備 自動システム回復によるシステムの回復 ドメイン コントローラの保護と復元 ドメイン コントローラの保護 ドメイン コントローラの復元 前の Active Directory 構成に戻す ハードウェアの互換性の確認 STOP メッセージのトラブルシューティング STOP メッセージのトラブルシューティング : 一般的な方法 特定の STOP メッセージのトラブルシューティング セットアップに関してよく寄せられる質問 デバイスまたは BIOS の問題のトラブルシューティング ACPI に適合しない BIOS BIOS と ACPI の定義 BIOS の ACPI 準拠 プラグ アンド プレイを使用しない ISA デバイス Sound Blaster SCSI の問題 サポートされていない SCSI ドライバ 付録 B ユーザー補助機能 Windows Server 2003 ファミリの製品のカスタマイズ ユーザー補助の設定ウィザード キーボード、画面、およびサウンドのユーザー補助のオプション Windows Server 2003 ファミリ製品のその他のユーザー補助オプション ヘルプとサポートのユーザー補助に関するトピック アクセシビリティに関する Web サイトとユーティリティのダウンロード アクセシビリティ機能を拡張するためのユーティリティ アクセシビリティ情報の詳細 マイクロソフト Macintosh による、障害のあるかたのためのソリューション 第 1 章 はじめに Microsoft(R) Windows(R) Server 2003 ファミリの『ファースト ステップ ガイド』へようこそ。Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise Edition、Windows Server 2003, Datacenter Edition、および Windows Server 2003, Web Edition から成る Windows Server 2003 ファミリは、Windows 2000 を基に構築されており、より高速で、スケーラビリティと信頼性が高く、管理や既存のシステムとの統合が容易なプラットフォームを提供します。ファイル、印刷、アプリケーション、Web、および通信の強化された新しいサービスによって、より強固で包括的なプラットフォームがミッションクリティカルなビジネス リソースに提供されます。Active Directory(R) ディレクトリ サービス、エンタープライズ クラスのセキュリティ サービスなどの機能が統合されているため、ユーザーが必要とするすべてのリソースに対して、安全で柔軟なアクセスを提供することができます。 この章の内容 (1 から 4): (1) 『ファースト ステップ ガイド』を使用する (2) その他の情報の参照先 (3) Windows 導入ガイドとリソース キットの情報を検索する (4) サポート ツール 『ファースト ステップ ガイド』を使用する: 『ファースト ステップ ガイド』は、1 台から 5 台までのサーバーおよび 100 台以下のクライアントを含むネットワークのインストールまたはアップグレードに役立つ情報を記載しています。さらに多くのサーバーを管理している方は、『ファースト ステップ ガイド』からも役立つ情報を得ることができますが、併せて『Microsoft Windows Server 2003 導入ガイド』も参照してください。このリソースの詳細については、後の「Windows 導入ガイドとリソース キットの情報を検索する」を参照してください。『ファースト ステップ ガイド』を、セットアップ プログラムとサーバーの役割管理と併用することで、サーバーをすばやくセットアップして、実行することができます。その他の情報源、特にヘルプとサポート センターには、サーバーの構成を確立したり、調整したりするための詳細な情報が記載されています。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。詳細については、後述の「その他の情報の参照先」を参照してください。 以下の情報は、『ファースト ステップ ガイド』全体の手引きとしてご利用ください。 機能について調べる場合: 「第 2 章 Windows Server 2003 ファミリの新機能」では、「パフォーマンスおよび調整機能」、「コラボレーションに関する機能」というように、目的別に機能を分類し、解説しています。個々の機能の説明では、使い方のほか、Windows Server 2003 ファミリ製品でどのように拡張されているかについて詳しく説明しています。 アップグレードを行う場合: 第 3 章および第 4 章では、アップグレードの実行に関する情報を記載しています。 ・「第 3 章 アップグレードの準備」では、アップグレードを行う前に参照する必要がある背景情報について説明します。すべてのドメイン コントローラが Windows NT(R) 4.0 を実行しているドメインでのアップグレードなど、特殊なアップグレードの計画手順を示します。 ・「第 4 章 アップグレードのためのセットアップの実行」では、アップグレードの直前にコンピュータを準備する方法、およびアップグレード用のセットアップを実行する方法について説明します。 新規インストールを行う場合: 第 5 章および第 6 章では、新規インストールの実行に関する情報を記載しています。 ・「第 5 章 新規インストールの準備」では、新規インストールを行う前に参照する必要のある背景情報について説明します。この章を参照することにより、インストール パーティションのサイズや、サーバーで使用するライセンス モードの種類など、決定する必要がある項目について理解することができます。 ・「第 6 章 新規インストールのセットアップの実行」では、新規インストールの直前にコンピュータを準備する方法、および新規インストール用のセットアップを実行する方法について説明します。 システムの回復オプションについて調べる場合: 「付録 A システム回復とトラブルシューティング」では、起こりうるシステムの問題に備える方法、システムの回復オプションの使い方、および STOP エラー (オペレーティング システムが機能を停止し、エラー画面が表示されるようなエラー) のトラブルシューティングについて説明しています。 障害のあるかたのためのユーザー補助について調べる場合: 「付録 B ユーザー補助機能」では、Windows Server 2003 ファミリ製品におけるユーザー補助機能について説明し、さらに、ユーザー補助に関連する他の製品および情報の参照先を示しています。 Windows Server 2003 ファミリのその他の情報源については、次の「その他の情報の参照先」を参照してください。 その他の情報の参照先: Windows Server 2003 ファミリの詳細については、次に示す「ヘルプとサポート センター」、「Windows 導入ガイド」、「Microsoft の Web サイト」を参照してください。 ・ヘルプとサポート センター:セットアップを実行した後、使用することができます。ヘルプとサポート センターを開くには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。ヘルプとサポート センターは、Windows Server 2003 ファミリ製品の使用方法の学習に役立つ具体的なアドバイス、チュートリアル、およびデモンストレーションの包括的なリソースです。インターネット上のリソースを含め、すべての Windows ヘルプ リソースにアクセスするには、検索機能、キーワード、およびヘルプの目次を使用します。Windows Server 2003 ファミリで提供されているドキュメント形式のリソースの概要については、ヘルプとサポート センターのヘルプの目次で、「ヘルプと情報へのロードマップ」を参照してください。 ネットワーク環境で、Windows Server 2003 を実行するサーバーを Windows XP Professional を実行するコンピュータから管理する場合は、Windows XP Professional オペレーティング システムのヘルプと Windows Server 2003 ファミリ製品のヘルプが異なることに注意してください。Windows XP Professional を実行するコンピュータでサーバー関連のヘルプを表示する方法については、ヘルプとサポート センターのトピック「別の Windows コンピュータ、CD、またはディスク イメージからヘルプ コンテンツをインストールするには」を参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ・Windows 導入ガイドとリソース キット:後の「Windows 導入ガイドとリソース キットの情報を検索する」で説明します。 ・Microsoft の Web サイト:次の 1 から 7 のサイトが用意されています。 (1) Microsoft Windows Server 2003 ファミリの Web サイト (http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/) この Web サイトには、アプリケーション、ハードウェア、ウォークスルー (チュートリアル)、その他の導入情報など、Windows Server 2003 ファミリに関する情報へのリンクが掲載されています。 (2) Windows Server 2003 ファミリ製品のドキュメントに関する Web サイト (http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/) この Web サイトには、Windows Server 2003 ファミリ製品のヘルプとサポート センターと同じ情報が掲載されています。 (3) Windows カタログの Web サイト (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) この Web サイトには、Windows Server 2003 ファミリ製品向けにデザインされているハードウェアおよびソフトウェアの情報が掲載されています。 (4) Microsoft 製品サポート サービスの Web サイト (http://support.microsoft.com/) (5) マイクロソフト アクセシビリティ Web サイト (http://www.microsoft.com/japan/enable/) (6) Windows 導入ガイドとリソース キット (Web リソース) のサイト(http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報)) (7) Windows リソース キットのサイト (http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/) 注:上記のサイトの URL (Uniform Resource Locator) を入力しても接続できない場合は、ヘルプとサポート センターを表示して、「ハードウェアの互換性」、「サポート リソース」、「ユーザー補助機能」などのトピックのリンクを使って接続してください。入力したリンクが機能しないときは、ヘルプとサポート センターに記載されているリンクを使うと機能する場合があります。 Windows 導入ガイドとリソース キットの情報を検索する: Windows 導入ガイドとリソース キットには、情報技術 (IT) 担当者が Windows を正常に展開し、操作するための技術情報およびツールが提供されています。Windows 導入ガイドとリソース キットの購入方法の詳細、またはこのドキュメントの Web 版については、Windows 導入ガイドとリソース キットの Web サイト (http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報)、およびhttp://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/) を参照してください。Windows XP および Windows Server 2003 ファミリの Windows 導入ガイドとリソース キットのドキュメントには、以下の情報が含まれています。 Microsoft Windows XP Professional リソース キット: 『Microsoft Windows XP Professional リソース キット』(Windows XP Professional Resource Kit) には、Windows XP Professional および Windows XP 64-Bit Edition のコア テクノロジのインストール、構成、およびサポートに関する情報が記載されています。これには、印刷版および付属の CD に収録された詳細検索が可能なオンライン フォーマットの両方があります。 Microsoft Windows Server 2003 導入ガイド (英語情報): 『Windows Server 2003 導入ガイド』は、ビジネスのニーズや IT の目標に合わせて Windows Server 2003 テクノロジをデザインし、展開するためのガイドラインおよび推奨プロセスを提供します。このキットの内容は、次の 1 から 6 のとおりです。 (1) Deploying Network Services: このドキュメントは、TCP/IP ネットワークの構築、DHCP と DNS の展開、および WINS の展開に役立つガイドラインなど、ネットワークの展開について説明しています。このドキュメントには、ワイヤレス ネットワーク、ネットワーク セキュリティ、およびリモート アクセス接続に関する情報も記載されています。 (2) Designing and Deploying Directory and Security Services: このドキュメントは、ドメインのアップグレードや再構成など、ディレクトリ サービスのデザインと展開に役立つガイドラインを提供します。このドキュメントには、認証、アクセス制御、公開キー インフラストラクチャ (PKI)、およびスマート カードなど、分散セキュリティ サービスの計画および展開に関するガイドラインも含まれています。 (3) Planning Server Deployments: このドキュメントは、ファイル サーバー、プリント サーバー、サーバー クラスタ、ネットワーク負荷分散クラスタ、およびターミナル サービスのデザインと展開に役立つガイドラインを提供します。このドキュメントには、記憶域、高可用性、およびリモート サーバー管理の計画に関する情報も含まれています。 (4) Automating and Customizing Installations: このドキュメントは、自動インストール、多言語の展開、および互換性テストに関する展開計画情報を提供します。また、無人インストール、イメージベースのインストール、およびリモート インストール サービス (RIS) によるインストールのデザイン情報も提供します。 (5) Designing a Managed Environment: このドキュメントは、グループ ポリシー インフラストラクチャ、セキュリティ ポリシー、グループ ポリシーベースのソフトウェア展開、修正プログラムの管理、およびユーザー データとユーザー設定の管理戦略について、デザインおよび展開に役立つガイドラインを提供します。 (6) Deploying Internet Information Services (IIS) 6.0: このドキュメントは、中規模から大規模のアプリケーション サーバー環境における、インターネット インフォメーション サービス (IIS) 6.0 ソリューションのデザインおよび展開に関する規定のガイドラインを提供します。 『Windows Server 2003 導入ガイド』には、次の 1 から 4 が収録された CD も付属しています。 (1) Windows Server 2003 導入ガイド』のドキュメント。これらのドキュメントはすべて詳細検索が可能なオンライン フォーマットで提供されています。 (2)「Planning for Deployment」の章。この章は印刷版のキットには含まれていません。 (3) 数百種類の Windows 導入ガイドとリソース キットのツールおよびそのヘルプ。 (4) Windows レジストリのテクニカル リファレンス。 Microsoft Windows Server 2003 リソース キット: 『Windows Server 2003 リソース キット』は、企業が Windows Server 2003 のテクノロジを最大限に利用できるよう、詳細なオペレーティング システムの情報とツールを提供します。このキットの内容は、次の 1 から 6 のとおりです。 (1) Directory Services Guide: このドキュメントは、データ記憶域、Active Directory スキーマ、レプリケーションのほか、バックアップや復元などのサービスの操作を含む Active Directory ディレクトリ サービスのテクニカル リファレンスです。 (2) Distributed Services Guide: このドキュメントは、認証、アクセス制御、証明書サービス、グループ ポリシーなど、セキュリティ、変更の管理、および構成の管理に関する情報を提供します。 (3) Internetworking Guide: このドキュメントは、ルーティングおよびリモート アクセス サービス、仮想プライベート ネットワーク、UNIX と NetWare との相互運用性など、ルーティング、リモート アクセス、および相互運用性の問題に関する情報を提供します。 (4) Networking Guide: このドキュメントは、TCP/IP、DNS、ワイヤレス ネットワークなどのさまざまなネットワーク テクノロジに関する情報を提供するほか、ネットワークのセキュリティおよび管理について説明しています。 (5) Server Management Guide: このドキュメントは、データとデバイスの管理、リモート管理、Windows クラスタなど、サーバーの管理に関する情報を提供します。 (6) Internet Information Services (IIS) 6.0 リソース ガイド: このドキュメントは、インターネット インフォメーション サービス (IIS) 6.0 の Web アプリケーション プラットフォームとしての実行、IIS の安全性の維持、IIS の監視と調整、プログラムによるサーバーの管理、および大規模な展開を管理するための IIS のビルトイン拡張機能の利用に関する情報を提供します。 『Windows Server 2003 リソース キット』には次の 1 から 3 が収録された CD も付属しています。 (1)『Windows Server 2003 リソース キット』のドキュメント。これらのドキュメントはすべて詳細検索が可能なオンライン フォーマットで提供されています。 (2) 数百種類の Windows 導入ガイドとリソース キットのツールおよびそのヘルプ。 (3) Windows レジストリのテクニカル リファレンス。 Windows 導入ガイドおよびリソース キットの詳細については、Windows 導入ガイドおよびリソース キットの Web サイト (http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報)、および http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/) を参照してください。 サポート ツール: Windows オペレーティング システムには多数の便利なツールが組み込まれていますが、その他にも、追加のサポート ツールがセットアップ CD に含まれています。ただし、これらはオペレーティング システムと共にはインストールされません。サポート ツールのセットアップ プログラムを使用して、個別にインストールする必要があります。これらのツールは、ネットワーク管理者および Microsoft サポート担当者がコンピュータの問題を診断および解決するときに役に立ちます。サポート ツールの詳細については、ヘルプとサポート センターのヘルプ トピック「Windows CD-ROM に含まれているサポート ツール CD」を参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 警告:一部のサポート ツールは、操作を誤ると、コンピュータが停止してしまうことがあります。サポート ツールは、詳しい知識を持つユーザーだけがインストールし、利用するようにしてください。 注:CD からサポート ツールをインストールするには、管理者、または Administrators グループのメンバとしてログオンする必要があります。サポート ツールとサポート ツールのヘルプ (Suptools.chm) は、英語版で提供されます。これらを英語版以外のオペレーティング システムにインストールすると、ヘルプとサポート センターのヘルプの目次に、サポート ツールの英語の内容が英語以外の内容と混在した形で表示されます。サポート ツールのセットアップ プログラムでは、すべてのサポート ツールのファイルとドキュメントがハード ディスクにインストールされます。セットアップが完了すると、[スタート] メニューの [すべてのプログラム] に [Windows Support Tools] フォルダが作成されます。 第 2 章 Windows Server 2003ファミリの新機能 Microsoft(R) Windows(R) Server 2003, Standard Edition には、強力なネットワーク、アプリケーション、およびコラボレーション サービスが含まれています。Windows Server 2003, Standard Edition は、高水準の信頼性およびスケーラビリティを実現すると共に、柔軟な管理サービスによってコンピューティング費用を抑制します。また、ビジネス アプリケーションを実行するための最高の基礎を提供します。 この章の内容 (1 から 3): (1) 管理、セキュリティ、および最高のパフォーマンスのための機能 (2) ファイル、印刷、およびコラボレーション サービスに関する機能 (3) インターネット、アプリケーション、およびネットワーク サービスに関する機能 管理、セキュリティ、および最高のパフォーマンスのための機能: Windows Server 2003 ファミリには、強力なセキュリティとパフォーマンスを提供する一方、ニーズに応じたデータ アクセス、記憶域、およびデータ交換を保証する機能が含まれています。 ここでは、次の 1 から 7 に関連する内容ついて説明します。 (1) サーバーの信頼性、可用性、スケーラビリティ、および管理の容易さ (2) パフォーマンスおよび調整機能 (3) 認証およびスマート カードのサポート (4) その他のセキュリティ機能 (5) リモート管理 (6) メンテナンスおよび製品の更新 (7) 国際化に関する機能 注:この章で説明する機能の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 サーバーの信頼性: 信頼性とは、コンピュータ システムまたはデバイスが一定の期間にわたって指定された条件で機能する可能性のことです。信頼性と密接な関係にある可用性に関する機能の詳細については、後の「サーバーの可用性」を参照してください。Windows Server 2003 ファミリは、より高いサーバーの信頼性を実現するのに役立つ、以下の強化された機能を提供します。 メモリ管理の向上: Windows Server 2003 ファミリではメモリ管理が強化され、サーバーの速度、信頼性、および柔軟性が大幅に向上しています。 信頼性の高いシステム アーキテクチャ: 堅牢なシステムは、アプリケーションやサービスで問題が発生した場合も、高い信頼性を提供します。たとえば、応答のないアプリケーションの処理能力が向上し、このようなアプリケーションで、ウィンドウの移動、サイズ変更、最小化、閉じるなどの操作を行うことができます。また、更新したドライバが正常に機能しない場合は、前のドライバに戻すこともできます。システムのサポート インフラストラクチャにより、以前の Windows オペレーティング システムで動作していたアプリケーションは、Windows Server 2003 ファミリ製品でも引き続き動作します。 診断ツール: このリリースでは診断ツールが強化されており、これらを使用してシステム状態を監視し、障害を防ぐことができます。 セーフ モードによる起動: セーフ モードを使用して、最小限のドライバおよびサービス構成でオペレーティング システムを起動し、起動時のイベント シーケンスが記録されたログを表示できます。セーフ モードを使用すると、通常の起動を妨げているドライバやその他のコンポーネントの問題を診断することができます。 回復コンソール: 回復コンソールを使用すると、ドライバやファイルの問題など、ソフトウェアの問題によって起動が妨げられているシステムで、コマンド ライン コンソールを起動できます。回復コンソールからは、基本的なコマンドを使ってシステムの回復を試みることができます。 Windows ファイル保護: Windows ファイル保護は、.sys、.dll、.ocx、.ttf、.fon、.exe ファイルなどの保護されたシステム ファイルの置換を防止します。Windows ファイル保護はバックグラウンドで実行され、オペレーティング システムで必要なファイルが他のプログラムによって変更されるのを防ぎます。 バックアップ ユーティリティの拡張: テープ ドライブ、外部ハード ディスク、Zip ディスクなど、広範な記憶メディアにデータをバックアップできます。 自動システム回復: 自動システム回復 (ASR) は、ハード ディスクに障害が発生したり、システムに重大な損傷が生じた場合に、システムの回復を補助します。ASR に必要なバックアップ材料は、バックアップに含まれるウィザードを使って簡単に準備できます。ASR を標準のバックアップ (データおよびアプリケーション バックアップ) と組み合わせて使用すると、システムをバックアップされたときの状態に戻すことができます。 互換モード: 新しい互換モード機能では、多くの一般的なアプリケーションがそのまま使えるような既定の設定のままでの互換性を確保します。互換モード テクノロジは、Windows 95、Windows 98、Windows NT(R) 4.0、または Windows 2000 オペレーティング システムの動作をより綿密に反映した環境を提供します。これらのモードによって、古いアプリケーションの正常な実行を妨げている最も一般的な問題のいくつかが解決されます。移行後に問題が発生したアプリケーションは、互換性が保証されるいずれかの環境から起動すると、問題を解消できる可能性があります。また、上級ユーザーは、このテクノロジを利用して、独自のアプリケーションに対するソリューションを作成することもできます。 サーバーの可用性: 可用性とは、アプリケーション、サービス、またはシステムによって提供されるサービスのレベルです。可用性の高いシステムでは、計画されているかいないかに関係なく、ダウン時間が最小限に抑えられます。Windows Server 2003 ファミリは、重要なビジネス ソリューション向けに、高水準のサーバーの可用性をサポートしています。また、このオペレーティング システムは、高度なフォールト トレランス機能およびシステム回復機能も装備しています。Windows Server 2003 ファミリは、より高いサーバーの可用性を実現するのに役立つ、以下の強化された機能を提供します。 サーバー クラスタ (Windows Server 2003, Enterprise Edition およびWindows Server 2003, Datacenter Edition のみ): サーバー クラスタは、重要なリソースとアプリケーションに高い可用性、スケーラビリティ、および管理の容易さを提供します。クラスタ内の複数のサーバー (ノード) の通信は常に維持されます。クラスタ内の、あるノードが障害や保守のために利用できなくなった場合は、直ちに他のノードがサービスの提供を開始します (フェールオーバー処理)。クラスタにアクセスしているユーザーは、サーバー ベースのリソースに常にアクセスできます。 ネットワーク負荷分散: ネットワーク負荷分散は、ミッションクリティカルなサーバーにおけるインターネット サーバー プログラムの可用性およびスケーラビリティを向上させます。ネットワーク負荷分散の 2 種類の主な役割は、Web サーバー プログラムに高可用性を提供することと、サーバーのパフォーマンスを拡張することです。2 台以上のコンピュータのリソースをひとつのクラスタに統合すると、ネットワーク負荷分散によってネットワーク トラフィックの受信が分散され、信頼性およびパフォーマンスが向上します。 サーバーの再起動の抑制: サーバーを再起動せずに多数のアクティビティを実行できるため、ハードウェアおよびソフトウェアを簡単に構築できます。実行できるアクティビティには次の 1 から 4 がありますが、これらに限定されるわけではありません。 (1) 記憶域ボリュームの拡張 (2) ネットワーク プロトコルの構成 (3) 記憶域の動的管理 (ダイナミック ボリューム管理) (4) PCI (Peripheral Component Interconnect) およびその他のプラグ アンド プレイ ハードウェアの設定の再構成 プラグ アンド プレイ: プラグ アンド プレイ (ハードウェアおよびソフトウェア サポートの組み合わせ) により、サーバーはハードウェア構成の変更を、ユーザーの操作および再起動を必要とせずに自動的に認識してそれに適応します。プラグ アンド プレイを使用すると、90% を超える予定されたシステムの再起動を抑制することができます。 ミラー ボリュームからの起動: 適切な準備を行うことにより、サーバーをミラー ボリュームの冗長コピーから起動することができます。これにより、サーバーの回復や定期メンテナンスによってシステムを使用できない時間が短縮されます。 User State Migration ツール: User State Migration ツールは、ユーザーが行った設定、およびユーザーが作成したファイルやドキュメントをキャプチャし、復元することによって、展開を支援します。ユーザーは、電子メール サーバー、プロキシ サーバー、デスクトップの配色、壁紙などに関するデスクトップ設定を再構成する必要はありません。 緊急管理サービス: 適切なハードウェアと統合された緊急管理サービスを使用すると、標準のリモート管理ツールやメカニズムを使ってもサーバーを利用できない場合に、リモート管理タスクおよびシステム回復タスクを実行できます。 記憶域ネットワークとネットワーク アクセス サーバーのサポート: Windows Server 2003 ファミリにおける記憶域ネットワーク (SAN) およびネットワーク アクセス サーバー (NAS) のサポートには、サーバーの可用性を高めるための新しいシステム拡張が多数含まれています。これらの拡張には、SAN および NAS サーバーへの接続など、フォールト トレラントなネットワーク関連のシナリオが含まれます。SAN に接続する場合、Windows Server 2003 ファミリはマルチパス フェールオーバーをサポートします。これにより、Windows 2000 Server、Windows 2000 Advanced Server、Windows 2000 Datacenter Server、または Windows Server 2003 ファミリ製品を実行するホスト サーバーから SAN ボリュームまでの冗長パスが有効になります。Windows Server 2003 ファミリは、NAS への接続および NAS としての使用もサポートしています。 サーバーのスケーラビリティ: スケーラビリティとは、パフォーマンスに関する要求の拡大に合わせて、コンピュータ、サービス、またはアプリケーションをどの程度うまく拡張することができるかを示す尺度です。サーバー クラスタの場合は、クラスタの全体的な負荷がクラスタの能力を超えたときに、既存のクラスタに徐々にシステムを追加できる能力を示します。Windows Server 2003 ファミリの製品は、小規模なワークグループからエンタープライズ データ センターまで、さまざまな規模の展開に対応し、最大 64 個のプロセッサと、拡張入出力 (I/O) をサポートします。また、Windows Server 2003 ファミリは、ビジネス アプリケーション向けに、ネットワーク負荷分散とマルチプロセッサの最適化も統合しています。Windows Server 2003 ファミリは、より高いサーバーのスケーラビリティを実現するのに役立つ、以下の強化された機能を提供します。 ハードウェアのスケーラビリティ: 競合価格帯のマルチプロセッサ コンピュータが増え続けても、Windows Server 2003 ファミリの製品を選択すれば、それに対応することができます。 I2O のサポート: I2O ("インテリジェント入出力" とも呼ばれます) アーキテクチャにより、特定の入出力 (I/O) 操作の負荷がセカンダリ プロセッサに分散されるため、サーバーの I/O パフォーマンスが向上します。I2O は、ネットワークに接続されたビデオ、グループウェア、クライアント/サーバー処理など、高帯域幅のアプリケーションの I/O パフォーマンスを向上させます。 対称型マルチプロセッシングの強化: Windows Server 2003 ファミリは、対称型マルチプロセッシング (SMP) 標準に準拠する 1 個または複数の CPU をサポートしています。SMP を使用すると、オペレーティング システムは使用可能なプロセッサ上でスレッドを実行できるため、システムの機能を高めるために追加の処理能力が必要になった場合に、アプリケーションで複数のプロセッサを使用することが可能になります。新しい機能には、SMP ロック パフォーマンス、強化されたレジストリ パフォーマンス、および増強されたターミナル サーバー セッションが含まれます。 ネットワーク負荷分散: ネットワーク負荷分散 (以前の Windows NT Load Balancing サービス (WLBS)) は、受信した TCP/IP トラフィックを複数のサーバーに分散します。クラスタ化されたアプリケーション、特に Web サーバー アプリケーションでは、より多くのトラフィックを処理できるため、可用性が高まり、応答時間も早くなります。 このリリースでは、ネットワーク負荷分散が以下の 1 から 4 のように強化されています。 (1) ネットワーク負荷分散を複数のネットワーク アダプタにバインドできるようになったため、各ホストに複数の独立したクラスタを構成できます。 (2) スイッチの混雑を制限するために、ネットワーク負荷分散にインターネット グループ管理プロトコル (IGMP) サポートが使用されています。これにより、ネットワーク負荷分散クラスタに送信されるトラフィックを、すべてのスイッチ ポートではなく、クラスタ ホストを処理するポートのみに渡すことができます。 (3) 双方向アフィニティにより、Microsoft Internet Security and Acceleration (ISA) Server 2000 を使用しているファイアウォールとプロキシ サーバーの両側で負荷分散を行うネットワーク負荷分散機能が強化されます。双方向アフィニティは、ISA サーバー配列の特定のサーバーを経由するクライアント接続が、再び同じ ISA サーバーに負荷分散されることを保証します。これにより、以前のバージョンでは実現できなかった新しいネットワーク負荷分散の使用シナリオが実現します。 (4) ネットワーク負荷分散マネージャを使用すると、新しいネットワーク負荷分散クラスタを作成して、1 台のリモート コンピュータまたはローカル コンピュータから、クラスタとそのすべてのホストを構成、管理することができます。 サーバー クラスタ (Windows Server 2003, Enterprise Edition およびWindows Server 2003, Datacenter Edition のみ): サーバー クラスタは、重要なリソースとアプリケーションに高い可用性、スケーラビリティ、および管理の容易さを提供します。クラスタ内の複数のサーバー (ノード) の通信は常に維持されます。クラスタのノードのひとつが障害や保守のために利用できなくなった場合は、直ちに他のノードがサービスの提供を開始します (フェールオーバー処理)。クラスタにアクセスしているユーザーは、サーバー ベースのリソースに常にアクセスできます。 エンタープライズ メモリ アーキテクチャ (64 ビット バージョンを除く Windows Server 2003, Enterprise Edition およびWindows Server 2003, Datacenter Edition のみ): エンタープライズ メモリ アーキテクチャを使用すると、大容量の物理メモリを使用するアプリケーションを実行できます。アドレス ウィンドウ化拡張 (AWE) API で記述されたアプリケーションを使用すると、アプリケーションの仮想アドレス メモリ空間に割り当てることのできる物理メモリが増えるので、パフォーマンスが向上します。メモリが 2 から 4 GB のシステムでは、4 GB 調整 (4GT) とも呼ばれるアプリケーション メモリ調整も使用できます。これにより、オペレーティング システムへのメモリの割り当てを減らして、アプリケーションに 3 GB までの仮想アドレス メモリ空間を割り当てることが可能になります。 インターネット インフォメーション サービス 6.0: インターネット インフォメーション サービス (IIS) 6.0 は、Windows Server 2003 ファミリ、既存の Web アプリケーション、および既存の Web サービスの基礎を提供する完全装備の Web サーバーです。IIS 6.0 は、独立した環境ですべてのアプリケーション コードを実行する、専用のアプリケーション モードを提供します。また、IIS 6.0 は Web ガーデンをサポートしており、その中では、コンピュータ上の同等のプロセスが、通常は単一プロセスで処理される要求の共有を個別に受信するため、マルチプロセッサのスケーラビリティもさらに向上します。 注:既定では、IIS は Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise Edition、および Windows Server 2003, Datacenter Edition の新しいインストール プログラムではインストールされません。[サーバーの構成ウィザード] またはコントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使用して追加してください。 サーバーの管理の容易さ: Windows Server 2003 ファミリは、管理の容易さが向上しているため、Windows アプリケーションやシステムの展開および保守を容易に行うことができます。Windows Server 2003 ファミリは、より高いサーバー管理の容易さを実現するのに役立つ、以下の強化された機能を提供します。 IntelliMirror: コストを削減するには、管理者は、ポータブル システムおよびデスクトップ システムに対する高度な制御を必要とします。IntelliMirror は、この制御を Windows 2000 Professional または Windows XP Professional を実行するクライアント システムで可能にします。IntelliMirror を使用すると、業務の役割、グループ メンバシップ、および場所に基づいてポリシー設定を定義できます。これらのポリシー設定を定義しておくと、Windows 2000 Professional および Windows XP Professional のデスクトップは、特定のユーザーがネットワークにログオンするたびに、ログオン場所に関係なく、そのユーザーの要求に応じて自動的に再構成されます。 Windows Management Instrumentation: Windows Management Instrumentation (WMI) は、Web-Based Enterprise Management (WBEM) 構想に基づくスケーラブルな管理インフラストラクチャです。コマンド ラインおよびスクリプト機能が含まれる WMI を使用すると、ソフトウェア アプリケーション、ハードウェア コンポーネント、およびネットワークに関連するシステム イベントを、監視、追跡、および制御することができます。WMI には、Common Information Model (CIM) に基づいて共通のオブジェクト フレームワークにすべての管理対象オブジェクトを定義する、統一されたスクリプト アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) が含まれます。WMI は、使用可能なクラスを列挙することによって、アプリケーションおよびスクリプトがシステムに使用できる情報を検出できるようにします。WMI を使用すると、要求をフィルタするクエリを発行して非常に特定的な情報を取得し、オリジナルの開発者によって定義されているイベントだけに制限するのではなく、使用者の特定の関心事に基づいて WMI イベントを利用することができます。WMI のフィルタ機能は、グループ ポリシー オブジェクト (GPO) の効果の判定を補助することによって、グループ ポリシー インフラストラクチャを強化します。 Active Directory 移行ツール: Active Directory 移行ツール (ADMT) は、ユーザー アカウント、グループ、およびコンピュータ アカウントを Windows NT 4.0 ドメインから Active Directory ドメイン (ドメイン コントローラが Windows 2000 または Windows Server 2003 を実行しているドメイン) に移行する場合に役立ちます。ADMT は、セットアップ CD の \i386\ADMT フォルダに含まれています。ツールの使用法の詳細については、『Microsoft Windows Server 2003 導入ガイド』(英語情報) の「Designing and Deploying Directory and Security Services」を参照してください。 リモート インストール サービス: リモート インストール サービス (RIS) を使用すると、オペレーティング システムのインストール イメージを作成できるほか、デスクトップ設定やアプリケーションなどの完全なコンピュータ構成のインストール イメージも作成できます。その後、これらのイメージをクライアント コンピュータのユーザーに提供することができます。クライアント コンピュータは、PXE (Pre-Boot eXecution Environment : ブート前実行環境) ROM によるリモート起動をサポートしているか、またはリモート起動フロッピー ディスクで起動する必要があります。 RIS の機能拡張には、Windows Server 2003 ファミリおよび Windows XP 製品の両方のインストールのサポート、RIS インストールの応答ファイル処理による制御の拡大、および回復モードでのネットワークへのアクセスなどが含まれます。 注:リモート インストール サービス (RIS) は、Windows Server 2003, Web Edition では使用できません。 サーバーの役割管理: サーバーの役割管理を使用すると、ひとつの拠点からさまざまなサーバーの役割を設定し、日常的な管理タスクを実行することができます。 管理用リモート デスクトップ: 管理用リモート デスクトップ (以前のリモート管理モードでのターミナル サービス) を使用すると、実質的にネットワーク上の任意のコンピュータからコンピュータを管理できます。ターミナル サービス テクノロジに基づき、管理用リモート デスクトップは、特にサーバーの管理を目的として設計されています。 リモート管理サーバー サポート: リモート管理サーバー サポートは、モニタ、VGA ディスプレイ アダプタ、キーボード、またはマウスのないコンピュータをインストールおよび管理する機能を提供します。この機能には緊急管理サービスも含まれます。緊急管理サービスは、コンピュータの再起動時、ネットワーク上のサーバーが利用不能なとき、またはリモート インストール サービス (RIS) の使用中など、オペレーティング システムが機能しない場合にリモート管理サーバーを管理するメカニズムを提供します。 User State Migration ツール: User State Migration ツールは、ユーザーが行った設定、およびユーザーが作成したファイルやドキュメントをキャプチャし、復元することによって、展開を支援します。ユーザーは、電子メール サーバー、プロキシ サーバー、デスクトップの配色、壁紙などに関するデスクトップ設定を再構成する必要はありません。 緊急管理サービス: 適切なハードウェアと統合された緊急管理サービスを使用すると、標準のリモート管理ツールやメカニズムを使ってもサーバーを利用できない場合に、リモート管理タスクおよびシステム回復タスクを実行できます。 ポリシーの結果セット: ポリシーの結果セット (RSoP) を使用して、グループ ポリシーからコンピュータまたはユーザーに適用されるポリシー設定を、シミュレートおよびテストすることができます。RSoP は既存のポリシーや予約されたポリシーをポーリングするクエリ エンジンで、クエリの結果を通知します。既存のポリシーは、サイト、ドメイン、ドメイン コントローラ、および組織単位に基づいてポーリングされます。RSoP は、この情報を Windows Management Instrumentation (WMI) から収集します。 承認マネージャ: 承認マネージャは、承認関連のタスクを行うための新しいツールです。このツールは、承認サービスを使用するアプリケーションの開発者にとって便利です。また、適切なユーザー権限やアクセス許可が要求される役割およびタスクを実行するためのグループを定義したり、セキュリティ プリンシパルを割り当てる管理者にとっても便利です。 パフォーマンスおよび調整機能: Windows Server 2003 ファミリには、より優れたパフォーマンスと、ニーズや環境に合わせてサーバーを調整する能力を提供する、新しい機能が装備されています。Windows Server 2003 ファミリは、より高いサーバー パフォーマンスを実現するのに役立つ、以下の強化された機能を提供します。 Winsock Direct: Winsock Direct は、Winsock を使用するアプリケーションのシステム エリア ネットワーク (SAN) における通信を高速化し、CPU オーバーヘッドを抑制します。Winsock Direct は、SAN が導入されていれば、分散コンポーネント間で通信を効率化する効果があります。 I2O のサポート: I2O ("インテリジェント入出力" とも呼ばれます) アーキテクチャにより、特定の入出力 (I/O) 操作の負荷がセカンダリ プロセッサに分散されるため、サーバーの I/O パフォーマンスが向上します。I2O は、ネットワークに接続されたビデオ、グループウェア、クライアント/サーバー処理など、高帯域幅のアプリケーションの I/O パフォーマンスを向上させます。 Web アプリケーションまたは Web サイトに対する CPU スロットル: CPU スロットルは、Web アプリケーションやサイトが使用できる CPU の時間を制限するため、プロセッサの時間を他の Web サイトや非 Web アプリケーションに解放することができます。 Web アプリケーションまたは Web サイトに対するプロセス総計: プロセス総計を使用すると、Web サイトの CPU リソースの使用状況に関する情報を取得できます。この情報は、ハードウェアやアプリケーションの変更または改善に関する決定を下す際の重要な要因となります。また、スクリプトやアプリケーションの問題を監視したり、診断したりする場合にも重要です。 予測可能なエンド ツー エンドのサービスの品質: サービスの品質 (QoS) に基づくサービスおよびプロトコルは、ネットワーク全体または複数の異なるネットワークに対し、QoS 対応のプログラムで生成されたトラフィックの保証されたエンド ツー エンド高速配信システムを提供します。 ネットワーク負荷分散: ネットワーク負荷分散 (以前の Windows NT Load Balancing サービス (WLBS)) は、受信した TCP/IP トラフィックを複数のサーバーに分散します。クラスタ化されたアプリケーション、特に Web サーバー アプリケーションでは、より多くのトラフィックを処理できるため、可用性が高まり、応答時間も早くなります。 新しいパフォーマンス ツール: メモリ、レジストリ、ドライバ、およびその他のシステムの障害を診断し、解決するのに役立つ、いくつかの新しいパフォーマンス ツールが用意されています。 ディスク デフラグ ツール: ディスク デフラグ ツールの拡張機能には、新しいコマンド ライン ツールの Defrag.exe が含まれます。ディスク デフラグ ツールと Defrag.exe は、どちらも NTFS ボリュームのマスタ ファイル テーブル (MFT) を最適化できます。 イベント トレースの強化: イベント トレースは、パフォーマンス モニタ、処理容量の見積もりツール、およびシステム リソースの使用状況に関する情報を分析するアプリケーションにとって便利なデータ管理メカニズムを提供します。新しいコマンド ライン ツールは、ローカルまたはリモート コンピュータで、イベント トレース ログのスケジューリング、収集、および分析を制御します。 パフォーマンス オプション パフォーマンス オプションは、最適なパフォーマンスを得るためにコンピュータをすばやく簡単に構成できるよう、プロセッサ、メモリ、および仮想メモリの設定を統合するツールです。 システム モニタの新しいコマンド ライン ユーティリティ: 新しいコマンド ライン ツールは、システム モニタ (Sysmon) を使わずに、ローカルまたはリモート コンピュータでパフォーマンス カウンタ、イベント トレース ログのスケジューリング、収集、および分析を制御するために提供されています。これらのコマンド ライン ツールには、logman、relog、tracerpt、および typeperf があります。 システム モニタの強化: Windows Server 2003 ファミリは、複数のログ ファイルのデータを同時に表示したり、パフォーマンス ログと警告サービスを使って収集された SQL データベース内のデータを表示する機能をサポートしています。パフォーマンス ログ ファイルまたは SQL データベースから選択されたデータは、後から分析できるよう、新しいファイルに保存できます。表示機能の強化により、簡単に複数のカウンタ オブジェクトを選択したり、選択したカウンタのデータ プロパティ ページを一覧ウィンドウから直接表示したりできます。 パフォーマンス ログと警告の強化: Windows Server 2003 ファミリは、1 GB を超えるログ ファイルをサポートしているため、新しいログ ファイル形式を使用して、既存のログ ファイルにパフォーマンス データを追加することができます。データは、Open Database Connectivity (ODBC) データ接続から直接 SQL データベースにログできます。 認証およびスマート カードのサポート: Windows Server 2003 ファミリには、スマート カードを使用するためのテクノロジを含め、広く多彩な認証テクノロジが搭載されています。Windows Server 2003 ファミリは、認証およびスマート カードの使用についてより高いサポートを実現するのに役立つ、以下の強化された機能を提供します。 Kerberos V5 プロトコルの完全サポート: Kerberos V5 のサポートにより、高速な単一ログオン プロセスが実現し、ユーザーは Windows 2000 または Windows Server 2003 ファミリ製品で実行されているエンタープライズ リソースに対して、必要なアクセスを得ることができます。さらに、Kerberos V5 のサポートにより、クライアントとサーバーの両方が認証を与える必要のある相互認証や、ユーザーの資格情報を最後まで追跡する委任認証などを使用できる利点も生じます。 公開キー インフラストラクチャ、証明書サービス、およびスマート カード: 証明書サービスおよび証明書管理ツールを使用して、独自の公開キー インフラストラクチャ (PKI) を展開することができます。PKI を使用すると、スマート カード ログオン機能、クライアント認証 (SSL (Secure Sockets Layer) および TLS (Transport Layer Security) を使用)、セキュリティで保護された電子メール、デジタル署名、セキュリティで保護された接続 (インターネット プロトコル セキュリティ (IPSec) を使用) など、標準に準拠したテクノロジを実装できます。証明書サービスを使用すると、X.509 v3 証明書の発行および失効を行う証明機関を設定し、管理することができます。したがって、商用のクライアント認証サービスに頼る必要がなくなります。ただし、独自の判断で、商用のクライアント認証を PKI に統合することは可能です。 仮想プライベート ネットワーク: 仮想プライベート ネットワーク (VPN) を実装すると、オフィスを離れているユーザーにも、組織のネットワークへの迅速なアクセスを提供して、アクセスにかかる費用を削減することができます。VPN 接続は、インターネットとプライベート ネットワークの間に、セキュリティで保護されたトンネルを作成します。 Windows Server 2003 ファミリには、次の a および b の VPN テクノロジがあります。 (a) PPTP (Point-to-Point トンネリング プロトコル)。認証方法にはユーザー レベルの Point-to-Point プロトコル (PPP) を採用し、データの暗号化には Microsoft Point-to-Point 暗号化 (MPPE) を採用しています。 (b) IPSec 付きレイヤ 2 トンネリング プロトコル (L2TP)。L2TP は、認証方法にはユーザー レベルの PPP を採用し、データの暗号化には IPSec 付きのコンピュータ レベルの証明書を採用しています。 注:Windows Server 2003, Web Edition および Windows Server 2003, Standard Edition では、作成および使用できる PPTP ポート、L2TP ポート、および VPN 接続の数は限られています。これらのオペレーティング システムにおける VPN の制限の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 柔軟な、セキュリティで保護された認証と承認: 柔軟かつセキュリティで保護された認証および承認サービスは、データを保護する一方、インターネット上でビジネスを行う際の障壁を最小限に抑えます。Active Directory(R) は、Kerberos V5、SSL (Secure Sockets Layer) v3、X.509 v3 証明書を使用する TLS (Transport Layer Security) などの複数の認証プロトコルと、ドメインに効率的に割り当てられたセキュリティ グループをサポートします。 インターネット認証サービス: インターネット認証サービス (IAS) を使用すると、ダイヤルアップまたは VPN ユーザーの認証、承認、アカウンティング、および監査を一元管理できます。IAS は、リモート認証ダイヤルイン ユーザー サービス (RADIUS) と呼ばれるインターネット技術標準化委員会 (IETF) のプロトコルを使用しています。 注:インターネット認証サービス (IAS) は、Windows Server 2003, Web Edition では使用できません。Windows Server 2003, Standard Edition では、最大 50 個の RADIUS クライアント、および最大 2 個の RADIUS サーバー グループから成る IAS を構成できます。IAS の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ルーティングとリモート アクセス: ルーティングとリモート アクセスは、Windows NT 4.0 のルーティングとリモート アクセス サービス (RRAS) とリモート アクセス サービス (RAS) の機能に代わるものです。ルーティングとリモート アクセスは、ひとつの統合されたサービスで、ダイヤルアップまたは VPN クライアントからの接続の終了、ルーティング (インターネット プロトコル (IP)、IPX (Internetwork Packet Exchange)、および AppleTalk) の提供、またはその両方を行います。ルーティングとリモート アクセスを使用すると、サーバーをリモート アクセス サーバー、VPN サーバー、ゲートウェイ、または支店のルーターとして使用することができます。詳細については、後の「ネットワーク プロトコルとテクノロジ」を参照してください。 ユーザー名およびパスワードの保存: [ユーザー名およびパスワードの保存] を使用すると、パスワードや X.509 v3 証明書などのユーザー資格情報が保存されるため、これらをリモート コンピュータに関連付けて、自動的に再利用することができます。これにより、ローミング ユーザーなども、一貫性のあるシングル サインオンを使用できるようになります。 ターミナル サーバー経由のスマート カード アクセス: ターミナル サーバーを使用すると、スマート カードに保存されている信頼される X.509 v3 証明書を使用して、リモート デスクトップ接続から Windows Server 2003 ドメインにログオンできます。たとえば、スマート カードを使用して、ターミナル サーバー上の Active Directory にログオンできます。 下位の証明機関の強化: 下位の証明機関 (CA) で限定従属がサポートされたことにより、公開キー インフラストラクチャ (PKI) の管理者は、より厳密なセキュリティと管理目的を実現するために、通常の CA ではなく限定従属の CA を使用することができます。たとえば、限定従属の CA に、限られたソフトウェア アプリケーションだけが使用できる特定のドメインのみを対象として証明書を発行させることができます。 その他のセキュリティ機能: Windows Server 2003 ファミリは、より高いセキュリティ サポートを実現するのに役立つ、以下のような機能改善が追加されました。 暗号化ファイル システム: 暗号化ファイル システム (EFS) は他のアクセス制御を補足することにより、さらに別のレベルのデータ保護を追加します。EFS は統合システム サービスとして動作し、管理が容易で、攻撃を受けにくく、ユーザーに対して透過的な暗号化を提供します。Windows Server 2003 ファミリでは、いくつかの方法で EFS が強化されています。大きなキーを使うほど、より強力な暗号化アルゴリズムを利用できます。複数のユーザーを承認して、暗号化されたファイルを共有することができます。オフラインのファイルも EFS で暗号化できるため、ローカルにキャッシュされたドキュメントを保護することができます。 インターネット プロトコル セキュリティ: インターネット プロトコル セキュリティ (IPSec) を使用すると、イントラネット内の通信をセキュリティで保護して、インターネット全体にセキュリティで保護された VPN ソリューションを作成できます。IPSec はインターネット技術標準化委員会 (IETF) で制定された、TCP/IP トラフィックの暗号化における業界標準です。IPSec 監視機能の強化には、IPSec ポリシーの構成の詳細情報や、アクティブなセキュリティ状態を表示する Microsoft 管理コンソール (MMC) スナップインが含まれます。この機能は、Windows 2000 の Ipsecmon.exe 監視プログラムに代わるものです。 TCP/UDP ポートの所有権: 新しい netstat コマンド オプションは、TCP/UDP (Transmission Control Protocol/User Datagram Protocol) ポートを所有しているプロセスを表示します。この機能を使用して、セキュリティで保護されたサーバー、セキュリティ監査、およびパフォーマンス強化機能を構成することができます。 ソフトウェアの制限のポリシー: ソフトウェアの制限のポリシーを使用すると、実行が許可されているアプリケーションを識別および指定することによって、信頼されていないコードからコンピュータ環境を保護できます。 リモート管理: Windows Server 2003 ファミリは、リモート管理のより高いサポートを実現するのに役立つ、以下の強化された機能を提供します。 Microsoft 管理コンソール: Microsoft 管理コンソール (MMC) を使用すると、必要な管理ツールとプロセスをひとつのインターフェイス内に配置することができます。また、独自に選択したツールであらかじめ構成された MMC を作成することにより、特定のユーザーにタスクを委任することもできます。 Windows Script Host を使ったスクリプト: Windows Script Host (WSH) を使用すると、ショートカットの作成や、ネットワーク サーバーの接続、切断などの操作を自動化することができます。WSH は言語に依存しません。Microsoft Visual Basic(R) Scripting Edition (VBScript) や JScript などの一般的なスクリプト言語でスクリプトを記述できます。 リモート インストール サービス: リモート インストール サービス (RIS) を使用すると、オペレーティング システムのインストール イメージを作成できるほか、デスクトップ設定やアプリケーションなどの完全なコンピュータ構成のインストール イメージも作成できます。その後、これらのイメージをクライアント コンピュータのユーザーに提供することができます。クライアント コンピュータは、PXE (Pre-Boot eXecution Environment : ブート前実行環境) ROM によるリモート起動をサポートしているか、またはリモート起動フロッピー ディスクで起動する必要があります。RIS の機能拡張には、Windows Server 2003 ファミリおよび Windows XP 製品の両方のインストールのサポート、RIS インストールの応答ファイル処理による制御の拡大、および回復モードでのネットワークへのアクセスなどが含まれます。 注:リモート インストール サービス (RIS) は、Windows Server 2003, Web Edition では使用できません。 管理用リモート デスクトップ: 管理用リモート デスクトップ (以前のリモート管理モードでのターミナル サービス) を使用すると、実質的にネットワーク上の任意のコンピュータからコンピュータを管理できます。ターミナル サービス テクノロジに基づき、管理用リモート デスクトップは、特にサーバーの管理を目的として設計されています。管理用リモート デスクトップを使用すると、ローカルにログオンしたかのように、サーバーにリモートでログオンできます。また、管理用リモート デスクトップは、色および画面の解像度も大幅に強化されています。 リモート アシスタンス: リモート アシスタンスを使用して、コンピュータをリモート管理することができます。招待を受けていれば、リモート アシスタンスは、Windows XP または Windows Server 2003 ファミリ製品を実行しているコンピュータからリモート コンピュータに接続するための便利な手段になります。接続が完了したら、リモート コンピュータの画面を表示したり、リアルタイムでチャットを行うことができます。ヘルプを要求しているユーザーが許可すれば、マウスやキーボードを使ってリモート コンピュータを操作することもできます。 注:リモート アシスタンスは、Windows XP 64-Bit Edition および 64 ビット バージョンの Windows Server 2003 ファミリでは使用できません。 リモート管理用 Web インターフェイス (Windows Server 2003, Web Edition のみ): Windows Server 2003, Web Edition では、リモート管理用 Web インターフェイスは、リモート クライアントからのサーバーの構成および管理に使用する HTML (Hypertext Markup Language) ベースのアプリケーションになります。1 台のリモート ワークステーションで、個々のサーバー、サーバー ファーム全体、およびサーバーごとの複数のサイトを管理できます。リモート管理用 Web インターフェイスは、次の 1 から 4 の一般的な Web サーバー構成タスクを実行するための簡単な手段を提供します。 (1) Web サイトの作成および削除 (2) ネットワーク設定の構成 (3) ローカル ユーザー アカウントの管理 (4) Web サーバーの再起動 メンテナンスおよび製品の更新: Windows Server 2003 ファミリは、最新のシステム ファイルと製品の更新によってシステムの最新状態を維持するのに役立つ、以下の強化された機能を提供します。 Windows update: Windows update は、古くなった Windows システム ファイルを検出し、最新のバージョンに置き換える Windows のオンライン拡張機能です。Windows update は、コンピュータ システムの安定性を長期にわたって大幅に上昇させます。生産的な操作環境を維持する必要のある管理者やサポート スタッフの作業負荷も軽減されます。Windows update を使用するには、インターネットへの接続が必要です。Windows update には、セットアップの際に使用できる動的な更新も含まれます。セットアップを実行しているコンピュータがインターネットに接続していれば、動的な更新を使用して、ドライバや他のファイルを含む最新のセットアップ ファイルを入手することができます。詳細については、「第 5 章 新規インストールの準備」を参照してください。Windows update は、次の 1 から 3 のオプションを追加できるように拡張されています。 (1) Windows update Catalog。後から展開する更新を選択することができます。つまり、更新の方法とそのタイミングを制御できます。 (2) 自動更新。Windows XP および Windows Server 2003 ファミリ製品に組み込まれており、オペレーティング システムが、重要な更新を Windows update サイトから自動的にダウンロードおよびインストールできます。 (3) Microsoft Software Update Services。Windows update サイトの限られたバージョンをファイアウォール内に展開できます。更新の展開方法とタイミングを制御し、直接インターネットからではなく、イントラネットからユーザーに更新を配信することができます。 詳細については、http://windowsupdate.microsoft.com/ の Windows update を参照してください。 国際化に関する機能: Windows Server 2003 ファミリは、国際化のより高いサポートを実現するのに役立つ、次の 1 から 6 の強化された機能を提供します。 (1) 多言語サポート: Windows Server 2003 ファミリは、単一システムでの複数言語のサポートを提供します。このシステム アーキテクチャによって、オペレーティング システム、ユーティリティ、および正規に記述されたアプリケーションは、何百もの言語のローカル バージョンに翻訳および修正されます。したがって、ローカルの管理者が専門的な英語に精通している必要はありません。 (2) 複数地域のサポート: このリリースは、追加のロケールおよび地域と言語のオプションもサポートしているため、関連コンテンツへのアクセスが一段と容易になっています。 (3 )繁体字中国語用の新しい発音文字の入力方式エディタ: 新しい発音文字入力方式エディタ (IME) は、最新の中国語キーボード入力テクノロジに基づいた新しいデザインになっています。これは、Microsoft Phonetic IME 98a 中国語 (簡体字) 版の更新版です。 (4) 日本語入力方式エディタの強化: 日本語 IME バージョン 8 は、アルファベット式キーボードの文字を受け取って日本語の文字に変換し、その結果をアプリケーションに入力します。この新しい機能は、ネットワーク上の日本語 IME 辞書の使用もサポートしています。IME はユーザーが定義した単語および変換規則をユーザー辞書に保存します。この辞書は、ユーザーのローカル コンピュータで編集できます。Windows 2000 では、この辞書は読み取り専用でした。 (5) 韓国語入力方式エディタの強化: 韓国語 IME は、キー シーケンスを韓国語の字母にマップし、次に韓国語の音節に変換します。新しい韓国語 IME は、ハングルおよびハンジャ用の手書き入力をサポートしています。 (6) 簡体字中国語入力方式エディタの強化: MSPY3.0 IME では、約 100,000 語句に増補された IME 辞書と最新の IME 規則を使用できます。また、言語モデルの IME 精度とパフォーマンスが強化され、モードレス入力 (中国語と英語の混在入力) もサポートされています。 ファイル、印刷、およびコラボレーション サービスに関する機能: Windows Server 2003 ファミリでは、ファイル サーバー、プリント サーバー、およびコラボレーション サーバーのサポートが強化されています。 ここでは、次の 1 から 4 の内容について説明します。 (1) Active Directory (2) コラボレーションに関する機能 (3) ディスクおよびファイルの管理機能 (4) プリンタおよびプロトコルのサポート 注:この章で説明する機能の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 Active Directory: Active Directory はスケーラブルなエンタープライズ クラスのディレクトリ サービスで、インターネット標準のテクノロジを使って新規に構築されており、オペレーティング システム レベルで完全に統合されています。Active Directory を使用すると管理が簡略化され、ユーザーのリソース検索も容易になります。Active Directory は、広範な機能と能力を提供します。ドメインまたはフォレスト内のすべてのドメイン コントローラが Windows Server 2003 を実行していて、ドメインまたはフォレストの機能レベルが Windows Server 2003 に設定されている場合は、さらに多くの Active Directory 機能を使用することができます。これらの追加の Active Directory 機能の一覧、および下記に一覧される機能の詳細については、ヘルプとサポート センターの「Active Directory の新機能」を参照してください。ドメインおよびフォレストの機能の詳細については、ヘルプとサポート センターの「ドメインとフォレストの機能」を参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 注:Windows Server 2003, Web Edition を実行するコンピュータは、ドメイン コントローラとして使用できません。 次の 1 から 20 は、Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise Edition、または Windows Server 2003, Datacenter Edition を実行するすべてのドメイン コントローラで、既定として有効化されている Active Directory の機能を示しています。 (1) ユーザーおよびネットワーク リソース管理の簡略化: Active Directory を使用すると、情報の階層構造を構築して、管理上の資格情報やセキュリティ設定を容易に制御することができます。また、ユーザーも、ファイルやプリンタなどのネットワーク リソースを容易に検索できるようになります。 (2) 柔軟な、セキュリティで保護された認証と承認: 柔軟かつセキュリティで保護された認証および承認サービスは、データを保護する一方、インターネット上でビジネスを行う際の障壁を最小限に抑えます。Active Directory は、Kerberos V5 プロトコル、SSL (Secure Sockets Layer) v3、X.509 v3 証明書を使用する TLS (Transport Layer Security) などの複数の認証プロトコルと、ドメインに効率的に割り当てられたセキュリティ グループをサポートします。 (3) ディレクトリの整理統合: ユーザー、コンピュータ、アプリケーション、およびデバイスの管理を整理、簡素化し、ユーザーが必要な情報を簡単に検索できるようにします。LDAP (ライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル) ベースのインターフェイスを通じて同期化サポートを使用し、自分のアプリケーションに固有のディレクトリ整理統合要件に対応できます。 (4) ディレクトリ対応のアプリケーションとインフラストラクチャ: Active Directory の各機能を使用すると、アプリケーションやその他のディレクトリ対応のネットワーク コンポーネントを簡単に構成および管理できます。 (5) 複雑さを伴わないスケーラビリティ: Active Directory は、ドメインごとに無数のオブジェクトを拡張し、インデックス テクノロジと高度なレプリケーション技法を使ってパフォーマンスを高速化します。 (6) インターネット標準の使用: Active Directory は、LDAP (ライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル) を通じてアクセスを提供し、DNS (ドメイン ネーム システム) ベースの名前空間を使用します。 (7) 強力な開発環境: Active Directory は、Active Directory へのオブジェクト指向のインターフェイスとなる Active Directory サービス インターフェイス (ADSI) を通じて、強力な開発環境を提供します。ADSI により、プログラマや管理者は、Microsoft Visual Basic、Java、C、Visual C++ などの高度なツールを使用して、さまざまな名前空間の根底にある相違性を気にせずに、ディレクトリ プログラムを簡単に作成することができます。 (8) レプリケーションと信頼の監視: Active Directory は、ドメイン コントローラが Active Directory の情報を正しくレプリケートしているか、信頼が正常に機能しているかなどを監視する Windows Management Instrumentation (WMI) クラスを提供します。 (9) メッセージ キューの配布一覧: メッセージ キュー (MSMQ) を使用すると、Active Directory で保持されている配布一覧にメッセージを送信できます。 (10) ユーザー オブジェクトの複数選択: 複数のユーザー オブジェクトの共通属性をいっせいに変更することができます。この機能は、Windows Server 2003 を実行するすべてのドメイン コントローラで既定として有効に設定されています。 (11) ドラッグ アンド ドロップ機能: 1 個または複数の Active Directory オブジェクトをドメイン階層内の目的の場所にドラッグすると、コンテナ間でオブジェクトを移動できます。オブジェクトをグループ メンバシップ一覧に追加するには、他のグループのオブジェクトを含む 1 個以上のオブジェクトを目的のグループにドラッグします。この機能は、Windows Server 2003 を実行するすべてのドメイン コントローラで既定として有効に設定されています。 (12) 効率的な検索機能: 検索機能はオブジェクト指向で、オブジェクトのブラウズに必要なネットワーク トラフィックを最小限に抑えるブラウズ不要の効率的な検索方法を提供します。この機能は、Windows Server 2003 を実行するすべてのドメイン コントローラで既定として有効に設定されています。 (13) 保存されたクエリ: よく使用する検索パラメータは、Active Directory ユーザーとコンピュータに保存して、再利用することができます。この機能は、Windows Server 2003 を実行するすべてのドメイン コントローラで既定として有効に設定されています。 (14) Active Directory コマンド ライン ツール: さまざまな管理状況に応じて、新しいディレクトリ サービス コマンドを実行することができます。この機能は、Windows Server 2003 を実行するすべてのドメイン コントローラで既定として有効に設定されています。 (15) 指定したクラスの作成: Windows Server 2003 フォレストの基本のスキーマには、指定したクラスのインスタンスを作成できます。country または region、person、organizationalPerson、groupOfNames、device、および certificationAuthority などの共通のクラスのインスタンスも作成できます。この機能は、Windows Server 2003 を実行するすべてのドメイン コントローラで既定として有効に設定されています。 (16) inetOrgPerson クラス: inetOrgPerson クラスがセキュリティ プリンシパルとして基本のスキーマに追加されました。このクラスはユーザー クラスと同じように使用できます。この機能は、Windows Server 2003 を実行するすべてのドメイン コントローラで既定として有効に設定されています。 (17) アプリケーション ディレクトリ パーティション: Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise Edition、または Windows Server 2003, Datacenter Edition を実行するドメイン コントローラ間に、アプリケーション固有のデータのレプリケーション スコープを構成できます。たとえば、Active Directory に保存されている DNS (ドメイン ネーム システム) ゾーン データのレプリケーション スコープを制御して、フォレスト内の特定のドメイン コントローラだけが DNS ゾーンのレプリケーションに含まれるようにすることができます。この機能は、Windows Server 2003 を実行するすべてのドメイン コントローラで既定として有効に設定されています。 (18) バックアップ メディアを使った既存ドメインへのドメイン コントローラの追加: バックアップ メディアを使用すると、既存のドメインにドメイン コントローラを追加する際にかかる時間を短縮することができます。この機能は、Windows Server 2003 を実行するすべてのドメイン コントローラで既定として有効に設定されています。 (19) ユニバーサル グループ メンバシップのキャッシュ: 認証しているドメイン コントローラにユーザーのユニバーサル グループ メンバシップを格納することにより、ログオン時にワイド エリア ネットワーク (WAN) 全体にグローバル カタログを配置する必要性を省くことができます。この機能は、Windows Server 2003 を実行するすべてのドメイン コントローラで既定として有効に設定されています。 (20) グローバル カタログのレプリケーションの調整: この機能は、管理上の操作によって部分的な属性セットが拡張された場合に、グローバル カタログの同期状態を維持します。これにより、追加された属性を転送するだけで、部分的な属性セットの拡張によって生じる作業を最小限に抑えることができます。 ドメイン全体またはフォレスト全体にかかわる新しい Active Directory 機能は、ドメインまたはフォレスト内のすべてのドメイン コントローラが Windows Server 2003 を実行し、ドメイン機能またはフォレスト機能が Windows Server 2003 に設定されている場合のみ有効です。次の 1 から 7 に要約されている機能の詳細については、ヘルプとサポート センターの「Active Directory の新機能」を参照してください。ドメインおよびフォレストの機能の詳細については、ヘルプとサポート センターの「ドメインとフォレストの機能」を参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 次の 1 から 7 は、ドメインまたはフォレストの機能レベルが Windows 2003 に昇格されている場合に有効になる、ドメイン全体またはフォレスト全体の Active Directory 機能を表しています。 (1) ドメイン コントローラの名前変更ツール: ドメイン コントローラを最初にメンバ サーバーに変更しなくても、名前を変更することができます。 (2) ドメイン名の変更: Windows Server 2003 ドメイン コントローラを実行しているドメインは、いずれも名前を変更することができます。ネットワーク基本入出力システム (NetBIOS) 名またはドメイン ネーム システム (DNS) 名は、子、親、ツリー ルート ドメイン、またはフォレスト ルート ドメインのいずれについても変更できます。 (3) フォレストの信頼: フォレストの信頼を作成し、単一フォレストの範囲を越えて、別のフォレストに対する双方向の移行性を拡張することができます。 (4) フォレストの再構成: 既存のドメインをドメイン階層内の別の場所に移動することができます。 (5) スキーマ オブジェクトの非アクティブ化: スキーマの不要なクラスまたは属性を非アクティブにすることができます。 (6) 動的な補助型クラス: Active Directory は、オブジェクトのクラス全体に対してだけでなく、個々のオブジェクトに対する補助型クラスの動的なリンクをサポートします。また、オブジェクト インスタンスにリンクした補助型クラスを、その後インスタンスから削除することもできます。 (7) レプリケーションの拡張: リンクされた値をレプリケートすることにより、グループ メンバシップ全体をひとつのレプリケーション単位として扱うのではなく、個々のグループ メンバをネットワーク全体にレプリケートすることができます。 コラボレーションに関する機能: Windows Server 2003 ファミリは、チーム コラボレーション ツールを使った従業員のコミュニケーションとコラボレーション、セキュリティで保護されたリアルタイム通信、モバイル データ、および多彩な接続デバイス上のストリーミング メディアを強化しています。サーバーが常に使用可能なため、従業員はどこでも、いつでも、どのデバイスからも情報にアクセスでき、結果として組織全体の生産性が向上します。Windows Server 2003 ファミリは、コラボレーションのより高いサポートを実現するのに役立つ、次の 1 から 6 の強化された機能を提供します。 (1) Windows Media サービス: Windows Media サービスは、エンタープライズのイントラネットおよびインターネット上のストリーミング オーディオとビデオの配信をサポートします。Windows Server 2003, Enterprise Edition および Windows Server 2003, Datacenter Edition の Windows Media サービスは、マルチキャスティング、ワイヤレス ネットワーク サポート、インターネット認証、サーバー プラグイン、Cache/Proxy API などの高度なストリーミング機能を提供します。 Windows Media サービスのコア コンポーネントはコンポーネント オブジェクト モデル (COM) を使って開発されており、特定のアプリケーション用に簡単にカスタマイズできる柔軟なアーキテクチャを作成しています。多くの機能はプラグインを使って実装されます。このプラットフォームを使用すると、開発者は Windows Media サービスの機能を簡単に拡張したり、記憶装置システム、請求書発行アプリケーション、ログ作成アプリケーションなどの既存のシステムおよびソリューションと統合することができます。 注:Windows Media サービスは、Windows Server 2003, Web Edition、または 64 ビット バージョンの Windows Server 2003 ファミリでは使用できません。 (2) 予測可能なエンド ツー エンドのサービスの品質: サービスの品質 (QoS) に基づくサービスおよびプロトコルは、ネットワーク全体または複数の異なるネットワークに対し、QoS 対応のプログラムで生成されたトラフィックの保証されたエンド ツー エンド高速配信システムを提供します。 (3) 非同期転送モード: 非同期転送モード (ATM) は、ネットワーク上のさまざまな種類のトラフィックを転送するためにデザインされた、高速のコネクション型プロトコルです。ローカル エリア ネットワーク (LAN) およびワイド エリア ネットワーク (WAN) の両方に適用できます。ATM を使用すると、音声、データ、画像、ビデオなど、さまざまなネットワーク トラフィックを同時に転送できます。 (4) Microsoft .NET Framework: Microsoft .NET Framework は、XML Web サービスを構築、展開、および管理するための最も包括的かつ強力な手段を提供します。XML Web サービスを使用すると、オペレーティング システムやプログラム言語に関係なく、アプリケーション間でインターネットを介した通信およびデータの共有を行うことができます。Windows Server 2003 ファミリは Microsoft .NET 構想の基礎であり、あらゆる規模の組織に対して、前例のない .NET コンピューティングの基礎を提供します。 注:Microsoft .NET Framework は、Windows XP 64-Bit Edition および 64 ビット バージョンの Windows Server 2003 ファミリでは使用できません。 (5) リモート アクセス サーバーの Audio Acceleration: Audio Acceleration 機能は、マルチメディア トラフィックを他のデータ ストリームに優先させるため、特に低速なネットワークではパフォーマンスが向上します。リモート アクセス サーバーで Audio Acceleration を使用すると、ストリーミング オーディオとビデオの通信品質が保証されます。 (6) NetMeeting の拡張: NetMeeting を使用すると、Microsoft Exchange のマルチキャスト会議機能を使用して別のユーザーと通信を行うことができます。これにより、イントラネットおよびインターネットを介したリアルタイムの通信およびコラボレーションが実現します。NetMeeting は、リアルタイム通信用のプラットフォームも提供するため、ソフトウェア ベンダは、インターネット会議を独自のアプリケーションやサービスに統合することができます。 注:NetMeeting は、Windows XP 64-Bit Edition および 64 ビット バージョンの Windows Server 2003 ファミリでは使用できません。 ディスクおよびファイルの管理機能: このリリースには、ファイル サーバーに柔軟なプラットフォームを提供し、ユーザーが情報を簡単に検索およびアクセスできるようにするための、ディスク、ボリューム、およびファイルの管理機能が含まれています。Windows Server 2003 ファミリは、ディスクおよびファイル管理のより高いサポートを実現するのに役立つ、次の 1 から 11 の強化された機能を提供します。 (1) ディスクの管理: ディスクの管理は、ハード ディスクとそれらに含まれるボリューム、またはパーティションを管理するためのシステム ユーティリティです。ディスクの管理では、ディスクの初期化やボリュームの作成をはじめ、FAT、FAT32、または NTFS ファイル システムによるボリュームのフォーマット、およびフォールトトレラント ディスク システムの作成を行うことができます。ディスクの管理を使用すると、システムをシャットダウンしたり、ユーザーの作業を中断したりすることなく、ほとんどのディスク関連のタスクを実行することができます。また、変更した構成のほとんどは、即時に有効になります。 新しい DiskPart コマンドを使用すると、コマンド ラインから多数のディスク管理タスクを実行できます。 (2) ディスク クォータのサポート: NTFS ファイル システムでフォーマットされたボリュームにディスク クォータを使用すると、個々のユーザーに割り当てるディスク容量を監視したり、制限することができます。指定したしきい値をユーザーが超えたときの対応を定義することもできます。 (3) 分散ファイル システム: 分散ファイル システム (DFS) を使用すると、グループ、部署、またはエンタープライズの複数のファイル サーバーとファイル共有を、ひとつのディレクトリ ツリーに含めることができます。これにより、ユーザーはネットワークに分散されたファイルやフォルダを容易に検索できるようになります。DFS 共有は、Active Directory のボリューム オブジェクトとしても公開できます。 (4) 分散リンクの追跡: 分散リンクの追跡と NTFS を使用すると、リンクされているソースの移動をクライアント アプリケーションで追跡することができます。たとえば、リンクされているデータベースの場所が変更された場合でも、クライアント アプリケーションはそのデータベースに常にアクセスすることができます。 (5) Distributed Authoring and Versioning: Distributed Authoring and Versioning を使用すると、リモート編集者は HTTP (ハイパーテキスト転送プロトコル) 接続を使って、サーバー上のファイル、ファイルのプロパティ、ディレクトリ、およびディレクトリのプロパティを編集、移動、または削除できます。 (6) パフォーマンスに優れた内容インデックス: インデックス サービスを使用すると、すばやく簡単に、セキュリティで保護された方法を使って、ローカルまたはネットワーク上で情報を検索することができます。ユーザーはさまざまな形式や言語のファイルを、[スタート] メニューの [検索] コマンドか、ブラウザに表示される HTML (Hypertext Markup Language) ページを使って検索できます。 (6) 暗号化ファイル システム: 暗号化ファイル システム (EFS) は他のアクセス制御を補足することにより、さらに別のレベルのデータ保護を追加します。EFS は統合システム サービスとして動作し、管理が容易で、攻撃を受けにくく、ユーザーに対して透過的な暗号化を提供します。 (7) リムーバブル記憶域とリモート記憶域: リムーバブル記憶域は、テープや光ディスクなどのリムーバブル記憶域メディアの追跡、およびそれを格納しているチェンジャやジュークボックスなどのハードウェア ライブラリの管理を容易にします。リモート記憶域機能を使用すると、一定の基準を指定しておくことにより、使用頻度の少ないファイルがリムーバブル メディアに自動的にコピーされます。ハード ディスク領域が指定されたレベルを下回ると、リモート記憶域によって、キャッシュされているファイルの内容がディスクから削除されます。後からそのファイルが必要になった場合は、記憶域から内容が自動的に呼び戻されます。取り外し可能な光ディスクやテープは、ハード ディスクに比べてメガバイト (MB) あたりの単価が低いため、リムーバブル記憶域とリモート記憶域を使用すると、コストを削減することができます。 注:リモート記憶域は、Windows Server 2003, Web Edition、または Windows Server 2003, Standard Edition では使用できません。 (8) リモート ドキュメントの共有: 新しい Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) リダイレクタは、HTTP (ハイパーテキスト転送プロトコル) でリモート ドキュメントの共有を行うための WebDAV プロトコルをサポートします。WebDAV リダイレクタは、既存のアプリケーションの使用をサポートすると共に、HTTP サーバーがインターネット上でファイアウォール、ルーターなどを介してファイルを共有できるようにします。WebDAV リダイレクタを使用すると、Web 発行プロトコルを解釈するアプリケーションだけでなく、どのアプリケーションでも、インターネットのどこからでもアクセス可能な Web リポジトリを保持できます。 (9) GUID パーティション テーブル (64 ビット バージョンのみ): Windows XP 64-Bit Edition および 64 ビット バージョンの Windows Server 2003 ファミリ (64 ビット バージョンの Windows Server 2003, Enterprise Edition、および 64 ビット バージョンの Windows Server 2003, Datacenter Edition) は、新しいディスク パーティション形式の GUID パーティション テーブル (GPT) をサポートしています。マスタ ブート レコード (MBR) パーティション ディスクと異なり、プラットフォームの操作に不可欠なデータは、未使用セクタや隠しセクタではなく、パーティション内に配置されます。また、GPT パーティション ディスクには、パーティション データ構造の整合性を高めるための冗長プライマリ パーティション テーブルとバックアップ パーティション テーブルがあります。 (10) 共有フォルダのシャドウ コピー: 共有フォルダのシャドウ コピーを使用すると、共有ネットワーク フォルダに保存されているファイルの特定の時点のバージョンを開いたり、表示したり、保存したりできます。たとえば、ネットワーク共有から不注意にファイルを削除してしまった場合、シャドウ コピー機能を使用して、そのファイルの前のバージョンを取得することができます。 (11) ファイル管理の強化: 強化されたフォルダ オプションを使用すると、ファイルをより効果的に管理できます。たとえば、ファイルやフォルダの共通タスクを表示するようにフォルダ表示をカスタマイズして、電子メールによるファイルの送信を簡易化したり、Web サーバー上の特定の場所へのアクセスをユーザーに許可することができます。縮小表示のサイズを拡大すると、ドキュメントを簡単に識別できるようになります。 プリンタおよびプロトコルのサポート: Windows Server 2003 ファミリには、プリンタ サーバー用にさまざまなプリンタおよびプロトコル サポート機能が装備されています。Windows Server 2003 ファミリは、プリント サーバーのより高いサポートを実現するのに役立つ、次の 1 から 8 の強化された機能を提供します。 (1) Active Directory で公開されているプリンタ: ユーザーは直感的なユーザー インターフェイスを使用して、最も便利な印刷リソースをすばやく検索し、見つけることができます。 (2) 広範なデバイスとプロトコルのサポート: 何千種類ものプリンタがサポートされています。 (3) プラグ アンド プレイ: プラグ アンド プレイ (ハードウェアおよびソフトウェア サポートの組み合わせ) により、サーバーはハードウェア構成の変更を、ユーザーの操作および再起動を必要とせずに自動的に認識してそれに適応します。 (4) インターネット印刷プロトコル: インターネット印刷プロトコル (IPP) を使用すると、ユーザーはインターネットまたはイントラネット上の URL を直接指定して印刷することができます。さらに、Windows Server 2003 ファミリ製品を実行しているサーバーでは、ユーザーのブラウザに表示できるよう、HTML 形式の印刷ジョブ情報を自動的に生成することができます。 (5) プリンタの管理機能: ローカルおよびリモート プリンタの操作は、システム モニタを使って監視できます。印刷されたバイト/秒、ジョブ エラー、印刷されたページ数の合計など、さまざまな条件でカウンタを設定できます。 (6) ネットワーク印刷機能: Microsoft 管理コンソール (MMC) を使用すると、ネットワークのどこからでも、Windows Server 2003 を実行するプリント サーバーをリモート管理できます。また、クライアント コンピュータで Windows 2000 または Windows XP が実行されている場合は、プリンタを使用するために、そのクライアント コンピュータ用のプリンタ ドライバをインストールする必要がありません。ドライバは、クライアントがプリント サーバーに接続すると、自動的にダウンロードされます。これにより、ネットワークを介した印刷が簡略化されます。 (7) 印刷用の新しいコマンド ラインのサポート: 新しいコマンド ライン ユーティリティでは、WMI プロバイダを使用して、プリンタおよび印刷キューを管理できます。プリンタをより効率的に管理するためのスクリプトまたはバッチ ファイルを開発することもできます。 (8) サーバー クラスタでのプリンタ ドライバのインストールの簡易化 (Windows Server 2003, Enterprise Edition およびWindows Server 2003, Datacenter Edition のみ): Windows 2000 では、サーバー クラスタのノードごとに、各プリンタ ドライバを手動でインストールする必要がありました。Windows Server 2003, Enterprise Edition および Windows Server 2003, Datacenter Edition では、クラスタにプリンタ ドライバをインストールすると、ドライバがすべてのノードに自動的に伝達されます。 インターネット、アプリケーション、およびネットワーク サービスに関する機能: Windows Server 2003 ファミリでは、さまざまなインターネット機能、アプリケーションとその開発に関するサポート、およびネットワークと通信に関する機能が提供されています。 ここでは、次の 1 から 4 について説明します。 (1) Microsoft .NET Framework (2) インターネットおよび電子メールのサービスと機能 (3) アプリケーションと開発のサポート (4) ネットワーク プロトコルとテクノロジ 注:この章で説明する機能の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 Microsoft .NET Framework: Microsoft .NET Framework は、XML および関連テクノロジによって実現する広範な Web サービスを構築、展開、および管理するための最も包括的かつ強力な手段を提供します。Windows 2003 では、次の 1 から 4 が提供されます。 注:Microsoft .NET Framework は、Windows XP 64-Bit Edition および 64 ビット バージョンの Windows Server 2003 ファミリでは使用できません。 (1) XML Web サービス: XML Web サービスを使用すると、オペレーティング システムやプログラム言語に関係なく、アプリケーション間でインターネットを介した通信およびデータの共有を行うことができます。Windows Server 2003 ファミリは Microsoft .NET 構想の基礎であり、あらゆる規模の組織に対して、前例のないコンピューティングの基礎を提供します。 (2) .NET Framework のツール: .NET Framework で提供されているツールを使用すると、アプリケーションの開発者は、XML Web サービスと従来のアプリケーションを融合した Windows アプリケーションを簡単に構築して、組織の内外における通信、コラボレーション、および接続性を強化することができます。 (3) その他の .NET テクノロジ: Windows Server 2003 ファミリには、その他の .NET テクノロジとして、Microsoft .NET Passport と Active Directory の統合、メッセージ キューの XML メッセージ転送の基礎として使用する SOAP (簡易オブジェクト アクセス プロトコル) のネイティブ サポート、およびコンポーネント アーキテクチャと XML Web サービスの統合が含まれます。UDDI (Universal Description, Discovery, and Integration) サービスも、一部の Windows Server 2003 ファミリ製品に含まれています。 XML Web サービスの詳細については、前の「XML Web サービス」を参照してください。SOAP の詳細については、後の「ネットワーク プロトコルとテクノロジ」を参照してください。UDDI の詳細については、後の「インターネットおよび電子メールのサービスと機能」を参照してください。 (4) 業界標準の準拠: Windows Server 2003 ファミリは、業界標準に基づいて構築されているため、既存のアプリケーションを拡張して、新しいアプリケーションをすばやく開発することができます。 インターネットおよび電子メールのサービスと機能: Windows Server 2003 ファミリでは、さまざまなインターネット機能のサポートが強化されています。Windows Server 2003 ファミリは、インターネット サービスのより高いサポートを実現するのに役立つ、次の 1 から 9 の強化された機能を提供します。 (1) Active Server Pages: Active Server Pages (ASP) は、動的で対話型の Web サーバー アプリケーションを作成するためのサーバー側のスクリプト環境です。ASP を使用すると、開発者は HTML (Hypertext Markup Language) ページ、スクリプト コマンド、およびコンポーネント オブジェクト モデル (COM) コンポーネントを必要に応じて組み合わせ、柔軟な Web ベースのアプリケーションを作成することができます。 (2) Windows Media サービス: Windows Media サービスを使用すると、インターネットおよびイントラネット上のユーザーに、高品質のストリーミング マルチメディアを配信できます。 注:Windows Media サービスは、Windows Server 2003, Web Edition、または 64 ビット バージョンの Windows Server 2003 ファミリでは使用できません。 (3) Web Distributed Authoring and Versioning Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) を使用すると、リモート編集者は HTTP (ハイパーテキスト転送プロトコル) 接続を使用してファイルを操作することができます。詳細については、前の「ディスクおよびファイルの管理機能」を参照してください。 (4) アプリケーションのリサイクル: アプリケーションをリサイクルすると、サーバーの信頼性と状態が向上します。アプリケーションを更新して、リソース リークの可能性を防ぐことで、サーバーの信頼性および可用性を高めることができます。 (5) Microsoft .NET Framework のコンポーネント: Microsoft .NET Framework は、Web サービスの構築、展開、および管理におけるさまざまな可能性を提供します。 注:Microsoft .NET Framework は、Windows XP 64-Bit Edition および 64 ビット バージョンの Windows Server 2003 ファミリでは使用できません。 (6) インターネット インフォメーション サービス 6.0: インターネット インフォメーション サービス (IIS) 6.0 は、ホスト環境で Web アプリケーションおよび Web サービスを実行するために最適化された、完全装備の Web サーバーです。IIS 6.0 には、信頼性、セキュリティ、管理の容易さ、およびパフォーマンスを強化するために、多数の新機能が装備されています。 注:既定では、IIS は Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise Edition、および Windows Server 2003, Datacenter Edition の新しいインストール プログラムではインストールされません。[サーバーの構成ウィザード] またはコントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使用して追加してください。 (7) UDDI サービス: UDDI (Universal Description, Discovery, and Integration) は、Web サービスについての情報の公開および検索に関する業界仕様です。Windows Server 2003 ファミリの一部の製品には、UDDI サービス (エンタープライズ内または組織全体で使用される UDDI 機能を提供する Web サービス) が含まれています。UDDI サービスは標準に準拠した XML Web サービスで、エンタープライズの開発者が各自の開発ツールを使って、Web サービスを直接、効率的に開発、共有、および再利用できるよう設計されています。 注:UDDI サービスは、Windows Server 2003, Web Edition では使用できません。また、Windows Server 2003, Standard Edition では、UDDI サービスのスタンドアロン インストールのみがサポートされています。分散インストールは、Windows Server 2003, Enterprise Edition および Windows Server 2003, Datacenter Edition でサポートされています。UDDI サービスのスタンドアロン インストールでは、UDDI Web サーバー コンポーネントと UDDI データベース コンポーネントの両方が 1 台のサーバーにインストールされます。分散インストールでは、UDDI コンポーネントが複数のサーバーに分散されます。 (8) 電子メール サービス (POP3、SMTP): POP3 サービスは、電子メールの転送および検索サービスを提供します。管理者は POP3 サービスを使用して、メール サーバーで電子メール アカウントを保存し、管理することができます。SMTP (簡易メール転送プロトコル) は、サーバー間の電子メールの転送をサポートします。 (9) WMI プロバイダ: インターネット インフォメーション サービス (IIS) 6.0 の WMI プロバイダは、IIS を実行しているサーバーのアプリケーション間の管理を容易にします。Windows Management Instrumentation (WMI) には、アプリケーションの構成をモデル化するための豊富なスキーマと関連手順が含まれており、システム構成、アプリケーション ファイル、データベースなど、Web アプリケーションのあらゆる側面を管理するスクリプトの記述が可能になります。 アプリケーションと開発のサポート: ここでは、次の 1 から 5 について説明します。 (1) 既存のシステムのサポート (2) アプリケーションのサポート (3) 管理と展開 (4) ターミナル サーバーの機能 (5) 開発のサポート 既存のシステムのサポート: Windows Server 2003 ファミリは、Windows NT 4.0、Windows 2000、UNIX、Macintosh、およびさまざまなクライアント オペレーティング システムとの相互運用性をサポートしています。Windows Server 2003 ファミリの製品は、多数の既存のシステム、デバイス、およびアプリケーションの移行方法を使用できるため、ネットワーク環境に徐々に導入していくことが可能です。Windows Server 2003 ファミリは、既存のシステムに対するより高いサポートを実現するのに役立つ、次の 1 から 5 の強化された機能を提供します。 (1) 業界標準: Windows Server 2003 ファミリは、次の a から h で示す最新の業界標準をサポートしています。 (a) XML (b) SOAP (簡易オブジェクト アクセス プロトコル) (c) UDDI (Universal Description, Discovery, and Integration) (d) UDDI サービスおよび UDDI 対応製品の詳細については、前の「インターネットおよび電子メールのサービスと機能」を参照してください。 (e) LDAP (ライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル) (f) DNS (g) Active Directory サービス インターフェイス (ADSI) (h) Kerberos V5 認証プロトコル (2) 既存のサーバー アプリケーションのサポート: Microsoft Exchange Server、Microsoft SQL Server(TM) などの既存のサーバー アプリケーションは、Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise Edition、および Windows Server 2003, Datacenter Edition でサポートされています。完全なサポートを行うには、最新の製品のアップデートをインストールする必要があります。 (3) 既存のオペレーティング システムとの統合 Windows Server 2003 ファミリの製品は、既存のオペレーティング システムをシームレスに統合し、古い Windows オペレーティング システムや、その他の一般的なオペレーティング システムのサポートも提供しています。このリリースには、以下の機能が含まれています。 ・Windows NT Server 4.0 および Windows 2000 Server との相互運用。 ・Windows 3.x、Windows 95、Windows 98、Windows Millennium Edition、Windows NT Workstation 4.0、Windows 2000 Professional、Windows XP などの各種のオペレーティング システムを実行するクライアントのサポート。 ・Windows NT Services for UNIX Add-on Pack で提供される UNIX との相互運用性。Add-on Pack では、ネットワーク ファイル システム (NFS)、パスワード同期、UNIX コマンド シェル、および UNIX ユーティリティ集が提供されます。Add-on Pack では、ネットワーク情報サービス (NIS) もサポートされます。リモート アクセスおよび管理用の Telnet サービスも含まれています。 ・Macintosh 用ファイル サーバー。Macintosh クライアントが TCP/IP プロトコル (AFP over IP) を使用してファイルを共有し、Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise Edition、または Windows Server 2003, Datacenter Edition を実行するサーバー上の共有にアクセスできるようにします。 注:Macintosh 用ファイル サーバーは、Windows Server 2003, Web Edition ではサポートされません。 (4) 互換モード 互換モードは、Windows 95、Windows 98、Windows NT 4.0、または Windows 2000 オペレーティング システムの動作をより綿密に反映した、アプリケーションの実行環境を提供します。これらのモードによって、古いアプリケーションの正常な実行を妨げている最も一般的な問題のいくつかが解決されます。また、このテクノロジを利用して、独自のアプリケーションに対するソリューションを作成することもできます。 (5) プログラム互換性ウィザード [プログラム互換性ウィザード] を使用すると、互換性設定の検出およびテストを行うことができます。 アプリケーションのサポート: Windows Server 2003 ファミリは、カスタム アプリケーションをすばやく開発するための、さまざまなすぐに使える独立ソフトウェア ベンダ (ISV) ソリューション、および広範なインターネット アプリケーション サービスとして、次の 1 から 11 を提供します。 注:Windows Server 2003, Web Edition オペレーティング システムは、一般のアプリケーション サーバーとしてではなく、Web アプリケーション サービス向けにデザインされています。 (1) すぐに使えるさまざまなアプリケーション: Windows Server 2003 ファミリ製品では、広く多彩なアプリケーションを実行できます。 (2) 広範なインターネット アプリケーション サービス: このリリースでは、Web、コンポーネント管理、トランザクション処理、およびメッセージ キュー サービスが統合されているため、プログラマはスケーラブルなコンポーネント ベースのアプリケーションを迅速に開発および展開することができます。 (3) Microsoft Active Accessibility: Microsoft Active Accessibility は、さまざまな障害を持つユーザーのために独自のアプリケーションを簡単に開発することのできるアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) です。Active Accessibility を使用すると、アプリケーション固有のコードを記述する必要性が少なくなるため、全体的なメンテナンス費用を削減できます。また、ユーザー補助機能との互換性を損なうことなく、開発者は独自のユーザー インターフェイスを新しく取り入れることができます。 (4) TAPI 3.1: TAPI 3.1 は、インターネット プロトコル (IP) と従来のテレフォニーを統合しているため、従来の電話網と同様にインターネットまたはイントラネット上で効果的に機能するコンピュータ テレフォニー アプリケーションの開発が可能になります。 (5) トランザクション サービス: Windows Server 2003 ファミリの統合されたトランザクション サービスにより、広範囲の分散ネットワークを通じて複雑なトランザクションを確実かつ効果的に実行できる、単純な基礎単位が提供されます。 (6) メッセージ キュー: 統合されたメッセージ キュー機能は、開発者がインターネットなどのネットワークを通じて、より信頼性の高いアプリケーションを構築および展開するのに役立ちます。これらのアプリケーションは、メインフレームや UNIX システムなどの異なるプラットフォームで実行されているアプリケーションと相互運用できます。 (7) コンポーネント サービス: コンポーネント サービスは、コンポーネント オブジェクト モデル (COM) の拡張機能と Microsoft Transaction Server (コンポーネント ベースのトランザクション処理システムの初期のリリース) を基礎としたサービスです。コンポーネント サービスは、スレッド処理とセキュリティ、トランザクション管理、オブジェクト プール機能、キューに置かれたコンポーネント、およびアプリケーションの管理とパッケージ化の機能を提供します。 (8) ジョブ オブジェクト: Windows Server 2003 ファミリの製品には、ジョブというプロセス モデルの拡張が含まれています。ジョブ オブジェクトは、名前を付けて、セキュリティで保護し、共有することのできるオブジェクトで、それ自身に関連付けられたプロセスの属性を制御します。ジョブ オブジェクトの基本的な機能は、プロセスのグループをひとつの単位として管理および操作できるようにすることです。たとえば、Web アプリケーションにジョブ オブジェクトを使用して、CPU の使用率を把握することができます。 (9) ホスト データの統合: Windows Server 2003 ファミリ製品は、ODBC (Open Database Connectivity)、Oracle、および Microsoft SQL Server のネイティブ サポートを追加することによって、データベース アプリケーションを実行するための優れたプラットフォームを提供します。 (10) 互換モード: 互換モードは、Windows 95、Windows 98、Windows NT 4.0、または Windows 2000 オペレーティング システムの動作をより綿密に反映した、アプリケーションの実行環境を提供します。これらのモードによって、古いアプリケーションの正常な実行を妨げている最も一般的な問題が解決されます。また、このテクノロジを利用して、独自のアプリケーションに対するソリューションを作成することもできます。 (11) インターネット インフォメーション サービスの Web ガーデン: インターネット インフォメーション サービス (IIS) の Web ガーデンはひとつのアプリケーション プールで、そのプールにルーティングされる要求を処理する複数のワーカー プロセスを保持します。Web ガーデンは、これを処理するプロセスがマルチプロセッサ コンピュータの特定のプロセッサとアフィニティを持つよう構成することができます。Web ガーデンを使用すると、Web アプリケーションのスケーラビリティが高まります。ひとつのワーカー プロセスに Active Server Page (ASP) の問題が発生しても、別のワーカー プロセスがコンテンツを処理し、ロックされたワーカー プロセスの役割を引き継ぎます。 管理と展開: Windows Server 2003 ファミリには、デスクトップ システムおよびポータブル システムのアプリケーションの展開を簡略化するための機能が装備されています。ターミナル サーバーには、展開を簡略化するオプションと機能が追加されています。Windows Server 2003 ファミリは、管理および展開のより高いサポートを実現するのに役立つ、次の 1 から 12 の強化された機能を提供します。 (1) グループ ポリシーによる変更および構成の管理: ポリシー設定を使用して、ユーザーやコンピュータに許可するアクションおよび設定を定義することができます。ローカル ポリシーとは対照的に、グループ ポリシーは、Active Directory の特定のサイト、ドメイン、または組織単位全体に適用されるポリシーを設定する場合に使用できます。Windows Server 2003 ファミリには、200 を超える新しいポリシー設定が含まれています。 (2) Active Directory 内のディレクトリの整理統合: Active Directory を使用すると、ユーザー、コンピュータ、アプリケーション、およびデバイスの管理を整理、簡素化し、ユーザーが必要な情報を簡単に検索できるようにすることができます。LDAP (ライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル) ベースのインターフェイスを通じて同期化サポートを使用し、自分のアプリケーションに固有のディレクトリ統合要件に対応できます。 (3) IntelliMirror: コストを削減するには、管理者は、ポータブル システムおよびデスクトップ システムに対する高度な制御を必要とします。IntelliMirror は、この制御を Windows 2000 Professional または Windows XP Professional を実行するクライアント システムで可能にします。IntelliMirror を使用すると、業務の役割、グループ メンバシップ、および場所に基づいてポリシー設定を定義できます。これらのポリシー設定を定義しておくと、Windows 2000 Professional および Windows XP Professional のデスクトップは、特定のユーザーがネットワークにログオンするたびに、ログオン場所に関係なく、そのユーザーの要求に応じて自動的に再構成されます。 (4) リモート インストール サービス: リモート インストール サービス (RIS) を使用すると、オペレーティング システムのインストール イメージを作成できるほか、デスクトップ設定やアプリケーションなどの完全なコンピュータ構成のインストール イメージも作成できます。その後、これらのイメージをクライアント コンピュータのユーザーに提供することができます。クライアント コンピュータは、PXE (Pre-Boot eXecution Environment : ブート前実行環境) ROM によるリモート起動をサポートしているか、またはリモート起動フロッピー ディスクで起動する必要があります。 RIS の機能拡張には、Windows Server 2003 ファミリおよび Windows XP 製品の両方のインストールのサポート、RIS インストールの応答ファイル処理による制御の拡大、および回復モードでのネットワークへのアクセスなどが含まれます。 注:リモート インストール サービス (RIS) は、Windows Server 2003, Web Edition では使用できません。 (5) Windows Management Instrumentation Windows Management Instrumentation (WMI) は、Web-Based Enterprise Management (WBEM) 構想に基づくスケーラブルな管理インフラストラクチャです。コマンド ラインおよびスクリプト機能が含まれる WMI を使用すると、ソフトウェア アプリケーション、ハードウェア コンポーネント、およびネットワークに関連するシステム イベントを、監視、追跡、および制御することができます。WMI は標準に準拠しながら (Common Information Model (CIM) から派生)、柔軟性も備えているため、情報の収集方法やフィルタ方法をカスタマイズできます。 WMI のフィルタ機能は、グループ ポリシー オブジェクト (GPO) の効果の判定を補助することによって、グループ ポリシー インフラストラクチャを強化します。 (6) サイド バイ サイド コンポーネント共有: サイド バイ サイド共有は、.dll ファイルなど、さまざまなバージョンのコンポーネント オブジェクト モデル (COM) または Win32 コンポーネントをメモリ内で同時に実行できるようにすることで、アプリケーションの脆弱性を最小限に抑えます。つまり、各アプリケーションは、別のアプリケーションで同じコンポーネントの異なるバージョンが必要になった場合でも、専用にデザインおよびテストされているバージョンのコンポーネントを使用することができます。これにより、開発者はアプリケーションに使用するコンポーネントのバージョンを、システム上の他のアプリケーションと無関係に選択できるため、より信頼性の高いアプリケーションの構築が可能になります。 (7) プログラムの追加と削除: [プログラムの追加と削除] を使用すると、プログラムやコンポーネントを簡単に追加または削除したり、現在インストールされているプログラムの一覧を表示することができます。 (8) Windows インストーラ: Windows インストーラを使用すると、ファイルの回復力の監視やロールバックによる基本的な障害回復に加えて、ソフトウェア コンポーネントの展開をカスタマイズすることができます。 (9) アプリケーション管理: アプリケーション管理により、再コンパイルや再リリースをせずに、制御された方法でアプリケーションに変更を加えることができます。 (10) リモート管理サーバー サポート: リモート管理サーバー サポートは、モニタ、VGA ディスプレイ アダプタ、キーボード、またはマウスのないコンピュータをインストールおよび管理する機能を提供します。この機能には緊急管理サービスも含まれます。緊急管理サービスは、コンピュータの再起動時、ネットワーク上のサーバーが利用不能なとき、またはリモート インストール サービス (RIS) の使用中など、オペレーティング システムが機能しない場合にリモート管理サーバーを管理するメカニズムを提供します。 (11) スクリプトのサポート: Windows Server 2003 ファミリには、新しいコマンド ライン ツールを含む優れたスクリプトのサポートと、Windows Script Host の強化機能が装備されています。 (12) ポリシーの結果セット: ポリシーの結果セット (RSoP) を使用して、グループ ポリシーからコンピュータまたはユーザーに適用されるポリシー設定を、シミュレートおよびテストすることができます。RSoP は既存のポリシー設定や予約されたポリシー設定をポーリングするクエリ エンジンで、クエリの結果を通知します。既存のポリシー設定は、サイト、ドメイン、ドメイン コントローラ、および組織単位に基づいてポーリングされます。RSoP は、この情報を Windows Management Instrumentation (WMI) から収集します。 ターミナル サーバーの機能: ターミナル サーバーは、Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise Edition、または Windows Server 2003, Datacenter Edition で実行される Windows ベースのプログラムへの、リモート コンピュータからのアクセスを提供します。ターミナル サーバーによって 1 か所への集中インストールが可能となり、これにより、これらの製品のいずれかが動作している任意のコンピュータに複数のユーザーがアクセスできるようになります。ユーザーはプログラムの実行、ファイルの保存、ネットワーク リソースの使用などの操作を、これらのリソースが各自のコンピュータにインストールされているかのように、すべてリモートで行うことができます。 管理用リモート デスクトップは、このリリースに含まれるターミナル サーバー テクノロジのもうひとつの部分です。管理用リモート デスクトップを使用したサーバーのリモート管理は、ターミナル サーバーがインストールされているかどうかに関係なく、Windows Server 2003 ファミリを実行しているすべてのコンピュータで有効にすることができます。 Windows Server 2003 ファミリは、ターミナル サーバーのより高いサポートを実現するのに役立つ、次の 1 から 8 の機能を提供します。 注:ターミナル サーバー (以前のアプリケーション サーバー モードでのターミナル サービス) は、Windows Server 2003, Web Edition では使用できません。ただし、管理用リモート デスクトップは、Windows Server 2003, Web Edition でも使用できます。 (1) プログラムの集中的な展開: ターミナル サーバーを使用すると、すべてのプログラムの実行、データ処理、およびデータの保存が、プログラムの展開を集中管理しているサーバー上で行われます。ターミナル サーバーにより、すべてのクライアントは確実に同じバージョンのプログラムにアクセスできるようになります。ソフトウェアは、組織内のすべてのデスクトップではなく、1 台のサーバーだけにインストールされます。そのため、個々のコンピュータの更新作業にかかる費用が削減されます。 (2) アプリケーションへのリモート アクセス: ターミナル サーバーは、アプリケーション内部のデータではなく、アプリケーション ディスプレイをサーバーからクライアントに効率的に送信します。したがって、帯域幅の低い接続 (28.8 Kbps のダイヤルアップ接続など) でも、ユーザーはデータ量の多いアプリケーションにアクセスでき、ターミナル サーバーを使用しない場合よりも高いパフォーマンスを実現できます。 (3) 単一アプリケーションへのアクセス: ターミナル サーバーを使用すると、完全な Windows XP デスクトップが必要ない場合に、公開されている単一のアプリケーションだけにユーザーのアクセスを許可することができます。 (4) ターミナル サービス マネージャ: ターミナル サービス マネージャを使用すると、信頼されるドメイン内のターミナル サーバーに関する情報を表示できます。この情報には、各ターミナル サーバーのすべてのセッション、ユーザー、およびプロセスが含まれます。このユーティリティでは、サーバーを管理するためのさまざまな操作も実行できます。 (5) リモート制御: ターミナル サービスは、Windows Server 2003 ファミリ向けのビルトイン リモート制御を提供します。 (6) オーディオのリダイレクト: オーディオのリダイレクトを使用すると、クライアント コンピュータで任意のアプリケーションを使用して、ターミナル サーバー セッション内で WAVE サウンドの再生を試みるサウンド再生が可能になります。この機能は、電子メールに添付された .wav ファイル、ドキュメント、または単純なストリーミング メディアなど、基本的なオーディオ機能を提供します。 (7) グループ ポリシーの統合: ターミナル サーバーはグループ ポリシーと統合されているため、ターミナル サーバーが有効に設定されているサーバーを、リダイレクト機能、パスワード アクセス、および壁紙設定を強制することによってどのように使用するかを管理することができます。 (8) 解像度と色の拡張: ターミナル サービス (ターミナル サーバーの基底テクノロジ) でサポートされる色および画面の解像度が大幅に拡張されています。リモート デスクトップ接続を使用すると、色の解像度は 256 色から True Color まで設定でき、画面解像度は 640 × 480 からクライアントのビデオ デバイスでサポートされている最大レベルまで設定できます。画面および色の解像度の制限は、サーバーとクライアントの両方で有効にする必要があります。 開発のサポート: サーバー ベースのアプリケーションを構築している開発者は、Microsoft(R) Visual Studio(R) のツールをはじめ、その他の開発ツールを作業に使用することができます。Windows Server 2003 ファミリのシステム アーキテクチャは、ローカル バージョンへの変換や修正が簡単なアプリケーションを開発できるようになっています。Windows Server 2003 ファミリは、開発者のより高いサポートを実現するのに役立つ、次の 1 から 4 の強化された機能を提供します。 (1) Visual Studio .NET: Visual Studio .NET は、今日のエンタープライズ ソリューションを作成している組織の主な要件に対応するよう設計されています。Visual Studio .NET の設計のテーマは、次の a から e のとおりです。 (a) コンポーネント ベースの開発向けの完全なツール群 (b) ライフ サイクル生産性の向上 (c) エンタープライズ データベース ツール (d) チーム向けサポートの強化 (e) アプリケーション サービスとの統合 (2) 多言語テクノロジ: Windows Server 2003 ファミリのシステム アーキテクチャは、オペレーティング システム、ユーティリティ、および正規に記述されたアプリケーションを、数百種類の言語のローカル バージョンに翻訳および修正できるようになっています。 (3) リンク ID の自動生成: リンク ID は、新しい Active Directory 構造 (Active Directory スキーマの拡張) を構築する際にアプリケーションで使用されます。既に使用されているリンク ID が新規リンク ID としてアプリケーションから要求されると、スキーマの拡張は読み込みに失敗します。リンク ID の自動生成を使用すると、アプリケーションの開発者は、リンク ID を自動的に生成するオプションを使用できるため、この問題は回避されます。 (4) バックグラウンド インテリジェント転送サービス: バックグラウンド インテリジェント転送サービス (BITS) は、バックグラウンド ファイル転送メカニズムです。BITS は要求に優先順位を付けるため、それを利用して、ネットワークが混み合っていない場合のみ、優先度の低い転送を行うよう指定することができます。転送は、ネットワークが切断されたり、コンピュータが再起動した後も続行されます。BITS を使ってバックグラウンドでファイルをダウンロードまたはアップロードするアプリケーションを記述することもできます。たとえば、ユーザーが Windows update に複数のダウンロードを実行するよう要求した場合、Windows update はその要求を BITS に送信することによって、バックグラウンドで更新を取得します。BITS サービスは、その後、バックグラウンドでファイルをダウンロードし、完了するとユーザーに通知します。 ネットワーク プロトコルとテクノロジ: Windows Server 2003 ファミリには、サーバーの機能を拡張するための、さまざまなネットワーク プロトコルとテクノロジが装備されています。Windows Server 2003 ファミリは、ネットワーク プロトコルおよびテクノロジのより高いサポートを実現するのに役立つ、次の 1 から 15 の強化された機能を提供します。 注:データ リンク制御 (DLC) プロトコル (特定モデルのプリンタに関連)、および NetBIOS Extended User Interface (NetBEUI) は、Windows Server 2003 ファミリのすべての製品から削除されています。インターネットワーク パケット交換/逐次パケット交換 (IPX/SPX)、IPX 従属サービス、および Open Shortest Path First (OSPF) は、64 ビット バージョンの Windows Server 2003 ファミリから削除されています。Windows Server 2003 ファミリでは、Windows Server 2003, Standard Edition のみが赤外線ネットワークをサポートしています。 (1) Winsock Direct: Winsock Direct は、Winsock を使用するアプリケーションのシステム エリア ネットワーク (SAN) における通信を高速化し、CPU オーバーヘッドを抑制します。Winsock Direct は、SAN が導入されていれば、分散コンポーネント間で通信を効率化する効果があります。 (2) DNS および Active Directory と DHCP: 動的ホスト構成プロトコル (DHCP) を、インターネット プロトコル (IP) ネットワーク上の DNS および Active Directory に使用すると、静的 IP アドレスの割り当ておよび追跡を行う必要がなくなります。DHCP は、IP ネットワークに接続されているコンピュータまたはその他のリソースに、IP アドレスを動的に割り当てます。 (3) インターネット接続の共有: ネットワーク接続のインターネット接続の共有機能を使用すると、ホーム ネットワークまたはスモール オフィス ネットワークをインターネットに接続できます。たとえば、デジタル加入者電話回線 (DSL) 接続でインターネットに接続されたホーム ネットワークを構成することができます。DSL を使用するコンピュータでインターネット接続の共有を有効にすると、ホーム ネットワーク上のすべてのコンピュータに、ネットワーク アドレス変換、アドレス指定、および名前解決の各サービスを提供できます。 注:インターネット接続の共有は、Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise Edition、および x86 ベースのコンピュータでのみ使用できます。 (4) ネットワーク アドレス変換: ネットワーク アドレス変換 (NAT) は、プライベート内部アドレスをパブリック外部アドレスに変換することによって、内部的に管理されている IP アドレスを外部ネットワークから隠します。これにより、内部的にはプライベート IP アドレスを使用し、それを外部的に登録されている少数の IP アドレスに変換することができるため、IP アドレスの登録費用が削減されます。また、内部ネットワーク構造も隠されるため、内部システムに対する攻撃のリスクも軽減されます。 (5) 仮想プライベート ネットワーク: 仮想プライベート ネットワーク (VPN) を実装すると、オフィスを離れているユーザーにも、組織のネットワークへの迅速なアクセスを提供して、アクセスにかかる費用を削減することができます。VPN 接続は、インターネットとプライベート ネットワークの間に、セキュリティで保護されたトンネルを作成します。 Windows Server 2003 ファミリには、次の 2 種類の VPN テクノロジがあります。 ・PPTP (Point-to-Point トンネリング プロトコル)。認証方法にはユーザー レベルの Point-to-Point プロトコル (PPP) を採用し、データの暗号化には Microsoft Point-to-Point 暗号化 (MPPE) を採用しています。 ・IPSec 付きレイヤ 2 トンネリング プロトコル (L2TP)。L2TP は、認証方法にはユーザー レベルの PPP を採用し、データの暗号化には IPSec 付きのコンピュータ レベルの証明書を採用しています。 注:Windows Server 2003, Web Edition および Windows Server 2003, Standard Edition では、作成および使用できる PPTP ポート、L2TP ポート、および VPN 接続の数は限られています。これらのオペレーティング システムにおける VPN の制限の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 (6) ルーティングとリモート アクセス: ルーティングとリモート アクセスは、Windows NT 4.0 のルーティングとリモート アクセス サービス (RRAS) とリモート アクセス サービス (RAS) の機能に代わるものです。ルーティングとリモート アクセスはひとつの統合サービスで、ダイヤルアップまたは VPN クライアントからの接続の終了、ルーティング (インターネット プロトコル (IP)、IPX (Internetwork Packet Exchange)、および AppleTalk) の提供、またはその両方を行います。ルーティングとリモート アクセスを使用すると、サーバーをリモート アクセス サーバー、VPN サーバー、ゲートウェイ、または支店のルーターとして使用することができます。 (7) 非同期転送モード: 非同期転送モード (ATM) は、ネットワーク上のさまざまな種類のトラフィックを転送するためにデザインされた、高速のコネクション型プロトコルです。ローカル エリア ネットワーク (LAN) およびワイド エリア ネットワーク (WAN) の両方に適用できます。ATM を使用すると、音声、データ、画像、ビデオなど、さまざまなネットワーク トラフィックを同時に転送できます。 (8) SOAP (簡易オブジェクト アクセス プロトコル): SOAP (簡易オブジェクト アクセス プロトコル) は、分散化された環境で情報を交換するための XML ベースのプロトコルです。このプロトコルは主に、拡張性とモジュール方式を処理するエンベロープと、その内部でデータの種類を表すエンコード機構で構成されます。同時実行や、要求と応答のやり取りは必要ありません。SOAP は、メッセージ ルーティング、セキュリティ、および保証された配信などの機能を追加するための拡張性メカニズムを備えた簡易プロトコルを提供します。XML や HTTP (ハイパーテキスト転送プロトコル) だけでなく、SMTP (簡易メール転送プロトコル) や FTP (ファイル転送プロトコル) などの広く普及されているプロトコルの可用性に依存することにより、SOAP はプラットフォームとクライアントの幅広い組み合わせに対応します。 (9) ファイバ チャネルのサポート: ファイバ チャネルは、small computer system interface (SCSI) やインターネット プロトコル (IP) などの一般的なトランスポート プロトコルをマッピングし、ネットワーク処理と高速 I/O をひとつの接続テクノロジに融合することによって、1 ギガビット/秒のデータ転送速度を実現するテクノロジです。ファイバ チャネル テクノロジは、従来のチャネル テクノロジの距離やアドレス空間の制限に対処する手段を提供します。 (10) 複数のネットワークの自動構成: 複数のネットワークの自動構成は、ネットワーク デバイスおよびインターネットへの簡単なアクセスを提供します。モバイル コンピュータのユーザーは、TCP/IP 設定を手動で再構成しなくても、オフィス ネットワークとホーム ネットワークの両方でシームレスな操作ができます。複数のネットワークの自動構成を使用すると、DHCP サーバーが検出されなかった場合に、TCP/IP は代わりの構成を使用できます。 (11) 接続マネージャの強化: 接続マネージャには、以下の新機能が含まれています。 ・接続マネージャ クライアントの自動プロキシ構成 ユーザーがサービスに接続しているときに、内部または外部の適切なリソースにアクセスできるよう、ユーザー プロキシ設定を構成できます。 ・接続マネージャのお気に入り ユーザーが共通の通話場所を切り替えたときに、接続マネージャのプロパティを繰り返し構成する必要がなくなります。 ・クライアント ログ ファイル 接続マネージャの接続に関する問題をトラブルシューティングできます。 ・接続マネージャ管理キット [接続マネージャ管理キット ウィザード] を使用して、ニーズに合わせて接続マネージャをカスタマイズできます。 (12) Web Distributed Authoring and Versioning リダイレクタ: Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) リダイレクタは、HTTP (ハイパーテキスト転送プロトコル) によるリモート ドキュメント共有を行うための WebDAV プロトコルをサポートします。WebDAV リダイレクタは既存のアプリケーションの使用をサポートしており、インターネットを通じて (ファイアウォールやルーターなどを介して)、HTTP サーバー間でファイルを共有することができます。WebDAV の詳細については、前の「ディスクおよびファイルの管理機能」を参照してください。 (13) RADIUS プロキシとしてのインターネット認証サービス: この機能は、インターネット認証サービス (IAS) がリモート認証ダイヤルイン ユーザー サービス (RADIUS) 認証とアカウンティング要求を別の RADIUS サーバーに転送する機能をサポートします。これには、複数の IAS/RADIUS サーバー間における柔軟な、規則に準拠した転送、負荷分散、フェールオーバー、負荷分散 RADIUS-EAP 要求、クライアントをユーザー認証と共に (またはユーザー認証なしで) 必須トンネルに強制的に送り込む機能、認証要求とアカウンティング要求を別の RADIUS サーバーに指定転送する機能などが含まれます。 注:インターネット認証サービス (IAS) は、Windows Server 2003, Web Edition では使用できません。Windows Server 2003, Standard Edition では、最大 50 個の RADIUS クライアント、および最大 2 個の RADIUS サーバー グループから成る IAS を構成できます。IAS の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 (14) ワイヤレス ネットワーク: Windows Server 2003 ファミリのワイヤレス ネットワーク機能は、IEEE 802.11 標準をサポートし、ワイヤレス ネットワークへのアクセスに必要な構成を最小限に抑えます。自動ワイヤレス ネットワーク構成機能により、ユーザーは別の場所にある別のワイヤレス ネットワークに移動することが可能になります。それぞれの場所でネットワーク接続の設定を再構成する必要はありません。802.11 のセキュリティ オプションには、Wired Equivalent Privacy (WEP) アルゴリズムに基づく認証サービスおよび暗号化サービスが含まれています。セキュリティを強化するために、Windows Server 2003 ファミリ製品では、802.1X 認証が既定で有効に設定されています。IEEE 802.1X 認証は、802.11 ワイヤレス ネットワークおよび有線のイーサネット ネットワークに対する認証されたアクセスを提供します。IEEE 802.1X 認証は拡張認証プロトコル (EAP) などのセキュリティの種類もサポートしているため、ユーザーは証明書などの認証方法も使用することができます。 (15) IP Version 6: Windows Server 2003 ファミリは、インターネットの次世代のネットワーク層プロトコルである標準プロトコル群の IP Version 6 (IPv6) をサポートしています。 第 3 章 アップグレードの準備 この章では、1 台から 5 台までのサーバーおよび 100 台以下のクライアントを含むネットワークで、Microsoft(R) Windows(R) Server 2003, Standard Edition へのアップグレードを計画するための説明をします。『ファースト ステップ ガイド』の説明は、このようなネットワークのアップグレードまたはインストールを支援できるように構成されています。サーバーの数が多い場合のアップグレードとインストールの計画に関する参考資料が必要な場合は、『Windows Server 2003 導入ガイド』を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの入手について、およびその他の情報源の一覧については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットについては、http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報) および http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/ を参照してください。 セットアップの実行方法の詳細については、「第 4 章 アップグレードのためのセットアップの実行」を参照してください。 新規のインストールを計画する場合は、「第 5 章 新規インストールの準備」を参照してください。 この章の内容 (1 から 5): (1) アップグレードと新規インストールの比較 (2) システムの要件とハードウェアの互換性 (3) 確認しておく必要のある重要なファイル (4) Windows 2000 ドメイン コントローラを含むドメインでのアップグレード (5) Windows NT 4.0 ドメインでのアップグレード 最初のサーバーのアップグレードの完了後は、ヘルプとサポート センターを開いて、Windows Server 2003 ファミリの製品を使用する手順の詳細を表示できます。ヘルプとサポート センターを開くには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ヘルプとサポート センターのトピックは、http://www.microsoft.com/japan/windowsServer2003/ でも表示できます。 アップグレードと新規インストールの比較: ここでは、アップグレードを行う場合と新規インストールを行う場合を比較し、アップグレードするかどうかの決定を確認できるようにします。この場合の "アップグレード" とは、Windows NT(R) 4.0 (Service Pack 5 以降) を Windows Server 2003 ファミリの製品と交換するか、Windows 2000 を Windows Server 2003 ファミリの製品と交換することを指します。アップグレードと対照的に、"インストール" とは、前のオペレーティング システムを完全に削除すること、または以前にオペレーティング システムがインストールされていないディスクまたはディスクのパーティションに Windows Server 2003 ファミリの製品をインストールすることを指します。 次に、アップグレードと新規インストールのどちらを行うかを決定するときに考慮する項目を示します。 アップグレードについて考慮するときのポイント (1 から 6): (1) アップグレードの場合、構成が簡単で、既存のユーザー、設定、グループ、権利、およびアクセス許可は保持されます。 (2) アップグレードでは、ファイルとアプリケーションを再インストールする必要はありません。ただし、ハード ディスクに大幅な変更がある場合は、アップグレードを開始する前にディスクをバックアップしておくことをお勧めします。 (3) アップグレードの実行を計画する前に、後の「アップグレードが可能なオペレーティング システム」を参照してください。 (4) Windows 2000 を実行しているドメイン コントローラを含むドメイン内でアップグレードを行うときは、必ず後の「Windows 2000 ドメイン コントローラを含むドメインでのアップグレード」を参照してください。 (5) すべてのドメイン コントローラが Windows NT 4.0 を実行しているドメインでアップグレードを行うときは、必ず後の「Windows NT 4.0 ドメインでのアップグレード」を参照してください。 (6) アップグレードした後に前と同じアプリケーションを使用するには、セットアップ CD 上の \Docs フォルダにある、Relnotes.htm のアプリケーション情報を確認してください。また、Windows Server 2003 ファミリの製品と互換性のあるアプリケーションの最新情報については、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるソフトウェア互換性情報を参照してください。 新規インストールについて考慮するときのポイント (1 から 3): (1) ハード ディスクを再フォーマットしてから新規インストールを実行する場合、再フォーマットしない場合と比べて、ディスクの効率が良くなります。また、再フォーマットを行うと、自分の要件により的確に一致するように、ディスク パーティションのサイズや数を変更することができます。 (2) 高い可用性が重要なサーバーの場合など、慎重な構成管理を実行する必要があるときは、アップグレードではなく、そのサーバーで新規インストールを実行する方が適しています。これは、過去に何度もオペレーティング システムがアップグレードされているサーバーには特に重要です。 (3) Windows Server 2003, Standard Edition をインストールし、場合によってそのコンピュータで別のオペレーティング システムを実行することもできます。ただし、このようにコンピュータを設定すると、ファイル システムの問題が発生するため複雑になります。詳細については、「第 5 章 新規インストールの準備」の「コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールするための条件」を参照してください。 注:Windows NT 4.0 を使用して、ボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きのストライプ セットを作成した場合、そのコンピュータで Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行するには、最初にディスク セットを準備する必要があります。詳細については、後の「ボリューム セット、ミラー セット、またはストライプ セットかパリティ付きのストライプ セットの処理」を参照してください。 アップグレードが可能なオペレーティング システム: アップグレードする場合、現在インストールされているオペレーティング システムと同じフォルダに Windows Server 2003, Standard Edition が自動的にインストールされます。次の 1 から 3 に該当するバージョンの Windows から Windows Server 2003, Standard Edition にアップグレードできます。 (1) Windows NT Server 4.0 Service Pack 5 以降 (2) Windows NT Server 4.0 Terminal Server Edition、Service Pack 5 以降 (3) Windows 2000 Server Windows Server 2003, Standard Edition には、リモート記憶域が含まれていません。リモート記憶域がインストールされた Windows 2000 Server を使用している場合、Windows Server 2003, Standard Edition にアップグレードできません。ただし、Windows Server 2003, Enterprise Edition にはアップグレードできます。こちらの製品にはリモート記憶域が含まれているためです。 リモート記憶域コンポーネントがインストールされている Windows 2000 Server を持っていて、リモート記憶域を使用していない場合、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使ってこのコンポーネントを削除してから、Windows Server 2003, Standard Edition にアップグレードできます。 Windows NT 4.0 Server Enterprise Edition を使用している場合、Windows Server 2003, Enterprise Edition にはアップグレードできますが、Windows Server 2003, Standard Edition にはアップグレードできません。Windows NT 4.0 からアップグレードする前に、Service Pack 5 以降を適用する必要があります。 注:4.0 以前のバージョンの Windows NT を使用している場合、Windows Server 2003 ファミリの製品に直接アップグレードすることはできません。最初に Windows NT 4.0 にアップグレードし、Service Pack 5 を適用してから、Windows Server 2003 ファミリの製品にアップグレードします。 システムの要件とハードウェアの互換性: サーバーをアップグレードする前に、選択したハードウェアが Windows Server 2003, Standard Edition をサポートしていることを確認します。 システムの要件: 適正なパフォーマンスを達成するため、Windows Server 2003, Standard Edition にアップグレードするコンピュータが次の 1 から 3 の要件を満たしていることを確認します。 (1) 推奨最低速度が 550 MHz (サポートされている最低速度は 133 MHz) のプロセッサが 1 台以上。コンピュータ 1 台につき、最大 4 台のプロセッサがサポートされます。Intel Pentium/Celeron ファミリと AMD K6/Athlon/Duron ファミリのプロセッサ、またはこれらの互換プロセッサが推奨されています。 (2) 推奨されている最小の 256 MB の RAM (サポートされている最小は 128 MB、最大は 4 GB)。 (3) セットアップ処理を実行するのに十分な空き領域があるハード ディスク パーティションまたはボリューム。後でオペレーティング システムを使用するときに柔軟な使い方ができるように、セットアップを実行するための最小要件となっている空き領域より、できるだけ多くの領域 (およそ 1.25 GB から 2 GB) を用意しておくことをお勧めします。CD-ROM からではなく、ネットワークを経由してセットアップを実行する場合、または FAT または FAT32 のパーティションでアップグレードを行う場合は、より多くの空き領域が必要です。NTFS が推奨されているファイル システムです。 また、Windows NT 4.0 からのドメイン コントローラのアップグレードには他のアップグレードよりはるかに多い領域が必要です。これは、既存のユーザー アカウント データベースが、Active Directory(R) の機能の追加に伴い、アップグレード中に 10 倍に拡張する可能性があるためです。 注:セットアップ処理は、前に示したディスクの空き領域を必要とします。セットアップが終了した後、オペレーティング システムで実際に使用されるハード ディスクの領域は、セットアップに必要な空き領域より多くなります。これは、ページング ファイルやインストールするオプション コンポーネント、およびドメイン コントローラの場合は、ユーザー アカウントとその他の Active Directory(R) 情報用の領域が必要になるためです。通常のページング ファイルのサイズは、RAM のサイズの 1.5 倍です。ページング ファイル、オプション コンポーネント、ユーザー アカウント、Active Directory に保存されている情報については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ・VGA 以上 (Super VGA 800 x 600 以上が推奨) の解像度のモニタ、キーボード、およびオプションとしてマウスなどのポインティング デバイス。 モニタまたはキーボードを使用せずに操作する場合、Windows Server 2003 ファミリの製品用に設計されているリモート診断およびサポート用のプロセッサを選択できます。詳細については、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェア互換性情報を参照してください。 ・CD-ROM からのインストールの場合には、CD-ROM ドライブまたは DVD ドライブ。 ・ネットワークからのインストールの場合は、Windows Server 2003 ファミリの製品用に設計された 1 個以上のネットワーク アダプタと関連のケーブル類。詳細については、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェア互換性情報を参照してください。 ・セットアップ ファイルへのネットワーク アクセスを提供するサーバー。 ・追加のハードウェア ベースの機能を使用する場合は、必要な機能に対応する適切なハードウェア。たとえば、サウンドが必要な場合、スピーカーまたはヘッドホンと互換サウンド カードが必要です。また、ネットワーク クライアントをサポートする計画がある場合は、サーバーとクライアントに適切なネットワーク アダプタとケーブルが必要です。ハードウェアの詳細については、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェア互換性情報を参照してください。 ハードウェアの互換性: サーバーをアップグレードする前の最も重要な手順のひとつは、ハードウェアが Windows Server 2003 ファミリの製品と互換性があるか確認することです。この手順を行うには、セットアップ CD からアップグレード前の互換性確認を実行するか、Windows カタログの Web サイトでハードウェアの互換性情報を確認します。また、ハードウェアの互換性確認手順の一環として、ハードウェアの更新済みのデバイス ドライバと更新済みのシステム BIOS を入手しているか確認してください。 アップグレード前の互換性確認を実行するかどうかに関係なく、セットアップで、アップグレードの開始時にハードウェアとソフトウェアの互換性が確認され、互換性がないものがあるときはレポートが表示されます。 セットアップ CD からアップグレード前の互換性確認を実行する: ハードウェアとソフトウェアの互換性確認はセットアップ CD から実行できます。互換性確認では、実際にアップグレードを開始する必要はありません。互換性確認を実行するには、セットアップ CD を CD ROM ドライブに挿入し、表示されたメッセージに従って、システムの互換性を確認します。互換性確認を実行する際は、動的な更新を通じて最新のセットアップ ファイルをダウンロードするためのオプションが表示されます。インターネットに接続している場合、ダウンロードを選択することをお勧めします。 最新のセットアップ ファイルのダウンロードについては、後の「更新済みドライバとその他のセットアップ ファイルを入手するための動的な更新の使用」を参照してください。 互換性確認を実行するためのもうひとつの方法は、セットアップ CD を CD ROM ドライブに挿入し、コマンド プロンプトを開き、次のように入力することです。 d:\i386\winnt32 /checkupgradeonly d は CD ROM ドライブを表します。 Microsoft の Web サイトでハードウェアとソフトウェアの互換性情報を確認する: ハードウェアとソフトウェアが Windows Server 2003 ファミリの製品用に設計されているか確認するもうひとつの方法は、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアとソフトウェアの互換性情報を確認することです。 マイクロチャネル バスはサポートされなくなりましたので注意してください。 ドライバとシステム BIOS を確認する: 使用しているハードウェア デバイスのドライバが更新されていることと、システム BIOS が最新のものであることを確認してください。これらは、デバイスの製造元から入手することができます。BIOS に関する ACPI 標準については、後の「ACPI BIOS とは」を参照してください。 最後に、デバイスがプラグ アンド プレイに対応していない場合、またはプラグ アンド プレイ対応デバイスが標準に厳密に準拠していない場合は、そのコンピュータのハードウェア デバイスのデバイス インベントリを取得することを考慮してください。詳細については、次の「プラグ アンド プレイに対応していないデバイスのインベントリの取得」を参照してください。 プラグ アンド プレイに対応していないデバイスのインベントリの取得: ここでは、コンピュータのデバイスがプラグ アンド プレイ テクノロジに対応していない場合に実行する手順を説明します。デバイスの互換性などのハードウェアの互換性に関する重要情報について、必ず前の「ハードウェアの互換性」を参照してください。SCSI、RAID、ファイバ チャネル アダプタなど、大容量記憶域コントローラを製造元から提供されているドライバで使用する方法の具体的な情報については、次の「大容量記憶装置のドライバとセットアップ処理」を参照してください。 Windows Server 2003 ファミリの製品にはプラグ アンド プレイ テクノロジが組み込まれているので、ビデオ アダプタやネットワーク アダプタなどのデバイスはオペレーティング システムが自動的に認識し、構成の競合は回避されます。各デバイスの設定を手動で指定する必要はありません。ただし、デバイスがプラグ アンド プレイに対応していない場合、またはプラグ アンド プレイ対応デバイスが標準に厳密に準拠していない場合は、デバイス構成の競合を避けるためにいくつかの手順が必要になることがあります。ここでは、セットアップを実行する前にデバイスの構成を知る必要がある場合のために、その手順を説明します。 デバイスのインベントリを取得するには、既存のオペレーティング システムを使用して、デバイスで現在使われているメモリ アドレスや割り込み要求 (IRQ : Interrupt Request) などの設定を取得します。たとえば、Windows NT 4.0 の場合は、コントロール パネルで設定を確認できます。確認するには、[スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル] をクリックし、[ネットワーク]、[シリアルポート] などのアイコンをダブルクリックします。システム BIOS の情報を表示することもできます。システム BIOS 情報を表示するには、コンピュータの起動中に表示される画面で BIOS に関するメッセージが表示されたら、適切なキーを押します。 アップグレードを開始すると、セットアップ プログラムでも自動的にデバイス インベントリが取得されます。デバイスがプラグ アンド プレイに対応していない場合や、プラグ アンド プレイの標準に厳密に準拠していない場合は、ユーザー自身がインベントリを取得することにより、次の 1 および 2 のような問題を回避できます。 (1) 2 個以上のアダプタが IRQ の設定またはメモリ アドレスを共有している場合、セットアップ プログラムではその競合を解決できない可能性があります。このような状況は、次の a または b のどちらかの方法で回避できます。 (a) セットアップを実行する前にいずれかのアダプタを削除し、後で再インストールできます。アダプタなどのハードウェア デバイスのインストールと構成については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 (b) セットアップを実行する前に、一方のアダプタの IRQ 設定およびメモリ アドレスを変更し、各アダプタの設定が一意になるようにします。 (2) セットアップ プログラムでアダプタを検出または列挙しようとした場合に、アダプタが標準の方法で応答しないと、認識できない情報または正しくない情報をセットアップ プログラムが受け取る可能性があります。この場合、セットアップを実行する前にこれらのデバイスを削除し、後で再インストールして構成する必要があります。アダプタなどのハードウェア デバイスのインストールと構成については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 次の 1 から 14 は、デバイスがプラグ アンド プレイに対応していない場合に、セットアップの開始前にデバイス インベントリを取得するときに収集する情報を「アダプタ:収集する情報」の形式で一覧表示したものです。 (1) ビデオ:アダプタまたはチップ セットの種類とビデオ アダプタの数 (2) ネットワーク:IRQ、I/O アドレス、使用している場合はダイレクト メモリ アクセス (DMA)、コネクタの種類 (BNC、ツイスト ペアなど)、バスの種類 (3) SCSI コントローラ:アダプタのモデルまたはチップ セット、IRQ、バスの種類 (4) マウス:マウスの種類とポート (COM1、COM2、PS/2、または USB) (5) I/O ポート:各 I/O ポートの IRQ、I/O アドレス、使用している場合は DMA (6) サウンド アダプタ:IRQ、I/O アドレス、DMA (7) USB (ユニバーサル シリアル バス):接続されているデバイスとハブ (8) PC カード:アダプタの種類とアダプタが挿入されているスロット (9) プラグ アンド プレイ:BIOS における有効または無効の設定 (10) BIOS の設定:BIOS のバージョンと日付 (11) 外部モデム:COM ポートの接続 (COM1、COM2 など) (12) 内部モデム:COM ポートの接続、非標準の構成については IRQ および I/O アドレス (13) ACPI、電源オプション:有効または無効、現在の設定 (14) PCI:PCI アダプタの種類とアダプタが挿入されているスロット 大容量記憶装置ドライバとセットアップ処理: ハード ディスクに SCSI、RAID、またはファイバ チャネル アダプタなどの大容量記憶域コントローラを使用しているときは、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアとソフトウェアの互換性情報を調べて、そのコントローラが Windows Server 2003 ファミリの製品用に設計されているか確認します。 コントローラに互換性があっても、製造元が Windows Server 2003 ファミリの製品用に別のドライバ ファイルを提供していることがわかっている場合、セットアップを開始する前に、フロッピー ディスクでそのファイルを入手してください。セットアップの初期段階で、F6 キーを押すように求めるメッセージが画面の一番下に表示されます。さらにメッセージに従って進むと、セットアップ中にドライバ ファイルを提供し、大容量記憶域コントローラにアクセスできるようになります。 大容量記憶域コントローラの製造元から別のドライバ ファイルを入手する必要があるかどうか判断できないときは、セットアップ プログラムを実行してみてください。セットアップ CD のドライバ ファイルでコントローラがサポートされていないために、ハードウェアの製造元が提供するドライバ ファイルが必要な場合には、セットアップは停止し、ディスク デバイスが見つからないというメッセージを表示するか、完了していないコントローラの一覧を表示します。必要なドライバ ファイルを入手したら、セットアップを再起動し、メッセージで指示されたら F6 キーを押します。 独自のハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) ファイルの使用: コンピュータの製造元から独自の HAL (ハードウェア アブストラクション レイヤ) ファイルが提供されている場合は、セットアップを開始する前に、ファイルが保存されているフロッピー ディスクまたはその他のメディアを用意します。セットアップの初期段階で、F6 キーを押すように求めるメッセージが画面の一番下に表示されます。このとき、F6 キーではなく、F5 キーを押します。F5 キーを押した後、メッセージに従ってセットアップ処理に HAL ファイルを含めます。 ACPI BIOS とは: "基本入出力システム (BIOS)" とは、オペレーティング システムまたはセットアップ プログラムがコンピュータのハードウェア デバイスとの通信に使用するソフトウェア セットです。"ACPI" は、BIOS の動作方法に関する現在の標準です。Windows Server 2003 ファミリの製品は、ACPI 準拠の BIOS バージョンだけでなく、以前のアドバンスト パワー マネージメント (APM) およびプラグ アンド プレイの設計に基づく BIOS バージョンもサポートしています。 ACPI ベースの BIOS バージョンの中には、この標準に準拠していないものがあります。ACPI BIOS のバージョンが新しいほど、この標準に準拠している可能性が高くなります。ACPI 標準に準拠していない ACPI ベースの BIOS は、オペレーティング システムまたはセットアップ プログラムとハードウェアとの間の有効な通信をサポートしない場合があります。有効な通信がサポートされていない場合、セットアップは停止し、ハードウェアの製造元に連絡して、問題解決のために別の手順を実行するように指示するメッセージが表示されます。この状況が発生した場合は、表示される指示に従ってください。 BIOS が ACPI に準拠しているかどうか確認するには、次の 1 から 3 の操作を行います。 (1) BIOS バージョンについては、セットアップを実行する前にコンピュータを再起動し、画面に表示される文章を参照します。特に "BIOS" または "ACPI BIOS" という言葉を含む文章に注意してください。 (2) ハードウェアの BIOS バージョンについては、ハードウェアのマニュアルを確認し、製造元に連絡してください。 (3) BIOS が ACPI 標準に準拠していない ACPI BIOS の可能性があるときは、「付録 A システムの回復とトラブルシューティング」の ACPI BIOS に関する項を参照してください。 更新済みドライバとその他のセットアップ ファイルを入手するための動的な更新の使用: セットアップを実行しているコンピュータがインターネットに接続していれば、セットアップの際に動的な更新を選択して、最新のセットアップ ファイル (ドライバや他のファイル) を入手することができます。重要なセットアップ ファイルに重大な更新が行われた場合、その更新は、Windows Update の Web サイトに組み込まれた動的な更新機能によって入手できます。更新されたファイルのうち、一部は更新済みドライバや更新済みセットアップ ファイルなどのように置き換えられたもので、一部はセットアップ CD が作成されたときに提供されていなかったドライバなど、追加されたものです。セットアップを実行しているときは、動的な更新を使用することをお勧めします。 動的な更新は慎重に設計されているため、信頼性が高く、使いやすい機能です。 ・Windows Update Web サイトの動的更新のセクションにあるファイルは、十分なテストを行ったうえで選択されています。セットアップを確実に実行するために必要なファイルだけが、動的な更新を通じて入手できます。あまり重要でない更新が行われたファイルは、セットアップへの影響も少ないため、動的な更新に含まれません。 ・動的な更新ではコンピュータに必要なファイルだけがダウンロードされるため、動的な更新のソフトウェアはコンピュータのハードウェアを簡単に調べます。個人的な情報は収集されず、情報は一切保存されません。唯一の目的は、ハードウェアの構成に適したドライバを選択することです。これにより、ダウンロード時間ができるだけ短縮され、必要なドライバだけがハード ディスクにダウンロードされます。 ・動的な更新は、製品の CD からアップグレード前の互換性確認を実行しているとき、またはセットアップそのものを実行しているときに使用できます。どちらの方法でも、セットアップを実行するための最新のファイルを入手できます。互換性確認の実行については、前の「ハードウェアの互換性」を参照してください。 ・動的な更新は、無人セットアップの場合でも使用できます。このための準備には、いくつかの手順が必要です。無人セットアップの簡単な説明については、「第 4 章 アップグレードのためのセットアップの実行」の「無人セットアップの計画」を参照してください。無人セットアップ (自動インストールとも呼ばれる) で動的な更新を使用する方法の詳細については、『Windows Server 2003 導入ガイド』の「Automating and Customizing Installations」を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの詳細については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。 Windows Update の Web サイトでは、セットアップを完了した後に利用できるさまざまな更新が提供されます。詳細については、http://windowsupdate.microsoft.com/ にアクセスしてください。 確認しておく必要のある重要なファイル: セットアップを実行する前の計画プロセスのある時点で、Windows Server 2003, Standard Edition の CD 上の \Docs フォルダにある Relnotes.htm ファイルを確認してください。 このファイルには、ハードウェア、ネットワーク、アプリケーション、および印刷に関する重要な使用方法の情報が含まれています。また、Windows Server 2003 ファミリの製品のハードウェアの互換性に関する情報も確認してください。詳細については、前の「ハードウェアの互換性」を参照してください。 Windows Server 2003 ファミリの製品と互換性のあるアプリケーションの最新情報については、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるソフトウェア互換性情報を参照してください。 Windows Server 2003, Standard Edition の CD 上の \Docs フォルダにも、テキスト ファイル (名前の拡張子が "TXT" のファイル) として『ファースト ステップ ガイド』に含まれている情報の多くが収録されています。 Windows 2000 ドメイン コントローラを含むドメインでのアップグレード: Windows 2000 ドメイン コントローラを含むドメイン内のサーバーをアップグレードする場合、いくつか注意する点があります。次の 1 から 5 が最も重要です。 (1) 特定のサーバーのアップグレードを計画するときの最初の手順は、ハードウェアに Windows Server 2003 ファミリの製品との互換性があるか確認することです。詳細については、前の「ハードウェアの互換性」を参照してください。 (2) 1 台以上のドメイン コントローラが Windows 2000 を実行しているドメイン内で 1 台目のドメイン コントローラをアップグレードする場合、または Windows Server 2003 ファミリの製品を実行しているドメイン コントローラを追加する場合、先に、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップ CD にある簡単なツールを使って、ドメインとドメインが配置されているフォレストを準備する必要があります。詳細については、後の「Windows 2000 ドメイン コントローラを含むドメインでのアップグレードの準備」を参照してください。 ドメインとドメインが配置されているフォレストの準備をする前に、Windows 2000 を実行しているすべてのドメイン コントローラに Service Pack 2 以降を適用することをお勧めします。 (3) サーバーにインターネット インフォメーション サービス (IIS) 5.0 がインストールされている場合、オペレーティング システムをアップグレードするときに IIS が IIS 6.0 にアップグレードされます。ただし、アプリケーションの互換性を確保するため、IIS はアップグレード後は IIS 5.0 分離モードで実行されます。IIS 分離モードの詳細については、IIS 6.0 のヘルプを参照してください。 (4) アップグレードを行うと、セキュリティの構成が強化された Internet Exploerer を既定で使用できます。この構成のセキュリティ設定により悪意のある Web サイトへの公開が制限され、コンピュータのセキュリティが向上します。このため、この強化されたレベルのセキュリティにより、インターネットおよびイントラネットの Web サイトを表示する際に、一部の Web サイトが Internet Explorer で正しく表示されないことがあります。また、UNC (Universal Naming Convention) の共有フォルダ内のファイルなどのネットワーク リソースにアクセスする際に、資格情報の入力を求めるメッセージが表示されることがあります。この強化されたセキュリティ設定は容易に変更できます。詳細については、ヘルプとサポート センター (セットアップ終了後に、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 (5) 最初のサーバーをアップグレードした後は、ヘルプとサポート センターで、Windows Server 2003 ファミリの製品の中で自分が最も必要とする機能に関するトピックを参照できます。 読んで理解すべき概念のひとつは、ドメインとフォレストの機能レベルです。これは、ドメイン コントローラ上におけるオペレーティング システムのバージョンの混在に関する Active Directory の機能のレベルです。ドメイン コントローラのアップグレードを完了し、それらのドメイン コントローラで実行しているオペレーティング システムのバージョンの数を減らすと、それに合わせてドメインとフォレストの機能レベルを調整できます。 ヘルプとサポート センターのトピックは、http://www.microsoft.com/japan/windowsServer2003/ で表示できます。 Windows Server 2003 を実行しているサーバーでヘルプとサポート センターを表示するには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 Windows NT を実行しているサーバーの場合、次の 1 から 4 にも注意してください。 (1) セットアップを実行する前に、サーバー上のファイル システムとパーティションを確認することをお勧めします。ドメイン コントローラには必ずひとつ以上の NTFS パーティションが必要です。できれば、ドメイン内のすべてのサーバーのすべてのパーティションで NTFS を使用することをお勧めします。FAT や FAT32 のパーティションでは利用できないセキュリティ機能が多くあるためです。たとえば、FAT または FAT32 のパーティションでは、共有フォルダは、個々のファイルに対して設定されたアクセス許可ではなく、その共有フォルダに対して設定されたアクセス許可でしか保護できません。また、パーティションへのローカル アクセスに対し、ソフトウェアで保護することはできません。詳細については、「第 5 章 新規インストールの準備」の NTFS を使用するためのパーティションの再フォーマットまたは変換」を参照してください。 (2) 一部のドメイン コントローラが Windows 2000 を実行し、一部が Windows NT を実行している場合、Windows NT ドメイン コントローラのアップグレードが可能になったら直ちにアップグレードを行い、コンピュータどうしのバージョンの違いを少なくして、管理とトラブルシューティングを単純化し、セキュリティを強化することをお勧めします。 (3) Windows NT 4.0 からのアップグレードを開始する前に、Service Pack 5 以降を適用する必要があります。 (4) Windows NT 3.51 を実行しているサーバーまたはクライアント コンピュータがある場合、そのコンピュータのすべてに新しいオペレーティング システムをインストールするか、アップグレードするか、または使用を取りやめることをお勧めします。複数のドメインがある場合、ログオン検証の信頼性を確保するために、Windows NT 3.51 を実行しているドメイン コントローラをアップグレードする必要があります。いずれの場合も、Windows NT 3.51 を実行しているコンピュータをアップグレードするかそのコンピュータの使用を取りやめると、セキュリティが強化され、コンピュータ間のバージョンの違いが少なくなり、管理とトラブルシューティングが単純化されます。 ドメインとフォレストの準備ができたら、ドメイン コントローラを 2 段階の手順でアップグレードできます。最初に、セットアップを実行してオペレーティング システムをアップグレードします。次に、セットアップが完了したら、[Active Directory インストール ウィザード] を実行します。このウィザードは最初にログオンしたときに画面に表示されます。 Windows 2000 ドメイン コントローラを含むドメインでのアップグレードの準備: 1 台以上のドメイン コントローラが Windows 2000 を実行しているドメイン内で、最初のドメイン コントローラのアップグレードを開始する前に、ドメインとドメインが配置されているフォレストの準備をする必要があります。ドメインの準備ができたら、次の 1 または 2 の方法でドメインのアップグレードを開始します。 (1) 既存のドメイン コントローラを Windows Server 2003 ファミリの製品にアップグレードする。必ず前の「ハードウェアの互換性」の説明に従って、先にハードウェアの互換性を確認してください。 ドメインとフォレストの準備ができていない状態で、最初のドメイン コントローラをアップグレードしようとすると、セットアップは停止し、ポップアップに指示が表示されます。 (2) ドメインのメンバ サーバーに Windows Server 2003, Standard Edition をインストールし、[Active Directory のインストール ウィザード] を起動してメンバ サーバーをドメイン コントローラに変更する。 ドメイン内のメンバ サーバーに Windows Server 2003, Standard Edition をインストールし、[Active Directory のインストール ウィザード] を起動しても、ドメインとフォレストの準備ができていない場合、ウィザードは停止し、ポップアップに指示が表示されます。 このようなドメインのアップグレードの追加情報については、前の「Windows 2000 ドメイン コントローラを含むドメインでのアップグレード」を参照してください。 Windows 2000 ドメイン コントローラを含むドメインをアップグレードする前にドメインとフォレストの準備をするには (手順 1 から 16): 1. この手順を実行する前に、Windows 2000 を実行しているすべてのドメイン コントローラに Service Pack 2 以降を適用することをお勧めします。 2. スキーマ マスタであるサーバーと、インフラストラクチャ マスタであるサーバーを確認します。同じサーバーの可能性もあります。 このマニュアルで取り上げているような 2 台から 5 台までのサーバーを含むネットワークでは、通常、スキーマ マスタは、最初に Windows 2000 をインストール、または Windows 2000 にアップグレードしたサーバーです。スキーマ マスタまたはインフラストラクチャ マスタの識別の詳細については、Windows 2000 のヘルプで、「スキーマ マスタを識別する」および「インフラストラクチャ マスタを識別する」というトピックを検索してください。Windows 2000 のヘルプを表示するには、[スタート] ボタン、[ヘルプ] の順にクリックします。Windows 2000 のヘルプは http://www.microsoft.com/windows2000/ja/advanced/help/ でも表示できます。 3. スキーマ マスタのバックアップを作成します。 アップグレードの準備の該当する段階で他のサーバーもバックアップできますが、スキーマ マスタのバックアップは、必ず次の手順の直前に作成してください。 4. ネットワークからスキーマ マスタを切断し、後の手順 9 を完了するまで接続を再確立しないでください。 5. スキーマ マスタで、Windows 2000 を実行させながら、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップ CD を CD ROM ドライブに挿入します。 6. コマンド プロンプトを開いて CD ROM ドライブに移動し、CD 上の \i386 フォルダに移動します。 7. スキーマ マスタで、コマンド プロンプトに次のように入力します。 adprep /forestprep 注:この手順を実行するには、Active Directory の Enterprise Admins グループおよび Schema Admins グループのメンバであるか、または適切な権限が委任されている必要があります。セキュリティ強化のために、[別のユーザーとして実行] を使用することを考慮してください。[別のユーザーとして実行] は第 2 のログオン方式です。この方法を利用して、異なるセキュリティ コンテキストを使ってコマンドまたはプログラムを起動できます。たとえば、Users グループのメンバとしてログオンし、ログオフせずに、Enterprise Admins グループのメンバとしてコマンドを実行できます。Windows 2000 で [別のユーザーとして実行] の詳細を検索するには、Windows 2000 を実行しているサーバーで、[スタート] ボタン、[ヘルプ]、[検索] タブの順にクリックし、「runas」を検索します。 8. スキーマ マスタで前のコマンドが終了したら、フォレストの準備が正常に完了したか確認します。このためには、次の a から c の手順を実行します。 (a) エラー メッセージが表示されていないことを確認します。 (b) 利用できる任意のドメイン コントローラ診断ツールを実行します。たとえば、セットアップ CD 上の \Support\Tools から利用できるツールのひとつである、Dcdiag.exe などがあります。ドメイン コントローラがネットワークから切断されている間は、レプリケーション エラーが表示されることに注意してください。 (c) イベント ビューアを開き、システム ログでエラーまたは予期しないイベントが発生していないか確認します。 9. 前の手順で収集した情報を評価して、次の a から c の手順を選択します。 (a) adprep /forestprep がエラーなしで実行された場合は、スキーマ マスタをネットワークに再接続して、次の手順に進みます。 (b) adprep /forestprep は実行されても、エラー メッセージが表示されて追加の手順を実行するように指示されたときは、指示に従ってから、前の手順で説明された確認プロセスに戻ります。 (c) adprep /forestprep が正常に実行されなかった場合、または Dcdiag.exe などの診断ツールによって重大な問題が明らかになった場合は、バックアップからスキーマ マスタを復元し、adprep /forestprep を正常に実行するために必要な修正手順を調べます。 10. スキーマ マスタがインフラストラクチャ マスタとは別のコンピュータである場合、adprep /forestprep が行った変更がスキーマ マスタからインフラストラクチャ マスタにレプリケートされるのを待ちます。少なくとも 15 分は待ってください。ただし、スキーマ マスタとインフラストラクチャ マスタが同じサイトにないときは、さらに長時間、たとえば半日または 1 日かかる場合もあります。変更がレプリケートされる前に、インフラストラクチャ マスタでドメインの準備を実行しようとすると、Adprep がエラー メッセージを表示して、さらに時間が必要であることが通知されます。 11. インフラストラクチャ マスタで、Windows 2000 を実行させながら、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップ CD を CD ROM ドライブに挿入します。 12. コマンド プロンプトを開いて CD ROM ドライブに移動し、CD 上の \i386 フォルダに移動します。 13. インフラストラクチャ マスタで、次のように入力します。 adprep /domainprep 注:この手順を実行するには、Active Directory の Domain Admins グループまたは Enterprise Admins グループのメンバであるか、または適切な権限が委任されている必要があります。セキュリティ強化のために、[別のユーザーとして実行] を使用することを考慮してください。[別のユーザーとして実行] については、前の "注" に説明があります。 14. インフラストラクチャ マスタで前のコマンドが終了したら、ドメインの準備が正常に完了したか確認します。このためには、次の a から c の手順を実行します。 (a) エラー メッセージが表示されていないことを確認します。 (b) 利用可能な任意のドメイン コントローラ診断ツールを実行します。 (c) イベント ビューアを開き、システム ログでエラーまたは予期しないイベントが発生していないか確認します。 15. 前の手順で収集した情報を評価して、次の a または b に従って選択します。 (a) adprep /domainprep がエラーなしで実行された場合は、次の手順に進みます。 (b) adprep /domainprep は実行されても、エラー メッセージが表示されて追加の手順を実行するように指示されたときは、指示に従ってから、前の手順で説明された確認プロセスに戻ります。 16. adprep /domainprep が行った変更が、インフラストラクチャ マスタから他のドメイン コントローラにレプリケートされるのを待ちます。少なくとも 15 分は待ってください。ただし、ドメイン コントローラがリモート サイトにあるときは、さらに長時間、たとえば半日または 1 日かかる場合もあります。変更がレプリケートされる前に他のドメイン コントローラの 1 台のアップグレードを開始すると、ポップアップ メッセージが表示され、さらに時間が必要であることが通知されます。 この手順を完了した後は、ドメイン コントローラでそのまま Windows 2000 を実行し続けることも、ドメイン コントローラのアップグレードを直ちに開始することもできます。 注:複数のドメインのアップグレードについては、『Windows Server 2003 導入ガイド』を参照してください。 Windows NT 4.0 ドメインでのアップグレード: ここでは、Windows NT 4.0 ドメイン、つまり、すべてのドメイン コントローラが Windows NT 4.0 を実行しているドメインでのサーバーのアップグレードについて説明します。ここに示すガイドラインは、このマニュアルで取り上げているような、1 台から 5 台までのサーバーと 100 台以下のクライアントを含むネットワークを対象にしています。複数のドメイン コントローラが Windows 2000 を実行しているドメインでのサーバーのアップグレードについては、前の「Windows 2000 ドメイン コントローラを含むドメインでのアップグレード」を参照してください。 次の 1 から 4 に、Windows NT 4.0 ドメインでのサーバーのアップグレードに関する参照先を示しています。 (1) アップグレード プロセスの概要については、後の「Windows NT 4.0 ドメインにおけるサーバーのアップグレード プロセスの各段階」を参照してください。 (2) ハードウェアの互換性の確認や、サーバーのハード ディスク上のパーティション サイズの確認など、初期準備の詳細については、後の「Windows NT ドメインでサーバーをアップグレードするための基本的な準備作業」を参照してください。 (3) 特定の状態へのアップグレードを調整するための計画作成手順については、次の a から d を参照してください。 (a) サーバーの役割と Windows NT からのサーバーのアップグレード順序の計画 (b) Windows NT ドメイン内のすべてのサーバーのアップグレードで利用できる機能 (c) Windows NT ドメイン内の最初のドメイン コントローラのアップグレードで利用できる機能 (d) Windows NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレード用の DNS の計画 (4) アップグレード直前に実行する最終準備と、ドメイン コントローラのアップグレード中に行う選択に関するガイドラインについては、後の「バックアップの実行と Windows NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレードの実施」を参照してください。 その他の情報源: 追加情報については、次の情報源 1 および 2 を参照してください。 (1) Active Directory の概念的な情報と使用の手順については、ヘルプとサポート センターの Active Directory のトピックを参照してください。ヘルプとサポート センターのトピックは、http://www.microsoft.com/japan/windowsServer2003/ で表示できます。 Windows Server 2003 を実行しているサーバーについてのトピックを表示するには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 (2) 複数のドメイン、またはサーバーが 6 台以上あるドメインでの導入とアップグレードについては、『Windows Server 2003 導入ガイド』を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの入手については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットについては、http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報) および http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/ を参照してください。 Windows NT 4.0 ドメインにおけるサーバーのアップグレード プロセスの各段階: すべてのドメイン コントローラが Windows NT 4.0 を実行しているドメインでのサーバーのアップグレード プロセスには、3 段階あります。 基本的な準備作業: サーバーを Windows Server 2003 ファミリの製品にアップグレードする前に、いくつかの基本的な準備作業を実行する必要があります。たとえば、ハードウェアの互換性の確認やサーバー上のディスクのパーティションの確認などです。詳細については、後の「Windows NT ドメインでサーバーをアップグレードするための基本的な準備作業」を参照してください。 サーバーの役割とサーバーをアップグレードする順序の計画: サーバーの役割とサーバーをアップグレードする順序を計画する際には、利用できるサーバーの役割を理解し、メンバ サーバーと関連付けながら、ドメイン コントローラをいつアップグレードするかを決定する必要があります。 ・Windows NT を実行しているサーバーで利用できる役割は、Windows Server 2003 を実行しているサーバーの場合と少し異なります。また、Windows NT を実行しているサーバーとは対照的に、Windows Server 2003 を実行しているサーバーの場合は、オペレーティング システムを再インストールしなくても役割を変更できます。詳細については、後の「サーバーの役割と Windows NT からのサーバーのアップグレード順序の計画」を参照してください。 ・最初にアップグレードする Windows NT サーバーがメンバ サーバーであれば、多くの機能がすぐに利用できるようになります。特定のメンバ サーバーをプロセスの初期の段階でアップグレードする理由については、「Windows NT ドメイン内のすべてのサーバーのアップグレードで利用できる機能」を参照してください。 ・プライマリ ドメイン コントローラをアップグレードすると、Windows Server 2003 ファミリのさまざまな機能に加えて、Active Directory の多くの機能が利用できるようになります。これらの機能でどのように管理が容易になるかについては、後の「Windows NT ドメイン内の最初のドメイン コントローラのアップグレードで利用できる機能」を参照してください。 ただし、Active Directory へのアップグレードでは詳細な計画が必要になります。Active Directory へアップグレードする前に必要な計画の詳細については、後の「Windows NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレード用の DNS の計画」を参照してください。 重要:Windows NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレードを開始するときは、最初にプライマリ ドメイン コントローラをアップグレードする必要があります。 バックアップの実行とアップグレード プロセスの開始: アップグレードを行う場合、開始直前に行う準備作業がいくつかあります。Service Pack 5 以降を適用しているかどうかの確認やバックアップの実行などです。 ・アップグレードの直前に行う準備作業については、後の「Service Pack の適用、バックアップの実行、およびその他の準備作業」を参照してください。 ・プライマリ ドメイン コントローラのアップグレード中に行う選択については、後の「プライマリ ドメイン コントローラのアップグレード後の [Active Directory のインストール ウィザード] の実行」を参照してください。 ・Active Directory に関するヘルプとサポート センターのトピックについては、後の「最初のサーバーのアップグレード後の Active Directory についての確認」を参照してください。Active Directory についてのトピックは、http://www.microsoft.com/japan/windowsServer2003/ でも表示できます。 ・その他のアップグレードに関するガイドラインについては、「Windows NT 4.0 からその他のアップグレード作業を完了する」を参照してください。 Windows NT ドメインでサーバーをアップグレードするための基本的な準備作業: すべてのドメイン コントローラが Windows NT 4.0 を実行しているドメインで、サーバーのアップグレードのための基盤を整えるには、基本的な準備作業をいくつか実行する必要があります。アップグレード プロセス全体に対するこれらの準備作業の位置付けについては、前の「Windows NT 4.0 ドメインにおけるサーバーのアップグレード プロセスの各段階」を参照してください。 重要:Windows NT 3.51 を実行しているサーバーまたはクライアント コンピュータがある場合、そのコンピュータのすべてに新しいオペレーティング システムをインストールするか、アップグレードするか、または使用を取りやめることをお勧めします。複数のドメインがある場合、ログオン検証の信頼性を確保するために、Windows NT 3.51 を実行しているドメイン コントローラをアップグレードする必要があります。いずれの場合も、Windows NT 3.51 を実行しているコンピュータをアップグレードするかそのコンピュータの使用を取りやめると、セキュリティが強化され、コンピュータ間のバージョンの違いが少なくなり、管理とトラブルシューティングが単純化されます。 互換性の確認: システムのアプリケーションとハードウェアが Windows Server 2003 ファミリの製品と互換性があるかどうか確認し、必要に応じて更新または置き換えを行います。この操作を行うための詳細については、前の「ハードウェアの互換性」および「確認しておく必要のある重要なファイル」を参照してください。 パーティションのサイズの確認 (特にドメイン コントローラの場合): サーバーのパーティションを調べて、Windows サーバーのオペレーティング システムを実行するために十分な空き領域があるか確認してください。特に、ドメイン コントローラに多くの空き領域があることが重要です。Active Directory の機能が追加されると、既存のユーザー アカウント データベースが 10 倍に拡張する可能性があるためです。オペレーティング システムのディスク要件については、前の「システムの要件」を参照してください。 サーバーのパーティションのファイル システムの確認: ドメイン コントローラには必ずひとつ以上の NTFS パーティションが必要です。できれば、ドメイン内のすべてのサーバーのすべてのパーティションで NTFS を使用することをお勧めします。FAT や FAT32 のパーティションでは利用できないセキュリティ機能が多くあるためです。たとえば、FAT または FAT32 のパーティションでは、共有フォルダは、個々のファイルに対して設定されたアクセス許可ではなく、その共有フォルダに対して設定されたアクセス許可でしか保護できません。また、パーティションへのローカル アクセスに対し、ソフトウェアで保護することはできません。詳細については、「第 5 章 新規インストールの準備」の「インストール パーティションのファイル システムの選択」と「NTFS を使用を目的としたパーティションの再フォーマットまたは変換」を参照してください。 Service Pack: アップグレードに必要なため、Service Pack 5 以降を用意します。 ミラー セットまたはディスク セット: Windows NT 4.0 を使用して、ボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きのストライプ セットを作成した場合、そのコンピュータで Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行するには、最初にディスク セットを準備する必要があります。詳細については、後の「ボリューム セット、ミラー セット、またはストライプ セットかパリティ付きのストライプ セットの処理」を参照してください。 ボリューム セット、ミラー セット、またはストライプ セットかパリティ付きストライプ セットの処理: Windows NT 4.0 のディスク管理テクノロジでは、ボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きストライプ セットを作成でき、それぞれ固有の機能と制限がありました。Windows 2000 で導入されたダイナミック ディスク テクノロジでは、同様のテクノロジが利用できるだけでなく、柔軟性が加わり、パーティションの変更や再フォーマットをせずにディスク ボリュームを拡張できるようになりました。 Windows NT 4.0 で使用されていたテクノロジからの移行に伴い、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行する前に一定の選択を行う必要が生じました。Windows NT 4.0 で作成したボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きストライプ セットは、Windows 2000 では、一定の範囲内でサポートされていましたが、Windows Server 2003, Standard Edition ではまったくサポートされません。 Windows NT 4.0 を使用して、ボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きのストライプ セットを作成した場合、そのコンピュータで Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行するには、次の 1 から 3 のいずれかの方法を選択します。 (1) ミラー セットの場合は、ミラーを解除する: ミラー セットが作成されているコンピュータで Windows NT 4.0 を実行している場合に、そのコンピュータで Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行するには、データが消去されないための保護手段として最初にデータをバックアップし、その後にミラーを解除します。Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行する前に、必要な Service Pack 5 以降を適用しているか確認します。次にセットアップを実行します。 (2) ボリューム セット、ストライプ セット、またはパリティ付きのストライプ セットの場合、データをバックアップし、セットを削除する: ボリューム セット、ストライプ セット、またはパリティ付きのストライプ セットが作成されているコンピュータで Windows NT 4.0 を実行している場合、そのコンピュータで Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行するには、最初にデータをバックアップします。次に、そのセットを削除します。これにより、データが削除されます。Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行する前に、必要な Service Pack 5 以降を適用しているか確認します。次にセットアップを実行します。 Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行した後は、ディスクをダイナミック ディスクにすることができ、必要に応じてバックアップしたデータを復元でき、後の表に示すボリューム オプションが利用できるようになります。ダイナミック ディスクの詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 (3) 必要に応じて、Ftonline サポート ツールを使用する: 上の方法は、Windows NT 4.0 で作成されたボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きのストライプ セットを含むコンピュータで、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行するための準備としてお勧めする方法です。しかし、これらの方法を使用しない場合に、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップの実行後にこれらのセットのいずれかにアクセスする必要が生じたときは、Ftonline ツールを利用できます。Ftonline ツールは Windows Server 2003 ファミリのサポート ツールに含まれています。詳細については、ヘルプとサポート センターにあるサポート ツールと Ftonline についてのトピックを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ダイナミック ディスク上のマルチディスク ボリュームの種類: 前で説明したディスク セットの Windows Server 2003 ファミリでの名前は、Windows NT 4.0 の場合と異なります。 Windows NT 4.0 の名前:Windows Server 2003 ファミリの名前の形式で次の 1 から 4 のようになります。 (1) ボリューム セット:ダイナミック ディスク上のスパン ボリューム (2) ミラー セット:ダイナミック ディスク上のミラー ボリューム (3) ストライプ セット:ダイナミック ディスク上のストライプ ボリューム (4) パリティ付きのストライプ セット:ダイナミック ディスク上の RAID-5 ボリューム サーバーの役割と Windows NT からのサーバーのアップグレード順序の計画: ここでは、すべてのドメイン コントローラが Windows NT 4.0 を実行しているドメインで、サーバーの役割とサーバーのアップグレードの順序を計画するときに参考となる、基本的なガイドラインの一覧を示します。アップグレード プロセス全体に対するこの計画の位置付けについては、前の「Windows NT 4.0 ドメインにおけるサーバーのアップグレード プロセスの各段階」を参照してください。 サーバーの役割と Windows NT からのサーバーのアップグレードの順序を計画するときは、次のガイドライン 1 から 6 を利用します。 (1) Windows Server 2003 を実行しているサーバーと Windows NT を実行しているサーバーでは、役割の名前が次の a から c のようにわずかに異なっていることに注意してください。 (a) Windows NT にはプライマリおよびバックアップの 2 種類のドメイン コントローラがあります。プライマリ ドメイン コントローラはひとつのドメインにつき、ひとつと限定され、読み書きデータベースを含みます。バックアップ ドメイン コントローラは数に制限はなく、読み取り専用データベースを含みます。 (b) Windows Server 2003 を実行しているドメイン コントローラの場合、"プライマリ" や "バックアップ" の指定はなく、1 種類のドメイン コントローラしかありません。すべてのドメイン コントローラには、ひとつのドメイン内のユーザー アカウントや他の Active Directory データの同一のコピーが含まれ、そのデータへの読み書きアクセスが可能です。 (c) ドメイン コントローラの他にどのオペレーティング システムの場合にも該当する役割には、メンバ サーバーとスタンドアロン サーバーがあります。メンバ サーバーはドメインに属しますが、Active Directory データのコピーを含みません。スタンドアロン サーバーはドメインではなくワークグループに属します。 (2) Windows NT の場合とは対照的に、セットアップを再実行しなくてもサーバーの役割を変更できます。しかし、一般的には、役割は前もって計画し、必要がある場合にだけ変更することをお勧めします。 (3) Windows NT の場合と同様に、ドメインには少なくとも 1 台のドメイン コントローラが必要ですが、ログオン要求とディレクトリ更新の処理の際の復元力を確保するため、複数のドメイン コントローラを用意することをお勧めします。 (4) 最も必要な機能が Active Directory の機能でないときは、まずメンバ サーバーのアップグレードを重点的に実行します。特定のメンバ サーバーをプロセスの初期の段階でアップグレードする理由については、「Windows NT ドメイン内のすべてのサーバーのアップグレードで利用できる機能」を参照してください。 (5) 最も必要な機能が Active Directory の機能の場合、まずドメイン コントローラのアップグレードを重点的に行い、アップグレードのこの段階で必要な詳細な計画を実行します。 重要:Windows NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレードを開始するときは、最初にプライマリ ドメイン コントローラをアップグレードする必要があります。 Active Directory に付属の機能の詳細については、後の「Windows NT ドメイン内の最初のドメイン コントローラのアップグレードで利用できる機能」を参照してください。Active Directory へアップグレードする前に必要な計画の詳細については、後の「Window NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレード用の DNS の計画」を参照してください。 (6) ドメイン コントローラのアップグレードを開始するときに、メンバ サーバーであるリモート アクセス サーバーがある場合は、最後のドメイン コントローラをアップグレードする前にそのサーバーをアップグレードすることをお勧めします。このようなサーバーはユーザー情報をドメイン コントローラに依存しているため、ドメイン コントローラをアップグレードするときに、"置き去りにする" ことがないようにします。または、Active Directory のセキュリティのアクセス許可を緩和して、Windows NT を実行しているリモート アクセス サーバーが、Windows Server 2003 ファミリの製品を実行しているドメイン コントローラからユーザー属性を読み取れるようにする方法もあります。詳細については『Windows Server 2003 導入ガイド』を参照してください。 Windows NT ドメイン内のすべてのサーバーのアップグレードで利用できる機能: 次の 1 から 6 の機能が必要な場合、Windows NT 4.0 ドメインのメンバ サーバーのアップグレードを重点的に行なってください。ドメイン コントローラをアップグレードする理由については、後の「Windows NT ドメイン内の最初のドメイン コントローラのアップグレードで利用できる機能」を参照してください。 Windows Server 2003 ファミリの製品の機能の詳細については、「第 2 章 Windows Server 2003 ファミリの新機能」を参照してください。セットアップを実行した後は、ヘルプとサポート センターのトピックも表示できます。[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックして表示します。 (1) 管理ツール Microsoft 管理コンソール プラグ アンド プレイ デバイス マネージャ [ハードウェアの追加ウィザード] (コントロール パネル内) ユニバーサル シリアル バスのサポート 拡張されたバックアップ ユーティリティ (2) ファイル システムのサポート:Windows Server 2003 ファミリの NTFS のバージョンには、ディスク クォータ、ディレクトリ構造をデフラグする機能、圧縮されたネットワーク I/O のサポートが含まれています。 (3) アプリケーション サービス:Win32 Driver Model、DirectX 7.0、および Windows Script Host。 (4) プリンタ プロトコル サポート:2,500 を超えるプリンタからの選択が可能な、デバイスとプロトコルのサポート。ユーザーがイントラネットまたはインターネットを経由して直接 URL に印刷できるインターネット印刷プロトコルのサポートなど、その他の印刷拡張機能が含まれています。 (5) スケーラビリティと可用性:Windows NT に比べ、対称型マルチプロセッサのサポートが向上しました。 (6) セキュリティ:暗号化ファイル システム。 Windows NT ドメイン内の最初のドメイン コントローラのアップグレードで利用できる機能: 次の 1 から 9 の機能 (すべて Active Directory の機能) が必要なときは、メンバ サーバーの場合とは逆に、プライマリ ドメイン コントローラのアップグレードを重点的に行います。最初にアップグレードするドメイン コントローラは、必ずプライマリ ドメイン コントローラです。バックアップ ドメイン コントローラもアップグレードすることをお勧めします。Windows NT を実行しているドメイン コントローラのアップグレードを開始する前に必要な DNS の計画については、後の「Window NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレード用の DNS の計画」を参照してください。 メンバ サーバーをアップグレードする理由については、前の「NT ドメイン内のすべてのサーバーのアップグレードで利用できる機能」を参照してください。 Windows Server 2003 ファミリの製品の機能の詳細については、「第 2 章 Windows Server 2003 ファミリの新機能」を参照してください。セットアップを実行した後は、ヘルプとサポート センターの Active Directory やその他の機能分野に関するトピックも表示できます。[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックして表示します。 注:ドメイン コントローラをアップグレードすると、Windows Server 2003 ファミリのすべての機能がそのドメイン コントローラで利用できるようになります。つまり、次の 1 から 9 のすべての機能に加え、前の「Windows NT ドメイン内のすべてのサーバーのアップグレードで利用できる機能」の機能が利用できるということです。 Windows NT の代わりに、Windows Server オペレーティング システムを実行するためにドメイン コントローラをアップグレードすると、多くの Active Directory の機能がそのドメインで利用できるようになります。 (1) ネットワーク リソース情報とユーザー情報の単純化された管理。 (2) グループ ポリシーを使うと、Active Directory の特定のサイト、ドメイン、または組織単位 (OU) にまたがって適用されるポリシーを設定できます。 (3) セキュリティと認証の機能。Kerberos V5、SSL (Secure Sockets Layer) 3.0、および X.509 v3 証明書を使用する TLS (Transport Layer Security) のサポートを含みます。詳細については、「第 2 章 Windows Server 2003 ファミリの新機能」を参照してください。 (4) ディレクトリの整理統合。これにより、ユーザー、コンピュータ、アプリケーション、およびデバイスの管理を整理、簡素化し、ユーザーが必要な情報を簡単に検索できるようにします。LDAP (ライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル) に基づくインターフェイスを通じて同期化サポートを利用して、自分のアプリケーションに固有のディレクトリ整理統合要件に対応できます。 (5) ディレクトリ対応のアプリケーションとインフラストラクチャ。これにより、アプリケーションやその他のディレクトリ対応ネットワーク コンポーネントを簡単に構成し、管理できます。 (6) 複雑さを排したスケーラビリティ。パフォーマンスを向上させるために、Active Directory がドメインごとに数百万ものオブジェクトに拡張し、インデックス テクノロジと高度なレプリケーション技法を駆使した結果実現しました。 (7) インターネット標準の使用。LDAP (ライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル) によるアクセスと、DNS (ドメイン ネーム システム) に基づく名前空間を含みます。 (8) Active Directory サービス インターフェイス (ADSI)。強力な開発環境。 (9) Active Directory の追加機能。「第 2 章 Windows Server 2003 ファミリの新機能」の Active Directory の項で説明されています。 Windows NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレード用の DNS の計画: DNS (ドメイン ネーム システム) とは、インターネットおよびプライベートな TCP/IP ネットワークでコンピュータの場所を特定するために使われる階層的な命名体系です。ここでは、Active Directory にアップグレードする前、つまり Windows NT ドメイン内のプライマリ ドメイン コントローラをアップグレードして Windows Server 2003 を実行するドメイン コントローラにする前に行なっておくことが推奨されている DNS の計画について説明します。 DNS は Active Directory で使われている名前解決サービスです。Windows Server 2003 ファミリの製品は、Windows NT で一般的な Windows インターネット ネーム サービス (WINS) および DNS の両方をサポートできます。Active Directory をサポートするには DNS を導入する必要があります。WINS から DNS に移行することも、現在の WINS インフラストラクチャをサポートするように新しい DNS インフラストラクチャを構成することもできます。 このマニュアルで取り上げているような 1 台から 5 台までのサーバーと 100 台以下のクライアントを含むネットワークをアップグレードする場合、親ドメインや子ドメインがないため、単純な DNS 計画で十分です。6 台以上のサーバーを含むネットワークのアップグレードについては、『Windows Server 2003 導入ガイド』を参照してください。DNS 名は名前のラベルで構成され、それらのラベルはピリオドで区切られます。Windows Server 2003 ファミリのドメイン用の単純な DNS ドメイン名は "<ドメイン名>.<拡張子>" という形式をとる場合があります。"<拡張子>" は、"com" や "org" などの既定の "最上位ドメイン" の一種です。この形式のドメイン名では、ドメイン内のコンピュータ名は次の形式になります。 <コンピュータ名>.<ドメイン名>.<拡張子> プライマリ ドメイン コントローラは、バックアップ ドメイン コントローラより先にアップグレードする必要がありますが、Windows NT 4.0 ドメインでプライマリ ドメイン コントローラをアップグレードすると、DNS の処理に関していくつかのオプションが選択できるようになります。Active Directory での作業に利用できる DNS サーバーがない場合、既定により、アップグレードするドメイン コントローラ (元は、プライマリ ドメイン コントローラ) に DNS をインストールするオプションが与えられます。1 台から 5 台までのサーバーを含むネットワークでは、最も簡単な方法は、この既定をそのまま受け入れることです。その上で、DNS をインストールしたサーバーのアップグレードを完了した後に、そのサーバーの静的 IP アドレスをメモし、DNS 要求がすべてその IP アドレスに送信されるように他のコンピュータを構成します。DNS およびセットアップの際の構成方法の基本的な情報については、「第 5 章 新規インストールの準備」の「TCP/IP の名前解決」を参照してください。DNS の詳細については、Windows のリソース キットと導入ガイド、およびヘルプとサポート センターを参照してください。これらの情報の表示方法のひとつは、インターネットに接続しているコンピュータを使用することです。コンピュータで実行されているオペレーティング システムはどれでもかまいません。これらの情報については、http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報)、または http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/、および http://www.microsoft.com/japan/windowsServer2003/ を参照してください。 DNS に関する情報を表示するもうひとつの方法は、Windows Server 2003 ファミリのいずれかの製品を実行しているコンピュータを使用することです。そのコンピュータで [スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 バックアップの実行と Windows NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレードの実施: Windows NT 4.0 からアップグレードする場合、開始直前に実行する準備作業がいくつかあります。Service Pack 5 以降を適用しているかどうかの確認やバックアップの実行などです。 アップグレード時には、このマニュアルで取り上げているような 2 台から 5 台までのサーバーを含むネットワークのアップグレードに関して、いくつか選択を行います。以下では、これらの最終的な準備作業について説明し、選択を行うためのガイドラインを示します。 この段階のアップグレード プロセスを開始する前に、必ず前の「Windows NT ドメインでサーバーをアップグレードするための基本的な準備作業」と「サーバーの役割と Windows NT からのサーバーのアップグレード順序の計画」を参照してください。 Service Pack の適用、バックアップの実行、およびその他の準備作業: すべてのドメイン コントローラが Windows NT 4.0 を実行しているドメインでサーバーのアップグレードを開始する前に、適切な Service Pack を適用し、バックアップを実行して、ネットワークからバックアップ ドメイン コントローラを一時的に取り外すかどうかを考慮します。 ・サーバーには必ず Service Pack 5 以降を適用します。Service Pack 5 以降を適用してから、Windows NT 4.0 からのアップグレードを開始してください。 ・サーバーのハード ディスクの内容に大幅な変更がある場合は、アップグレードを実行する前に各サーバーをバックアップしておくことをお勧めします。また、必ず「第 4 章 アップグレードのためのセットアップの実行」の「システムでのアップグレード準備」を確認してください。 ・プライマリ ドメイン コントローラのアップグレードの準備をする場合は、既存のネットワークの整合性を保護するために、一時的にネットワークからバックアップ ドメイン コントローラを取り外すことを考慮してください。このためには、既存の Windows NT ネットワークでバックアップ ドメイン コントローラを選択し、ユーザー アカウント データベースの最新のコピーがあるか確認し、それをバックアップします。その後に、ネットワーク ケーブルを取り外します。プライマリ ドメイン コントローラを、Windows Server 2003 を実行するドメイン コントローラにアップグレードした後 (プライマリ ドメイン コントローラは必ず最初にアップグレードします)、この切断されたシステムを、必要に応じて Windows NT のプライマリ ドメイン コントローラにアップグレードできます。しかし、アップグレードが正常に進行している場合、Windows NT バックアップ ドメイン コントローラをプライマリ ドメイン コントローラにアップグレードする必要はなく、また、そうすることもできません。代わりに、アップグレード プロセスを続行し、最終的に、切断したサーバーを再接続してアップグレードします。 プライマリ ドメイン コントローラのアップグレード後の [Active Directory のインストール ウィザード] の実行: プライマリ ドメイン コントローラを Windows Server 2003 を実行するドメイン コントローラにアップグレードするには、最初にセットアップを実行して、オペレーティング システムをアップグレードする必要があります。オペレーティング システムをインストールすると、[Active Directory のインストール ウィザード] を実行できます。このウィザードは最初にログオンしたときに画面に表示されます。ここでは、プライマリ ドメイン コントローラをアップグレードするときに [Active Directory のインストール ウィザード] で選択を行うためのガイドラインを示します。 アップグレードを開始する前の準備作業については、前の「Windows NT 4.0 ドメインにおけるサーバーのアップグレード プロセスの各段階」を参照してください。セットアップの開始については、「第 4 章 アップグレードのためのセットアップの実行」を参照してください。 重要:Windows NT 4.0 を実行しているドメイン コントローラのアップグレードを開始するときは、最初にプライマリ ドメイン コントローラをアップグレードする必要があります。 次の 1 および 2 では、元はプライマリ ドメイン コントローラだったサーバーで [Active Directory のインストール ウィザード] を実行するときの、推奨される選択の内容を「元はプライマリ ドメイン コントローラだったサーバーに関する選択:2 台から 5 台までのサーバーを含むネットワークに関して推奨される操作」の形式で示します。これらの推奨事項は、このマニュアルで取り上げているような、2 台から 5 台までのサーバーを含むネットワークを対象にしています。 (1) [新しいフォレストのドメイン]、[既存のドメイン ツリーの子ドメイン]、[既存のフォレストのドメイン ツリー] のいずれか:[新しいフォレストのドメイン] を選択します。 (2) [Windows Server 2003 中間] のフォレスト機能レベル (この選択肢は前に [新しいフォレストのドメイン] を選択した場合にのみ表示されます):[Windows Server 2003 中間] を選択します。このドメイン機能レベルを選択すると、Windows NT 4.0 または Windows Server 2003 を実行しているドメイン コントローラは使用できますが、Windows 2000 を実行しているドメイン コントローラは使用できません。詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。 アップグレード中に、3 種類の重要な項目の場所を選択できます。その 3 種類の項目とは、ユーザー アカウントなどの Active Directory データ、ログ ファイル、およびシステム ボリューム (Sysvol) フォルダです。データベースとログ ファイルは、FAT、FAT32、または NTFS のどの種類のパーティションにも入れることができます。データベースは、Windows NT のときのサイズから 10 倍に拡張される可能性があるため、そのための領域を十分に用意してください。当初、ログ ファイルは非常に少ない領域しか使用しません。システム ボリューム フォルダは NTFS パーティションに入れる必要があります。NTFS およびその他のファイル システムについては、「第 5 章 新規インストールの準備」の「インストール パーティションのファイル システムの選択」と「NTFS の使用を目的としたパーティションの再フォーマットまたは変換」を参照してください。 最初のサーバーのアップグレード後の Active Directory についての確認: 最初のサーバーをアップグレードするとすぐに、ヘルプとサポート センターを開いて、Active Directory の使用方法の説明を参照できます。ヘルプとサポート センターを開くには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。次の 1 から 5 は、確認すべき推奨事項を示しています。 (1) Windows NT 4.0 ドメインからのアップグレードに関する追加情報。 (2)「新しく変更された手順」。これは、Windows NT を使ってドメイン タスクを実行していた方法と、Windows Server 2003 ファミリの製品でそのタスクを実行する方法を比較した表です。 (3) ドメインとフォレスト。 (4) 機能レベル (ドメインの機能レベルとフォレストの機能レベル)。Windows NT ドメインの最後のドメイン コントローラを Windows Server 2003 を実行するドメイン コントローラにアップグレードすると、Active Directory のトピックで説明されているように、機能レベルを変更できるようになります。 (5) グローバル カタログと操作マスタの役割。これらについては、アップグレードの一環としての操作は不要ですが、内容を知っておいてください。 Active Directory についての同じトピックを、http://www.microsoft.com/japan/windowsServer2003/ でも表示できます。 複数のドメイン、またはサーバーが 6 台以上あるドメインでの導入とアップグレードについては、『Windows Server 2003 導入ガイド』を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの入手については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットについては、http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報)、および http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/ を参照してください。 Windows NT 4.0 からその他のアップグレード作業を完了する: プライマリ ドメイン コントローラのアップグレードを完了し、満足できるレベルで機能していることを確認したら、任意のバックアップ ドメイン コントローラのアップグレードを開始できます。メンバ サーバーはいつでもアップグレードできます。 バックアップ ドメイン コントローラのアップグレードは、一度に 1 台ずつ行います。アップグレード前に、それぞれをバックアップすることを忘れないでください。各バックアップ ドメイン コントローラのアップグレードを開始する前に、Windows Server 2003 を実行しているドメイン コントローラがネットワーク上に少なくとも 1 台あることを確認してください。これは、ユーザー アカウントなどの Active Directory データが、アップグレード済みのドメイン コントローラからコピーされるためです。次のバックアップ ドメイン コントローラをアップグレードする前に、ネットワーク上の各サーバーを起動してテストし、満足できるレベルで機能しているか確認します。 アップグレードしたドメイン コントローラは、Windows NT 4.0 サーバーとクライアント コンピュータでは Windows NT 4.0 プライマリ ドメイン コントローラとして表示されます。ただし、ドメイン内のサーバーのアップグレードは、あまり長い間隔をおかずに、できるだけ迅速にすべてを完了することをお勧めします。これによりコンピュータ間のバージョンの違いが少なくなるため、管理とトラブルシューティングが簡単にできるようになり、セキュリティも強化されます。 アップグレードを行うと、セキュリティの構成が強化された Internet Exploerer を既定で使用できます。この構成のセキュリティ設定により悪意のある Web サイトへの公開が制限され、コンピュータのセキュリティが向上します。このため、この強化されたレベルのセキュリティにより、インターネットおよびイントラネットの Web サイトを表示する際に、一部の Web サイトが Internet Explorer で正しく表示されないことがあります。また、UNC (Universal Naming Convention) の共有フォルダ内のファイルなどのネットワーク リソースにアクセスする際に、資格情報の入力を求めるメッセージが表示されることがあります。この強化されたセキュリティ設定は容易に変更できます。詳細については、ヘルプとサポート センター (セットアップ終了後に、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 メンバ サーバーであるリモート アクセス サーバーは、最後のドメイン コントローラより先にアップグレードすることをお勧めします。詳細については、前の「サーバーの役割と Windows NT からのサーバーのアップグレード順序の計画」を参照してください。 第 4 章 アップグレードのためのセットアップの実行 この章では、Microsoft(R) Windows(R) Server 2003, Standard Edition のアップグレードのセットアップを実行する前の、システムの準備に関する推奨事項を示します。この章を読む前またはセットアップを実行する前に、必ず「第 3 章 アップグレードの準備」を参照してください。 サーバーの展開の詳細については『Windows Server 2003 導入ガイド』を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの入手について、およびその他の情報源の一覧については、このマニュアルの「第 1 章 はじめに」を参照してください。 この章の内容 (1 から 4): (1) システムでのアップグレード準備 (2) アップグレードのためのセットアップの開始 (3) 無人セットアップの計画 (4) Windows Server 2003 ファミリの製品のライセンス認証 システムでのアップグレード準備: ここでは、サーバーのアップグレードを準備するときに実行する基本的な手順について説明します。 システム ログでのエラーの確認: イベント ビューアを使用してシステム ログを確認し、アップグレード時の問題の原因となる可能性のある、最新エラーまたは繰り返し発生するエラーがないか調べます。エラーの表示の詳細については、実行しているオペレーティング システムのヘルプを参照してください。 ファイルのバックアップの作成: アップグレードする前に現在のファイルをバックアップすることをお勧めします。バックアップするファイルには、システム状態やシステム パーティションおよびブート パーティションなどの、構成情報を含むファイルもすべて含まれます。テープ ドライブやネットワーク上の別のコンピュータのハード ディスクなど、さまざまなメディアにデータをバックアップできます。 アップグレード用のミラー セットおよびその他のディスク セットの準備 (Windows NT 4.0 のみ): Windows NT(R) 4.0 のディスク管理テクノロジでは、ボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きストライプ セットを作成でき、それぞれ固有の機能と制限がありました。Windows 2000 で導入されたダイナミック ディスクを使用することにより、同様のテクノロジを利用でき、Windows Server 2003, Standard Edition では、パーティションの変更や再フォーマットをせずにダイナミック ボリュームを拡張できるようになりました。 Windows NT 4.0 で使用されていたテクノロジからの移行に伴い、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行する前に一定の選択を行う必要が生じました。これらの選択の詳細については、「第 3 章 アップグレードの準備」のボリューム セット、ミラー セット、またはストライプ セットかパリティ付きストライプ セットの処理」を参照してください。 UPS の接続解除: 操作するコンピュータに無停電電源装置 (UPS) が接続されている場合は、セットアップを実行する前に接続されているシリアル ケーブルから切り離します。セットアップではシリアル ポートに接続されているデバイスが自動的に検出されますが、UPS 装置が接続されていると、この検出プロセスで問題が発生する可能性があります。 ハードウェアとソフトウェアの確認: アップグレードのセットアップを開始するときに最初に実行されるプロセスは、コンピュータ上に互換性のあるハードウェアとソフトウェアがあるか確認することです。セットアップでは、次の処理に進む前にレポートが表示されます。このレポートを、セットアップ CD の \Docs フォルダにある Relnotes.htm ファイルの情報と共に使用して、アップグレード前にハードウェア、ドライバ、またはソフトウェアを更新する必要があるかどうかを確かめます。 Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアとソフトウェアの互換性情報を調べて、ハードウェアとソフトウェアが Windows Server 2003 ファミリの製品用に設計されているか確認してください。 プラグ アンド プレイを使用しないハードウェア デバイスがある場合は、「第 3 章 アップグレードの準備」の「プラグ アンド プレイに対応していないデバイスのインベントリの取得」を参照してください。 アップグレードのためのセットアップの開始: ここでは、x86 ベースのコンピュータでアップグレードのセットアップを開始する方法を説明します。アップグレードのセットアップは、CD とネットワークのどちらからでも開始できます。後の「アップグレードの開始」を参照してください。 ドメインのコンテキスト内でのアップグレードに関する重要情報については、「第 3 章 アップグレードの準備」を参照してください。無人セットアップの詳細と、セットアップを開始するときに利用できるその他のオプションの詳細については、後の「無人セットアップの計画」を参照してください。 大容量記憶装置ドライバまたは HAL ファイルの提供: 製造元から提供されるドライバを必要とする大容量記憶域コントローラがある場合、または製造元から提供されたカスタム ハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) ファイルがある場合は、セットアップ中に適切なドライバ ファイルまたは HAL ファイルを指定します。 大容量記憶装置ドライバとセットアップ処理: ハード ディスクに SCSI、RAID、またはファイバ チャネル アダプタなどの大容量記憶域コントローラを使用しているときは、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアとソフトウェアの互換性情報を調べて、そのコントローラが Windows Server 2003 ファミリの製品用に設計されているか確認します。 コントローラに互換性があっても、製造元が Windows Server 2003 ファミリの製品用に別のドライバ ファイルを提供していることがわかっている場合、セットアップを開始する前に、フロッピー ディスクでそのファイルを入手してください。セットアップの初期段階で、F6 キーを押すように求めるメッセージが画面の一番下に表示されます。さらにメッセージに従って進むと、セットアップ中にドライバ ファイルを提供し、大容量記憶域コントローラにアクセスできるようになります。 容量記憶域コントローラの製造元から別のドライバ ファイルを入手する必要があるかどうか判断できないときは、セットアップ プログラムを実行してみてください。セットアップ CD のドライバ ファイルでコントローラがサポートされていないために、ハードウェアの製造元が提供するドライバ ファイルが必要な場合には、セットアップは停止し、ディスク デバイスが見つからないというメッセージを表示するか、完了していないコントローラの一覧を表示します。必要なドライバ ファイルを入手したら、セットアップを再起動し、メッセージで指示されたら F6 キーを押します。 独自の HAL ファイルの使用: コンピュータの製造元から独自の HAL (ハードウェア アブストラクション レイヤ) ファイルが提供されている場合は、セットアップを開始する前に、ファイルが保存されているフロッピー ディスクまたはその他のメディアを用意します。セットアップの初期段階で、F6 キーを押すように求めるメッセージが画面の一番下に表示されます。このとき、F6 キーではなく、F5 キーを押します。F5 キーを押した後、メッセージに従ってセットアップ処理に HAL ファイルを含めます。 アップグレードの開始: Windows Server 2003, Standard Edition からアップグレードするときは、CD、ネットワークのどちらからでもセットアップを開始できます。アップグレードできる Windows のバージョンの詳細については、「第 3 章 アップグレードの準備」の「アップグレードが可能なオペレーティング システム」を参照してください。 新規インストールのセットアップの開始については、「第 6 章 新規インストールのセットアップの実行」を参照してください。無人セットアップの詳細と、セットアップを開始するときに利用できるその他のオプションの詳細については、後の「無人セットアップの計画」を参照してください。 重要:アップグレードのセットアップを実行するには、ローカル コンピュータの Administrators グループのメンバでなければなりません。コンピュータがドメインに参加しているときは、Domain Admins グループのメンバがこの手順を実行できる場合があります。セキュリティ強化のために、Windows 2000 を実行しているコンピュータからセットアップを開始するときは、[別のユーザーとして実行] を使用することを考慮してください。 [別のユーザーとして実行] は第 2 のログオン方式です。この方法を利用して、異なるセキュリティ コンテキストを使ってコマンドまたはプログラムを起動できます。たとえば、Users グループのメンバとしてログオンし、ログオフせずに、Administrators グループのメンバとしてコマンドを実行できます。Windows 2000 で [別のユーザーとして実行] の詳細を検索するには、Windows 2000 を実行しているサーバーで、[スタート] ボタン、[ヘルプ]、[検索] タブの順にクリックし、「runas」を検索します。 Windows を実行しているコンピュータで CD からアップグレードを開始するには (手順 1から 2): 1. ドライブに CD を挿入し、ダイアログ ボックスが表示されるのを待ちます。 2. セットアップの指示に従って操作します。 ネットワークからアップグレードを開始するには (手順 1 から 4): 1. ネットワーク サーバーでインストール ファイルを共有します。CD-ROM ドライブに CD を挿入してドライブを共有するか、CD の I386 フォルダにあるファイルを共有フォルダにコピーします。 2. Windows Server 2003, Standard Edition をインストールするコンピュータから、セットアップ ファイルを含む共有フォルダまたは共有ドライブに接続します。 3. Setup.exe を実行します。 4. セットアップの指示に従って操作します。 無人セットアップの計画: ここでは、無人セットアップについての一般的な説明をします。無人セットアップ (自動インストールとも呼ばれる) を実行する方法の詳細については、『Windows Server 2003 導入ガイド』の「Automating and Customizing Installations」を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの入手については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。Windows 導入ガイドとリソース キットについては、http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報) および http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/ を参照してください。 Windows Server 2003 ファミリの製品のセットアップを複数のコンピュータで簡単に行えるように、セットアップを無人で実行することができます。無人セットアップを実行するには、応答ファイルを作成して使用します。応答ファイルは、セットアップの質問に自動的に答える独自のスクリプトです。この後、無人セットアップ用の適切なオプションを指定して、Winnt32.exe または Winnt.exe を実行します。無人セットアップの開始時に実行されているオペレーティング システムに応じたコマンドを選択します。 ・MS-DOS または Windows 3.x を実行しているコンピュータで無人セットアップを開始するには、適切なオプションを指定した Winnt.exe を使用します。 ・Windows 95、Windows 98、Windows Millennium Edition、Windows NT、Windows 2000、Windows XP、または Windows Server 2003 ファミリの製品を実行しているコンピュータで無人セットアップを開始するには、適切なオプションを指定した Winnt32.exe を使用します。Windows NT 4.0 では、無人セットアップを開始する前に、Service Pack 5 以降を適用します。 無人セットアップについては、次の 1 から 4 の情報源を参照してください。 (1) 無人セットアップ (自動インストールとも呼ばれる) を実行する方法の詳細については、この節の冒頭で説明した、『Windows Server 2003 導入ガイド』の「Automating and Customizing Installations」を参照してください。 (2) Winnt.exe で利用できるコマンド オプションを表示するには、Windows 3.x または MS-DOS を実行しているコンピュータで、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップ CD を CD ROM ドライブに挿入し、コマンド プロンプトを開きます。CD-ROM ドライブの I386 フォルダに移動し、次のように入力します。 winnt /? (3) x86 ベースのコンピュータを使用して、Winnt32.exe で利用できるコマンド オプションを表示するには、Windows 95、Windows 98、Windows Millennium Edition、Windows NT、Windows 2000、Windows XP、または Windows Server 2003 ファミリの製品を実行しているコンピュータで、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップ CD を CD-ROM ドライブに挿入し、コマンド プロンプトを開きます。CD-ROM ドライブの I386 フォルダに移動し、次のように入力します。 winnt32 /? (4) Itanium アーキテクチャ ベース コンピュータを使用して、Winnt32.exe で利用できるコマンド オプションを表示するには、Windows XP 64-Bit Edition、Windows Server 2003, Enterprise Editionの 64 ビット バージョン、Windows Server 2003, Datacenter Edition の 64 ビット バージョンを実行している Itanium アーキテクチャ ベース コンピュータで、該当する製品の 64 ビット バージョンのセットアップ CD を CD-ROM ドライブに挿入し、コマンド プロンプトを開きます。コマンド プロンプトを開くには、[スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックして、「cmd」と入力します。CD-ROM ドライブの IA64 フォルダに移動し、次のように入力します。 winnt32 /? Windows Server 2003 ファミリの製品のライセンス認証: Windows Server 2003 ファミリの製品をインストールしたら、その製品がボリューム ライセンス契約によらず、個別に購入したものである場合は、ハードウェアの製造元が事前に代理でライセンス認証の手続きを済ませていない限り、自分でその手続きをする必要があります。製品のライセンス認証の手続きはすばやく簡単に、しかも匿名で行うことができ、プライバシーは保護されます。ライセンス認証は、ソフトウェアの不正コピー (製品の違法コピー) を減らすことを目的に設計されています。長期的に見ると、不正コピーを減らすことは、ソフトウェア業界が製品の開発、品質、サポートに、より多くの投資を行えることを意味します。この結果、より良い製品、より多くの画期的な製品をユーザーに提供できるということです。 製品のライセンス認証に関する詳細について次に説明します。 ソフトウェアによる確認メッセージ: 製品のライセンス認証の手続きを済ませるまでは、ログオンするたびにアラームが表示され、使用許諾契約書に示されているライセンス認証手続きの猶予期間が満了するまで、一定の間隔で表示されます。通常の猶予期間は 30 日です。猶予期間が過ぎて、製品のライセンス認証手続きを行わない場合、コンピュータはそのまま機能しますが、ローカルまたは管理用リモート デスクトップ (リモート管理モードのターミナル サービスとして知られている Windows 2000 の機能の新しい名前) からログオンしたときに、[ライセンス認証ウィザード] しか使用できなくなります。 ソフトウェアによるライセンス認証の実行方法: ライセンス認証の手続きは簡単に匿名で行えます。製品のライセンス認証を行うと、その製品がインストールされているコンピュータ (ハードウェア) にプロダクト キーが関連付けらます。この操作を行った後は、そのプロダクト キーを他のコンピュータのライセンス認証に使用できなくなります。ただし、Microsoft Developer Network など、追加のライセンス認証を許可する特殊なプログラムに登録している場合は、この限りではありません。 ローカル オペレーティング システムが、プロダクト キーと製品がインストールされているコンピュータとの間の関連付けを作成する作業を行います。そのオペレーティング システムは、プロダクト キーから派生するプロダクト ID を使用し、コンピュータを構成するハードウェア コンポーネントを一意に表す、ハードウェア ハッシュと呼ばれるコード化した数値と結合します。この数値が、個人情報やソフトウェアに関する情報を表すことはありません。ライセンス認証を行うときは、インターネットまたは電話でこの数値を指定し、正規のインストールを表すものとして確認できるようにします。ライセンス認証を行った後に、そのソフトウェアの違法コピーを持つ別のだれかが、他のコンピュータでこのプロダクト キーを使用してライセンス認証を行おうとすると、コード化した数値が、そのプロダクト キーは既に特定のハードウェア (コンピュータ) と関連付けられていることを示します。その人のライセンス認証は行われません。 ローカル オペレーティング システムが生成するインストール ID は、プロダクト キーと製品をインストールしたコンピュータとの間の関連付けを表し、ライセンス認証の目的にだけ使用します。 ライセンス認証の方法: オペレーティング システムをインストールしたら、[スタート] ボタン、[Windows のライセンス認証] の順にクリックしてライセンス認証を開始します。画面の右下に表示されるキーのアイコンをクリックしてもかまいません。画面の指示に従って、インターネットまたは電話でライセンス認証を行うことができます。 ・インターネット:インターネットを通じてライセンス認証を行う場合、プロダクト キーがコンピュータのハードウェアと関連付けられていることを示す、コード化した情報がコンピュータから送信されます。ライセンス認証は、セキュリティで保護されたサーバーを通じて実行されます。コンピュータに確認 ID が戻され、自動的にその製品のライセンス認証が行われます。通常、このプロセスの完了には 2 秒から 3 秒しかかかりません。製品のライセンス認証を行うために、個人を識別できるような情報は必要ありません。 ・電話:電話でライセンス認証を行う場合、画面の情報に従って、いくつかの簡単な手順を実行します。自分が在住する国を選択すると、画面に電話番号が表示されます。フリーダイヤルの場合もあります。その番号に電話すると、ライセンス認証専用窓口が画面に表示されているインストール ID を尋ねます。ライセンス認証専用窓口はその番号をセキュリティで保護されているデータベースに入力してそれが正規にインストールされた製品を表すことを確認し、確認 ID をお知らせします。次に、確認 ID を画面の所定の領域に入力すると、それでライセンス認証は完了します。 ライセンス認証のやり直し (ほとんど必要ありません): コンピュータを整備するために、ハードウェア コンポーネントを一部ではなく、大幅に変更すると、オペレーティング システムはそのハードウェアを、ライセンス認証を行ったコンピュータとはまったく別のコンピュータと見なす可能性があります。この状況が発生した場合、電話によるライセンス認証の画面に表示された電話番号にかけると、迅速で簡単なプロセスで、製品のライセンス認証をやり直すことができます。 製品のライセンス認証と製品登録の比較: 製品のライセンス認証は、製品登録と同じではありません。前に説明したように、製品のライセンス認証は必須で、完全に匿名の作業です。製品登録は、それとは対照的に完全にオプションで、電子メール アドレスなどの個人情報を任意で選択して提供できます。登録をすると、製品のアップデートや特別な情報を Microsoft から直接受け取ることができます。提供されたすべての登録情報はセキュリティで保護された状態で格納され、第三者に貸与されたり、販売されることはありません。 第 5 章 新規インストールの準備 この章では、1 台から 5 台までのサーバーおよび 100 台以下のクライアントを含むネットワークで、Microsoft(R) Windows(R) Server 2003, Standard Edition のインストールを計画するための説明をします。『ファースト ステップ ガイド』の説明は、このようなネットワークのアップグレードまたはインストールを支援できるように構成されています。サーバーの数が多い場合のアップグレードとインストールの計画に関する参考資料が必要な場合は、Microsoft の『Windows Server 2003 導入ガイド』を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの入手について、およびその他の情報源の一覧については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットについては、http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報) および http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/ を参照してください。 セットアップ プログラムを実行する方法については、「第 6 章 新規インストールのセットアップの実行」を参照してください。 アップグレードを計画している場合は、「第 3 章 アップグレードの準備」を参照してください。 この章の内容 (1 から 10): (1) アップグレードと新規インストールの比較 (2) システムの要件とハードウェアの互換性 (3) 確認しておく必要のある重要なファイル (4) 新規インストールに関する決定事項 (5) ライセンス モードの選択 (6) コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールするための条件 (7) インストール パーティションのファイル システムの選択 (8) 新規インストールのディスク パーティション計画とボリューム計画 (9) ネットワーク : TCP/IP、IP アドレス、および名前解決 (10) ワークグループまたはドメインの選択 この章で説明されている内容を確認したら、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行して、[サーバーの構成ウィザード] が含まれているサーバーの役割管理を使用する準備ができます。セットアップとサーバーの役割管理を併用することで、サーバーをすばやくセットアップして、実行することができます。サーバーの役割管理の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ヘルプとサポート センターのトピックは、http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/ でも表示できます。 アップグレードと新規インストールの比較: ここでは、アップグレードと新規インストールを比較し、新規インストールを実行するかどうかの決定を確認できるようにします。この場合の "アップグレード" とは、Microsoft Windows NT(R) 4.0 (Service Pack 5 以降) を Windows Server 2003 ファミリの製品と交換するか、Windows 2000 を Windows Server 2003 ファミリの製品と交換することを指します。アップグレードと対照的に、"インストール" とは、前のオペレーティング システムを完全に削除すること、または以前にオペレーティング システムがインストールされていないディスクまたはディスクのパーティションに Windows Server 2003 ファミリの製品をインストールすることを指します。 次に、アップグレードと新規インストールのどちらを行うかを決定するときに考慮する項目を示します。 アップグレードについて考慮するときのポイント (1 から 4): (1) アップグレードの場合、構成が簡単で、既存のユーザー、設定、グループ、権利、およびアクセス許可は保持されます。 (2) アップグレードでは、ファイルとアプリケーションを再インストールする必要はありません。ただし、ハード ディスクに大幅な変更がある場合は、アップグレードを開始する前にディスクをバックアップしておくことをお勧めします。 (3) アップグレードを開始する前に、「第 3 章 アップグレードの準備」を参照してください。 (4) アップグレードした後に前と同じアプリケーションを使用するには、セットアップ CD 上の \Docs フォルダにある、Relnotes.htm のアプリケーション情報を確認してください。また、Windows Server 2003 ファミリの製品と互換性のあるアプリケーションの最新情報については、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるソフトウェア互換性情報を参照してください。 新規インストールについて考慮するときのポイント (1 から 3): (1) ハード ディスクを再フォーマットしてから新規インストールを実行する場合、再フォーマットしない場合と比べて、ディスクの効率が良くなります。また、再フォーマットを行うと、自分の要件により的確に一致するように、ディスク パーティションのサイズや数を変更することができます。 (2) 高可用性が重要なサーバーの場合など、慎重な構成管理を実行する必要があるときは、アップグレードではなく、そのサーバーで新規インストールを実行する方が適しています。これは、過去に何度もオペレーティング システムがアップグレードされているサーバーには特に重要です。 (3) Windows Server 2003, Standard Edition をインストールし、場合によってそのコンピュータで別のオペレーティング システムを実行することもできます。ただし、このようにコンピュータを設定すると、ファイル システムの問題が発生するため複雑になります。詳細については、後の「コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールするための条件」を参照してください。 注:Windows 2000 以前のオペレーティング システムを実行しているコンピュータに Windows Server 2003, Standard Edition をインストールする場合は、次の a および b に注意してください。 (a) NTFS ファイル システムの圧縮ユーティリティで圧縮されていない限り、圧縮ドライブには Windows Server 2003, Standard Edition をインストールしないでください。DriveSpace または DoubleSpace のボリュームにインストールする場合は、セットアップを実行する前に圧縮を解除してください。 (b) Windows NT 4.0 を使用して、ボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きのストライプ セットを作成した場合、そのコンピュータで Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行するには、最初にディスク セットを準備する必要があります。詳細については、後の「ボリューム セット、ミラー セット、またはストライプ セットかパリティ付きのストライプ セットの処理」を参照してください。 システムの要件とハードウェアの互換性: サーバーをインストールする前に、選択したハードウェアが Windows Server 2003, Standard Edition をサポートしていることを確認します。 システムの要件: 適正なパフォーマンスを達成するために、Windows Server 2003, Standard Edition をインストールするコンピュータが次の 1 から 6 の要件を満たしていることを確認します。 (1) 推奨最低速度が 550 MHz (サポートされている最低速度は 133 MHz) のプロセッサが 1 台以上。コンピュータ 1 台がサポートする最大プロセッサ数が 4 個。Intel Pentium/Celeron ファミリと AMD K6/Athlon/Duron ファミリのプロセッサ、またはこれらの互換プロセッサが推奨されています。 (2) 推奨されている最小の 256 MB の RAM (サポートされている最小は 128 MB、最大は 4 GB)。 (3) セットアップ処理を実行するのに十分な空き領域があるハード ディスク パーティションまたはボリューム。後でオペレーティング システムを使用するときに柔軟な使い方ができるように、セットアップを実行するための最小要件となっている空き領域より、できるだけ多くの領域 (およそ 1.25 GB から 2 GB) を用意しておくことをお勧めします。CD-ROM からではなく、ネットワークを経由してセットアップを実行する場合、または FAT または FAT32 のパーティションでインストールする場合は、より多くの空き領域が必要です。NTFS が推奨されているファイル システムです。 注:セットアップ処理は、前に示したディスクの空き領域を必要とします。セットアップが終了した後、オペレーティング システムで実際に使用されるハード ディスクの領域は、セットアップに必要な空き領域より多くなります。これは、ページング ファイルやインストールするオプション コンポーネント、およびドメイン コントローラの場合は、ユーザー アカウントとその他の Active Directory(R) 情報用の領域が必要になるためです。通常のページング ファイルのサイズは、RAM のサイズの 1.5 倍です。ページング ファイル、オプション コンポーネント、ユーザー アカウント、Active Directory に保存されている情報については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 (4) VGA 以上 (Super VGA 800 x 600 以上が推奨) の解像度のモニタ、キーボード、およびオプションとしてマウスなどのポインティング デバイス。 モニタまたはキーボードを使用せずに操作する場合、Windows Server 2003 ファミリの製品用に設計されているリモート診断およびサポート用のプロセッサを選択できます。詳細については、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェア互換性情報を参照してください。 CD-ROM からのインストールの場合 (5) CD-ROM ドライブまたは DVD ドライブ。 ネットワークからのインストールの場合 Windows Server 2003 ファミリの製品用に設計された 1 個以上のネットワーク アダプタと関連のケーブル類。詳細については、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェア互換性情報を参照してください。 (6) セットアップ ファイルへのネットワーク アクセスを提供するサーバー。 追加のハードウェア ベースの機能を使用する場合 必要な機能に対応する適切なハードウェア。たとえば、サウンドが必要な場合、スピーカーまたはヘッドホンと互換サウンド カードが必要です。また、ネットワーク クライアントをサポートする計画がある場合は、サーバーとクライアントに適切なネットワーク アダプタとケーブルが必要です。ハードウェアの詳細については、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェア互換性情報を参照してください。 ハードウェアの互換性: サーバーをインストールする前の最も重要な手順のひとつは、ハードウェアが Windows Server 2003 ファミリの製品と互換性があるか確認することです。この手順を行うには、セットアップ CD からプレインストールの互換性確認を実行するか、Windows カタログの Web サイトでハードウェアの互換性情報を確認します。また、ハードウェアの互換性確認手順の一環として、ハードウェアの更新済みのデバイス ドライバと更新済みのシステム BIOS を入手しているか確認してください。 プレインストール互換性チェックを実行するかどうかに関係なく、インストールの開始時にハードウェアとソフトウェアの互換性が確認され、互換性がないものがあるときはレポートが表示されます。 セットアップ CD からプレインストールの互換性確認を実行する: ハードウェアとソフトウェアの互換性確認はセットアップ CD から実行できます。互換性確認では、実際にインストールを開始する必要がありません。互換性確認を実行するには、セットアップ CD を CD ROM ドライブに挿入し、表示されたメッセージに従って、システムの互換性を確認します。互換性確認を実行する際は、動的な更新を通じて最新のセットアップ ファイルをダウンロードするためのオプションが表示されます。インターネットに接続している場合、ダウンロードを選択することをお勧めします。 最新のセットアップ ファイルのダウンロードについては、後の「更新済みドライバとその他のセットアップ ファイルを入手するための動的な更新の使用」を参照してください。 互換性確認を実行するためのもうひとつの方法は、セットアップ CD を CD ROM ドライブに挿入し、コマンド プロンプトを開き、次のように入力することです。 d: \i386\winnt32 /checkupgradeonly d は CD ROM ドライブを表します。 Microsoft の Web サイトでハードウェアとソフトウェアの互換性情報を確認する: ハードウェアとソフトウェアが Windows Server 2003 ファミリの製品用に設計されているか確認するもうひとつの方法は、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアとソフトウェアの互換性情報を確認することです。 マイクロチャネル バスはサポートされなくなりましたので注意してください。 ドライバとシステム BIOS を確認する: 使用しているハードウェア デバイスのドライバが更新されていることと、システム BIOS が最新のものであることを確認してください。これらは、デバイスの製造元から入手することができます。BIOS に関する ACPI 標準については、後の「ACPI BIOS とは」を参照してください。 最後に、デバイスがプラグ アンド プレイに対応していない場合、またはプラグ アンド プレイ対応デバイスが標準に厳密に準拠していない場合は、そのコンピュータのハードウェア デバイスのデバイス インベントリを取得することを考慮してください。詳細については、次の「プラグ アンド プレイに対応していないデバイスのインベントリの取得」を参照してください。 プラグ アンド プレイに対応していないデバイスのインベントリの取得: ここでは、コンピュータのデバイスがプラグ アンド プレイ テクノロジに対応していない場合に実行する手順を説明します。デバイスの互換性などのハードウェアの互換性に関する重要情報について、必ず前の「ハードウェアの互換性」を参照してください。SCSI、RAID、ファイバ チャネル アダプタなど、大容量記憶域コントローラを製造元から提供されているドライバで使用する方法の具体的な情報については、次の「大容量記憶装置のドライバとセットアップ処理」を参照してください。 Windows Server 2003 ファミリの製品にはプラグ アンド プレイ テクノロジが組み込まれているので、ビデオ アダプタやネットワーク アダプタなどのデバイスはオペレーティング システムが自動的に認識し、構成の競合は回避されます。各デバイスの設定を手動で指定する必要はありません。ただし、デバイスがプラグ アンド プレイに対応していない場合、またはプラグ アンド プレイ対応デバイスが標準に厳密に準拠していない場合は、デバイス構成の競合を避けるためにいくつかの手順が必要になることがあります。ここでは、セットアップを実行する前にデバイスの構成を知る必要がある場合のために、その手順を説明します。 デバイスのインベントリを取得するには、コンピュータに既存のオペレーティング システムがあれば、それを使用してデバイスで現在使用しているメモリ アドレスや割り込み要求 (IRQ) などの設定を取得します。たとえば、Windows NT 4.0 の場合は、コントロール パネルで設定を確認できます。確認するには、[スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル] をクリックし、[ネットワーク]、[シリアルポート] などのアイコンをダブルクリックします。システム BIOS の情報を表示することもできます。システム BIOS 情報を表示するには、コンピュータの起動中に表示される画面で BIOS に関するメッセージが表示されたら、適切なキーを押します。 インストールを開始すると、セットアップ プログラムでも自動的にデバイス インベントリが取得されます。デバイスがプラグ アンド プレイに対応していない場合や、プラグ アンド プレイの標準に厳密に準拠していない場合は、ユーザー自身がインベントリを取得することにより、次の 1 や 2 のような問題を回避できます。 (1) 2 個以上のアダプタが IRQ の設定またはメモリ アドレスを共有している場合、セットアップ プログラムではその競合を解決できない可能性があります。このような状況は、次の 2 種類の方法のどちらかで回避できます。 セットアップを実行する前にどちらかのアダプタを削除し、後で再インストールできます。アダプタなどのハードウェア デバイスのインストールと構成については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 または、セットアップを実行する前に、一方のアダプタの IRQ 設定およびメモリ アドレスを変更し、各アダプタの設定が一意になるようにします。 (2) セットアップ プログラムでアダプタを検出または列挙しようとした場合に、アダプタが標準の方法で応答しないと、認識できない情報または正しくない情報をセットアップ プログラムが受け取る可能性があります。この場合、セットアップを実行する前にこれらのデバイスを削除し、後で再インストールして構成する必要があります。アダプタなどのハードウェア デバイスのインストールと構成については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 次の 1 から 14 は、デバイスがプラグ アンド プレイに対応していない場合に、セットアップの開始前にデバイス インベントリを取得するときに収集する情報を「アダプタ:収集する情報」の形式で一覧表示したものです。 (1) ビデオ:アダプタまたはチップ セットの種類とビデオ アダプタの数 (2) ネットワーク:IRQ、I/O アドレス、使用している場合はダイレクト メモリ アクセス (DMA)、コネクタの種類 (BNC、ツイスト ペアなど)、バスの種類 (3) SCSI コントローラ:アダプタのモデルまたはチップ セット、IRQ、バスの種類 (4)マウス:マウスの種類とポート (COM1、COM2、PS/2、または USB) (5) I/O ポート:各 I/O ポートの IRQ、I/O アドレス、使用している場合は DMA (6) サウンド アダプタ:IRQ、I/O アドレス、DMA (7) USB (ユニバーサル シリアル バス):接続されているデバイスとハブ (8) PC カード:アダプタの種類とアダプタが挿入されているスロット (9) プラグ アンド プレイ:BIOS における有効または無効の設定 (10) BIOS の設定:BIOS のバージョンと日付 (11) 外部モデム:COM ポートの接続 (COM1、COM2 など) (12) 内部モデム:COM ポートの接続、非標準の構成については IRQ および I/O アドレス (13) ACPI、電源オプション:有効または無効、現在の設定 (14) PCI:PCI アダプタの種類とアダプタが挿入されているスロット 大容量記憶装置ドライバとセットアップ処理: ハード ディスクに SCSI、RAID、またはファイバ チャネル アダプタなどの大容量記憶域コントローラを使用しているときは、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアとソフトウェアの互換性情報を調べて、そのコントローラが Windows Server 2003 ファミリの製品用に設計されているか確認します。 コントローラに互換性があっても、製造元が Windows Server 2003 ファミリの製品用に別のドライバ ファイルを提供していることがわかっている場合、セットアップを開始する前に、フロッピー ディスクでそのファイルを入手してください。セットアップの初期段階で、F6 キーを押すように求めるメッセージが画面の一番下に表示されます。さらにメッセージに従って進むと、セットアップ中にドライバ ファイルを提供し、大容量記憶域コントローラにアクセスできるようになります。 大容量記憶域コントローラの製造元から別のドライバ ファイルを入手する必要があるかどうか判断できないときは、セットアップ プログラムを実行してみてください。セットアップ CD のドライバ ファイルでコントローラがサポートされていないために、ハードウェアの製造元が提供するドライバ ファイルが必要な場合には、セットアップは停止し、ディスク デバイスが見つからないというメッセージを表示するか、完了していないコントローラの一覧を表示します。必要なドライバ ファイルを入手したら、セットアップを再起動し、メッセージで指示されたら F6 キーを押します。 独自のハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) ファイルの使用: コンピュータの製造元から独自の HAL (ハードウェア アブストラクション レイヤ) ファイルが提供されている場合は、セットアップを開始する前に、ファイルが保存されているフロッピー ディスクまたはその他のメディアを用意します。セットアップの初期段階で、F6 キーを押すように求めるメッセージが画面の一番下に表示されます。このとき、F6 キーではなく、F5 キーを押します。F5 キーを押した後、メッセージに従ってセットアップ処理に HAL ファイルを含めます。 ACPI BIOS とは: "基本入出力システム (BIOS)" とは、オペレーティング システムまたはセットアップ プログラムがコンピュータのハードウェア デバイスとの通信に使用するソフトウェア セットです。"ACPI" は、BIOS の動作方法に関する現在の標準です。Windows Server 2003 ファミリの製品は、ACPI 準拠の BIOS バージョンだけでなく、以前のアドバンスト パワー マネージメント (APM) およびプラグ アンド プレイの設計に基づく BIOS バージョンもサポートしています。 ACPI ベースの BIOS バージョンの中には、この標準に準拠していないものがあります。日付が新しいバージョンの ACPI BIOS であれば、準拠している可能性が高くなります。ACPI 標準に準拠していない ACPI ベースの BIOS は、オペレーティング システムまたはセットアップ プログラムとハードウェアとの間の有効な通信をサポートしない場合があります。有効な通信がサポートされていない場合、セットアップは停止し、ハードウェアの製造元に連絡して、問題解決のために別の手順を実行するように指示するメッセージが表示されます。この状況が発生した場合は、表示される指示に従ってください。 BIOS が ACPI に準拠しているかどうか確認するには、次の操作を行います。 ・BIOS バージョンについては、セットアップを実行する前にコンピュータを再起動し、画面に表示される文章を参照します。特に "BIOS" または "ACPI BIOS" という言葉を含む文章に注意してください。 ・ハードウェアの BIOS バージョンについては、ハードウェアのマニュアルを確認し、製造元に連絡してください。 ・BIOS が ACPI 標準に準拠していない ACPI BIOS の可能性があるときは、「付録 A システムの回復とトラブルシューティング」の ACPI BIOS に関する項を参照してください。 更新済みドライバとその他のセットアップ ファイルを入手するための動的な更新の使用: セットアップを実行しているコンピュータがインターネットに接続していれば、セットアップの際に動的な更新を選択して、最新のセットアップ ファイル (ドライバや他のファイル) を入手することができます。重要なセットアップ ファイルに重大な更新が行われた場合、その更新は、Windows Update の Web サイトに組み込まれた動的な更新機能によって入手できます。更新されたファイルのうち、一部は更新済みドライバや更新済みセットアップ ファイルなどのように置き換えられたもので、一部はセットアップ CD が作成されたときに提供されていなかったドライバなど、追加されたものです。セットアップを実行しているときは、動的な更新を使用することをお勧めします。 動的な更新は慎重に設計されているため、信頼性が高く、使いやすい機能です。 ・Windows Update Web サイトの動的更新のセクションにあるファイルは、十分なテストを行ったうえで選択されています。セットアップを確実に実行するために必要なファイルだけが、動的な更新を通じて入手できます。あまり重要でない更新が行われたファイルは、セットアップへの影響も少ないため、動的な更新に含まれません。 ・動的な更新ではコンピュータに必要なファイルだけがダウンロードされるため、動的な更新のソフトウェアはコンピュータのハードウェアを簡単に調べます。個人的な情報は収集されず、情報は一切保存されません。唯一の目的は、ハードウェアの構成に適したドライバを選択することです。これにより、ダウンロード時間ができるだけ短縮され、必要なドライバだけがハード ディスクにダウンロードされます。 ・動的な更新は、製品の CD からプレインストールの互換性確認を実行しているとき、またはセットアップそのものを実行しているときに使用できます。どちらの方法でも、セットアップを実行するための最新のファイルを入手できます。互換性確認の実行については、前の「ハードウェアの互換性」を参照してください。 ・動的な更新は、無人セットアップの場合でも使用できます。このための準備には、いくつかの手順が必要です。無人セットアップの簡単な説明は、「第 6 章 新規インストールのセットアップの実行」の「無人セットアップの計画」を参照してください。無人セットアップ (自動インストールとも呼ばれる) で動的な更新を使用する方法の詳細については、『Windows Server 2003 導入ガイド』の「Automating and Customizing Installations」を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの詳細については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。 Windows Update の Web サイトでは、セットアップを完了した後に利用できるさまざまな更新が提供されます。詳細については、http://windowsupdate.microsoft.com/ にアクセスしてください。 確認しておく必要のある重要なファイル: セットアップを実行する前の計画プロセスのある時点で、Windows Server 2003, Standard Edition の CD 上の\Docs フォルダにある Relnotes.htm ファイルを確認してください。 このファイルには、ハードウェア、ネットワーク、アプリケーション、および印刷に関する重要な使用方法の情報が含まれています。また、Windows Server 2003 ファミリの製品のハードウェアの互換性に関する情報も確認してください。詳細については、前の「ハードウェアの互換性」を参照してください。 Windows Server 2003 ファミリの製品と互換性のあるアプリケーションの最新情報については、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるソフトウェア互換性情報を参照してください。 Windows Server 2003, Standard Edition の CD 上の \Docs フォルダにも、テキスト ファイル (名前の拡張子が "TXT" のファイル) として『ファースト ステップ ガイド』に含まれている情報の多くが収録されています。 新規インストールに関する決定事項: ここでは、新規インストールを行うための基本的な決定事項について説明します。 使用するライセンス モード: Windows Server 2003 ファミリの製品は、次の 2 種類のライセンス モードをサポートしています。 (1) 接続デバイス数または接続ユーザー数 (2) 同時使用ユーザー数 接続デバイス数または接続ユーザー数モードでは、Windows Server 2003 ファミリの製品を実行するサーバーへアクセスするすべてのデバイスまたはユーザーが、それぞれクライアント アクセス ライセンス (CAL) を取得する必要があります。同時使用ユーザー数モードでは、サーバーに対して同時に行われる接続ごとに個別に CAL が必要です。ライセンスの詳細については、後の「ライセンス モードの選択」を参照してください。 コンピュータを起動するたびにオペレーティング システムの種類を選択できるかどうか: コンピュータを起動するたびに、複数のオペレーティング システムの中から実行するオペレーティング システムを選択するように設定できます。詳細については、後の「コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールするための条件」を参照してください。 インストール パーティションで使用するファイル システム: インストール パーティションのファイル システムは、NTFS、FAT、FAT32 の 3 種類の中から選択できます。通常は、NTFS を使用します。また、Active Directory(R) をサポートするファイル システムも NTFS だけで、Active Directory にはドメインやドメイン ベースのセキュリティなど多くの重要な機能が含まれます。ただし、Windows Server 2003, Standard Edition と Windows NT 4.0 以前のオペレーティング システムを状況に応じて実行できるようにコンピュータを設定する場合は、ベーシック ディスク上に FAT または FAT32 パーティションを作成する必要があります。詳細については、後の「インストール パーティションのファイル システムの選択」を参照してください。 オペレーティング システムをインストールするパーティションまたはボリューム: 新規インストールを行う場合は、セットアップを実行する前に、ディスク パーティションまたはボリュームを確認してください。アップグレードする場合は、既存のパーティションまたはボリュームを使用します。パーティションとボリュームは、いずれもディスクをひとつ、または複数の領域に分割します。分割された各領域をフォーマットし、特定のファイル システムで使用することができます。各パーティションおよびボリュームには、"C" や "D" など、それぞれ異なるドライブ文字が割り当てられます。オペレーティング システムが格納されているパーティションやボリュームを再フォーマットしたり、変更したりしない限り、セットアップを実行した後でもディスク構成を調整することができます。新規インストールを行う場合のパーティション計画またはボリューム計画については、後の「新規インストールのディスク パーティション計画とボリューム計画」を参照してください。 IP アドレスと TCP/IP 名前解決の処理方法: インターネットで使用されている TCP/IP プロトコルでは、IP アドレスと名前解決の処理方法を決める必要があります。名前解決とは、IP アドレスをユーザーが認識できる名前に変換することです。詳細については、後の「ネットワーク : TCP/IP、IP アドレス、および名前解決」を参照してください。 サーバー用にドメインとワークグループのどちらを作成するか: "ドメイン" とは、共通のディレクトリ データベースと一連のセキュリティ ポリシーを共有するアカウントとネットワーク リソースのグループです。そのドメインが他のドメインとセキュリティ関係を持つこともあります。"ワークグループ" はドメインよりも基本的なグループ化方法で、グループ内にあるプリンタや共有フォルダなどのオブジェクトをユーザーが検索しやすいようにするためだけのものです。ドメインを使うと、管理者は、リソースへのアクセスの制御およびユーザーの追跡を容易に行うことができます。詳細については、後の「ワークグループまたはドメインの選択」を参照してください。 ライセンス モードの選択: Windows Server 2003 ファミリの製品は、次の 2 種類のライセンス モードをサポートしています。 (1) 接続デバイス数または接続ユーザー数 (2) 同時使用ユーザー数 接続デバイス数または接続ユーザー数モードを選択した場合は、Windows Server 2003 ファミリの製品を実行しているサーバーへアクセスするすべてのデバイスまたはユーザーが、個別にクライアント アクセス ライセンス (CAL) を取得する必要があります。各デバイスまたはユーザーは、ひとつの CAL を取得するだけで、Windows Server 2003 ファミリの製品を実行している任意の数のサーバーへ接続することができます。Windows Server 2003 ファミリの製品を複数のサーバーで実行する企業では、このライセンス方法が最も多く利用されています。 一方、同時使用ユーザー数ライセンスでは、そのサーバーへの同時接続数だけ CAL が必要になります。つまり、1 台のサーバーは、常に決められた数の接続をサポートします。たとえば、クライアント ライセンス モードとして同時使用ユーザー数を選択し、ライセンス数を 5 にした場合、そのサーバーは常に 5 接続を保持することが可能です。たとえば、各クライアントがひとつの接続を必要とする場合は、5 台のクライアントが同時に接続できます。この接続を使用するクライアントは、別にライセンスを取得する必要がありません。 同時使用ユーザー数ライセンス モードは、サーバーが 1 台のみの中小企業で多く使用されています。このライセンス モードは、クライアント コンピュータが Windows Server 2003 ファミリ製品のネットワーク クライアントとしてライセンスを取得していない可能性のあるインターネットやリモート アクセス サーバーにも適しています。サーバーへの最大同時接続数を指定しておき、それを超えるログオン要求を拒否することができます。 どちらのモードを使用すべきかわからない場合は、同時使用ユーザー数を選択します。同時使用ユーザー数モードから接続デバイス数または接続ユーザー数モードへは、一度だけ無料で変更できます。同時使用ユーザー数を選択して、セットアップを完了すると、ヘルプとサポート センターでライセンス モードに関するトピックを参照できます。ヘルプとサポート センターを開くには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。ターミナル サーバーを使用する場合は、ターミナル サーバーのライセンスに関するトピックを参照してください。 コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールするための条件: この後に示すように、ディスクが適切に構成されたコンピュータには複数のオペレーティング システムをインストールし、そのコンピュータを再起動するたびに使用するオペレーティング システムを選択することができます。たとえば、通常は Windows Server 2003, Standard Edition を実行し、以前のアプリケーションをサポートする場合だけ Windows NT Server 4.0 を実行するようサーバーを設定できます。ただし、そのためには、後の「複数のオペレーティング システムとファイル システムの互換性」および「インストール パーティションのファイル システムの選択」で説明するように、特定のファイル システムを選択し、Service Pack 5 以降を適用する必要があります。コンピュータを再起動する際、2 種類のうちどちらのオペレーティング システムを実行するかを選択するための画面が指定した秒数だけ表示されます。再起動時にオペレーティング システムを選択しなかった場合は、事前に指定した既定のオペレーティング システムが実行されます。 次に、複数のオペレーティング システムをインストールできるディスク構成を示します。 重要:次に示す1 から 3 の要件に必ず従ってください。たとえば、ベーシック ディスクでは、Windows Server 2003, Standard Edition を含む各オペレーティング システムをそれぞれ別のパーティションにインストールする必要があります。これによって、もう一方のオペレーティング システムが必要とする重要なファイルを上書きするのを防ぎます。 ディスク構成と複数のオペレーティング システムをインストールするための要件(1 から 3) (1) ディスク構成がベーシック ディスク (1 台または複数台) の場合:ベーシック ディスクには、Windows NT 4.0 およびこれ以前のオペレーティング システムを複数インストールできます。各オペレーティング システムは、そのディスクの別々のパーティションまたは論理ドライブにインストールする必要があります。パーティションや論理ドライブはディスク内の 1 区分であり、それぞれ独立した単位として機能します。通常、各パーティションにはそれぞれ "C" や "D" などの異なるドライブ文字が割り当てられます。 (2) ディスク構成が1 台のダイナミック ディスクの場合:オペレーティング システムを 1 種類だけインストールできます。ただし、Windows 2000 または Windows XP を使用して、パーティションのないディスクをダイナミック ディスクへ直接変更した場合は、そのディスクをベーシックに戻してからオペレーティング システムをインストールする必要があります。詳細については、この表の後の説明を参照してください。 (3) ディスク構成が複数台のダイナミック ディスクの場合:各ダイナミック ディスクには、Windows 2000、Windows XP、または Windows Server 2003 ファミリの製品を 1 種類だけインストールできます。その他のオペレーティング システムをダイナミック ディスクから起動することはできません。ただし、Windows 2000 または Windows XP を使用して、パーティションのないディスクをダイナミック ディスクへ直接変更した場合は、そのディスクをベーシックに戻してからオペレーティング システムをインストールする必要があります。詳細については、この後の説明を参照してください。 Windows 2000 または Windows XP を使用して、パーティションのないディスクをダイナミック ディスクへ直接変更した場合は、そのディスクをベーシックに戻してからオペレーティング システムをインストールする必要があります。このプロセスではすべてのデータが失われるので、最初にデータをバックアップしてください。その後、Windows 2000 または Windows XP を使ってディスクをベーシックに戻すか、または Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行します。Windows 2000 または Windows XP を使用する場合は、各オペレーティング システムのヘルプの手順に従ってください。Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを使用する場合は、パーティションを作成する段階で、使用可能なパーティションの一覧からダイナミック ディスクを選択し、それを削除します。これによって、すべてのボリュームのすべてのデータが消去されます。削除するかどうかを確認するメッセージが表示されます。確認を行うと、ディスクが未使用領域だけになり、セットアップを使用して新しい (ベーシック ディスク) パーティションを作成することができます。 オペレーティング システムを 1 種類だけインストールする理由: 起動時に、複数のオペレーティング システムの中から実行するオペレーティング システムを選択できるようにコンピュータをセットアップしておけば、実行するアプリケーションに応じてオペレーティング システムを使い分けることができます。ただし、オペレーティング システムを 1 種類だけインストールした方がよい理由として、次の 1 から 4 のような点が挙げられます。 (1) それぞれのオペレーティング システムが貴重なディスク領域を使用します。 (2) 互換性 (特にファイル システムの互換性) に関する複雑な問題が発生します。詳細については、後の「複数のオペレーティング システムとファイル システムの互換性」を参照してください。 (3) ダイナミック ディスク (Windows Server 2003 ファミリの製品で使用できる記憶域の種類) の場合、各ディスクに 1 種類のオペレーティング システムしかインストールできません。さらに、一部のオペレーティング システムではダイナミック ディスクが動作しません。詳細については、前の「コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールするための条件」の表を参照してください。 (4) コンピュータの起動時のトラブルに備えることが目的であれば、複数のオペレーティング システムをインストールする必要がありません。Windows Server 2003 ファミリの製品では、他の方法でシステムを回復することができます。たとえば、新しくインストールしたデバイス ドライバに問題がある場合は、セーフ モードを使用し、既定の設定と最小限のドライバ構成で Windows Server 2003, Standard Edition を再起動できます。セーフ モードおよびその他のシステム回復方法については、「付録 A システムの回復とトラブルシューティング」を参照してください。 複数のオペレーティング システムを実行できるようにコンピュータをセットアップするための要件: 複数のオペレーティング システムを実行できるようにコンピュータを設定する前に、次の 1 から 4 の制限事項を確認してください。 (1) コンピュータに MS-DOS と Windows Server 2003, Standard Edition をインストールする場合 (a から d): (a) 各オペレーティング システムをそれぞれ別のパーティションにインストールし、使用するアプリケーションをそのオペレーティング システムと同じパーティションにインストールします。アプリケーションを 2 種類のオペレーティング システムで使用する場合は、そのアプリケーションをそれぞれのパーティションに個別にインストールします。 (b) MS-DOS は、ベーシック ディスク上の FAT でフォーマットされたパーティションにインストールします。MS-DOS をシステム パーティションにインストールしない場合でも、システム パーティションを FAT でフォーマットする必要があります。通常、システム パーティションは、そのディスクの最初のパーティションです。 (c) Windows Server 2003, Standard Edition は最後にインストールします。そうしないと、Windows Server 2003, Standard Edition を起動するための重要なファイルが上書きされる可能性があります。 (d) ファイル システムの互換性についても考慮する必要があります。後の「複数のオペレーティング システムとファイル システムの互換性」を参照してください。 (2) コンピュータに Windows 98 または Windows Millennium Edition と Windows Server 2003, Standard Edition をインストールする場合 (a からd): (a) 各オペレーティング システムをそれぞれ別のパーティションにインストールし、使用するアプリケーションをそのオペレーティング システムと同じパーティションにインストールします。アプリケーションを 2 種類のオペレーティング システムで使用する場合は、そのアプリケーションをそれぞれのパーティションに個別にインストールします。 (b) Windows 98 または Windows Millennium Edition は、ベーシック ディスク上の FAT または FAT32 でフォーマットされたパーティションにインストールします。Windows 98 または Windows Millennium Edition をシステム パーティションにインストールしない場合でも、システム パーティションを FAT または FAT32 でフォーマットする必要があります。通常、システム パーティションは、そのディスクの最初のパーティションです。 (c) Windows Server 2003, Standard Edition は最後にインストールします。そうしないと、Windows Server 2003, Standard Edition を起動するための重要なファイルが上書きされる可能性があります。 (d) ファイル システムの互換性についても考慮する必要があります。後の「複数のオペレーティング システムとファイル システムの互換性」を参照してください。 (3) コンピュータに Windows NT 4.0 と Windows Server 2003, Standard Edition をインストールする場合 (a のみ): (a) 後の「複数のオペレーティング システムとファイル システムの互換性」および「コンピュータに Windows NT 4.0 と Windows Server 2003, Standard Edition をインストールする場合」を参照してください。 (4) コンピュータに Windows Server 2003, Standard Edition と Windows 2000 または Windows XP を組み合わせてインストールする場合、または複数のパーティションに Windows Server 2003 ファミリの製品をインストールする場合 (a から e): (a) 各オペレーティング システムをそれぞれ別のパーティションにインストールします。ダイナミック ディスクの場合は、それぞれ別のディスクにインストールします。さらに、使用するアプリケーションをそのオペレーティング システムと同じディスクまたはパーティションにインストールします。アプリケーションを 2 種類のオペレーティング システムで使用する場合は、そのアプリケーションをそれぞれの場所に個別にインストールします。 (b) 各パーティションにインストールする Windows Server 2003 ファミリの製品を選択します。たとえば、ある場所に Windows Server 2003, Standard Edition をインストールし、別の場所に Windows Server 2003, Enterprise Edition をインストールできます。 (c) Windows 2000 と Windows Server 2003, Standard Edition をインストールする場合は、最後に Windows Server 2003, Standard Edition をインストールしてください。そうしないと、Windows Server 2003, Standard Edition を起動するための重要なファイルが上書きされる可能性があります。 (d) コンピュータがドメインに属している場合は、インストールしたオペレーティング システムごとに異なるコンピュータ名を使用します。ドメインの各インストール環境に対しては一意なセキュリティ ID (SID) が使われるので、同じコンピュータ上の複数のインストールであっても、インストールごとのコンピュータ名は一意にする必要があります。 (e) 暗号化ファイル システム (EFS) を使用する場合は、暗号化されたファイルを各オペレーティング システムから使用できるようにする必要があります。詳細については、後の「複数のオペレーティング システムと暗号化ファイル システム」を参照してください。 複数のオペレーティング システムとファイル システムの互換性: コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールする場合は、ファイル システムを選択する際の互換性が複雑になります。NTFS、FAT、および FAT32 の中からファイル システムを選択します。詳細については、後の「インストール パーティションのファイル システムの選択」を参照してください。 通常は、ファイル システムとして NTFS を使用することをお勧めします。NTFS は効率性と信頼性に優れていると共に、Active Directory やドメインベースのセキュリティなどの重要な機能をサポートしています。ただし、NTFS を使用する場合は、コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールするかどうかを検討するときに、ファイル システムの互換性を考慮する必要があります。これは、Windows 2000 および Windows Server 2003 の NTFS には、Windows NT の NTFS にはない新機能が追加されているためです。これらの新機能を使用しているファイルは、コンピュータを Windows 2000 または Windows Server 2003 ファミリの製品で起動した場合のみ、完全に使用したり、読み込むことができます。たとえば、コンピュータを Windows NT Server 4.0 で起動した場合は、新しい暗号化機能を使用したファイルを読み取ることができません。Windows NT Server 4.0 は、暗号化機能が取り入れられる前にリリースされたためです。Windows Server 2003 ファミリの製品で、ファイルへのアクセスに影響を与える機能の詳細については、後の「NTFS」を参照してください。 重要:Windows NT と Windows Server 2003, Standard Edition を両方実行できるようにコンピュータを設定し、NTFS パーティションを使用する場合、正常に動作する Windows NT は最新の Service Pack を適用したバージョン 4.0 だけです。最新の Service Pack を使用すると、Windows NT 4.0 と Windows Server 2003, Standard Edition との互換性を最大限に高めることができます。具体的には、Service Pack 5 以降が必要です。ただし、最新の Service Pack を適用しても、NTFS の新機能を使用したファイルにはアクセスできません。 Windows Server 2003, Standard Edition と Windows NT が両方ともインストールされたコンピュータで、NTFS を唯一のファイル システムとして使用することはお勧めしません。このようなコンピュータでは、FAT パーティションに Windows NT 4.0 オペレーティング システムをインストールしておくと、Windows NT 4.0 で起動したとき必要なファイルにアクセスすることができます。さらに、Windows NT をシステム パーティションにインストールしない場合でも、システム パーティションを FAT でフォーマットすることをお勧めします。通常、システム パーティションは、そのディスクの最初のパーティションです。 FAT パーティション上の Windows NT 3.51 (またはこれ以前のバージョン)、および NTFS パーティション上の Windows Server 2003, Standard Edition で起動するようにコンピュータを設定した場合、そのコンピュータを Windows NT 3.51 で起動すると、NTFS パーティションが見えなくなります。コンピュータをこのように設定した場合は、Windows NT 3.51 をインストールしたパーティションがシステム パーティションでなくても、システム パーティションを FAT でフォーマットする必要があります。通常、システム パーティションは、そのディスクの最初のパーティションです。 コンピュータに Windows NT 4.0 と Windows Server 2003, Standard Edition をインストールする場合: Windows NT 4.0 と Windows Server 2003, Standard Edition を実行できるようにコンピュータを設定することを計画している場合は、最初に次の 1 から 6 を確認してください。 (1) コンピュータの起動時のトラブルに備えることが目的であれば、複数のオペレーティング システムをインストールする必要がありません。Windows Server 2003 ファミリの製品では、他の方法でシステムを回復することができます。たとえば、新しくインストールしたデバイス ドライバに問題がある場合は、セーフ モードを使用し、既定の設定と最小限のドライバ構成で Windows Server 2003, Standard Edition を再起動できます。セーフ モードおよびその他のシステム回復方法については、「付録 A システムの回復とトラブルシューティング」を参照してください。 (2) Windows Server 2003, Standard Edition と Windows NT が両方ともインストールされたコンピュータで、NTFS を唯一のファイル システムとして使用することはお勧めしません。前の「複数のオペレーティング システムとファイル システムの互換性」で説明されているガイドラインに従ってください。 (3) 最新の Service Pack を使用して Windows NT 4.0 が更新されていることを確認します。詳細については、前の「複数のオペレーティング システムとファイル システムの互換性」を参照してください。 (4) 各オペレーティング システムをそれぞれ別のパーティションにインストールし、使用するアプリケーションをそのオペレーティング システムと同じパーティションにインストールします。アプリケーションを 2 種類のオペレーティング システムで使用する場合は、そのアプリケーションをそれぞれののパーティションに個別にインストールします。 (4) NTFS ファイル システムの圧縮ユーティリティで圧縮されていない限り、圧縮ドライブには Windows Server 2003, Standard Edition をインストールしないでください。 (5) Windows Server 2003, Standard Edition は最後にインストールします。そうしないと、Windows Server 2003, Standard Edition を起動するための重要なファイルが上書きされる可能性があります。 (6) コンピュータがドメインに属している場合は、インストールしたオペレーティング システムごとに異なるコンピュータ名を使用します。 複数のオペレーティング システムと暗号化ファイル システム: Windows Server 2003, Standard Edition と Windows 2000 または Windows XP を組み合わせてサーバーを設定する場合、または複数のパーティションに Windows Server 2003 ファミリの製品をサーバーを設定する場合は、そのコンピュータで暗号化ファイル システム (EFS) を使用するためにいくつかの手順が必要になります。これらの手順を実行することによって、インストールしたどのオペレーティング システムでも暗号化ファイルを読み取れるようになります。 ・1 番目は、すべてのインストール環境を同じドメインに置き、これらのインストール環境のユーザーが移動プロファイルを使用する方法です。 ・2 番目は、あるインストール環境からユーザーのファイル暗号化証明書、および関連付けられた秘密キーをエクスポートし、別のインストール環境にインポートする方法です。 EFS、移動ユーザー プロファイル、および証明書のインポートとエクスポートについては、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 インストール パーティションのファイル システムの選択: インストール パーティションのファイル システムは、NTFS、FAT、FAT32 の 3 種類の中から選択できます。通常は、NTFS を使用します。 注:Active Directory やドメイン ベースのセキュリティなどの重要な機能は、ファイル システムとして NTFS を選択した場合にのみ使用できます。 次に、インストールのシナリオ 1 から 4 と、各シナリオでのファイル システムに関するガイドラインを「インストールまたはアップグレードのシナリオ:使用するファイル システムと参照すべき追加情報」の形式で示します。最後の 2 種類のシナリオはほとんど使用しません。 (1) 現在、コンピュータで NTFS のみを使用します (FAT および FAT32 は使用していません)。:引き続き NTFS を使用します。ファイル システムに関する追加情報は不要です。 (2) コンピュータで、ひとつ以上の FAT または FAT32 パーティションを使用しています。同時に、そのコンピュータにはオペレーティング システムがひとつだけインストールされています。複数のオペレーティング システムがインストールされている場合、それは Windows 2000、Windows XP、または Windows Server 2003 ファミリの製品であり、他のオペレーティング システムはインストールされていません。:パーティションを再フォーマットするか、または変換して、すべてのパーティションで NTFS を使用するようにします。詳細については、後の「NTFS の使用を目的としたパーティションの再フォーマットまたは変換」を参照してください。 (3) コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールします。そのうちのひとつは、MS-DOS、Windows 95、Windows 98、または Windows Millennium Edition です。:MS-DOS、Windows 95、Windows 98、または Windows Millennium Edition からのアクセスを必要とするパーティションでは FAT (または FAT32) を使用します。詳細については、前の「複数のオペレーティング システムを実行できるようにコンピュータをセットアップするための要件」を参照してください。 (4) コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールします。そのうちひとつは Windows NTです。:前の「複数のオペレーティング システムとファイル システムの互換性」を参照してください。 この後に、FAT パーティションと FAT32 パーティションを再フォーマットまたは変換して、NTFS を使用できるようにする方法について説明します。また、NTFS、FAT、および FAT32 の情報についても説明します。 NTFS の使用を目的としたパーティションの再フォーマットまたは変換: Windows Server 2003 ファミリ製品のインストール先として、現在用意されている FAT または FAT32 パーティションではなく、NTFS を使用する場合は、次の 1 および 2 の方法があります。 (1) FAT または FAT32 パーティションを NTFS に変換します。この場合、ファイルは元の状態のまま維持されますが、パーティションが断片化され、NTFS でフォーマットしたパーティションよりパフォーマンスが低下する可能性があります。パーティションをフォーマットと変換のどちらを使って NTFS 形式にしたとしても、NTFS を使うことで便利になります。 Windows Server 2003 ファミリの製品を FAT または FAT32 パーティションにインストールする場合は、そのパーティションを NTFS に変換するかどうかを選択できます。また、セットアップの終了後に Convert.exe を使用して、FAT または FAT32 パーティションを変換することもできます。Convert.exe の詳細については、セットアップが完了した後、[スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックし、「cmd」と入力して Enter キーを押します。コマンド ウィンドウで「help convert」と入力し、Enter キーを押します。 (2) パーティションを NTFS で再フォーマットします。この場合、そのパーティションのすべてのファイルが消去されますが、パーティションを変換した場合に比べて断片化が少なく、より優れたパフォーマンスが得られます。 セットアップの際にパーティションをフォーマットする場合は、ファイルシステムの選択肢として NTFS と FAT が示されます。次の 1 から 4 は、パーティションのサイズと、セットアップの際に選択肢として表示されるファイル システムの関係を「パーティションの状態とサイズ:セットアップの際の選択肢と応答 (パーティションをフォーマットする場合)」の形式で示しています。 (1) フォーマットされていません。2 GB 未満です。:選択肢は NTFS または FAT です。選択したフォーマットが使用されます。 (2) フォーマットされていません。2 GB 以上、最大 32 GB までです。:選択肢は NTFS または FAT です。FAT を選択した場合は、FAT32 が使用されます。 (3) フォーマットされていません。32 GB 以上です。:選択肢は NTFS のみです。 (4) FAT32 で既にフォーマット済みで、32 GB 以上です。Windows 95、Windows 98、または Windows Millennium Edition で作成されたパーティションです。:再フォーマットの必要はありません。ただし、このサイズのパーティションが未フォーマットの場合は、Windows Server 2003 ファミリ製品をセットアップするとき、またはセットアップした後で、そのパーティションを NTFS でフォーマットする必要があります。つまり、Windows Server 2003 ファミリは、FAT32 で既にフォーマットされているこのサイズのパーティションを引き続きサポートします。 セットアップの際にパーティションをフォーマットする場合は、クイック フォーマットまたは完全なフォーマットのいずれかを選択できます。 クイック フォーマット: クイック フォーマットは、各セクタの整合性を検証せずに、ディスク上にファイル システム構造を作成します。ディスクに無効なセクタがない場合、および無効なセクタに関連するファイル破損の履歴がない場合に、この方法を選択します。 完全なフォーマット: 完全なフォーマットでは、無効なセクタを特定および追跡して、それらのセクタにデータが保存されないようにします。ディスクに無効なセクタが存在する場合、および無効なセクタに関連するファイル破損履歴がある場合に、この方法を選択します。 NTFS と FAT および FAT32 の比較: NTFS は、これまでも常に、FAT や FAT32 より強力なファイル システムでした。Windows 2000、Windows XP、および Windows Server 2003 ファミリには新しいバージョンの NTFS が備わっており、ドメイン、ユーザー アカウント、およびその他の重要なセキュリティ機能に欠かせない Active Directory をはじめ、さまざまな機能をサポートしています。NTFS の機能の詳細については、後の「NTFS」を参照してください。 FAT と FAT32 は似ていますが、FAT32 は、FAT よりサイズの大きいディスクをサポートするように設計されています。さらに大容量のディスクを簡単に操作できるファイル システムが NTFS です。 次に、各ファイル システムと各種オペレーティング システムとの互換性を示します。 注:どのファイル システムを選択するかは、ネットワーク経由でのファイル アクセスには影響を与えません。たとえば、サーバー上のすべてのパーティションで NTFS を使用している場合、Windows 98 や Windows NT など以前のオペレーティング システムを実行しているクライアントでも、そのサーバー上の共有フォルダや共有ファイルへネットワーク経由で問題なくアクセスできます。 NTFS:Windows 2000、Windows XP、または Windows Server 2003 ファミリの製品を実行しているコンピュータは、ローカルの NTFS パーティション上のファイルにアクセスできます。Service Pack 5 以降を適用した Windows NT 4.0 を実行しているコンピュータは、一部のファイルにアクセスできます。その他のオペレーティング システムでは、ローカルのファイルにアクセスできません。 FAT:ローカル パーティション上のファイルには、MS-DOS、Windows の全バージョン、および OS/2 からアクセスできます。 FAT32:ローカル パーティション上のファイルには、Windows 95 OSR2、Windows 98、Windows Millennium Edition、Windows 2000、Windows XP、および Windows Server 2003 ファミリの製品からのみアクセスできます。 次に、各ファイル システムで使用できるディスクとファイルのサイズを示します。 NTFS:推奨される最小ボリューム サイズは、約 10 MB です。ボリュームとパーティションの最大サイズは 2 TB 以上になります。たとえば、標準のアロケーション ユニット サイズでフォーマットされたダイナミック ディスクには、16 TB から 4 KB を差し引いたサイズのパーティションを作成できます。ボリュームとパーティションの最大サイズの詳細については、『Windows Server 2003 リソース キット』の「Server Management Guide」を参照してください。フロッピー ディスクは使用できません。最大ファイル サイズは、16 TB から 64 KB を差し引いたサイズです。ただし、そのファイルが格納されているボリュームやパーティションのサイズを超えることはできません。 FAT:フロッピー ディスクのサイズから 4 GB までのボリュームで使用できます。ドメインはサポートしていません。最大ファイル サイズは 2 GB です。 FAT32:Windows Server 2003 ファミリの製品を使用して、33 MB から 2 TB までのボリュームを読み書きできます。Windows Server 2003 ファミリの製品を使用して、最大 32 GB のボリュームを FAT32 としてフォーマットできます。ドメインはサポートしていません。最大ファイル サイズは 4 GB です。 NTFS: ここでは、NTFS で使用できる機能について説明します。一部の機能を次の 1 から 8 に示します。 (1) 大きなドライブに対する優れたスケーラビリティ。NTFS では、パーティションやボリュームの最大サイズが FAT より大きくなります。また、ボリュームやパーティションのサイズが大きくなると、FAT ではパフォーマンスが低下しますが、NTFS では低下しません。 (2) Active Directory (および Active Directory の一部であるドメイン)。Active Directory を使用すると、ネットワーク リソースを容易に表示および制御できます。ドメインを使用すると、管理作業は容易なままで、セキュリティ オプションを細かく設定することができます。ドメイン コントローラと Active Directory を使用するには、ファイル システムが NTFS である必要があります。 (3) 圧縮機能。ドライブ、フォルダ、または特定のファイルを圧縮したり、圧縮解除したりできます。ただし、ひとつのファイルに対して圧縮と暗号化を同時に行うことはできません。 (4) ファイルの暗号化。セキュリティが格段に強化されます。ただし、ひとつのファイルに対して圧縮と暗号化を同時に行うことはできません。 (5) アクセス許可。フォルダだけでなく、個別のファイルに対しても設定できます。 (6) リモート記憶域。テープなどのリムーバブル メディアへのアクセスを容易にすることで、ディスク領域を拡張します。この機能は、Windows Server 2003, Web Edition および Windows Server 2003, Standard Edition には備わっていません。 (7) ディスク動作の回復用ログ。電源障害やその他のシステム異常が発生したとき、情報をすばやく復元できます。 (8) スパース ファイル。アプリケーションによって作成された非常に大きなファイルですが、限られたディスク領域だけを使います。つまり、NTFS は、ファイルの書き込まれた部分に対してだけディスク領域を割り当てます。 (8) ディスク クォータ。各ユーザーが使用するディスク領域の量を監視して制御できます。 これらは、Windows Server 2003 ファミリに備わっている NTFS 機能のごく一部です。新機能の詳細については、「第 2 章 Windows Server 2003 ファミリの新機能」を参照してください。 FAT または FAT32 パーティションの変換と再フォーマットの詳細については、前の「NTFS の使用を目的としたパーティションの再フォーマットまたは変換」を参照してください。 新規インストールのディスク パーティション計画とボリューム計画: 次の 1 と 2 の両方の条件を満たしている場合に限り、セットアップを実行する前にディスク パーティションを計画する必要があります。 (1) アップグレードではなく、新規インストールを実行する。 (2) ダイナミック ディスクではなく、ベーシック ディスクにインストールする。ベーシック ディスクは、Windows 2000 以前からあるディスクの種類です。ほとんどのディスクはベーシック ディスクです。ダイナミック ディスクは、もともとベーシック ディスクだったものが、Windows 2000、Windows XP、または Windows Server 2003 ファミリの製品でダイナミック ディスクに変更されたものです。ダイナミック ディスクへインストールする場合は、セットアップの実行中にそのディスクのボリューム サイズやパーティション サイズを変更できません。したがって、パーティション サイズに関する計画は不要です。代わりに、後の「ダイナミック ディスクとセットアップの処理」で説明されているガイドラインを参照してください。 ディスクのパーティションは、ディスクの各セクションが別々の単位として機能するように、ハード ディスクを分割する方法です。ベーシック ディスク上にパーティションを作成すると、そのディスクがひとつ以上の領域に分割され、各領域を FAT や NTFS などのファイル システム用にフォーマットすることができます。多くの場合、パーティションごとに C や D などの異なるドライブ文字が割り当てられます。1 個のベーシック ディスクには、最大 4 個のプライマリ パーティション、または 3 個のプライマリ パーティションと 1 個の拡張パーティションを作成できます。拡張パーティションは、さらに論理ドライブに分割できます。プライマリ パーティションはそれ以上分割できません。 重要:ハード ディスク上でパーティションの削除や作成を行う場合は、事前に必ずハード ディスクの内容をバックアップしてください。既存のデータが壊れる可能性があります。ディスクの内容が大きく変更されるので、手を付けないパーティションがある場合であっても、パーティションに対する作業を始める前に、ハード ディスク全体の内容のバックアップを作成することをお勧めします。 NTFS ファイル システムの圧縮機能を使用してパーティションが圧縮されていない限り、圧縮ドライブには Windows Server 2003, Standard Edition をインストールしないでください。このようなドライブでセットアップを実行する場合は、最初に DriveSpace または DoubleSpace ドライブの圧縮を解除してください。 セットアップを実行して新規インストールを行う前に、インストール先のパーティションのサイズを決定します。パーティションのサイズを計算するための決まった公式はありません。基本原則としては、インストール パーティションに配置するオペレーティング システム、アプリケーション、およびその他のファイルを考慮し、それに見合った十分なサイズを割り当てます。前の「システムの要件」で説明したように、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップの際にコピーされるファイルのサイズは約 1.25 GB から 2 GB です。必要最低限のサイズよりかなり多くのディスク領域を用意しておくことをお勧めします。大規模なインストールでは、できれば 4 MB から 10 GB、あるいはこれ以上のサイズのパーティションを用意してください。これによって、オプションのコンポーネント、ユーザー アカウント、Active Directory 情報、ログ、将来使用する Service Pack、オペレーティング システムが使用するページング ファイルなど、さまざまなアイテムを格納することができます。 新規インストールを実行するときは、インストール先のパーティションを指定できます。別のオペレーティング システムが存在しているパーティションを指定した場合は、選択を確認するメッセージが表示されます。 セットアップでは、Windows Server 2003, Standard Edition をインストールするパーティションのみを作成し、そのサイズを指定します。インストールが完了した後、[ディスクの管理] を使用して、新規または既存のディスクやボリュームを管理できます。管理作業には、未使用領域での新規パーティションの作成、既存のパーティションの削除、名前変更、再フォーマット、ハード ディスクの追加と削除、ベーシック ディスクからダイナミック ディスクへの変更、ダイナミック ディスクからベーシック ディスクへの変更などがあります。コンピュータのダイナミック ディスクに複数のオペレーティング システムをインストールする場合は、前の「コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールするための条件」を必ずお読みください。 重要:複数のオペレーティング システムを実行できるようにコンピュータをセットアップする場合は、専用のパーティションまたは論理ドライブに Windows Server 2003, Standard Edition をインストールする必要があります。これによって、別のオペレーティング システムが必要とする重要なファイルを Windows Server 2003, Standard Edition が上書きするのを防ぐことができます。詳細については、前の「コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールするための条件」を参照してください。 リモート インストール サービスに対するディスク パーティションの要件: サーバー上でリモート インストール サービスを使用して、他のコンピュータにオペレーティング システムをインストールできるようにする場合は、リモート インストール サービス用のパーティションが別途必要になります。そのパーティションでは NTFS を使うようにします。リモート インストール サービスの単一インスタンス ストアの機能を使うには、NTFS が必要です。 リモート インストール サービス用の新しいパーティションを作成する場合は、セットアップが完了した後でその作業を行います。その際、新規パーティションを作成できるだけの十分な未使用領域を確保しておく必要があります (推奨空き領域は 4 GB 以上)。または、ディスクをダイナミック ディスクにする方法もあります。ベーシック ディスクに比べ、ダイナミック ディスクではディスク領域をより柔軟に使用できます。ただし、コンピュータのダイナミック ディスクに複数のオペレーティング システムをインストールする場合は、前の「コンピュータに複数のオペレーティング システムをインストールするための条件」を参照してください。 リモート インストール サービスの詳細、およびディスクとパーティションの選択については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ディスクをパーティションに分割するときのオプション: アップグレードではなく、新規インストールを実行する場合に限り、セットアップの際にディスクのパーティションを変更できます。セットアップを実行した後でも、[ディスクの管理] を使用して、ディスクのパーティション構成を変更できます。 新規インストールを実行する場合は、セットアップ プログラムによってハード ディスク内の既存の構成が検出され、次の 1 から 4 のオプションが提示されます。 (1) ハード ディスクにパーティションが作成されていない場合は、Windows Server 2003 ファミリの製品をインストールするパーティションを作成し、そのサイズを指定できます。 (2) ハード ディスクに既にパーティションが作成されている場合でも、十分な未使用領域があれば、その未使用領域を使用して Windows Server 2003 ファミリ製品のパーティションを作成できます。 (3) ハード ディスクに十分な大きさの既存のパーティションがある場合は、最初に再フォーマットするかどうかにかかわらず、そのパーティションに Windows Server 2003 ファミリの製品をインストールできます。パーティションを再フォーマットすると、そのパーティションのデータはすべて消去されます。既にオペレーティング システムがインストールされているにもかかわらず、パーティションを再フォーマットせずに Windows Server 2003 ファミリ製品をインストールする場合は、既存のオペレーティング システムが上書きされます。また、Windows Server 2003 ファミリ製品で使用するアプリケーションを再インストールする必要があります。 (4) ハード ディスクに既にパーティションが作成されている場合は、そのパーティションを削除して未使用領域を作成し、Windows Server 2003 ファミリ製品のパーティションとして使用することができます。既存のパーティションを削除すると、パーティションにあるデータはすべて消去されます。 ダイナミック ディスクとセットアップの処理: ダイナミック ディスクは、Windows 2000 で導入された新しい記憶域の種類を使用するディスクです。ディスクをダイナミックに変更した後、そのディスク上で新規インストールを実行する場合は、次の点に注意してください。 ・Windows 2000 または Windows XP を使用して、パーティションのないディスクをダイナミック ディスクへ直接変更した場合は、そのディスクをベーシックに戻してからオペレーティング システムをインストールする必要があります。 注意:ディスクをベーシックに戻すと、そのディスク上のすべてのデータが失われます。最初にデータをバックアップしてください。 Windows 2000 または Windows XP を使ってディスクをベーシックに戻すことができます。また、Windows Server 2003 ファミリ製品のセットアップ プログラムを使用する方法もあります。Windows 2000 または Windows XP を使用する場合は、各オペレーティング システムのヘルプの手順に従ってください。Windows Server 2003 ファミリ製品のセットアップを使用する場合は、パーティションを作成する段階で、使用可能なパーティションの一覧からダイナミック ディスクを選択し、それを削除します。これによって、すべてのボリュームのすべてのデータが消去されます。削除するかどうかを確認するメッセージが表示されます。確認を行うと、ディスクが未使用領域だけになり、セットアップを使用して新しい (ベーシック ディスク) パーティションを作成することができます。 ・Windows Server 2003 ファミリの製品が既にインストールされており、さらにダイナミック ディスクを使用しているコンピュータ上でセットアップを再実行する場合は、Windows Server 2003 ファミリの製品を使ってダイナミックに変更したディスクにオペレーティング システムをインストールする際の制約事項を必ずお読みください。詳細については、ヘルプとサポート センターで、ダイナミック ディスクとパーティション テーブルに関するトピックを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ボリューム セット、ミラー セット、またはストライプ セットかパリティ付きストライプ セットの処理: Windows NT 4.0 のディスク管理テクノロジでは、ボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きストライプ セットを作成でき、それぞれ固有の機能と制限がありました。Windows 2000 で導入されたダイナミック ディスク テクノロジでは、同様のテクノロジが利用できるだけでなく、柔軟性が加わり、パーティションの変更や再フォーマットをせずにディスク ボリュームを拡張できるようになりました。 Windows NT 4.0 で使用されていたテクノロジからの移行に伴い、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行する前に一定の選択を行う必要が生じました。Windows NT 4.0 で作成したボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きストライプ セットは、Windows 2000 では、一定の範囲内でサポートされていましたが、Windows Server 2003, Standard Edition ではまったくサポートされません。 Windows NT 4.0 を使用して、ボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きのストライプ セットを作成した場合、そのコンピュータで Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行するには、次の 1 から 3 のいずれかの方法を選択します。 (1) ミラー セットの場合は、ミラーを解除する: ミラー セットが作成されているコンピュータで Windows NT 4.0 を実行している場合に、そのコンピュータで Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行するには、データが消去されないための保護手段として最初にデータをバックアップし、その後にミラーを解除します。Service Pack 5 以降が適用されていることを確認してください。Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行する前に、Service Pack 5 以降が適用されている必要があります。次にセットアップを実行します。 (2) ボリューム セット、ストライプ セット、またはパリティ付きのストライプ セットの場合、データをバックアップし、セットを削除する: ボリューム セット、ストライプ セット、またはパリティ付きのストライプ セットが作成されているコンピュータで Windows NT 4.0 を実行している場合、そのコンピュータで Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行するには、最初にデータをバックアップします。次に、そのセットを削除します。これにより、データが削除されます。Service Pack 5 以降が適用されていることを確認してください。Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行する前に、Service Pack 5 以降が適用されている必要があります。次にセットアップを実行します。 Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行した後は、ディスクをダイナミック ディスクにすることができ、必要に応じてバックアップしたデータを復元でき、後の表に示すボリューム オプションが利用できるようになります。ダイナミック ディスクの詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 (3) 必要に応じて、Ftonline サポート ツールを使用する: 上の方法は、Windows NT 4.0 で作成されたボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きのストライプ セットを含むコンピュータで、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行するための準備としてお勧めする方法です。しかし、これらの方法を使用しない場合に、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップの実行後にこれらのセットのいずれかにアクセスする必要が生じたときは、Ftonline ツールを利用できます。Ftonline ツールは、Windows Server 2003 ファミリの製品に備わっているサポート ツールのひとつです。詳細については、ヘルプとサポート センターにあるサポート ツールと Ftonline についてのトピックを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ダイナミック ディスク上のマルチディスク ボリュームの種類: 前で説明したディスク セットの Windows Server 2003 ファミリでの名前は、Windows NT 4.0 の場合と異なります。 Windows NT 4.0 の名前:Windows Server 2003 ファミリの名前の形式で 次の 1 から 4 のようになります。 (1) ボリューム セット:ダイナミック ディスク上のスパン ボリューム (2) ミラー セット:ダイナミック ディスク上のミラー ボリューム (3) ストライプ セット:ダイナミック ディスク上のストライプ ボリューム (4) パリティ付きのストライプ セット:ダイナミック ディスク上の RAID-5 ボリューム ネットワーク : TCP/IP、IP アドレス、および名前解決: TCP/IP は、インターネットへのアクセスを可能にするネットワーク プロトコルです。ほとんどのサーバーが TCP/IP を使っていますが、サーバーで使うネットワーク アダプタとそれに対応するプロトコルを追加したり、別のものに変更したりすることもできます。セットアップとサーバーの役割管理は、TCP/IP とそれをサポートするサービスを簡単に構成できるように設計されています。サーバーの役割管理では、[サーバーの構成ウィザード] を実行できます。 TCP/IP を使用するには、各サーバーに IP アドレスが割り当てられている必要があります。IP アドレスには、ソフトウェアによって自動的に割り当てられる動的アドレスと、自分で入手して設定する静的アドレスがあります。IP アドレスは数値で構成されており、覚えにくいので、IP アドレスとは別にわかりやすい名前をユーザーに提供する必要があります。このようなわかりやすい名前を IP アドレスに変換することを "名前解決" といいます。名前解決にはさまざまな方法がありますが、代表的な方法として、DNS (ドメイン ネーム システム) と Windows インターネット ネーム サービス (WINS) があります。次に、これらについて詳しく説明します。 TCP/IP、DHCP、DNS、および WINS の詳細については、ヘルプとサポート センターおよび『Windows Server 2003 リソース キット』を参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの詳細については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。 ヘルプとサポート センターのトピックは、http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/ でも表示できます。 IP アドレス: 前に説明したように、TCP/IP を使用するには、各コンピュータに IP アドレスが割り当てられている必要があります。ここでは、IP アドレスの割り当て方法について説明します。TCP/IP ネットワークでは名前解決も必要になります。名前解決の方法については、後の「TCP/IP の名前解決」を参照してください。 インストールするサーバーに IP アドレスを割り当てるには、次の 1 および 2 の方法があります。 (1) 動的ホスト構成プロトコル (DHCP): 1 台または複数台の DHCP サーバーを構成して、ネットワーク上のコンピュータに IP アドレスを割り当てます。DHCP サーバーは、他のコンピュータに IP アドレスを動的に割り当てます。DHCP サーバー自体には、静的 IP アドレスを割り当てる必要があります。 1 台のサーバーまたは複数台のサーバーが、ひとつ以上の名前解決サービスと共に DHCP を提供することができます。名前解決サービスには、DNS (ドメイン ネーム システム) と Windows インターネット ネーム サービス (WINS) があります。名前解決サービスについては、次の「TCP/IP の名前解決」で説明します。 DHCP サーバーとして使用するサーバー、およびそのサーバーに割り当てる静的 IP アドレスを決定する前にセットアップを実行する場合は、セットアップの実行中に [ネットワークの設定] ダイアログ ボックスで [標準的な設定] を選択し、ネットワーク構成を後で決定することができます。このオプションを選択した場合、ネットワークに DHCP サーバーが存在しないときは、プライベート IP アドレスの自動割り当て (APIPA) という限定的な IP アドレス オプションが使用されます。APIPA を使用しているサーバーは、同じネットワーク セグメント上で APIPA を使用している他のコンピュータとのみ通信することができます。APIPA を使用しているサーバーは、インターネットに接続して Web を参照したり、電子メールを送受信することができません。また、DNS や (DNS に依存する) Active Directory を使用することもできません。 DHCP サーバーとして使用するサーバーが決まっている場合は、そのサーバーをインストールするときに、セットアップ プログラムの [ネットワークの設定] ダイアログ ボックスで [カスタム設定] を選択し、IP アドレスと関連するネットワーク設定を指定します。詳細については、「第 6 章 新規インストールのセットアップの実行」の「ネットワークの設定の指定」を参照してください。セットアップが完了した後、サーバーの役割管理を使用して DHCP コンポーネントをインストールし、DHCP サーバーを構成します。ヘルプとサポート センターの情報も併せて参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 (2) 静的 IP アドレス: サーバーの種類によっては、セットアップ中またはセットアップの完了後に、静的 IP アドレスとサブネット マスクを割り当てる必要があります。これらのサーバーには、DHCP サーバー、DNS サーバー、WINS サーバー、およびインターネット経由でのアクセスを提供するすべてのサーバーが含まれます。また、各ドメイン コントローラにも、静的 IP アドレスとサブネット マスクを割り当てることをお勧めします。コンピュータに複数のネットワーク アダプタが装備されている場合は、それぞれのアダプタに異なる IP アドレスを割り当てる必要があります。 割り当てる静的 IP アドレスが決定していないサーバー上でセットアップを実行する場合、セットアップの際には [ネットワークの設定] ダイアログ ボックスで [標準的な設定] を選択し、そのサーバーを後で構成することができます。その際、ネットワークに DHCP サーバーが存在するときは、DHCP から IP アドレス構成が取得されます。ネットワークに DHCP サーバーが存在しない場合は、プライベート IP アドレスの自動割り当て (APIPA) が使用されます。APIPA については、前の「動的ホスト構成プロトコル (DHCP)」を参照してください。 決められたアドレス範囲から選択するプライベート IP アドレス、およびインターネット サービス プロバイダから取得するパブリック IP アドレスを含めた静的 IP アドレスの詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 IP アドレスの設定計画を立てたら、次は名前解決について検討します。名前解決とは、ユーザーにとってわかりやすく、覚えやすいコンピュータ名を、それに対応する IP アドレスに変換する処理です。次に、名前解決のオプションについて説明します。 TCP/IP の名前解決: 名前解決とは、TCP/IP ネットワーク上でサーバーを識別するために使われる数値の IP アドレスの代わりに、覚えやすいサーバー名をユーザーに提供するための処理です。名前解決サービスには、DNS (ドメイン ネーム システム) と Windows インターネット ネーム サービス (WINS) があります。 DNS: DNS とは、インターネットおよびプライベートな TCP/IP ネットワークにおいてコンピュータの場所を特定するために使われる階層的な命名体系です。ほとんどのインストール環境には、ひとつ以上の DNS サーバーが必要です。インターネットの電子メール、Web のブラウズ、および Active Directory を利用するには、DNS が必要です。通常 DNS は、Windows 2000、Windows XP、または Windows Server 2003 ファミリ製品を実行しているクライアントで構成されたドメインの名前解決サービスとして使用されます。 ドメイン コントローラを作成するとき、または既存のメンバ サーバー上に Active Directory をインストールして、そのサーバーをドメイン コントローラにするときに、DNS が自動的にインストールされます。ただし、Windows Server 2003, Standard Edition のソフトウェアが、そのドメイン用のサーバーが既にインストールされていることを検出した場合を除きます。また、サーバーの役割管理で DNS サーバーの役割を選択するか、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] にある [Windows コンポーネントの追加と削除] を使用して、DNS をインストールすることもできます。 サーバーに DNS をインストールする場合は、そのサーバーの IP アドレスを指定し、指定した IP アドレスを使用してそのサーバー自身の名前解決を行うように構成します。静的 IP アドレスの割り当てについては、前の「静的 IP アドレス」を参照してください。DNS の構成の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップが完了した後で、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 WINS: Windows NT または以前の Microsoft のオペレーティング システムを実行するクライアントをサポートする場合は、ドメイン内のサーバーに Windows インターネット ネーム サービス (WINS) をインストールする必要があります。さらに、使用するアプリケーションによっても、WINS のインストールが必要となります。セットアップの完了後に、サーバーの役割管理で WINS サーバーの役割を選択するか、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] にある [Windows コンポーネントの追加と削除] を使用して、WINS をインストールすることができます。 サーバーに WINS をインストールする場合は、そのサーバーの静的 IP アドレスを指定します。静的 IP アドレスの割り当てについては、前の「静的 IP アドレス」を参照してください。WINS の構成の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップが完了した後で、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ワークグループまたはドメインの選択: "ドメイン" とは、共通のディレクトリ データベースと一連のセキュリティ ポリシーを共有するアカウントとネットワーク リソースのグループです。そのドメインが他のドメインとセキュリティ関係を持つこともあります。"ワークグループ" はドメインよりも基本的なグループ化方法で、グループ内にあるプリンタや共有フォルダなどのオブジェクトをユーザーが検索しやすいようにするためだけのものです。ユーザーが数人だけの小規模なネットワークを除き、それ以外のすべてのネットワークではドメインを選択することをお勧めします。 ワークグループでは、ユーザーは、ネットワーク リソースごとにひとつずつ設定されているパスワードをすべて覚えなければならない場合があります。また、リソースのパスワードがユーザーごとに異なる可能性もあります。ドメインの場合は、ユーザー アカウント、アクセス許可、およびその他のネットワークに関する詳細情報について集中化された単一のデータベースがあるので、パスワードとアクセス許可を容易に追跡できます。このデータベースの情報は、ドメイン コントローラ間で自動的に複製されます。管理者は、ドメイン コントローラにするサーバーと、ドメインの単なるメンバにするサーバーを決定します。サーバーの役割は、セットアップのときだけでなく、セットアップが終わった後でも決定できます。 ドメイン、およびドメインを含む Active Directory ディレクトリ システムには、リソースの使い勝手を向上すると同時に、優れた管理機能とセキュリティ機能を提供するさまざまなオプションが用意されています。Active Directory の構成の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップが完了した後で、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ヘルプとサポート センターのトピックは、http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/ でも表示できます。 ドメイン コントローラとメンバ サーバーの計画: Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise Edition、または Windows Server 2003, Datacenter Edition では、次の 2 種類のうちいずれかの役割がドメイン内のサーバーに割り当てられます。 (1) "ドメイン コントローラ" には、そのドメイン内のユーザー アカウントおよびその他の Active Directory データのコピーが格納されます。 (2) "メンバ サーバー" は、ドメインには属しているものの、Active Directory データのコピーは格納されません。 ドメインではなくワークグループに属しているサーバーは、スタンドアロン サーバーと呼びます。セットアップが完了した後でも、サーバーの役割をドメイン コントローラからメンバ サーバー (またはスタンドアロン サーバー) へ、またはその逆に、変更することができます。ただし、セットアップを実行する前にドメインの計画を立て、必要な場合のみサーバーの役割 (およびサーバー名) を変更することをお勧めします。 複数のドメイン コントローラを使用すると、ドメイン コントローラがひとつだけの場合に比べてユーザー サポートが向上します。複数のドメイン コントローラを使用した場合、ユーザー アカウント データとその他の Active Directory データのコピーを複数持つことができます。ただし、その場合でも、自動システム回復のバックアップなど、定期的なバックアップが重要となります。また、ドメイン コントローラの復元方法にも精通している必要があります。さらに、複数のドメイン コントローラを使用して、ログオンの検証などのドメイン コントローラ機能をサポートすることができます。ドメイン コントローラとその他の Active Directory の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップが完了した後で、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 Windows Server 2003 ファミリのドメイン コントローラに関する特記事項: Windows Server 2003 ファミリのドメインを管理する場合は、操作マスタの役割を理解しておくことをお勧めします。ここでは、操作マスタの役割について簡単に説明します。詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 操作マスタの役割は、Active Directory ドメイン内のひとつ以上のドメイン コントローラに割り当てられる特殊な役割です。この役割を割り当てられたドメイン コントローラは、単一マスタの操作を実行します。単一マスタの操作は、同一ネットワーク内の複数の場所で同時に実行することができません。たとえば、新しいリソース (新しいコンピュータなど) のセキュリティ識別子を作成する場合、一意な識別子が割り当てられるように単一のドメイン コントローラが監視する必要があります。 ドメインに最初にインストールされたドメイン コントローラには、操作マスタのすべての役割が自動的に割り当てられます。セットアップが完了した後で、操作マスタの役割の割り当てを変更できますが、ほとんどの場合はその必要がありません。操作マスタで問題が発生した場合、または操作マスタをサービスから外す場合は、操作マスタの役割について特に注意する必要があります。Active Directory の機能の一部である操作マスタの役割の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。 ドメインについての追加情報: ドメインのアップグレードについては、「第 3 章 アップグレードの準備」を参照してください。 ドメインとフォレスト、操作マスタの役割、グローバル カタログ、および Active Directory に関するその他のトピックの詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターは、最初のサーバーに Windows Server 2003 ファミリの製品をインストールするか、またはアップグレードすると使用できるようになります。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 ヘルプとサポート センターのトピックは、http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/ でも表示できます。 関係が構造化された複数のドメインをセットアップする方法については、『Windows Server 2003 導入ガイド』を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットについては、http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報) および http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/ を参照してください。 第 6 章 新規インストールのセットアップの実行 この章では、新規インストールに備えてシステムを準備するための推奨事項、および Microsoft(R) Windows(R) Server 2003, Standard Edition のセットアップの実行方法について説明します。この章を読む前に、またはセットアップを実行する前に、「第 5 章 新規インストールの準備」を必ずお読みください。 この章では、サーバーの役割管理についても説明します。サーバーの役割管理は、セットアップを実行してインストールを完了すると表示されます (Windows Server 2003, Standard Edition と Windows Server 2003, Enterprise Edition のみ)。セットアップとサーバーの役割管理を併用することで、サーバーをすばやくセットアップして、実行することができます。サーバーの役割管理の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。その他の情報源については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。 サーバーの展開の詳細については『Windows Server 2003 導入ガイド』を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの入手について、およびその他の情報源の一覧については、このマニュアルの「第 1 章 はじめに」を参照してください。 この章の内容 (1 から 5) (1) セットアップの開始 (2) 無人セットアップの計画 (3) 新規インストールのサーバー設定 (4) サーバーの構成 (5) Windows Server 2003 ファミリの製品のライセンス認証 新規インストールを行うためのシステムの準備: ここでは、新規インストールに備えてサーバーを準備するための基本的な手順について説明します。 システム ログでのエラーの確認: コンピュータで既にオペレーティング システムを稼働している場合は、システム ログを参照して、インストール時に問題を引き起こす可能性のあるエラーが最近発生していないか、またはそのようなエラーが繰り返し発生していないかを確認します。特に、ハードウェア エラーに注意してください。イベント ログの表示の詳細については、コンピュータで実行しているオペレーティング システムのヘルプを参照してください。 ファイルのバックアップの作成: コンピュータにファイルが何も保存されていない場合や、現在のオペレーティング システム ファイルが破損している場合を除き、新規インストールを実行する前に、現在のファイルをバックアップすることをお勧めします。テープ ドライブやネットワーク上の別のコンピュータのハード ディスクなど、さまざまなメディアにデータをバックアップできます。 ドライブの圧縮の解除: インストールを行う前に、DriveSpace または DoubleSpace のボリュームを圧縮解除します。NTFS ファイル システムの圧縮ユーティリティで圧縮されていない限り、圧縮ドライブには Windows Server 2003, Standard Edition をインストールしないでください。 ミラー セットとその他のディスク セットの準備 (Windows NT 4.0 のみ): Windows NT(R) 4.0 のディスク管理テクノロジでは、ボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、またはパリティ付きストライプ セットを作成でき、それぞれ固有の機能と制限がありました。Windows 2000 で導入されたダイナミック ディスクを使用することにより、同様のテクノロジを利用でき、Windows Server 2003, Standard Edition では、パーティションの変更や再フォーマットをせずにダイナミック ボリュームを拡張できるようになりました。 Windows NT 4.0 で使用されていたテクノロジからの移行に伴い、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップを実行する前に一定の選択を行う必要が生じました。選択内容の詳細については、「第 5 章 新規インストールの準備」の「ボリューム セット、ミラー セット、ストライプ セット、パリティ付きストライプ セットの操作」を参照してください。 UPS の接続解除: 操作するコンピュータに無停電電源装置 (UPS) が接続されている場合は、セットアップを実行する前に接続されているシリアル ケーブルから切り離します。セットアップではシリアル ポートに接続されているデバイスが自動的に検出されますが、UPS 装置が接続されていると、この検出プロセスで問題が発生する可能性があります。 セットアップの開始: ここでは、新規インストールのセットアップを開始する方法について説明します。 セットアップはいくつかの段階で構成されており、ユーザーから情報を入手した後、ファイルをコピーして、コンピュータを再起動します。セットアップの最後にはサーバーの役割管理が表示されます。ここでは、必要に応じてサーバーの構成を調整できます。サーバーの役割管理の詳細については、セットアップの実行後にヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを表示するには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 セットアップでの最初の選択に関する重要な情報については、「第 5 章 新規インストールの準備」を参照してください。無人セットアップの詳細と、セットアップを開始するときに利用できるその他のオプションの詳細については、後の「無人セットアップの計画」を参照してください。 大容量記憶装置ドライバまたは HAL ファイルの提供: 製造元から提供されるドライバを必要とする大容量記憶域コントローラがある場合、または製造元から提供されたカスタム ハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) ファイルがある場合は、セットアップ中に適切なドライバ ファイルまたは HAL ファイルを指定します。 大容量記憶装置ドライバとセットアップ処理: ハード ディスクに SCSI、RAID、またはファイバ チャネル アダプタなどの大容量記憶域コントローラを使用しているときは、Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアとソフトウェアの互換性情報を調べて、そのコントローラが Windows Server 2003 ファミリの製品用に設計されているか確認します。 コントローラに互換性があっても、製造元が Windows Server 2003 ファミリの製品用に別のドライバ ファイルを提供していることがわかっている場合、セットアップを開始する前に、フロッピー ディスクでそのファイルを入手してください。セットアップの初期段階で、F6 キーを押すように求めるメッセージが画面の一番下に表示されます。さらにメッセージに従って進むと、セットアップ中にドライバ ファイルを提供し、大容量記憶域コントローラにアクセスできるようになります。 大容量記憶域コントローラの製造元から別のドライバ ファイルを入手する必要があるかどうか判断できないときは、セットアップ プログラムを実行してみてください。セットアップ CD のドライバ ファイルでコントローラがサポートされていないために、ハードウェアの製造元が提供するドライバ ファイルが必要な場合には、セットアップは停止し、ディスク デバイスが見つからないというメッセージを表示するか、完了していないコントローラの一覧を表示します。必要なドライバ ファイルを入手したら、セットアップを再起動し、メッセージで指示されたら F6 キーを押します。 独自の HAL ファイルの使用: コンピュータの製造元から独自の HAL (ハードウェア アブストラクション レイヤ) ファイルが提供されている場合は、セットアップを開始する前に、ファイルが保存されているフロッピー ディスクまたはその他のメディアを用意します。セットアップの初期段階で、F6 キーを押すように求めるメッセージが画面の一番下に表示されます。このとき、F6 キーではなく、F5 キーを押します。F5 キーを押した後、メッセージに従ってセットアップ処理に HAL ファイルを含めます。 セットアップの開始: この後の「CD から新規インストールを開始する場合」および「ネットワークから新規インストールを開始する場合」では、新規インストールのセットアップを開始する方法について説明します。アップグレードする場合の計画およびセットアップの開始については、「第 5 章 アップグレードの準備」と「第 6 章 アップグレードのためのセットアップの実行」を参照してください。 無人セットアップの詳細と、セットアップを開始するときに利用できるその他のオプションの詳細については、後の「無人セットアップの計画」を参照してください。 CD から新規インストールを開始する場合: セットアップ CD を使用する場合は、この後の手順で説明するように、セットアップを開始するための方法がいくつかあります。 注:Windows 3.x または MS-DOS を実行しているコンピュータでセットアップを実行する場合は、処理を効率的に行えるようにディスク キャッシュを使用してください。ディスク キャッシュを使わない場合、Winnt.exe から起動したセットアップ処理に長時間かかる場合があります。Windows 3.x または MS-DOS を実行しているコンピュータでディスク キャッシュを有効にするには、SMARTDrive を使います。SMARTDrive については、Windows 3.x または MS-DOS のマニュアルを参照してください。 MS-DOS を実行しているコンピュータで、CD からセットアップを開始するには (手順 1 から 5): 1. CD をドライブに挿入します。 2. コマンド プロンプトから次のように入力します。 d: d は、CD-ROM ドライブのドライブ文字です。 3. 次のように入力します。 cd i386 4. 次のように入力します。 winnt 5. セットアップの指示に従って操作します。 Windows を実行しているコンピュータで CD からセットアップを開始するには (手順 1 から 3): Windows NT(R) 4.0 を実行しているコンピュータでこの手順を行う場合は、最初に Service Pack 5 以降を適用してください。 1. CD をドライブに挿入します。 2. セットアップを開始するため、次の a、b のどちらかの操作を行います。 (a) Windows 3.x 以外の Windows を実行しているコンピュータでは、セットアップのダイアログ ボックスが自動的に表示されるのを待ちます。 (b) Windows 3.x を実行しているコンピュータでは、ファイル マネージャを使用して CD ROM ドライブの I386 ディレクトリに移動し、Winnt.exe をダブルクリックします。 3. セットアップの指示に従って操作します。 CD から新規インストールのセットアップを開始するには (手順 1 から 4): セットアップ CD を使用して、CD ROM ドライブからコンピュータを起動する方法もあります。この方法は、新規インストールを行う場合にのみ使用できます。アップグレード時には使用できません。この方法を使うと、オペレーティング システムがインストールされているコンピュータでも、インストールされていないコンピュータでもインストールを実行することができます。 1. セットアップを開始するコンピュータを CD ROM ドライブから起動できること、また、アップグレードではなく新規インストールを実行することを確認します。これら両方に該当する場合のみ、セットアップを続行してください。 2. CD をドライブに挿入し、コンピュータを再起動します。 3. オペレーティング システムの指示に従って、CD からコンピュータを起動します。 4. ダイアログ ボックスが表示されるのを待ち、その後はセットアップの指示に従って操作します。 ネットワークから新規インストールを開始する場合: Windows Server 2003, Standard Edition をネットワークからインストールするには、CD のファイルを直接共有するか、またはこれらのファイルを共有フォルダにコピーします。その後、必要なプログラムを起動してセットアップを実行します。 Windows Server 2003, Standard Edition をネットワークからインストールするには (手順 1 から 4): 1. ネットワーク サーバーでインストール ファイルを共有します。CD-ROM ドライブに CD を挿入してドライブを共有するか、CD の I386 フォルダにあるファイルを共有フォルダにコピーします。 2. Windows Server 2003, Standard Edition をインストールするコンピュータから共有セットアップ ファイルに接続します。 ・CD-ROM ドライブを共有している場合は、共有ドライブに接続し、I386 フォルダに移動します。 ・フォルダを共有している場合は、そのフォルダに接続します。 3. セットアップ CD の I386 ディレクトリまたは共有フォルダ内で適切なファイルを検索して、実行します。 ・MS-DOS または Windows 3.x を実行しているコンピュータでは、Winnt.exe を実行します。 ・Windows 95、Windows 98、Windows Millennium Edition、Service Pack 5 以降が適用された Windows NT、Windows 2000、または Windows XP を実行しているコンピュータでは、Winnt32.exe を実行します。 4. セットアップの指示に従って操作します。 無人セットアップの計画: ここでは、無人セットアップについての一般的な説明をします。無人セットアップ (自動インストールとも呼ばれます) を実行する方法の詳細については、『Windows Server 2003 導入ガイド』の「Automating and Customizing Installations」を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの入手については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットについては、Microsoft Windows リソース キットの Web サイト (http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報) および http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/) を参照してください。 Windows Server 2003 ファミリの製品のセットアップを複数のコンピュータで簡単に行えるように、セットアップを無人で実行することができます。無人セットアップを実行するには、応答ファイルを作成して使用します。応答ファイルは、セットアップの質問に自動的に答える独自のスクリプトです。この後、無人セットアップ用の適切なオプションを指定して、Winnt32.exe または Winnt.exe を実行します。無人セットアップの開始時に実行されているオペレーティング システムに応じたコマンドを選択します。 ・MS-DOS または Windows 3.x を実行しているコンピュータで無人セットアップを開始するには、適切なオプションを指定した Winnt.exe を使用します。 ・Windows 95、Windows 98、Windows Millennium Edition、Windows NT、Windows 2000、Windows XP、または Windows Server 2003 ファミリの製品を実行しているコンピュータで無人セットアップを開始するには、適切なオプションを指定した Winnt32.exe を使用します。Windows NT 4.0 では、無人セットアップを開始する前に、Service Pack 5 以降を適用します。 無人セットアップについては、次の 1 から 4 の情報源を参照してください。 (1) 無人セットアップ (自動インストールとも呼ばれる) を実行する方法の詳細については:ここの冒頭で説明した、『Windows Server 2003 導入ガイド』の「Automating and Customizing Installations」を参照してください。 (2) Winnt.exe で利用できるコマンド オプションを表示するには、Windows 3.x または MS-DOS を実行しているコンピュータで、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップ CD を CD ROM ドライブに挿入し、コマンド プロンプトを開きます。CD-ROM ドライブの I386 フォルダに移動し、次のように入力します。 winnt /? (3) x86 ベースのコンピュータを使用して、Winnt32.exe で利用できるコマンド オプションを表示するには、Windows 95、Windows 98、Windows Millennium Edition、Windows NT、Windows 2000、Windows XP、または Windows Server 2003 ファミリの製品を実行しているコンピュータで、Windows Server 2003, Standard Edition のセットアップ CD を CD-ROM ドライブに挿入し、コマンド プロンプトを開きます。CD-ROM ドライブの I386 フォルダに移動し、次のように入力します。 winnt32 /? (4) Itanium アーキテクチャ ベース コンピュータを使用して、Winnt32.exe で利用できるコマンド オプションを表示するには、Windows XP 64-Bit Edition、Windows Server 2003, Enterprise Editionの 64 ビット バージョン、Windows Server 2003, Datacenter Edition の 64 ビット バージョンを実行している Itanium アーキテクチャ ベース コンピュータで、該当する製品の 64 ビット バージョンのセットアップ CD を CD-ROM ドライブに挿入し、コマンド プロンプトを開きます。コマンド プロンプトを開くには、[スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックして、「cmd」と入力します。CD-ROM ドライブの IA64 フォルダに移動し、次のように入力します。 winnt32 /? 新規インストールのサーバー設定: アップグレードする場合は以前の設定が自動的に使用されるので、このセクションを参照する必要はありません。 セットアップを開始すると、必要なセットアップ ファイルをハード ディスクにコピーする処理が開始されます。この処理の間に、さまざまなオプションを選択するためのダイアログ ボックスが表示されます。 ここでは、セットアップの実行中に指定する項目の概略を説明します。この後説明する作業を開始する前に、「第 5 章 新規インストールの準備」を参照し、パーティション、ファイル システムの選択、TCP/IP 名前解決の処理などに関する重要な内容を理解しておいてください。セットアップを実行した後でも、[サーバーの構成ウィザード] やその他の構成ツールを使用して一部の設定を変更できます。 注:ハード ディスクで大容量記憶域コントローラ (SCSI、RAID、ファイバ チャネル アダプタなど) を使用している場合は、コントローラ ドライバ ファイルをセットアップ プログラムで使用する方法について、前の「大容量記憶装置ドライバまたは HAL ファイルの提供」を参照してください。製造元が提供する独自のハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) ファイルを必要とする特殊なハードウェアを使用する場合は、その HAL ファイルをセットアップで使用する方法について、前の「独自の HAL ファイルの使用」を参照してください。 Windows Server 2003, Standard Edition のパーティションの選択または作成: Windows Server 2003, Standard Edition の新規インストールでは、インストール先のパーティションを作成または指定するためのダイアログ ボックスが表示されます。使用可能な未使用領域にパーティションを作成するか、または既存のパーティションを指定できます。既存のパーティションを削除して未使用のディスク領域を増やし、その後で新規インストールを実行することもできます。指定した操作により情報が消去される場合は、確認を求めるメッセージが表示されます。 詳細については、「第 5 章 新規インストールの準備」で、新規インストールのパーティション計画に関する説明を参照してください。 重要:既存のパーティションを削除すると、そのパーティション上のすべてのデータが消去されます。他のオペレーティング システムがインストールされているパーティションに Windows Server 2003, Standard Edition を新規インストールすると、既存のオペレーティング システムが上書きされます。 地域と言語のオプションの選択: Windows Server 2003, Standard Edition は、複数の言語と地域のオプションを使用するようにセットアップできます。 国または地域の一覧でヨーロッパの国や地域を選択した場合、またはユーロが導入された国や地域に住んでいる場合は、[地域と言語のオプション] の既定の通貨が正しく設定されていることを確認してください。セットアップを実行した後、コントロール パネルの [地域と言語のオプション] をクリックして、これらのオプションを変更することができます。 個人情報の入力: 名前と、必要な場合は組織名を入力します。 国または地域の一覧でヨーロッパの国や地域を選択した場合、またはユーロが導入された国や地域に住んでいる場合は、[地域と言語のオプション] の既定の通貨が正しく設定されていることを確認してください。セットアップを実行した後、コントロール パネルの [地域と言語のオプション] をクリックして、地域と言語のオプションを変更できます。 ライセンス モードの選択: クライアント ライセンス モードを選択します。ライセンス モードの詳細については、「第 6 章 新規インストールの準備」を参照してください。どちらのモードを使用すべきかわからない場合は、同時使用ユーザー数を選択します。同時使用ユーザー数モードから接続デバイス数または接続ユーザー数モードへは、一度だけ無料で変更できます。 コンピュータ名の入力: セットアップ中、[コンピュータ名と Administrator のパスワード] ダイアログ ボックスで、指示に従ってコンピュータ名を入力します。ほとんどの言語では、コンピュータ名の推奨される長さは 15 文字以下です。日本語、中国語、および韓国語のように 1 文字により多くの領域を必要とする言語の場合は、推奨される長さは 7 文字以下です。 コンピュータ名には、インターネット標準の文字だけを使うことをお勧めします。標準の文字は、0 から 9 の数字、大文字と小文字の英文字、およびハイフン (-) です。コンピュータ名を数字だけで構成することはできません。 ネットワークで DNS を使っている場合は、Unicode 文字やアンパサンド (&) などの非標準文字を含む、より多くの種類の文字を使用できます。非標準文字を使うと、ネットワーク上の Microsoft 以外のソフトウェアの動作に影響を与える可能性があります。DNS の詳細については、「第 5 章 新規インストールの準備」の「TCP/IP の名前解決」を参照してください。 コンピュータ名の最大長は 63 バイトです。コンピュータ名が 15 バイト (ほとんどの言語では 15 文字、一部の言語では 7 文字) を超える場合、Windows NT Server 4.0 およびこれ以前のオペレーティング システムを実行しているコンピュータでは、名前の最初の 15 バイトだけが認識されます。また、コンピュータ名が 15 バイトより長い場合は、この他にも設定を行う必要があります。詳細については、ヘルプとサポート センターの「DNS 用の名前空間の計画」を参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップを実行した後で、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 コンピュータがドメインの一部である場合は、そのドメイン内の他のコンピュータと重複しない名前を選択してください。名前の競合を防ぐには、ドメイン、ワークグループ、またはネットワークで、そのコンピュータが一意である必要があります。コンピュータがドメインの一部であり、かつ複数のオペレーティング システムがインストールされている場合は、それらの各オペレーティング システムで一意なコンピュータ名を使用します。たとえば、Windows NT Server 4.0 で起動するときのコンピュータ名が FileServerNT の場合、そのコンピュータを Windows Server 2003 ファミリの製品で起動するときは、別の名前 (FileServerNew など) を使用する必要があります。この要件は、同じオペレーティング システムを複数インストールしているコンピュータにも適用されます。詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。 Administrator アカウントのパスワードの設定: セットアップの際に、[コンピュータ名と Administrator のパスワード] ダイアログ ボックスの [Administrator のパスワード] ボックスに 127 文字以内でパスワードを入力します。システムのセキュリティを強化するため、大文字、小文字、数字、および *、?、$ などのその他の文字を組み合わせた 7 文字以上のパスワードを使用してください。 重要:セキュリティを最善に保つには、セットアップの完了後に Administrator アカウントの名前を変更し (削除することはできません)、常にアカウントに他人が推測できない強固なパスワードを設定してください。Administrator アカウントと Administrators グループに与えられる管理権限とアクセス許可、およびセキュリティの詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを表示するには、セットアップが完了した後で、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 日付と時刻の設定: セットアップの際に、[日付と時刻の設定] ダイアログ ボックスで、日付、時刻、およびタイム ゾーンを設定します。夏時間が自動的に調整されるようにするには、[自動的に夏時間の調整をする] チェック ボックスをオンにします。 コンピュータの日付と時刻は、セットアップの実行後に変更できます。コンピュータがドメインのメンバである場合、通常、コンピュータのクロックはネットワーク タイム サーバーによって自動的に調整されます。コンピュータがドメインのメンバでない場合は、コンピュータのクロックをインターネット時刻サーバーに同期させることができます。 ネットワークの設定の指定: セットアップの際、TCP/IP またはその他のプロトコルのネットワーク情報を指定できます。また、セットアップの際には標準設定を使用し、インストール後にサーバーの役割管理を使用して、ネットワーク構成を変更することもできます。 TCP/IP の構成とセットアップの基本情報については、「第 5 章 新規インストールの準備」の「ネットワーク : TCP/IP、IP アドレス、および名前解決」を参照してください。TCP/IP 構成の詳細については、ヘルプとサポート センターおよび Windows Server 2003 ファミリの Windows 導入ガイドおよびリソース キットを参照してください。ヘルプとサポート センターを開くには、セットアップ完了後、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。Windows 導入ガイドおよびリソース キットの詳細については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。 セットアップ プログラムによって IP アドレスの割り当てまたは取得を行うには: ・[ネットワークの設定] ダイアログ ボックスの [標準的な設定] をクリックすると、そのネットワークに DHCP サーバーが存在するかどうかが検出されます。ネットワークに DHCP サーバーが存在する場合は、DHCP によって IP アドレスが割り当てられます。ネットワークに DHCP サーバーが存在しないときは、プライベート IP アドレスの自動割り当て (APIPA) という限定的な IP アドレス オプションが使用されます。APIPA を使用するサーバーでは、セットアップの完了後にネットワーク構成を行います。APIPA を使用するサーバーは、同じネットワーク セグメント上で APIPA を使用している他のコンピュータとのみ通信できます。 IP アドレスの構成に関する基本情報、および APIPA の制約については、「第 5 章 新規インストールの準備」の「IP アドレス」を参照してください。 DNS と WINS で必要な静的 IP アドレスと設定を指定するには (手順 1 から 8): 1. セットアップの [ネットワークの設定] ダイアログ ボックスで、[カスタム設定] をクリックし、[次へ] をクリックします。 2. [ネットワーク コンポーネント] ダイアログ ボックスで、[インターネット プロトコル (TCP/IP)] をクリックします。 3. [プロパティ] をクリックします。 4. [インターネット プロトコル (TCP/IP) のプロパティ] ダイアログ ボックスで、[次の IP アドレスを使う] をクリックします。 5. [IP アドレス]、[サブネット マスク]、および [デフォルト ゲートウェイ] に適切なアドレスを入力します。 6. [次の DNS サーバーのアドレスを使う] で、優先 DNS サーバーのアドレスを入力します。さらに必要であれば、代替 DNS サーバーのアドレスを入力します。 ローカル サーバーが優先 DNS サーバーまたは代替 DNS サーバーである場合、前の手順で割り当てたものと同じ IP アドレスを入力します。 7. WINS サーバーを使う場合は、[詳細設定] をクリックし、[TCP/IP 詳細設定] ダイアログ ボックスの [WINS] タブをクリックして、ひとつまたは複数の WINS サーバーの IP アドレスを追加します。 8. 各ダイアログ ボックスで [OK] をクリックし、セットアップを続行します。 ワークグループまたはドメインの名前の指定: "ドメイン" とは、共通のディレクトリ データベースと一連のセキュリティ ポリシーを共有するアカウントとネットワーク リソースのグループです。そのドメインが他のドメインとセキュリティ関係を持つこともあります。"ワークグループ" はドメインよりも基本的なグループ化方法で、グループ内にあるプリンタや共有フォルダなどのオブジェクトをユーザーが検索しやすいようにするためだけのものです。ドメインを使うと、管理者は、リソースへのアクセスの制御およびユーザーの追跡を容易に行うことができます。詳細については、「第 5 章 新規インストールの準備」を参照してください。 名前の競合については、前の「コンピュータ名の入力」を参照してください。 サーバーの構成: セットアップが完了すると、コンピュータが自動的に再起動されます。これで、セットアップによる基本的なインストールは完了です。コンピュータの管理者として最初にログオンすると、画面にサーバーの役割管理が表示されます。サーバーの役割管理を使用して、サーバーの役割をインストールし、構成することができます。サーバーの役割には、ファイル サーバー、プリント サーバー、Web サーバーとメディア サーバー、ネットワーク サーバーと通信サーバーがあります。管理者としてログオンすれば、サーバーの役割管理をいつでも起動できます。サーバーの役割管理を起動するには、[スタート] ボタン、[サーバーの役割管理] の順にクリックするか、または [スタート] ボタンをクリックした後、[すべてのプログラム]、[管理ツール] の順にポイントして、[サーバーの役割管理] をクリックします。 この時点で、ヘルプとサポート センターを表示することもできます。ヘルプとサポート センターを表示するには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート センター] の順にクリックします。これまで Windows NT を使用していた場合は、オンライン ヘルプのトピック「新しく変更された手順」を参照することをお勧めします。このトピックは、ヘルプとサポート センターの検索機能を使って表示することもできます。 サーバー コンポーネントの選択: [Windows コンポーネント ウィザード] を使用して、サーバーに適したコンポーネントを選択できます。このウィザードを使用するには、セットアップの後で [スタート] ボタン、[コントロール パネル] の順にクリックします。コントロール パネルで、[プログラムの追加と削除] をダブルクリックし、ダイアログ ボックスの左側にある [Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。このウィザードでは、インストールするコンポーネントを個別に選択できます。 Windows Server 2003 ファミリの製品のライセンス認証: Windows Server 2003 ファミリの製品をインストールしたら、その製品がボリューム ライセンス契約によらず、個別に購入したものである場合は、ハードウェアの製造元が事前に代理でライセンス認証の手続きを済ませていない限り、自分でその手続きをする必要があります。製品のライセンス認証の手続きはすばやく簡単に、しかも匿名で行うことができ、プライバシーは保護されます。ライセンス認証は、ソフトウェアの不正コピー (製品の違法コピー) を減らすことを目的に設計されています。長期的に見ると、不正コピーを減らすことは、ソフトウェア業界が製品の開発、品質、サポートに、より多くの投資を行えることを意味します。この結果、より良い製品、より多くの画期的な製品をユーザーに提供できるということです。 製品のライセンス認証に関する詳細について次に説明します。 ソフトウェアによる確認メッセージ: 製品のライセンス認証の手続きを済ませるまでは、ログオンするたびにアラームが表示され、使用許諾契約書に示されているライセンス認証手続きの猶予期間が満了するまで、一定の間隔で表示されます。通常の猶予期間は 30 日です。猶予期間が過ぎて、製品のライセンス認証手続きを行わない場合、コンピュータはそのまま機能しますが、ローカルまたは管理用リモート デスクトップ (リモート管理モードのターミナル サービスとして知られている Windows 2000 の機能の新しい名前) からログオンしたときに、[ライセンス認証ウィザード] しか使用できなくなります。 ソフトウェアによるライセンス認証の実行方法: ライセンス認証の手続きは簡単に匿名で行えます。製品のライセンス認証を行うと、その製品がインストールされているコンピュータ (ハードウェア) にプロダクト キーが関連付けらます。この操作を行った後は、そのプロダクト キーを他のコンピュータのライセンス認証に使用できなくなります。ただし、Microsoft Developer Network (MSDN) など、追加のライセンス認証を許可する特殊なプログラムに登録している場合は、この限りではありません。 ローカル オペレーティング システムが、プロダクト キーと製品がインストールされているコンピュータとの間の関連付けを作成する作業を行います。そのオペレーティング システムは、プロダクト キーから派生するプロダクト ID を使用し、コンピュータを構成するハードウェア コンポーネントを一意に表す、ハードウェア ハッシュと呼ばれるコード化した数値と結合します。この数値が、個人情報やソフトウェアに関する情報を表すことはありません。ライセンス認証を行うときは、インターネットまたは電話でこの数値を指定し、正規のインストールを表すものとして確認できるようにします。ライセンス認証を行った後に、そのソフトウェアの違法コピーを持つ別のだれかが、他のコンピュータでこのプロダクト キーを使用してライセンス認証を行おうとすると、コード化した数値が、そのプロダクト キーは既に特定のハードウェア (コンピュータ) と関連付けられていることを示します。その人のライセンス認証は行われません。 ローカル オペレーティング システムが生成するインストール ID は、プロダクト キーと製品をインストールしたコンピュータとの間の関連付けを表し、ライセンス認証の目的にだけ使用します。 ライセンス認証の方法: オペレーティング システムをインストールした後、[スタート] ボタン、[Windows のライセンス認証] の順にクリックして、ライセンス認証を開始します。画面の右下に表示される鍵のアイコンをクリックする方法もあります。画面の指示に従って、インターネットまたは電話でライセンス認証を行うことができます。 ・インターネット:インターネットを通じてライセンス認証を行う場合、プロダクト キーがコンピュータのハードウェアと関連付けられていることを示す、コード化した情報がコンピュータから送信されます。ライセンス認証は、セキュリティで保護されたサーバーを通じて実行されます。コンピュータに確認 ID が戻され、自動的にその製品のライセンス認証が行われます。通常、このプロセスの完了には 2 秒から 3 秒しかかかりません。製品のライセンス認証を行うために、個人を識別できるような情報は必要ありません。 ・電話:電話でライセンス認証を行う場合、画面の情報に従って、いくつかの簡単な手順を実行します。自分が在住する国を選択すると、画面に電話番号が表示されます。フリーダイヤルの場合もあります。その番号に電話すると、ライセンス認証専用窓口が画面に表示されているインストール ID を尋ねます。ライセンス認証専用窓口はその番号をセキュリティで保護されているデータベースに入力してそれが正規にインストールされた製品を表すことを確認し、確認 ID をお知らせします。次に、確認 ID を画面の所定の領域に入力すると、それでライセンス認証は完了します。 ライセンス認証のやり直し (ほとんど必要ありません): コンピュータを整備するために、ハードウェア コンポーネントを一部ではなく、大幅に変更すると、オペレーティング システムはそのハードウェアを、ライセンス認証を行ったコンピュータとはまったく別のコンピュータと見なす可能性があります。この状況が発生した場合、電話によるライセンス認証の画面に表示された電話番号にかけると、迅速で簡単なプロセスで、製品のライセンス認証をやり直すことができます。 製品のライセンス認証と製品登録の比較: 製品のライセンス認証は、製品登録と同じではありません。前に説明したように、製品のライセンス認証は必須で、完全に匿名の作業です。製品登録は、それとは対照的に完全にオプションで、電子メール アドレスなどの個人情報を任意で選択して提供できます。登録をすると、製品のアップデートや特別な情報を Microsoft から直接受け取ることができます。提供されたすべての登録情報はセキュリティで保護された状態で格納され、第三者に貸与されたり、販売されることはありません。 付録 A システムの回復とトラブルシューティング ここでは、システムの問題に備える方法、起動しなくなったシステムを起動するオプションの使い方、および Microsoft(R) Windows(R) Server 2003 ファミリで使用できる修復および回復オプションの使い方について説明します。また、STOP エラー (オペレーティング システムが機能しなくなり、エラー画面が表示されるようなエラー) のトラブルシューティングを含むトラブルシューティングについても説明します。 この付録の内容: (1) 特定の種類のシステムの問題の防止と回復 (2) バックアップとその他の予防措置 (3) システムが起動しない場合に使うオプション (4) セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション (5) 回復コンソール (6) 自動システム回復 (7) ドメイン コントローラの保護と復元 (8) ハードウェアの互換性の確認 (9) STOP メッセージのトラブルシューティング (10) セットアップに関してよく寄せられる質問 (11) デバイスまたは BIOS の問題のトラブルシューティング この付録に記載されたトピックの詳細については、次の情報源 1 から 6 を参照してください。 (1) 次のトピック a から e の詳細については、Windows Server 2003 ファミリのヘルプとサポート センターを参照してください。これらの情報の表示方法のひとつは、インターネットに接続できるコンピュータを使用することです。コンピュータで実行されているオペレーティング システムはどれでもかまいません。ヘルプとサポート センターのトピックは http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/ で表示できます。 この情報を表示するには、ヘルプとサポート センターを開く方法もあります。その場合は、Windows Server 2003 ファミリの製品を実行しているコンピュータで、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 次の a から e の各トピックを検索します。 (a) トピック:トラブルシューティングの方法とツール 目次で使用するナビゲーション:トラブルシューティングの方法 (b) トピック:セーフ モード、回復コンソール、および自動システム回復 目次で使用するナビゲーション:ディスクおよびデータ - データをバックアップおよび回復する - 障害回復 (c) トピック:セキュリティに関するヒント集 目次で使用するナビゲーション:はじめに - オペレーティング システムのインストールとアップグレード - ヒント集、セキュリティ - セキュリティに関するヒント集 (d) トピック:監視 目次で使用するナビゲーション:管理およびスクリプト ツール - 監視および状態監視ツール (e) トピック:データのバックアップおよび回復 目次で使用するナビゲーション:ディスクおよびデータ - データをバックアップおよび回復する (2) ヒント集とトラブルシューティングの方法の詳細については、『Windows Server 2003 リソース キット』を参照してください。サーバーの問題の防止に関するトピックが数多く記載されているのは、「Server Management Guide」です。次の a、b のトピックが含まれています。 (a) データと構成情報のバックアップおよび復元 (b) ディスクやファイル システムなどの特定のテクノロジやコンポーネントに関するヒント集およびトラブルシューティングの方法 (3) 次のトピック a、b の詳細については、『Windows Server 2003 導入ガイド』の「Planning Server Deployment」を参照してください。 (a) サーバー クラスタとネットワーク負荷分散クラスタの導入計画 (b) 高可用性の計画 (Windows リソース キットの Web サイトからのみ入手可能) Windows 導入ガイドおよびリソース キットの入手について、およびその他の情報源の一覧については、「第 1 章 はじめに」を参照してください。Windows 導入ガイドおよびリソース キットについては、http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報) および http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/ を参照してください。 (4) バックアップと回復の計画、変更管理、構成管理、およびその他の運用上のヒント集に関する概念の詳細については、Information Technology Infrastructure Library (ITIL) の情報を参照してください。ITIL の情報 (英語情報) は、http://www.itil.co.uk/ で表示できます。 注:Web アドレスは変更されることがあるので、ここに記載された Web サイトに接続できない場合があります。 (5) ハードウェアとファームウェアの詳細については、ハードウェアの製造元に問い合わせるか、ハードウェアの製造元が提供するマニュアルまたは Web ページを参照してください。 (6) Windows Server 2003 ファミリ製品のオペレーティング システム コンポーネントの詳細については、ヘルプとサポート センターのトピックを参照してください。たとえば、緊急管理サービスを使用している場合は、緊急管理サービスの実装に関連するトピックを検索して、印刷しておくことをお勧めします。ヘルプとサポート センターを表示する詳細については、この一覧の最初の項目を参照してください。 特定の種類のシステムの問題の防止と回復: システムの問題は、次の 1 から 3 の種類に分類できます。 (1) Windows Server 2003 ファミリ製品に対応していない新しいデバイスやデバイス ドライバ ファイルの追加。 (2) デバイス ドライバ、レジストリ、システム ファイル、ブート セクタの情報、またはその他の正常な起動に必要なファイルの破損。 (3) ハード ディスク、CPU、またはその他の重要なハードウェアの物理的な問題。 次に、これらの主要な 3 種類の問題について、それぞれ問題防止のための手順と回復の方法を説明します。 デバイスおよびデバイス ドライバの問題の防止または回復: 対応していないデバイス、デバイス ドライバ ファイル、またはこの両方を追加すると、システムに問題が発生する場合があります。このようなデバイスまたはドライバは、起動時の問題の原因になる可能性があります。 問題の防止: デバイスやデバイス ドライバの問題を防止するには、次の手順 1 から 4 を実行してください。 (1) 新しいデバイスまたはデバイス ドライバをインストールする前に、後の「ハードウェアの互換性を確認する」の説明に従い、デバイスまたはデバイス ドライバがオペレーティング システムに対応していることを確認します。 (2) ハードウェアのマニュアルで互換性と構成について参照します。 (3) デバイスの製造元から最新のデバイス ドライバ ファイルを入手します。 (4) 構成管理と変更管理を実行してみます。つまり、サーバー上のハードウェア、ドライバ、および設定を正確に記録し、それぞれ変更した結果が予測できる場合にのみ変更を行います。詳細については、Information Technology Infrastructure Library (ITIL) を参照してください。ITIL の情報 (英語情報) は、http://www.itil.co.uk/ で表示できます。 注:Web アドレスは変更されることがあるので、ここに記載された Web サイトに接続できない場合があります。 回復の方法: コンピュータの起動が困難になるデバイスやデバイス ドライバの問題を解決するには、次の手順 1 から 4 を試してみてください。 (1) 前回正常起動時の構成、セーフ モードなどの方法を使って、コンピュータを再起動します。セーフ モードで起動した後、ドライバのロール バックを使用できる場合があります。これらのスタートアップ オプションを選択する詳細については、後の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。システムを起動するその他の方法については、後の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。また、その他の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。 (2) 可能であれば、デバイス マネージャやイベント ビューアで、デバイスの問題に関する情報を確認します。詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。 (3) 上で説明した問題の防止のための手順を実行します。デバイスをいったんアンインストールして新しいドライバを使って再インストールできるように、より高機能なデバイス ドライバを入手します。 (4) 前述のオプションが機能しない場合は、次の「重要なファイルの破損の防止または回復」に記載された方法を試してみてください。 重要なファイルの破損の防止または回復: ある種のファイルが破損すると、システムの問題が発生します。これに該当するのは、次の 1 から 5 のような種類のファイルです。 (1) デバイス ドライバ (2) レジストリ (3) システム ファイル (4) ブート セクタの情報 (5) 正常な起動に必要なその他のファイル 問題の防止: ファイルの破損による問題を防止するには、次の手順 1 から 6 を実行してください。 (1) ハード ディスクを破損させる可能性がある電源サージや電源障害からコンピュータを保護します。 (2) ウイルス対策ソフトウェアのインストールやその定期更新を含めたウイルス防止計画を作成します。計画には、監視やシステム バックアップに関する詳細を盛り込みます。適切な監視により、ウイルスの影響によるものも含め、異常を速やかに検出することができます。異常を速やかに検出できれば、影響を受けたシステムを隔離し、データの損失を抑えることができます。感染したウイルスの症状が現れるまで数週間かかる場合があるため、バックアップ テープは 2 から 3 週間以上保管する必要があります。ウイルス対策ソフトウェアの詳細については、ベンダが提供するマニュアルを参照してください。監視とバックアップの詳細については、この付録の初めに記載している参照情報を参照してください。ウイルスによってブート情報が破壊されたハード ディスクに対処する詳細については、『Windows Server 2003 リソース キット』の「Server Management Guide」を参照してください。 (3) 通常とは異なるデバイス構成、ドライバ、またはレジストリ設定などをインストールまたは実装する場合は、事前にデバイスの製造元やヘルプとサポート センターから詳細な情報を入手してください。 (4) 定期的にバックアップを実行します。次のバックアップを含む一連のバックアップ手順 a から g を適切なスケジュールで決定しておくことをお勧めします。 (a) ブートおよびシステム パーティション (またはボリューム) のバックアップ (b) システム状態のバックアップ (c) データ パーティションのバックアップ (d) 自動システム回復のバックアップ (バックアップ ユーティリティから実行可能) バックアップとシステム回復の詳細については、この付録の初めに記載している参照情報と、後に記載している次の項目を参照してください。 (e) バックアップとその他の予防措置 (f) 重要なシステム ファイルのバックアップ オプション (g) 自動システム回復 (5) より安全な環境を維持するには、すべてのサーバーおよびネットワーク ハードウェアへの物理的アクセスを制限します。また、製品 CD (システムを CD から起動できるため)、すべてのバックアップ メディア、および自動システム回復メディアへのアクセスも制限します。 (6) ネットワーク ドライバやオペレーティング システム ファイルの状態に関係なく、確実にサーバーにアクセスできるようにするには、Windows Server 2003 ファミリの新機能である緊急管理サービスを設定することを考慮してください。緊急管理サービスを使用すると、ネットワークが利用できない、またはサーバーが正常に機能しない場合など、通常ローカルのキーボード、マウス、およびモニタが必要になるような緊急状態にあるサーバーをリモート管理できます。緊急管理サービスには特定のハードウェア要件があり、Windows Server 2003 ファミリの製品でしか使用できません。 緊急管理サービスの使用方法の詳細については、このマニュアルに記載されていません。緊急管理サービスに関する情報源については、この付録の初めに記載されている参照情報を参照してください。 回復の方法: システムの起動が困難になった場合に重要なファイルの破損を回復させるには、次の方法 1 から 5 を試してみてください。 (1) コンピュータをセーフ モード、前回正常起動時の構成、または後の「システムが起動しない場合に使うオプション」で説明するその他の方法で再起動します。 スタートアップ オプションを使ってコンピュータを起動し、リムーバブル記憶域とバックアップ プログラムを使用する場合、スタートアップ オプションとして使用できるのは、[前回正常起動時の構成]、[VGA モードを有効にする]、および [ディレクトリ サービス復元モード] のみです。詳細については、後の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。 (2) 可能であれば、イベント ビューアで問題の原因を示すイベントを確認します。 (3) セーフ モードまたはその他のスタートアップ オプションでコンピュータを起動できない場合は、回復コンソールを使って、破損したファイルを新しいファイルに置き換えます。詳細については、後の「回復コンソール」を参照してください。 (4) セーフ モードまたは回復コンソールでコンピュータを起動できない場合、自動システム回復が準備されていれば、最新の自動システム回復のバックアップ セットを使ってシステムを復元します。自動システム回復は、ディスクを再フォーマットして Windows Server 2003, Standard Edition を再インストールする前に使用できる最後の手段です。 (5) 前述の方法でサーバーを起動できない場合、緊急管理サービスが設定されていれば、緊急管理サービスを使ってサーバーにアクセスし、問題を調査します。緊急管理サービスに関する情報源については、この付録の初めに記載されている参照情報を参照してください。 ハードウェアの問題の防止または回復: ハード ディスク、CPU、ネットワーク アダプタ、メモリ、またはその他の重要なハードウェアに物理的な問題があると、コンピュータの起動や実行に問題が生じる場合があります。 問題の防止: ハードウェアの問題を防止するには、次の手順 1 から 6 を実行してください。 (1) ハードウェアを破損させる可能性のある電源サージや電源障害からコンピュータを保護します。 (2) ハードウェアの計画および設計と、サーバーの物理環境に関するトピックを参照します。詳細については、この付録の初めに記載されている情報源を参照してください。 (3) フォールト トレランスを実装します。フォールト トレランスについて考える場合、重要な選択肢のひとつに、RAID (Redundant Array of Independent Disk) があります。フォールト トレラントなハードウェアおよびソフトウェアを使用すると、ハードウェアの問題によってシステム情報やデータが失われるのを防ぐことができます。ハードウェア RAID の詳細については、ハードウェア ベンダのマニュアルを参照してください。Windows Server 2003 ファミリ製品のソフトウェア RAID の詳細については、ヘルプとサポート センターのダイナミック ディスクに関するトピックを参照してください。 (4) イベント ビューアやその他の診断ツールで、ハードウェアに問題が発生している兆候がないかどうかを監視します。 (5) 前の「重要なファイルの破損の防止または回復」に記載された他の標準のバックアップも実行しながら、バックアップ ユーティリティに含まれる自動システム回復を準備します。自動システム回復を使用すると、ハード ディスクの障害から回復することができます。詳細については、後の「自動システム回復」と、この付録の初めに記載されている参照情報を参照してください。 (6) ネットワーク ドライバやオペレーティング システム ファイルの状態に関係なく、確実にサーバーにアクセスできるようにするには、Windows Server 2003 ファミリの新機能である緊急管理サービスを設定することを考慮してください。緊急管理サービスを使用すると、ネットワークが利用できない、またはサーバーが正常に機能しない場合など、通常ローカルのキーボード、マウス、およびモニタが必要になるような緊急状態にあるサーバーをリモート管理できます。緊急管理サービスには特定のハードウェア要件があり、Windows Server 2003 ファミリの製品でしか使用できません。 緊急管理サービスの使用方法の詳細については、このマニュアルに記載されていません。緊急管理サービスに関する情報源については、この付録の初めに記載されている参照情報を参照してください。 回復の方法: コンピュータの起動が困難になるハードウェアの問題から回復するには、次の手順 1 から 4 を試してみてください。 (1) セーフ モードや、後の「システムが起動しない場合に使うオプション」で説明するその他の方法を使って、コンピュータを再起動してみます。 (2) 可能であれば、イベント ビューアやその他の診断ツールを確認します。詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。 (3) セーフ モードまたはその他のスタートアップ オプションでコンピュータを起動できない場合、回復コンソールを使って起動してみます。詳細については、後の「回復コンソール」を参照してください。 (4) 前述のどの方法を使ってもコンピュータが起動せず、ハード ディスクが破損していると思われる場合は、ディスクを交換し、自動システム回復を使ってシステムを回復することを検討します。この方法を使う場合、新しいハード ディスクは慎重に選びます。ディスクを交換した後、システム上の物理ディスクの数が以前と同じであり、どのディスクも対応する損傷ディスク以上の容量を備えている必要があります。システム内のディスクの数が以前より少ない場合、またはディスクの容量が自動システム回復のバックアップ セットを作成したときよりも小さい場合、自動システム回復は正常に機能しません。 自動システム回復は、Windows Server 2003, Standard Edition を再インストールする前に使用できる最後の手段です。自動システム回復を使ってシステムを回復する詳細については、後の「自動システム回復」を参照してください。 バックアップとその他の予防措置: ここでは、ディスク障害やその他の深刻なシステムの問題に備えて取ることができる各種の予防措置について説明します。システムを保護する方法の詳細については、この付録の初めに記載されている情報源の一覧を参照してください。このような情報源から利用できる情報のひとつに、バックアップの推奨頻度および種類に関するガイドラインがあります。 次の予防措置 1 から 6 をお勧めします。 (1) バックアップとその他の標準的な管理手順を実行します。ブートおよびシステム パーティションやシステム状態のバックアップを含めた定期的なバックアップを実行し、ディスク ミラーまたは RAID などのフォールト トレランス機能を実装し、ウイルスをチェックし、イベント ビューアを使ってイベント ログを確認するなど、その他の標準的な管理手順を実行します。これらの予防措置により、システムとデータの整合性が保護され、ディスクまたはその他のハードウェアに障害が発生したときに警告を受けることができます。バックアップ オプション、フォールト トレランス、ディスク ミラー、RAID、およびイベント ビューアの詳細については、この付録の初めに記載されている参照情報の一覧と、ヘルプとサポート センターを参照してください。ウイルス防止計画に含める項目の説明については、前の「重要なファイルの破損の防止または回復」を参照してください。 (2) 自動システム回復を準備します。バックアップ ユーティリティの詳細モードから、[自動システム回復の準備ウィザード] を起動することができます。このウィザードを使って、重大なシステムの問題が発生した場合に自動システム回復に使用できるバックアップ セットを作成し、定期的に更新します。詳細については、後の「バックアップによる自動システム回復の準備」を参照してください。 重要:自動システム回復を準備する場合、後の「自動システム回復に関して覚えておく事項」の重要な情報は必ずメモしておいてください。 (3) スタートアップと回復のオプションを指定します。システムが予期せず停止した場合のオペレーティング システムの対応を指定します。たとえば、コンピュータが自動的に再起動するように指定したり、ログ オプションを制御したりすることができます。コンピュータが停止したときにオペレーティング システムが使用するスタートアップ オプションを指定するには、[マイ コンピュータ] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[詳細設定] タブの [起動と回復] で、[設定] をクリックします。これらのオプションの詳細については、ヘルプとサポート センターで "メモリ ダンプ" の語句が含まれるトピックを参照してください。 (4) ハード ディスク情報を記録するかどうかを検討します (省略可能)。ハード ディスクに関する基本的な情報を記録しておく必要があるかどうかを検討します。記録する場合、その情報は、ディスクの管理から表示できるかどうかにかかわらず、いつでも利用することができます。この情報は、ディスクに大きな変更を行うたびに記録しておきます。それぞれのディスクおよびボリュームについて、次の情報 a から e を記録してください。 (a) サイズ (b) ファイル システム (c) ボリューム ラベルとボリュームの種類 (d) ドライブ文字またはマウント ポイント (該当する場合) (e) 起動メディアをいつでも利用できるようにしておきます。Windows Server 2003, Standard Edition の CD は、わかりやすい場所に保管しておきます。こうしておけば、必要なときに CD からコンピュータを起動して、回復コンソールや自動システム回復を使用することができます。 重要:より安全な環境を維持するには、すべてのサーバーおよびネットワーク ハードウェアへの物理的アクセスを制限します。また、製品 CD (システムを CD から起動できるため)、すべてのバックアップ メディア、および自動システム回復メディアへのアクセスも制限します。 (5) 回復コンソールをスタートアップ オプションとしてインストールするかどうかを検討します。x86 ベースのコンピュータでは、コンピュータを再起動するたびにスタートアップ オプションとして表示されるように回復コンソールをインストールできます。その場合は、後の「正しく動作している x86 ベースのコンピュータに回復コンソールをスタートアップ オプションとしてインストールするには」を参照してください。 注:回復コンソールをインストールすると、コンピュータに別の方法でログオンできるようになります。そのため、侵入者もビルトインの保護機能を回避して、コンピュータにアクセスできる可能性があります。回復コンソールをインストールするかどうかを決定する際には、セキュリティへの影響を考慮する必要があります。回復コンソールがシステムへのアクセスを許可および制限する既定の方法に関する情報など、回復コンソールについての詳細は、後の「回復コンソール」を参照してください。ローカル Administrator アカウントを無効にしても、そのアカウントはセーフ モードまたは回復コンソールを使用すれば利用できるようになります。 既に Windows 2000 バージョンの回復コンソールをスタートアップ オプションとしてインストールしている場合、Windows Server 2003 ファミリ製品にアップグレードしても、インストールしている回復コンソールはアップグレードされません。その場合は、Windows Server 2003 ファミリ製品のセットアップ CD から回復コンソールをインストールし直す必要があります。 (6) 重要なサーバーの冗長性およびレプリケーションのオプションを調べます。冗長性およびレプリケーションのオプションは、複雑な構成情報が含まれているサーバーにとって非常に重要です。たとえば、ドメイン コントローラ、DHCP サーバー、証明書サーバー、およびコンポーネント サービス (COM+ アプリケーション) を実行しているサーバーがこれに該当します。これらのサーバー テクノロジは、利用できる冗長性またはレプリケーションのオプションが異なっています。 レプリケーション オプションの例としては、Active Directory に組み込まれたオプションがあります。ユーザー アカウント情報が含まれた Active Directory 情報は、ドメイン内のドメイン コントローラ間で自動的にレプリケートされます。そのため、Active Directory 情報を保護するひとつの方法として、ドメインごとに複数のドメイン コントローラ (冗長性) を用意することをお勧めします。このようにしておけば、ドメイン コントローラに障害が起きて再構築する必要性が生じても、正しく動作しているドメイン コントローラの自動レプリケーションを利用して Active Directory 情報を復元できます。ただし、複数のドメイン コントローラを用意していても、定期的なバックアップが非常に重要です。 複雑な構成情報が含まれたサーバー テクノロジを使用している場合は、その情報の保護に役立つテクノロジの機能を調べる必要があります。詳細については、ヘルプとサポート センターのトピックで ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック)、使用しているテクノロジを参照してください。 バックアップ プログラムの起動: Windows Server 2003 ファミリ製品に含まれているグラフィカル プログラムのバックアップを使用すると、ユーザー データのバックアップや復元を行うことができます。バックアップの詳細については、詳細モードで起動し、ヘルプでバックアップを参照します。 バックアップを詳細モードで起動し、ヘルプでバックアップを参照するには (手順 1 から 3): 1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[アクセサリ]、[システム ツール] の順にポイントし、[バックアップ] をクリックします。 2. バックアップ ユーティリティがウィザード モードで起動している場合 (ウィザードが無効になっていない場合の既定のモード) [詳細モード] をクリックします。そうでない場合は、そのままのモードで使用します。 3. 詳細モードでヘルプを参照するには、[ヘルプ] メニューの [トピックの検索] をクリックします。 ヘルプ トピックには、回復コンソールと自動システム回復に関する情報が含まれています。この情報は、ヘルプとサポート センターのディスクとデータに関する項目からでも参照できます。ヘルプとサポート センターを開くには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 スタートアップ モードのオプションを使ってコンピュータを起動した後で、リムーバブル記憶域とバックアップ プログラムを使う場合、スタートアップ オプションとして使用できるのは、[前回正常起動時の構成]、[VGA モードを有効にする]、および [ディレクトリ サービス復元モード] のみです。詳細については、後の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。 重要なシステム ファイルのバックアップ オプション: サーバーが起動し、完全な機能を発揮するのに必要な重要なファイルの破損を防ぐには、次の 1 および 2 のバックアップを含む一連のバックアップ手順を適切なスケジュールで決定しておく必要があります。 (1) ブート パーティション (またはボリューム) のバックアップ システム パーティション (またはボリューム) のバックアップ、およびシステム状態のバックアップ これらの一連のバックアップは、構成に対する重要な変更をすべて入手できるだけの頻度で実行します。これらのバックアップは、変更が行われたたびに、または変更の時点にかかわらずスケジュールに合わせて実行することができます。構成の変更は、システムに問題が生じたときに頻繁に行われ、そのようなときには、運用スタッフが変更をバックアップする作業を怠りがちなので、定期的なスケジュールでバックアップを実行しておく方が得策です。 ブート パーティションとシステム パーティションが同じパーティションになる場合があるので注意してください。 (2) 自動システム回復のバックアップ これらのバックアップでは、構成データだけでなく、ハード ディスクの障害の後にシステムの回復に必要となる情報もバックアップされるので重要です。詳細については、後の「自動システム回復」を参照してください。 重要:自動システム回復を準備する場合、後の「自動システム回復に関して覚えておく事項」の重要な情報は必ずメモしておいてください。 システム状態のバックアップ時にバックアップされる情報: Windows Server 2003 ファミリ製品を実行しているサーバーでシステム状態のバックアップを実行すると、重要な構成情報がバックアップされます。 重要:サーバーの起動に必要な情報を含め、すべてのサーバー構成情報をバックアップするには、システム状態データに加えてシステムおよびブート パーティション (またはボリューム) をバックアップする必要があります。障害のあるハード ディスクを交換する場合に必要なすべての情報をバックアップするには、自動システム回復のバックアップ セットを作成した後、すべてのプログラム ファイルおよびデータもバックアップする必要があります。 システム状態のバックアップで、バックアップされる情報には次の 1 から 6 が含まれます。 (1) レジストリ システム状態をバックアップすると、レジストリのコピーが必ずローカル システム パーティションの <システム ルート ディレクトリ>\Repair に配置されることに注意してください。 (2) COM+ クラス登録データベース (3) Windows ファイル保護下のファイル (4) システム ブート ファイル (5) パフォーマンス カウンタの構成情報 (6) サーバーの構成に応じたその他のファイル たとえば、サーバーが証明書サーバーの場合、システム状態には証明書サービス データベースも含まれます。サーバーがドメイン コントローラの場合、Active Directory と SYSVOL ディレクトリもシステム状態データに含まれます。また、ドメイン コントローラで DNS (ドメイン ネーム サービス) を実行している場合、システム状態データの Active Directory の部分には、Active Directory 統合 DNS ゾーンのデータも含まれます。Active Directory と統合されていない DNS ゾーンのデータは、ブート ボリュームの一部として保存され、コンピュータの完全なバックアップを実行したときに含まれます。 サーバーがクラスタ サービスを実行している場合、システム状態データには、レジストリ チェックポイントと、最新のクラスタ データベース情報が記録されたクォーラム回復ログが含まれます。 注:ドメイン内の他のコンピュータに影響を及ぼす構成情報が含まれたサーバーをバックアップおよび保護する場合は特に注意する必要があります。たとえば、ドメイン コントローラ、証明書サーバー、DNS を実行しているサーバー、サーバー クラスタのノードなどがこれに該当します。詳細については、前の「バックアップとその他の予防措置」、およびヘルプで使用しているテクノロジを参照してください。 サーバーが正常に起動しない場合は、セーフ モードで起動してから、システム状態データを復元してみてください。広範なバックアップから復元するほど時間がかかりません。サーバーをセーフ モードで起動し、システム状態データを復元しても問題を解決できない場合は、広範なバックアップから復元してみてください。 システム状態データをバックアップまたは復元する詳細については、前の「バックアップ プログラムの起動」に記載されているように、ヘルプでバックアップを参照します。コンピュータをセーフ モードで起動するには、後の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。 システムが起動しない場合に使うオプション: Windows Server 2003 ファミリ製品には、システムが起動しなくなった場合に使用できるさまざまなオプションが用意されています。 オプション 1: 最初に試してみるオプションは、セーフ モードとそれに関連するスタートアップ オプションです。この中には前回正常起動時の構成も含まれています。これらのオプションでは、最低限必要なサービスだけでシステムを起動します。スタートアップ オプションは、デバイス マネージャやバックアップなどの重要なシステム ツールにアクセスできるので非常に便利です。たとえば、デバイス マネージャではセーフ モードで起動してデバイス ドライバをロール バックし、バックアップではシステム状態のバックアップを復元することができます。スタートアップ オプションの詳細と、セーフ モードでの実行時に使用できるツールの一覧については、後の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。 オプション 2: セーフ モードで起動できなかった場合は、回復コンソールを使用できます。ただし、このオプションは、詳しい知識を持っているユーザーや管理者以外にはお勧めできません。回復コンソールを使用するには、セットアップ CD からシステムを起動します。x86 ベースのコンピュータでは、回復コンソールをスタートアップ オプションとしてインストールすることもできます。回復コンソールはコマンド ライン インターフェイスであり、ここから、サービスの開始と停止、NTFS でフォーマットされたディスクを含むローカル ディスクへのアクセスなどの作業を実行することができます。詳細については、後の「回復コンソール」を参照してください。 オプション 3: セーフ モードも回復コンソールも問題を解決できず、適切な事前準備が整っている (バックアップ時に [自動システム回復の準備ウィザード] で適切なリカバリ メディアを準備している) 場合、自動システム回復を実行できます。自動システム回復は、他のオプションを試してからでないとお勧めできない最後の手段です。このオプションを使用するには、セットアップ CD でシステムを起動し、既に準備しているメディアを使用します。詳細については、後の「自動システム回復」を参照してください。 オプション 4: 前述の方法を使ってもサーバーを修理できない場合は、緊急管理サービスを使ってサーバーにアクセスし、問題を調査することができます。緊急管理サービスに関する情報源については、この付録の初めに記載されている参照情報を参照してください。 次に、セーフ モード、前回正常起動時の構成、回復コンソール、および自動システム回復について説明します。 セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション: コンピュータが起動しない場合は、セーフ モードまたはその他のスタートアップ オプションを使い、最低限必要なサービスだけでコンピュータを起動することができます。セーフ モードを使ってコンピュータを正常に起動できた場合、問題の解決に役立つツールがいくつか用意されています。スタートアップ オプションとして使用できるツールには次の 1 から 7 のようなものがあります。 (1) ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします)。 (2) イベント ビューア。 (3) コントロール パネル。[プログラムの追加と削除] を使って問題の原因となっているプログラムを削除します。 (4) コマンド プロンプト、ディスクの管理、エクスプローラなど、ハード ディスクに関する情報を表示できるツール。 (5) デバイス マネージャ。システムの問題の原因が特定のドライバにあると思われる場合、デバイス マネージャのドライバのロール バック オプションを使用して、前のバージョンのドライバに戻すことができます。詳細については、ヘルプとサポート センターでドライバのロール バックに関する情報を検索してください。 (6) バックアップと復元ユーティリティおよびウィザード。 (7) その他のシステム ツール。 重要:ローカル Administrator アカウントを無効にしても、そのアカウントはセーフ モードまたは回復コンソールを使用すれば利用できるようになります。 次に示す 1 から 9 は、Windows Server 2003 ファミリで使用できるセーフ モードとその他の拡張起動オプションについて説明したものです。セーフ モードを使用すると、FAT、FAT32、NTFS などのどのファイル システムが使用されていても、物理ディスクが機能している限り、すべてのパーティションにアクセスできます。 コンピュータに Windows Server 2003 ファミリ製品をインストールするためにリモート インストール サービスを使っている、または使ったことがある場合は、次に記載するオプションのほかに、リモート インストール サービスによるシステムの復元または回復に関連する追加のオプションが表示される場合があります。 注:スタートアップ オプションを使ってコンピュータを起動し、リムーバブル記憶域とバックアップ プログラムを使用する場合、スタートアップ オプションとして使用できるのは、[VGA モードを有効にする]、[前回正常起動時の構成]、および [ディレクトリ サービス復元モード] のみです。 (1) セーフ モード: ネットワーク機能を含まない基本的なファイルとドライバのみを使って Windows Server 2003, Standard Edition を起動します。使用するドライバとファイルは、マウス、モニタ、キーボード、大容量記憶装置、基本的なビデオ機能、および既定のシステム サービス用のものです。セーフ モードでは、ブート ログが保存され (後の「ブートのログ作成を有効にする」を参照)、現在のユーザー、すべてのユーザー、および管理者のプロファイルでのスタートアップ プログラムが無効になります。 (2) セーフ モードとネットワーク: 前述の基本的なファイルとドライバのみを使って Windows Server 2003, Standard Edition を起動します。ただし、ネットワーク サポートは含まれます。セーフ モードとネットワークでは、ブート ログが保存され (後の「ブートのログ作成を有効にする」を参照)、現在のユーザー、すべてのユーザー、および管理者のプロファイルでのスタートアップ プログラムが無効になります。 (3) セーフ モードとコマンド プロンプト: ネットワーク機能を含まない基本的なファイルとドライバのみを使って Windows Server 2003, Standard Edition を起動します (前の「セーフ モード」を参照)。表示されるのはコマンド プロンプトのみです。セーフ モードとコマンド プロンプトでは、ブート ログが保存され (後の「ブートのログ作成を有効にする」を参照)、現在のユーザー、すべてのユーザー、および管理者のプロファイルでのスタートアップ プログラムが無効になります。 (4) ブートのログ作成を有効にする: 起動時に、読み込まれるデバイスとサービスのブート ログを作成します。ログは、システム ルート (Windows Server 2003, Standard Edition がインストールされているフォルダ、通常は \Windows) にある Ntbtlog.txt ファイルに保存されます。 (5) VGA モードを有効にする: 現在インストールされているビデオ ドライバを最も低い解像度とリフレッシュ レートで使用して、Windows Server 2003, Standard Edition を起動します。「VGA モードを有効にする」は、接続しているモニタに無効な画面設定 (解像度とリフレッシュ レート) を構成した場合にシステムを起動するのに役立ちます。この方法でシステムを起動した後、画面の設定をモニタに適切になるように調整できます。 スタートアップ オプションを使ってコンピュータを起動し、リムーバブル記憶域とバックアップ プログラムを使用する場合、スタートアップ オプションとして使用できるのは、[VGA モードを有効にする]、[前回正常起動時の構成]、および [ディレクトリ サービス復元モード] のみです。 セーフ モード オプションでは、基本的なビデオ ドライバでシステムを起動することに注意してください。 (6) 前回正常起動時の構成: オペレーティング システムが最後にログオンを完了したとき、つまり前回正常起動時に保存した設定 (レジストリ情報とドライバ ファイル) を使って、Windows Server 2003, Standard Edition を起動します。前回正常起動時の構成は、構成が正しくないコンピュータだけに使用します。このオプションで、ドライバやファイルの破損または紛失が原因である場合の問題は解決できません。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 前回正常起動時の構成を使用すると、Windows Server 2003 ファミリ製品は、レジストリ設定だけでなく、最後にログオンを完了したときに存在したドライバ ファイルも使用します。これは、Windows 2000 や Windows NT 4.0 にはなかった点です。 一度に複数のドライバを更新した後でシステムに問題が発生した場合、どのドライバが問題の原因であるかを判別できない場合があります。その場合は、前回正常起動時の構成を使用すると役立ちます。ただし、どのドライバが問題の原因であるかがわかっている場合、セーフ モードを選択し、デバイス マネージャのドライバのロール バックを使うと、問題のあるドライバだけをロール バックし、その他のドライバはそのまま使用できます。 スタートアップ オプションを使ってコンピュータを起動し、リムーバブル記憶域とバックアップ プログラムを使用する場合、スタートアップ オプションとして使用できるのは、[前回正常起動時の構成]、[VGA モードを有効にする]、および [ディレクトリ サービス復元モード] のみです。 (7) ディレクトリ サービス復元モード: Active Directory 情報 (システム状態データ) を復元できる方法でドメイン コントローラを起動します。メンバ サーバーでは、このオプションは限定的な効果しか発揮できません。ディレクトリ サービス復元モードでは、現在のユーザー、すべてのユーザー、および管理者のプロファイルでのスタートアップ プログラムが無効になります。 スタートアップ オプションを使ってコンピュータを起動し、リムーバブル記憶域とバックアップ プログラムを使う場合、スタートアップ オプションとして使用できるのは、[ディレクトリ サービス復元モード]、[前回正常起動時の構成]、および [VGA モードを有効にする] のみです。 (8) デバッグ モード: Windows Server 2003, Standard Edition を起動するときに、デバッグ情報をシリアル ケーブルで別のコンピュータに送信します。デバッグ モードは、シリアル ポート Com1 を 115,200 のボー レートで使用します。 (9) 通常どおり起動: Windows Server 2003, Standard Edition を通常モードで起動します。 セーフ モードやその他のスタートアップ オプションの使用: セーフ モードやその他の拡張起動オプションの詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。 セーフ モードやその他の拡張起動オプションでコンピュータを起動するには (手順 1 から 4): 1. コンピュータを再起動します。 2. 指示に従って、F8 キーを押します。 ・x86 ベースのコンピュータの場合:テキスト ベースのグラフィック画面がいったん表示された後、表示されなくなり、Windows ロゴが表示される前に F8 キーを押します。つまり、BIOS (基本入出力システム) の POST (PowerOnSelfTest) の直後に F8 キーを押します。いつ F8 キーを押したらよいかが指示される場合もあります。 ・Itanium アーキテクチャ ベースのコンピュータの場合:ブート メニューから選択した後で F8 キーを押します。いつ F8 キーを押したらよいかが指示される場合もあります。 3. 方向キーを使ってスタートアップ オプションを選択し、Enter キーを押します。テンキー上の方向キーは、NumLock キーをオフにしないと機能しません。 何も選択せずに起動プロセスに戻るには、Esc キーを押します。 4. 方向キーを使って起動するオペレーティング システムを選択します。 スタートアップ オプションを選択する場合は、Windows Server 2003 ファミリ製品を選択します。以前のバージョンの Windows サーバー オペレーティング システムの製品は選択しないでください。 拡張起動オプションの詳細と、セーフ モードでコンピュータを起動した後に使用できるツールの一覧については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。 x86 ベースのシステムにオペレーティング システムをインストールしても、回復コンソールをインストールしていない場合は、セーフ モードやその他のスタートアップ オプションで、いつ F8 キーを押したらよいかは指示されません。このようなシステムでメッセージを表示させるひとつの方法として、回復コンソールをインストールする方法があります。回復コンソールの詳細については、次の「回復コンソール」を参照してください。メッセージが表示される時間を指定する詳細については、ヘルプとサポート センターで "オペレーティング システムの一覧を表示する時間" の語句が含まれる手順を参照してください。 回復コンソール: セーフ モードやその他のスタートアップ オプションで問題が解決しない場合は、回復コンソールの使用を検討してください。ただし、この方法は、基本的なコマンドを使って問題のあるドライバやファイルを識別したりその場所を見つけたりすることのできる詳しい知識のあるユーザーや管理者以外にはお勧めできません。回復コンソールは、セットアップ CD を使ってコンピュータを起動した後に使用できるコマンド ライン コンソールです。x86 ベースのコンピュータでは、コンピュータを再起動するたびにスタートアップ オプションとして表示されるように回復コンソールをインストールすることもできます。 回復コンソールを使うには、ビルトイン Administrator アカウントでログオンする必要があります。回復コンソールで利用できるコマンドには、ディレクトリの移動や表示などの単純な操作を行うコマンドから、ハード ディスクのブート セクタの修復などの強力な操作を行うコマンドまであります。回復コンソールのコマンド プロンプトで「help」と入力すると、回復コンソールのコマンドに関するヘルプが表示されます。 重要:回復コンソールは非常に強力なので、詳しい知識のあるユーザーか管理者のみが使用することをお勧めします。 回復コンソールを使って実行できる操作と、既定のセキュリティ設定によって制約を受ける操作には次の 1 から 4 があります。 (1) サービスの開始と停止を行えます。 (2) ローカル ディスク上の所定のフォルダにあるデータの読み取りと書き込みを行えます。フォーマット形式が FAT、FAT32、または NTFS のいずれであってもかまいません。既定では、ディスクのルート ディレクトリ、システム ルート (オペレーティング システムがインストールされているフォルダ、通常は \Windows)、およびシステム ルートのサブフォルダにあるデータのみ読み取ったり、書き込んだりできます。これらのフォルダに対する既定の制約は、必要に応じてグループ ポリシーを使って変更できます。 (3) フロッピー ディスクや CD からデータをコピーできます。ただし、ハード ディスクからリムーバブル メディアにファイルをコピーすることはできません。これらのコピーに対する既定の制約は、必要に応じてグループ ポリシーを使って変更できます。 (4) パーティションのフォーマット、ブート セクタまたはマスタ ブート レコードの修復、ブート ファイル (Boot.ini) の変更、およびその他の管理タスクを実行できます。 回復コンソールは、フロッピー ディスクや CD からハード ディスクにファイルをコピーしてシステムを修復する必要がある場合や、コンピュータが正しく起動しない原因となっているサービスを再構成する必要がある場合などに特に便利です。たとえば、回復コンソールを使えば、上書きされたり破損したりしているドライバ ファイルをフロッピー ディスクから新しくコピーし直して置き換えることができます。 次の 1 から 5 に、アップグレードを行ったシステム、または特定の種類のディスクやファイル システムに回復コンソールを使用するガイドラインをまとめています。 (1) システム、ディスク、またはファイル システムの特性:Windows 2000 からアップグレードしたシステム 回復コンソールを使用する際の注意:既に Windows 2000 バージョンの回復コンソールをスタートアップ オプションとしてインストールしている場合、Windows Server 2003 ファミリ製品にアップグレードしても、インストールしている回復コンソールはアップグレードされません。Windows Server 2003 ファミリ製品のセットアップ CD から回復コンソールをインストールし直すことをお勧めします。 (2) システム、ディスク、またはファイル システムの特性:ミラー ディスク 回復コンソールを使用する際の注意:ディスクをミラー化している場合、回復コンソールをスタートアップ オプションとしてインストールできません (ただし、CD からは起動できます)。 (3) システム、ディスク、またはファイル システムの特性:ダイナミック ディスク 回復コンソールを使用する際の注意:ダイナミック ディスクがある場合、回復コンソールのいくつかのコマンドはベーシック ディスク用に設計されているため使用できません。 (4) システム、ディスク、またはファイル システムの特性:GUID パーティション テーブル (GPT) ディスク 回復コンソールを使用する際の注意:Itanium アーキテクチャ ベースのコンピュータに GUID パーティション テーブル (GPT) ディスクがある場合、回復コンソールの一部のコマンドは、マスタ ブート レコード (MBR) ディスク用に設計されているため使用できません。 (5) システム、ディスク、またはファイル システムの特性:NTFS に変換する予定の FAT または FAT 32 パーティション 回復コンソールを使用する際の注意:FAT または FAT32 ファイル システムを使用するパーティションに、回復コンソールをスタートアップ オプションとしてインストールしており、そのパーティションを NTFS に変換する場合、変換後に回復コンソールを再インストールする必要があります。 注:回復コンソールをインストールすると、コンピュータに別の方法でログオンできるようになります。そのため、侵入者もビルトインの保護機能を回避して、コンピュータにアクセスできる可能性があります。回復コンソールをインストールするかどうかを決定する際には、セキュリティへの影響を考慮する必要があります。ローカル Administrator アカウントを無効にしても、そのアカウントはセーフ モードまたは回復コンソールを使用すれば利用できるようになります。 回復コンソールの使用: 回復コンソールの詳細については、前の「回復コンソール」を参照してください。回復コンソールを起動すると、コンピュータの起動時に発生した問題に対処することができます。また、正しく動作している x86 ベースのコンピュータに、回復コンソールをスタートアップ オプションとしてインストールすることもできます。 回復コンソールを起動した後は、管理者パスワードでログオンする必要があります。 重要:回復コンソールは非常に強力なので、詳しい知識のあるユーザーか管理者のみが使用することをお勧めします。 コンピュータを起動して回復コンソールを使うには (手順 1 から 7): 1. Windows Server 2003, Standard Edition 用のセットアップ CD を CD ROM ドライブに挿入します。 2. コンピュータを再起動します。CD からコンピュータを起動するためにキーを押すように指示されたら、キーを押します。 3. テキスト ベースのセットアップが始まったら、画面の指示に従います。R キーを押して回復コンソール オプションを選択します。 4. 使用しているシステムに複数のオペレーティング システムがインストールされている場合は、回復コンソールからアクセスする必要があるオペレーティング システムを選択します。 5. パスワードを入力するよう求められたら、管理者パスワードを入力します。 6. システム プロンプトで、回復コンソールのコマンドを入力します。 コマンドの一覧を表示するには「help」と入力します。特定のコマンドについてのヘルプを表示するには、「help <コマンド名>」と入力します。 7. 回復コンソールを終了してコンピュータを再起動するには、「exit」と入力します。 正しく動作している x86 ベースのコンピュータに回復コンソールをスタートアップ オプションとしてインストールするには (手順 1 から 4): 1. Windows Server 2003, Standard Edition が実行されている場合は、Windows Server 2003, Standard Edition 用の CD を CD ROM ドライブに挿入します。 2. [スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックします。 3. [名前] ボックスに、次のように入力します。 d: \i386\winnt32 /cmdcons (d は CD-ROM ドライブに割り当てられているドライブ文字です) 4. 画面に表示される指示に従って操作します。 回復コンソールを実行するには、コンピュータを再起動し、利用できるオペレーティング システムの一覧で回復コンソールを選択します。 注:回復コンソールをスタートアップ オプションとしてインストールする前に、前の「回復コンソール」でガイドラインやその他の情報を参照してください。 自動システム回復: システムが起動しなくなり、セーフ モードまたは、場合によっては回復コンソールを使っても起動できない場合は、自動システム回復を試してみることができます。 自動システム回復には、事前の準備が必要です。コンピュータが正常に動作しているときに自動システム回復を準備しておくと、システムの回復が必要になった場合に、準備しておいたバックアップ材料 (フロッピー ディスクと、ローカル ブート パーティションおよびシステム パーションが含まれたバックアップ) を使用することができます。オペレーティング システムが再び起動した後で、バックアップ プログラムとデータ ファイルを必要に応じて他のパーティションに復元することができます。 自動システム回復は、Windows Server 2003, Standard Edition を再インストールする前に使用できる最後の手段です。コンピュータをいずれかのスタートアップ オプションを使って起動でき、必要なシステム ファイルをバックアップ (システム状態のバックアップや、ブートまたはシステム パーティションのバックアップなど) から復元できる場合は、自動システム回復を使用するよりもその方法をお勧めします。 ただし、ハード ディスクが著しい損傷を受けている場合は、自動システム回復の方が手動でシステムを回復するより簡単です。手動のシステム回復が行えるのは、ブート パーティションとシステム パーティション (場合によっては、同じパーティション) をバックアップし、システム状態のバックアップも実行している場合です。ただし、回復は自動システム回復を使用するとさらにスムーズに行えることは確かです。その理由は、自動システム回復では、バックアップ メディアからシステムへのアクセスを可能にし、ディスク パーティションおよびボリュームをバックアップ構成に復元し、ビデオ アダプタやネットワーク アダプタの設定をすべてプラグ アンド プレイ テクノロジを使って正しく構成するなどの操作を扱えるからです。 ディスク障害やその他の深刻なシステムの問題に備える方法の詳細については、前の「バックアップとその他の予防措置」を参照してください。ヘルプでバックアップや自動システム回復を表示する方法の詳細については、前の「バックアップ プログラムの起動」にある手順を参照してください。 自動システム回復に関して覚えておく事項: 自動システム回復を準備する際に覚えておく重要な事項がいくつかあります。 ・自動システム回復を準備すると、システム状態データのバックアップや、ブートおよびシステム パーティション (場合によっては、同じパーティション) のバックアップなどを含むバックアップ セットが作成されます。他のパーティションにもプログラムやデータがある場合は、それらも別々にバックアップしておく必要があります。 ・SQL Server、Exchange Server、またはインターネット インフォメーション サービスなどのエンタープライズ プログラムおよびサービスの場合、自動システム回復の準備に必ずしも回復に必要となるすべてのファイルをバックアップする必要はありません。詳細については、エンタープライズ プログラムの付属のマニュアルを参照してください。 ・自動システム回復の準備を行う場合、フロッピー ディスクとバックアップ メディアのセットを作成します。フロッピー ディスクとバックアップ メディアには正しくラベルを貼り、一緒に保管しておきます。バックアップ メディアを使用するには、そのメディアのセットと一緒に作成したフロッピー ディスクが必要です。別のときに作成したフロッピー ディスクや、異なるメディアのセットと一緒に作成したフロッピー ディスクは使用できません。また、自動システム回復を実行するときにセットアップ CD も必要になります。 重要:より安全な環境を維持するには、すべてのサーバーおよびネットワーク ハードウェアへの物理的アクセスを制限します。また、製品 CD (システムを CD から起動できるため)、すべてのバックアップ メディア、および自動システム回復メディアへのアクセスも制限します。 バックアップによる自動システム回復の準備: バックアップ ユーティリティの詳細モードから、[自動システム回復の準備ウィザード] を使って自動システム回復のバックアップ セットを作成することができます。自動システム回復のバックアップ セットは、システムへのあらゆる重要な構成変更の後で作成することをお勧めします。このウィザードを使用するには、管理者資格情報でログオンする必要があります。Backup Operators グループのメンバでは、必要なアクセス権が与えられません。 重要:自動システム回復を準備する場合、前の「自動システム回復に関して覚えておく事項」の情報は必ずメモしておいてください。 バックアップ ユーティリティの詳細モードから [自動システム回復の準備ウィザード] を起動するには (手順 1 から 5): 1. フォーマット済みの空の 1.44 MB のフロッピー ディスクと、バックアップ用記憶装置を用意します。記憶装置はテープ ドライブや、Jaz Drive などのリムーバブル記憶装置など、Windows Server 2003 ファミリ製品に対応しているものであれば何でもかまいません。ハードウェアの互換性の詳細については、後の「ハードウェアの互換性の確認」を参照してください。 2. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[アクセサリ]、[システム ツール] の順にポイントし、[バックアップ] をクリックします。 3. バックアップ ユーティリティがウィザード モードで起動している場合 (ウィザードが無効になっていない場合の既定のモード) [詳細モード] をクリックします。そうでない場合は、そのままのモードで使用します。 4. [ウィザード] タブで、[自動システム回復ウィザード] をクリックします。 5. 画面の指示に従って操作します。 自動システム回復によるシステムの回復: 問題のあるシステムで自動システム回復を使用するには、次の 1 および 2 が必要です。 (1) Windows Server 2003 ファミリの該当する製品のセットアップ CD。システムの起動にはセットアップ CD を使います。 (2) 自動システム回復で準備したフロッピー ディスクとテープ ドライブなどのバックアップ メディアのセット。バックアップ メディアを使用するには、そのメディアのセットと一緒に作成したフロッピー ディスクが必要です。別のときに作成したフロッピー ディスクや、異なるメディアのセットと一緒に作成したフロッピー ディスクは使用できません。 自動システム回復を準備する詳細については、前を参照してください。サーバー クラスタの一部に障害が発生した場合に、回復させる各種の方法の詳細については、ヘルプとサポート センターでサーバー クラスタのバックアップと復元に関するトピックを参照してください。これらのトピックは、この付録の初めに記載しています。 自動システム回復に成功すると、システムは [自動システム回復の準備ウィザード] が最後に実行されたときの構成に戻ります。このウィザードを実行した後に、Service Pack のアップグレードなどシステムへの変更を適用した場合、これらの変更は自動システム回復で復元されません。 重要:自動システム回復を使用する前に、ハード ディスクが物理的に破損しているかどうかを調べ、必要に応じて交換や修理をします。ディスクを交換した後、システム内の物理ディスクの数は交換前と同じでなければなりません。また、どのディスクも対応する損傷ディスク以上の容量を備えている必要があります。システム内のディスクの数が以前より少ない場合、またはディスクの容量が自動システム回復のバックアップ セットを作成したときよりも小さい場合、自動システム回復は正常に機能しません。 自動システム回復を使ってシステムを回復するには (手順 1 から 7): 1. 大容量記憶域コントローラを使用しており、その製造元からセットアップ CD で利用できるドライバ ファイルとは別のドライバ ファイルも提供されていることがわかっている場合、この手順を始める前にそのドライバ ファイルをフロッピー ディスクから入手しておきます。 2. Windows Server 2003, Standard Edition 用のセットアップ CD を CD ROM ドライブに挿入します。 3. コンピュータを再起動します。CD からコンピュータを起動するためにキーを押すように指示されたら、キーを押します。 注:手順 1 に記載したような別のドライバ ファイルを入手した場合、セットアップの一部としてそのドライバを使用するには、画面上の指示に従って F6 キーを押します。 4. 画面の一番下にメッセージが表示されるのを待ちます。自動システム回復を起動するために F2 キーを押すように指示されたら、F2 キーを押します。 注:手順 1 に記載したような別のドライバ ファイルを入手した場合、セットアップの一部としてそのドライバを使用するには、画面上の指示に従って F6 キーを押します (2 回目)。 5. 画面上の指示に従います。 回復プロセス時に、必要に応じてハード ディスクがパーティションに分割されてフォーマットされ、システムは [自動システム回復の準備ウィザード] を最後に起動したときの状態に戻ります。 自動システム回復は、ディスク署名がシステムに記録されている署名と一致しないなど、破損の証拠を示すディスクをパーティションに分割して再フォーマットします。自動システム回復では、正常に動作しているディスクとして認識できるディスクは再フォーマットされません。 回復プロセスは、特にハード ディスクの容量が大きい場合には、長い時間がかかることがあります。 6. 修復に成功した場合、処理を終了すると、コンピュータは再起動されます。 コンピュータが再起動すれば、置換ファイルがハード ディスクに正しくコピーされたことになります。コンピュータが再起動した後、バックアップ プログラムとデータ ファイルを復元することができます。 7. すべてのノードに障害が起ったサーバー クラスタを復元しており、クォーラム ディスクをバックアップから復元できない場合、元のクラスタの各ノードに自動システム回復を使用して、クラスタ ディスクのディスク署名とパーティション レイアウト (クォーラムと非クォーラム) を復元します。次に、復元したノードで、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックし、この付録の初めの表に記載されているナビゲーションを使って、"サーバー クラスタのバックアップと復元" というトピックを検索します。このトピックで、完全なクラスタ障害後にクラスタを復元する手順を確認します。 ドメイン コントローラの保護と復元: "ドメイン" とは、共通のディレクトリ データベースと一連のセキュリティ ポリシーを共有するアカウントとネットワーク リソースのグループです。そのドメインが他のドメインとセキュリティ関係を持つこともあります。ドメイン コントローラとは、特定のドメインのユーザー アカウント、およびその他の Active Directory のデータのコピーを含むサーバーです。ドメイン コントローラを保護または復元するには、特定の手順を実行する必要があります。 ここでは、次の 1 から 3 のトピックについて説明します。 (1) ドメイン コントローラの保護 (2) ドメイン コントローラの復元 (3) 前の Active Directory 構成に戻す これらのトピックの詳細については、この付録の初めに記載されている参照情報を参照してください。 ドメイン コントローラの保護: サーバーを保護する基本的な説明については、前の「特定の種類のシステムの問題の防止と回復」と「バックアップとその他の予防措置」を参照してください。ドメイン コントローラの Active Directory 情報を保護する主な方法は、3 種類あります。この 1 から 3 の方法を使って、ドメイン コントローラをできるだけ保護します。 (1) ドメインに複数のドメイン コントローラを確立します。ドメイン コントローラの 1 台に障害が発生し、正常に起動できるところまで修復された場合、Active Directory は障害のないドメイン コントローラから新たに修復されたドメイン コントローラに自動的にレプリケートされます。詳細については、次の「ドメイン コントローラの復元」を参照してください。 (2) また、定期的にバックアップを使ってシステム状態データをバックアップします。また、ドメイン コントローラのブートおよびシステム パーティションもバックアップして、システムの起動に必要なすべてのファイルをバックアップするようにします。システム状態データをバックアップすると、Active Directory 情報がバックアップされます。バックアップの詳細については、前の「バックアップ プログラムの起動」と「重要なシステム ファイルのバックアップ オプション」を参照してください。また、バックアップのヘルプも参照してください。 (3) また、ディスク障害などの重大な問題に備えて、自動システム回復のバックアップ セットも随時準備しておきます。自動システム回復のバックアップ セットの準備では、Active Directory 情報もバックアップされます。ただし、自動システム回復は、システム状態のバックアップからの復元など、その他の方法を試した後にのみ使用できる最後の手段です。自動システム回復を準備する詳細については、前の「自動システム回復」を参照してください。 ドメイン コントローラの復元: Active Directory 情報を復元するときは、次の 3 種類の方法のうちのいずれかを使用します。 方法 1 : 正常に動作しているドメイン コントローラからのレプリケーションを可能にする: 複数のドメイン コントローラを使用している場合に、この方法を使用できます。すなわち、1 台のドメイン コントローラが動作せず、別の 1 台以上のドメイン コントローラが正常に動作している場合です。まず、正常なドメイン コントローラのサイトとサービスを使って、問題のあるサーバーに対する NTDS Settings オブジェクトを削除します。このオブジェクトを削除すると、そのサーバーに対する古い参照が削除されます。サイトとサービスを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[管理ツール] をポイントし、[Active Directory サイトとサービス] をクリックします。次に、問題のあるサーバーで、サーバーを起動するための復元または修復を実行します。最後に、そのサーバーで [Active Directory のインストール ウィザード] を使って Active Directory をインストールします。これで、そのサーバーはドメイン コントローラになります。詳細については、ヘルプとサポート センターで、動作しないサーバーの削除とドメイン コントローラのインストールに関する Active Directory のトピックを参照してください。 方法 2 : ディレクトリ サービス復元モードを使ってシステム状態のバックアップから復元する: ドメイン コントローラを復元するもうひとつの方法は、ディレクトリ サービス復元モード (スタートアップ オプション) でコンピュータを起動し、バックアップ メディアを使ってシステム状態 (ドメイン コントローラの場合は Active Directory 情報が含まれる) を復元する方法です。詳細については、次の a から h の項を参照してください。 (a) 前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」。 (b) 前の「バックアップ プログラムの起動」と「重要なシステム ファイルのバックアップ オプション」。 (c) バックアップから利用できるヘルプ。次の内容に関する重要な情報をヘルプで確認してください。 (d) バックアップと復元に必要なアクセス許可とユーザーの権利を持つ。 (d) コンピュータをディレクトリ サービス復元モードで起動する。 (e) リモートではなく、ローカルで復元する。 (f) プライマリ Restore、Authoritative Restore、通常の Restore から適切に選択する。 (g) Ntdsutil ユーティリティ (Authoritative Restore の場合)。 (h)『Windows Server 2003 リソース キット』の「Directory Services Guide」。 重要:ドメイン コントローラの修復作業の一部にネットワークまたはビデオ アダプタの交換が含まれている場合に、システムをシステム状態のバックアップから復元すると、ネットワークまたはビデオの設定を手動で構成し直さなければならない場合があります。 方法 3 : 自動システム回復を使用する: ドメイン コントローラのハード ディスクが破損しており、再フォーマットまたは交換する必要がある場合に適しているもうひとつの方法は、自動システム回復を使ってシステム パーティションを復元する方法です。この方法を実行する場合、システムに復元される Active Directory 構成は、自動システム回復のバックアップ セットに含まれているものです。そのセットに最新の Active Directory 構成が反映されていない場合は (たとえば、自動システム回復のバックアップ セットを準備した後でユーザー アカウントを作成した場合など)、ここに記載した他の 2 種類の方法のいずれかを使って、新たに修復したドメイン コントローラを最新のものにする必要があります。 重要:破損したハード ディスクに適切な交換を選択する方法の詳細など、自動システム回復に関する重要な詳細については、前の「自動システム回復」、「自動システム回復に関して覚えておく事項」、および「自動システム回復によるシステムの回復」を参照してください。 前の Active Directory 構成に戻す: Active Directory 構成を変更する際にミスをして、システム状態のバックアップに保存した前の構成に戻る必要がある場合は、特別な手順を実行する必要があります。これは、ドメイン コントローラが常に最新の情報をレプリケートしているためです。バックアップした情報が正しいものであっても、現在ドメイン コントローラにある情報よりは古いものです。古い情報、つまりバックアップからの情報をドメイン コントローラに復元し、それをドメイン全体にレプリケートする場合には、"Authoritative Restore" を実行します。 このしくみを理解しておくことは、ユーザー アカウントを誤って削除してしまった場合には特に重要です。これらの削除が他のドメイン コントローラにレプリケートされた後では、ユーザー アカウントが含まれたシステム状態のバックアップを簡単に復元することはできません。その場合には、バックアップに対して Authoritative Restore を実行する必要があります。そうしないと、最新のデータ、すなわち、アカウントが削除された Active Directory データのセットは、そのまますべてのドメイン コントローラにレプリケートされます。 前の Active Directory 構成に戻す場合の追加情報: 特定のドメインにもうドメイン コントローラがなくなってしまった場合、または新しい無効な情報がドメイン コントローラ全体にレプリケートされた後で古い Active Directory 情報に戻る場合など、さまざまな状況の中で Active Directory 情報を復元する各種の方法の詳細については、ヘルプとサポート センターを参照してください。ヘルプとサポート センターを参照するには、[スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。また、この付録の初めに記載されている他の情報源を参照して、次の a から e のトピックを検索してください。 (a) バックアップと復元に必要なアクセス許可とユーザーの権利を持つ。 (b) コンピュータをディレクトリ サービス復元モードで起動する。 (c) リモートではなく、ローカルで復元する。 (d) プライマリ Restore、Authoritative Restore、通常の Restore から適切に選択する。 (e) Ntdsutil ユーティリティ (Authoritative Restore の場合)。 ハードウェアの互換性の確認: Microsoft では、Windows Server 2003 ファミリ製品との安定性および互換性を調べるため、多種多様なハードウェア デバイスをテストしています。Microsoft 製品サポート サービスでは、このテストの結果を基にして、各種のシステムが Windows Server 2003 ファミリ製品に対応しているかどうかを判断します。Windows Server 2003 ファミリ製品をインストールしているときに問題が発生した場合、最初に実行する問題解決の手順は、コンピュータのすべてのハードウェアが、インストールしようとしているオペレーティング システムと互換性があるかどうかを確認することです。 使用しているハードウェアが Windows Server 2003 ファミリ製品向けに設計されていることを確認するには、次の Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアの互換性情報を参照してください。 注:プラグ アンド プレイを使用しないハードウェア デバイスがある場合は、「第 3 章 アップグレードの準備」の「プラグ アンド プレイに対応していないデバイスのインベントリの取得」を参照してください。 STOP メッセージのトラブルシューティング: ここでは、オペレーティング システムのシステム エラーの結果表示される STOP メッセージのトラブルシューティングの手順の概要について説明します。システム エラーが起こると、コンピュータは反応しなくなり、青または黒色の背景画面にメッセージが表示されます。 STOP メッセージのトラブルシューティング : 一般的な方法 ここでは、STOP メッセージや予期しないシャットダウンに対する一般的なトラブルシューティングの方法について説明します。特定の STOP メッセージの詳細については、後の「特定の STOP メッセージのトラブルシューティング」を参照してください。STOP メッセージに関するもうひとつの情報源として、サポート技術情報があり、ここで、最新の情報を検索できます。この場合は、http://support.microsoft.com/にアクセスして、検索の指示に従います。 システム情報ツールを使用して、システム設定、問題のあるデバイス、およびハードウェア リソースに関する重要な情報を収集することができます。詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 重要:システムの安定性を確保するには、Service Pack の説明に従って、システムに合った最新の Service Pack をインストールし、Windows ロゴ プログラムの基準に適合したドライバである署名付きドライバのみを使用します。 エラー内容を特定するテキストや特定のトラブルシューティング手順が表示されない STOP エラーが発生した場合は、次の手順 1 から 12 に従ってください。 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にある Windows オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. ファイルの署名の確認ツールを使用します。このツールは、コンピュータ上の署名のないドライバと互換性のないシステム ファイルを識別します。Windows Server 2003 ファミリに付属のシステム ファイルとデバイス ドライバ ファイルには、Microsoft のデジタル署名があります。このデジタル署名は、これらのファイルが変更されていないオリジナルのシステム ファイルであるか、Microsoft によって Windows での使用が許可されていることを示します。 3. ドライバの問題が原因で STOP メッセージが表示された場合は、デバイス マネージャを使用して、ドライバを前のバージョンに戻すことができます。ドライバのロール バックの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) で、デバイス マネージャに関するトピックを参照してください。 4. 最新バージョンのウイルス対策ソフトウェアを使用して、コンピュータにウイルスがないか検査します。ウイルスが検出された場合は、ウイルスの除去のための手順を実行します。手順については、ウイルス対策ソフトウェアのマニュアルを参照してください。 5. STOP メッセージに関する最新の情報については、サポート技術情報で検索できます。この場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスして、そのページの指示に従います。キーワードを使う場合、STOP メッセージ番号を使用します (たとえば、stop 0x0000000A)。 6. オペレーティング システムを起動できる場合は、イベント ビューアのシステム ログで、問題の発生源であるデバイスまたはドライバの特定に役立つ情報があるかどうかを確認します。多くの STOP メッセージで特定のイベントが発生するので、たとえば、イベント ID 1001 (さまざまな STOP メッセージにより生成されます) やイベント ID 6008 (一般に予定外のシャットダウンが起きたときや、コンピュータが正しく再起動しないときに生成されます) を検索します。イベント ビューアに関する詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 イベント ID に関する最新情報については、サポート技術情報で検索できます。この場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスして、そのページの指示に従います。 7. コンピュータを起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 8. 新しくインストールされたハードウェア (RAM、アダプタ、ハード ディスク、モデムなど) を取り外します。 9. 使用しているハードウェア デバイスのドライバが更新されていることを確認します。また、最新のシステム BIOS を使っていることを確認します。これらは、デバイスまたはハードウェアの製造元から入手することができます。 10. メモリ チェックなど、コンピュータ製造元によって提供されたシステム診断プログラムを実行します。 11. Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアの互換性情報を参照して、使用しているハードウェアが Windows Server 2003 ファミリ製品向けに設計されていることを確認します。 12. セーフ モードやその他のスタートアップ オプションで問題が解決しない場合は、回復コンソールを使うことができます。詳細については、前の「回復コンソール」を参照してください。 特定の STOP メッセージのトラブルシューティング: ここでは、特定の STOP メッセージのトラブルシューティングについて説明します。STOP メッセージに関するもうひとつの情報源として、サポート技術情報があり、ここで、最新の情報を検索できます。この場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスして、検索の指示に従います。 システム情報ツールを使用して、システム設定、問題のあるデバイス、およびハードウェア リソースに関する重要な情報を収集することができます。詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 STOP メッセージ 0x0000001E 説明:KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED 一般的な原因:このメッセージが表示される場合、いくつかの原因が考えられます。詳細については、次の解決方法の最後に記載した Microsoft の Web サイトにアクセスし、検索の指示を参照してください。 解決方法 (1 から 5): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. 十分なディスク領域があることを確認します (特に新規インストールの場合)。 3. 新しくインストールしたドライバを無効にします。また、ドライバに関連付けられたサービスや、新しくインストールしたプログラムを無効にしてみてください。 4. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 5. 最新のシステム BIOS を使っていることを確認します。この手順の実行方法の詳細については、ハードウェアの製造元に問い合わせてください。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0x0000001E を使用します。 STOP メッセージ 0x000000D1 説明:DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL 一般的な原因:高すぎるプロセス内部要求レベル (IRQL) でページング可能なメモリにアクセスしようとしました。これは、一般にドライバが使用しているアドレスが正しくない場合に発生します。カーネル モードのドライバからは、高 IRQL のページング可能なメモリにアクセスすることは禁止されています。 解決方法 (1 から 6): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. ファイルの署名の確認ツールを使用します。このツールは、コンピュータ上の署名のないドライバと互換性のないシステム ファイルを識別します。Windows Server 2003 ファミリに付属のシステム ファイルとデバイス ドライバ ファイルには、Microsoft のデジタル署名があります。このデジタル署名は、これらのファイルが変更されていないオリジナルのシステム ファイルであるか、Microsoft によって Windows での使用が許可されていることを示します。 3. デバイス マネージャを使用して、ドライバを前のバージョンに戻します。ドライバのロール バックの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) で、デバイス マネージャに関するトピックを参照してください。 4. STOP メッセージで問題が検出されたドライバまたは新しくインストールしたドライバを無効にします。 5. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 6. Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアの互換性情報を参照して、使用しているハードウェアが Windows Server 2003 ファミリ製品向けに設計されていることを確認します。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0x000000D1 を使用します。 STOP メッセージ 0x000000EA 説明:THREAD_STUCK_IN_DEVICE_DRIVER 一般的な原因:ディスプレイ ドライバが無限ループに入りました。通常、これはビデオ ハードウェアまたはディスプレイ ドライバに問題があることを示しています。 解決方法 (1 から 4): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. STOP メッセージで問題が検出されたドライバまたは新しくインストールしたドライバを無効にします。 3. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 4. Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアの互換性情報を参照して、使用しているハードウェアが Windows Server 2003 ファミリ製品向けに設計されていることを確認します。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0x000000EA を使用します。 STOP メッセージ 0x00000050 説明:PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA 一般的な原因:要求されたデータがメモリ内に見つかりません。これは、プリンタ ドライバまたはリモート アクセス ドライバが原因で発生することがあります。 解決方法 (1 から 5): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. デバイス マネージャを使用して、ドライバを前のバージョンに戻します。ドライバのロール バックの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) で、デバイス マネージャに関するトピックを参照してください。 3. 新しくインストールしたドライバを無効にします。 4. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 5. Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアの互換性情報を参照して、使用しているハードウェアが Windows Server 2003 ファミリ製品向けに設計されていることを確認します。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Web で検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0x00000050 を使用します。 STOP メッセージ 0x000000BE 説明:ATTEMPTED_WRITE_TO_READONLY_MEMORY 一般的な原因:デバイス ドライバが読み取り専用メモリに書き込みを試みました。この問題はアップグレード時に発生する場合がありますが、アップグレード時に限定されません。 解決方法 (1 から 3): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアの互換性情報を参照して、使用しているハードウェアが Windows Server 2003 ファミリ製品向けに設計されていることを確認します。 3. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0x000000BE を使用します。 既存のインストールでの STOP メッセージ 0x0000000A 説明:IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL 一般的な原因:ドライバがアクセスしてはいけないメモリ アドレスにアクセスしようとしました。 解決方法 (1 から 9): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. オペレーティング システムを起動できる場合は、イベント ビューアのシステム ログで、問題の発生源であるデバイスまたはドライバの特定に役立つ情報があるかどうかを確認します。この手順の詳細については、ヘルプとサポート センターで ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック)、イベント ビューアに関するトピックを参照します。 3. Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアの互換性情報を参照して、使用しているハードウェアが Windows Server 2003 ファミリ製品向けに設計されていることを確認します。 4. 新しくインストールされたドライバをすべて無効にし、新しく追加されたプログラムをすべて削除します。 5. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 6. 新しくインストールされたハードウェア (RAM、アダプタ、ハード ディスク、モデムなど) を取り外します。 7. 使用しているハードウェア デバイスのドライバが更新されていることを確認します。また、最新のシステム BIOS を使っていることを確認します。これらは、デバイスの製造元から入手することができます。 8. メモリ チェックなど、ハードウェアのベンダによって提供されたシステム診断プログラムを実行します。 9. BIOS のメモリ キャッシュを無効にします。この手順の実行方法の詳細については、ハードウェアの製造元に問い合わせてください。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0x0000000A を使用します。 新規インストールでの STOP メッセージ 0x0000000A 説明:IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL 一般的な原因:ドライバがアクセスしてはいけないメモリ アドレスにアクセスしようとしました。 解決方法 (1 から 9): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. インストール プロセスの間に、"セットアップはコンピュータのハードウェア構成を検査しています" というメッセージが表示されたら、F5 キーを押します。コンピュータの種類を選択するよう求めるメッセージが表示されたら、正しいコンピュータの種類を選択します。たとえば、シングル プロセッサのコンピュータを使っている場合は、[標準 PC] を選択します。 3. Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアの互換性情報を参照して、使用しているハードウェアが Windows Server 2003 ファミリ製品向けに設計されていることを確認します。 4. BIOS のメモリ キャッシュを無効にします。この手順の実行方法の詳細については、ハードウェアの製造元に問い合わせてください。 5. アダプタをすべて取り外し、不可欠でないハードウェア デバイスをすべて取り外します。 6. SCSI アダプタを使用している場合は、アダプタの製造元から最新のドライバを入手します。また、同期ネゴシエーションを使用不可にし、終端処理とデバイスの SCSI ID を確認します。 7. Integrated Device Electronics (IDE) デバイスを使用している場合は、オンボード IDE ポートをプライマリ チャネルとして定義します。IDE デバイスのマスタ、サブの設定を確認します。ハード ディスク以外のすべての IDE デバイスを取り外します。詳細については、ハードウェアの製造元のドキュメントを参照してください。 8. メモリ チェックなど、ハードウェアのベンダによって提供されたシステム診断プログラムを実行します。 9. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0x0000000A を使用します。 STOP メッセージ 0x00000023 と 0x00000024 説明:FAT_FILE_SYSTEM (0x23) または NTFS_FILE_SYSTEM (0x24) 一般的な原因:ハード ディスクが断片化しているか、過剰なファイル I/O が存在します。この STOP エラーは、ドライブ ミラー ソフトウェアまたは一部のウイルス対策ソフトウェアが原因となっている場合もあります。 解決方法 (1 から 4): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. ウイルス対策プログラムやバックアップ プログラム、およびデフラグ ユーティリティを無効にします。 3. chkdsk を実行してハード ディスクが破損していないかどうかを確認し、コンピュータを再起動します。chkdsk を実行できない場合は、Windows Server 2003 ファミリを実行している別のコンピュータにハード ディスクを移してから chkdsk コマンドを実行する必要があります。chkdsk は、オプションは制限されますが、回復コンソールで使用できることに注意してください。 4. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 これらの STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0x00000023 または 0x00000024 を使用します。 STOP メッセージ 0x0000007B 説明:INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE 一般的な原因 I/O システム (通常は起動デバイスかファイル システム) の初期化の際に発生する問題。 解決方法 (1 から 7): 1. コンピュータがウイルスに感染していないかどうかを確認します。この STOP メッセージは、ブート セクタがウイルスに感染している場合に頻繁に表示されます。 2. ハード ディスクを修復または回復します。ハード ディスクを修復する方法については、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」と「回復コンソール」を参照してください。 3. 新たに追加したハード ディスクやコントローラをすべて削除します。 4. SCSI アダプタを使用している場合は、アダプタの製造元から最新のドライバを入手します。また、同期ネゴシエーションを使用不可にし、終端処理とデバイスの SCSI ID を確認します。 5. Integrated Device Electronics (IDE) デバイスを使用している場合は、オンボード IDE ポートをプライマリ チャネルとして定義します。IDE デバイスのマスタ、サブの設定を確認します。ハード ディスク以外のすべての IDE デバイスを取り外します。詳細については、ハードウェアの製造元のドキュメントを参照してください。 6. chkdsk を実行してハード ディスクが破損していないか確認します。chkdsk を実行できない場合は、Windows Server 2003 ファミリを実行している別のコンピュータにハード ディスクを移してから chkdsk コマンドを実行する必要があります。chkdsk は、オプションは制限されますが、回復コンソールで使用できることに注意してください。 7. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成でコンピュータを起動してみます。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。前回正常起動時の構成で起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0x0000007B を使用します。 STOP メッセージ 0x0000007F 説明:UNEXPECTED_KERNEL_MODE_TRAP 一般的な原因:ハードウェアまたはソフトウェアに問題があります。通常、これはハードウェアの障害が原因です。 解決方法 (1 から 5): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. メモリ チェックなど、ハードウェアのベンダによって提供されたシステム診断プログラムを実行します。この STOP メッセージは、多くの場合、メモリの障害や不一致が原因で表示されます。 3. BIOS のメモリ キャッシュを無効にします。この手順の実行方法の詳細については、ハードウェアの製造元に問い合わせてください。 4. Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアの互換性情報を参照して、使用しているハードウェアが Windows Server 2003 ファミリ製品向けに設計されていることを確認します。 5. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0x0000007F を使用します。 STOP メッセージ 0x0000009F 説明:DRIVER_POWER_STATE_FAILURE 一般的な原因:ドライバに整合性がないか、無効な電力状態です。 解決方法 (1 から 5): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. STOP メッセージで問題が検出されたドライバまたは新しくインストールしたドライバを無効にします。 3. フィルタ ドライバを使用するソフトウェア、たとえばウイルス対策プログラムやバックアップ プログラムを更新します。 4. Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアの互換性情報を参照して、使用しているハードウェアが Windows Server 2003 ファミリ製品向けに設計されていることを確認します。 5. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0x0000009F を使用します。 STOP メッセージ 0xC000021A 説明:FATAL_SYSTEM_ERROR 一般的な原因:Windows ログオン プロセスのシステム プロセスが予期せず終了しました。 解決方法 (1 から 4): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. STOP メッセージで問題が検出されたドライバまたは新しくインストールしたドライバを無効にします。 3. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動し、新しく追加されたプログラムまたはドライバを削除するか無効にします。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 4. Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェアの互換性情報を参照して、使用しているハードウェアが Windows Server 2003 ファミリ製品向けに設計されていることを確認します。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0xC000021A を使用します。 STOP メッセージ 0xC0000221 説明:BAD_IMAGE_CHECKSUM 一般的な原因:このメッセージは、システム ファイルやドライバの破損またはハードウェアの問題が原因で表示されます。 解決方法 (1 から 3): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. 特定されたファイルを置き換えます。 3. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成、またはセーフ モードでコンピュータを起動して、そのファイルを置き換えます。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。セーフ モードで起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0xC0000221 を使用します。 STOP メッセージ 0xC0000218 説明:UNKNOWN_HARD_ERROR 一般的な原因:レジストリ ファイルが壊れている可能性があります。 解決方法 (1 から 3): 1. Microsoft の Web サイト (http://oca.microsoft.com/) にあるオンライン クラッシュ ダンプ解析ツールを使用します。 このツールを使って、Microsoft にエラー報告を送り、Microsoft Passport 情報を使ってその状態を追跡することができます。オンライン クラッシュ ダンプ解析の Web サイトにアクセスするには、エラー報告サービスを使用するか、Web ブラウザを使用します。エラー報告サービスを有効にすると、システムが監視され、オペレーティング システム コンポーネントおよびアプリケーションに関連するカーネルおよびユーザー モードのエラーが検出されます。カーネル モードの報告を使用すると、STOP エラーの原因となった問題または状態に関してより多くの情報を入手できます。オンライン クラッシュ ダンプ解析ツールとエラー報告サービスの詳細については、ヘルプとサポート センター ([スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリック) を参照してください。 2. コンピュータを正常に起動できない場合は、前回正常起動時の構成でコンピュータを起動してみます。詳細については、前の「セーフ モード、前回正常起動時の構成、およびその他のスタートアップ オプション」を参照してください。前回正常起動時の構成で起動できない場合は、前の「システムが起動しない場合に使うオプション」を参照してください。 重要:前回正常起動時の構成を使用すると、前回の正常な起動時以降に変更されたシステムの設定は失われます。 3. 自動システム回復 (ASR) のバックアップがある場合は、この回復オプションが必要になることがあります。詳細については、前の「自動システム回復」を参照してください。 この STOP メッセージに関する最新情報は、Microsoft の Web サイトで検索できます。その場合は、http://support.microsoft.com/ にアクセスし、検索オプションをクリックして、そのページの指示に従います。キーワードを入力する場合は、stop 0xC0000218 を使用します。 セットアップに関してよく寄せられる質問: ここでは、セットアップを実行する際に最も一般的に寄せられる質問を紹介します。問題が発生した場合は、その問題の回答がここにあるかどうかを確認してください。 セットアップの最初の部分ではオペレーティング システムは何をしているのですか?: セットアップの最初の部分 (文字ベースのセットアップとも呼ばれます) では、オペレーティング システムはシステム アーキテクチャの基本的な情報とドライバを調べています。この情報には次の 1 から 6 が含まれます。 (1) CPU の種類 (2) マザーボードの種類 (PCI、VESA、MCA、EISA、または ISA) (3) ハード ドライブ コントローラ (4) ファイル システム (5) ハード ディスクの空き容量 (6) メモリ セットアップは、コンピュータを起動するためにシステムの起動時に初期化する必要があるデバイスを調べます。また、セットアップは、コンピュータを [セットアップ ウィザード] (セットアップで実行する内容を表示するセットアップのグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) 部分) で再起動する際に使用する、オペレーティング システムの "ミニ" バージョンを構築します。 セットアップの実行中にコンピュータが停止し、"Stop" の単語で始まる長いメッセージが表示されます。何が起こったのですか?: テキスト モードの STOP メッセージを使用して、Windows Server 2003, Standard Edition の読み込み時や実行時に発生するハードウェアやソフトウェアの問題を特定し、デバッグすることができます。オペレーティング システムが停止する場合は、目に見えない形で停止して場合によってはデータを破損するよりも、停止画面のような明確なメッセージが出力される方が都合が良いのです。停止画面には、STOP メッセージ (番号) と簡単な説明が表示されます。この停止画面によって、ユーザーや Microsoft 製品サポート サービスのエンジニアは、問題の箇所を探し、特定するのに必要な情報を得ることができます。 使用しているコンピュータは、CD-ROM ドライブから直接起動できるようになっています。しかし、Windows Server 2003, Standard Edition の CD から起動しようとしても何も起きません。なぜですか?: コンピュータを CD から直接起動するには、コンピュータの BIOS が El Torito ブート可能 CD-ROM (エミュレーション モードなし) 形式をサポートしている必要があります。使用している BIOS にこの機能があるかどうかがわからない場合は、コンピュータの製造元に確認してください。BIOS ではスタートアップ時の起動順序を指定します。CD-ROM が最初の起動デバイスとして指定されている必要があります。 デバイスまたは BIOS の問題のトラブルシューティング: 次に、Windows Server 2003 ファミリ製品をインストールまたは実行するときに問題を発生させる場合がある特定の種類のデバイスのトラブルシューティングについて説明します。 ACPI に適合しない BIOS: コンピュータの "基本入出力システム (BIOS)" とは、オペレーティング システムがコンピュータのハードウェア デバイスとの通信に使用するソフトウェア セットです。"ACPI" は、BIOS の動作方法に関する現在の標準です。 ACPI 標準に準拠していない ACPI ベースの BIOS は、セットアップとハードウェアとの間の有効な通信をサポートしない場合があります。その場合は、セットアップの処理が停止し、ハードウェア製造元への連絡やその他の問題解決手順の実行に関する指示が表示されます。この状況が発生した場合は、表示される指示に従ってください。 "BIOS" および "ACPI" の背景情報については、次の「BIOS と ACPI の定義」を参照してください。これらの用語の基本的な意味を理解している場合は、後の「BIOS の ACPI 準拠」を参照してください。 BIOS と ACPI の定義: コンピュータの "基本入出力システム (BIOS)" は、オペレーティング システムがコンピュータのハードウェア デバイスと正しい手順で通信するために欠かせない一連のソフトウェアです。BIOS はコンピュータの製造元から提供されています。BIOS は通常ユーザーの目に見えませんが、パフォーマンスには非常に重要です。 BIOS の動作における現在の標準が、ACPI です。ACPI により、より柔軟にコンピュータの個々のデバイスの電源を入れたり、切ったりできます。たとえば、Windows Server 2003 ファミリ製品と ACPI BIOS を使用している場合、コンピュータが指定された時間利用されていなければ、モニタの電源を自動的に切断することができます。ACPI は、キーに触れただけでコンピュータを起動させる OnNow 業界のイニシアティブの基盤です。 また、ACPI は、プラグ アンド プレイもサポートしています。プラグ アンド プレイを使用すると、コンピュータにハードウェア デバイスを追加したとき、コンピュータはそのデバイスを自動的に検出し、それに適したデバイス ドライバ (デバイスを制御するソフトウェア) をインストールします。 Windows Server 2003 ファミリの製品は、ACPI 準拠の BIOS バージョンだけでなく、以前のアドバンスト パワー マネージメント (APM) およびプラグ アンド プレイの設計に基づく BIOS バージョンもサポートしています。従来の設計では、省電力のためにシステム全体をスタンバイ状態にできましたが、個別のデバイスでは不可能でした。 BIOS の ACPI 準拠: ACPI BIOS は、ハードウェア デバイスに関する詳細な情報をセットアップとオペレーティング システムに提供します。BIOS が標準に準拠していないと、この情報は正しく提供されず、オペレーティング システムはハードウェア デバイスと通信するのに必要なサポートを得られない可能性があります。 BIOS が ACPI に準拠しているかどうか確認するには、次の 1 から 6 の操作を行います。 (1) どのバージョンの ACPI ベースの BIOS が ACPI 準拠であるかについては、ハードウェア互換性リスト (HCL) で Windows Server 2003, Standard Edition を確認してください。これは、この情報に関する確実な情報源です。HCL の詳細については、前の「『ハードウェア互換性リスト (HCL)』の使用」を参照してください。 (2) BIOS バージョンについては、セットアップを実行する前にコンピュータを再起動し、画面に表示される文章を参照します。特に "ACPI BIOS" の語句が含まれる文章に注意してください。 役に立つ情報のひとつは BIOS の日付です。日付が新しいバージョンの ACPI BIOS であれば、準拠している可能性が高くなります。 (3) ハードウェアの BIOS バージョンについては、ハードウェアのマニュアルを確認し、製造元に連絡してください。 セットアップでは、BIOS の種類と準拠も確認されます。 (4) BIOS が ACPI 準拠である場合、セットアップは正常に実行され、セットアップ後に ACPI 機能を使用することができます。 (5) 既知の ACPI に準拠していない BIOS が検出された場合、セットアップは実行され続けますが、ACPI 電源管理機能が存在しなかったものとして BIOS と通信します。セットアップが終了すると、Windows Server 2003, Standard Edition は実行されますが、ACPI 機能は、BIOS が準拠するバージョンと交換されない限り、アクティブになりません。 セットアップ後に、ACPI 電源管理機能の状態を確認するには、[スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に [コントロール パネル] をクリックし、[電源オプション] をダブルクリックします。[電源オプション] の使用については、コントロール パネルのヘルプを参照してください。 セットアップを実行した後に、BIOS を更新する場合は、セットアップを再実行して ACPI 電源管理機能をアクティブにする必要があります。その場合のセットアップは、わずかな時間で終了します。 (6) BIOS が準拠していないのに、セットアップがそれを表示しない場合 (準拠していないバージョンのセットアップの一覧に BIOS が含まれていない場合)、セットアップの処理が停止し、ハードウェア製造元への連絡やその他の問題解決手順の実行に関する指示が表示されます。この状況が発生した場合は、表示される指示に従ってください。 プラグ アンド プレイを使用しない ISA デバイス: 使用しているシステムに、プラグ アンド プレイを使用しない ISA (Industry Standard Architecture) デバイスが含まれている場合は、その ISA デバイスによって現在使用されているすべての割り込み要求番号 (IRQ) を予約するようにシステム BIOS を設定します。そのようにしないと、次のようなメッセージが表示されます。 INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE 場合によっては、これらの ISA デバイスが機能しなくなります。 Sound Blaster SCSI の問題: 新しいインストールまたはアップグレードのときに、Sound Blaster SCSI カード、および PCI SCSI カードによってモニタがブルー スクリーンに変わり、次のメッセージが表示されることがあります。 INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE これは、BIOS が既に使用されている割り込みを SCSI カードに割り当てることが原因です。このようなことが起きた場合は、そのカードを物理的に取り外し、オペレーティング システムのインストールが完了した後に、取り付け直します。 サポートされていない SCSI ドライバ: 起動デバイスにサポートされていない SCSI ドライバが使用されているコンピュータで、Windows Server 2003, Standard Edition にアップグレードしているとき、モニタがブルー スクリーンに変わり、次のメッセージが表示されることがあります。 INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE Windows カタログ (http://www.microsoft.com/japan/windows/catalog/) にあるハードウェア互換性情報を参照して、使用しているハードウェアとドライバが Windows Server 2003 ファミリ製品と互換性があることを確認します。 ハードウェアとドライバがサポートされている場合は、「第 3 章 アップグレードの準備」の大容量記憶装置のドライバとセットアップ処理に関する項を参照してください。 付録 B ユーザー補助機能 マイクロソフトは、製品やサービスをすべてのユーザーが使いやすいものにしようと努力しています。ここでは、Microsoft(R) Windows(R) Server 2003 ファミリの製品を、障害のあるかたにも使いやすくする機能およびサービスに関する情報を提供します。 この付録の内容: (1) Windows Server 2003 ファミリの製品のカスタマイズ (2) アクセシビリティに関する Web サイトとユーティリティのダウンロード (3) アクセシビリティ機能を拡張するためのユーティリティ (4) アクセシビリティ情報の詳細 注:障害のあるかたのための Microsoft の製品とサービスについては、Microsoft サポート サービスの一覧、およびお問い合わせ先電話番号が記載された小冊子「お使いになる前に」がパッケージに同封されておりますので、そちらをご参照ください。 Windows Server 2003 ファミリの製品のカスタマイズ: コンピュータをより使いやすくするために、次の 1 から 5 のような、さまざまな方法で Windows Server 2003 ファミリの製品をカスタマイズできます。 (1) Windows 95 の登場以降、Windows オペレーティング システムには、ユーザー補助機能が組み込まれています。これらの機能は、キーボード入力やマウス操作が困難な方、または軽度の視覚障害や重度の聴覚障害があるかたのために用意されています。これらの機能はセットアップの際にインストールできますが、インストール CD を使って後から追加することもできます。 (2) ユーザー補助機能の使用方法に関する説明は、Windows Server 2003 ファミリ製品のヘルプとサポートに記載されています。詳細については、後の「ヘルプとサポートのユーザー補助に関するトピック」を参照してください。 (3) コントロール パネルや、組み込まれている他の機能を利用して、Windows Server 2003 ファミリ製品の表示や動作を、視覚または運動能力のレベルに合わせて調整することもできます。色やサイズ、音量、およびマウスやキーボードの動作などの調整機能があります。 (4) Windows Server 2003 ファミリの製品では、ほとんどのユーザー補助を [ユーザー補助の設定ウィザード] またはコントロール パネルで設定できます。[ユーザー補助の設定ウィザード] では、障害別に機能が分類されているので、ユーザー独自のニーズに合わせてオペレーティング システムを簡単にカスタマイズできます。また、[ユーザー補助の設定ウィザード] では、設定内容をファイルに保存して、別のコンピュータで使用することもできます。 (5) 標準の QWERTY レイアウトのキーボードが使いにくい場合は、Dvorak レイアウトのキーボードを使用すると、英文入力の際に最も頻繁に使用するキーが使いやすい位置に配列されます。Dvorak には 3 種類の配列があります。それは、両手で入力するユーザー用、左手だけで入力するユーザー用、および右手だけで入力するユーザー用です。これらの機能を使用するために、特別な機器を購入する必要はありません。 利用できる機能や、それらがあらかじめ組み込まれているか、または別途入手する必要があるかは、お使いのオペレーティング システムによって異なります。 お使いのオペレーティング システムに用意されているユーザー補助機能の詳細な資料については、ヘルプを参照してください。ユーザー補助機能の説明は、Windows 導入ガイドおよびリソース キットにも記載されています。Windows 導入ガイドおよびリソース キットについては、http://www.microsoft.com/windows/reskits/ (英語情報) および http://www.microsoft.com/japan/windows/reskits/ を参照してください。 Windows Server 2003 ファミリの製品には、視覚や聴覚または肢体に障害があるかたのために、表示、サウンド、マウス、およびキーボードの設定をカスタマイズできる、さまざまなユーザー補助機能が用意されています。次に、これらの機能とその使い方について説明します。 ユーザー補助の設定ウィザード: ユーザー補助機能は、既定でコンピュータにインストールされています。[ユーザー補助の設定ウィザード] を使用すると、ユーザー補助のオプションを簡単に設定できます。 注:マウス以外の入力デバイスを使用している場合は、マウスをクリックする代わりに、適切なアクションによってコマンドの実行や項目の選択を行なってください。 [ユーザー補助の設定ウィザード] を使用してユーザー補助のオプションを設定するには (手順 1 から2): 1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] または [プログラム]、[アクセサリ]、[ユーザー補助] の順にポイントし、[ユーザー補助の設定ウィザード] をクリックします。 2. 画面の指示に従って操作します。 キーボード、画面、およびサウンドのユーザー補助のオプション: 次に 8 種類の Windows Server 2003 ファミリ製品のユーザー補助のオプションについて説明します。これらの機能は、[ユーザー補助の設定ウィザード] でもコントロール パネルでも構成できます。 ユーザー補助機能 1:フィルタ キー機能 説明:キーをすばやく押したり繰り返し押したりしても無視するように設定したり、キー入力の間隔を調整します。 ユーザー補助機能 2:ハイコントラスト 説明:読みやすくなるように色とフォントを設定します。 ユーザー補助機能 3:マウス キー機能 説明:キーボードのテンキーを使ってポインタを制御します。 ユーザー補助機能 4:シリアル キー機能 説明:キーボードやマウスの代わりを果たす入力デバイスを利用できるようにします。 ユーザー補助機能 5:サウンド解説 説明:システムが音を鳴らすときに説明を表示させます。 ユーザー補助機能 6:サウンド表示 説明:システムが出す音を警告として表示させます。 ユーザー補助機能 7:固定キー機能 説明:複数のキーを同時に押す操作を、ひとつのキー操作だけでできるようにします。 ユーザー補助機能 8:切り替えキー機能 説明:CapsLock キー、NumLock キー、および ScrollLock キーを押したときに音を鳴らします。 ユーザー補助機能は、コントロール パネルを使って有効にし、構成することができます。 コントロール パネルを使ってユーザー補助のオプションを有効化または構成するには (手順 1 から 3): 1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックするか [設定] をポイントして、[コントロール パネル] をクリックします。 2. [ユーザー補助のオプション] をダブルクリックします。 3. [ユーザー補助のオプション] ダイアログ ボックスで、有効にする機能のチェック ボックスをオンにし、[設定] をクリックしてオプションを変更します。 ユーザー補助のショートカット キー: いくつかのユーザー補助機能は、その機能を有効にしているかどうかにかかわらず、キーボードのキーの組み合わせ (ショートカット キー) を使って、オンとオフを切り替えることができます。キーの組み合わせを使ってユーザー補助機能をオンまたはオフにすると、ビープ音で聴覚に、またダイアログ ボックスで視覚に訴えるという方法で切り替わったことが知らされます。 次に 5 種類のユーザー補助機能のオンとオフを切り替えるキーの組み合わせを説明します。 操作 1:フィルタ キー機能のオンとオフを切り替える キーの組み合わせ:右 Shift キーを 8 秒間押し続ける 操作 2:ハイコントラストのオンとオフを切り替える キーの組み合わせ:左 Alt + 左 Shift + PrintScreen 操作 3:マウス キー機能のオンとオフを切り替える キーの組み合わせ:左 Alt + 左 Shift + NumLock 操作 4:固定キー機能のオンとオフを切り替える キーの組み合わせ:Shift キーを 5 回押す 操作 5:切り替えキー機能のオンとオフを切り替える キーの組み合わせ:NumLock キーを 5 秒間押す マウス キー機能: マウスの使用に問題がある場合は、マウス キー機能の設定を変更し、テンキーを使ってマウス ポインタを移動するようにできます。次に、使用するキーと、マウス キー機能を使用した場合の動作を示します。 NumLock:NumLock /:左ボタン *:両方のボタン -:右ボタン 7:左斜め上 8:上 9:右斜め上 4:左 5:クリック 6:右 +:ダブルクリック 1:左斜め下 2:下 3:右斜め下 0:ボタン ロック .:ボタンを離す Enter:Enter Windows Server 2003 ファミリ製品のその他のユーザー補助オプション: コンピュータのカスタマイズには、次の 2 種類のオプションも使用できます。 ユーザー補助のオプション 1:拡大鏡 説明:画面の一部を拡大表示して、見やすくします。 ユーザー補助のオプション 2:スクリーン キーボード 説明:マウスやスイッチ入力デバイスなどのポインティング デバイスを使って、画面に表示されたキーボードに入力できるようにします。スクリーン キーボードには、すべてではありませんが、多くのキーボードおよびキーボード設定と互換性があります。 拡大鏡またはスクリーン キーボードを使用するには (手順 1 から 2): 1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] または [プログラム]、[アクセサリ]、[ユーザー補助] の順にポイントします。 2. 使用するユーザー補助機能をクリックします。 ユーティリティ マネージャを使用して、拡大鏡およびスクリーン キーボードの開始と停止を制御することができます。 拡大鏡およびスクリーン キーボードの開始と停止を制御するには (手順 1 から 4): 1. Windows ロゴ キー + U キーを押します。 注:ユーティリティ マネージャは [スタート] メニューからも起動できます。ただし、この方法でユーティリティ マネージャを起動すると、コンピュータをロックまたはロック解除したときにプログラムを管理できません。 2. 拡大鏡およびスクリーン キーボードの実行状態を示す一覧で、制御するユーザー補助機能をクリックします。 3. 選択したユーザー補助機能を開始または停止するには、[開始] または [停止] をクリックします。 4. 選択したユーザー補助機能をいつから自動的に開始するかを制御するには、該当するチェック ボックスをオンにします。 ヘルプとサポートのユーザー補助に関するトピック: Windows Server 2003 ファミリの製品では、ヘルプとサポート センターを開くと、ユーザー補助に関するさまざまな入門トピックを表示できます。ユーザー補助のオプションの詳細については、ヘルプとサポート センターのリンクから、ユーザー補助のオプションのヘルプを参照してください。 マウスを使ってユーザー補助のヘルプを表示するには (手順 1 から 2): 1. [スタート] ボタン、[ヘルプとサポート] の順にクリックします。 2. [ユーザー補助機能] をクリックし、トピックまたはリンクをクリックします。 ・入門トピックを表示するには、ナビゲーションのウィンドウ領域で、目次のトピックのタイトルをクリックします。 ・詳細トピックを表示するには、トピックのウィンドウ領域で、[ユーザー補助機能] から [ユーザー補助のオプションのヘルプ] をクリックします。 [ユーザー補助のオプションのヘルプ] へのリンクは、これ以外にも [ユーザー補助機能とオプション] および [その他のアクセシビリティ情報を入手する] から表示することができます。 キーボードを使ってユーザー補助の入門ヘルプを表示するには (手順 1 から 6): 1. Ctrl + Esc キーを押し、次に H キーを押します。 2. Tab キーを繰り返し押して、[ユーザー補助機能] が反転表示されたら Enter キーを押します。 3. [ユーザー補助機能] で、キーボードのショートカットに関するトピックへのリンクを含むリンクを選択するには、次の手順に進みます。別のトピックを選択するには、必要なだけ Tab キーを押し、Enter キーを押します。 4. ヘルプとサポート センターのトピックでリンクを選択するには、またはトピックをスクロールするには、次のキーを押します。 ・リンクを選択するには、Ctrl + Tab キーを押し、Tab キーを繰り返し押して、リンクが反転表示されたら Enter キーを押します。 ・上下にスクロールするには、PageDown キー、PageUp キー、および方向キーを必要に応じて押します。 5. トピックから目次へ戻るには、目次が反転表示されるまで Tab キーを繰り返し押します。 6. ヘルプとサポート センターを終了するには、Alt + Space キーを押し、次に C キーを押します。 キーボードを使ってユーザー補助の詳細ヘルプを表示するには (手順 1 から 6): 1. Ctrl + Esc キーを押し、次に R キーを押します。 固定キー機能をオンにして、Ctrl キーと Esc キーを同時ではなく順番に押せるようにするには、Shift キーを 5 回押します。 2. 次の a から c のいずれかを入力します。 (a) ユーザー補助のオプションの選択と構成に関する詳細ヘルプを表示するには、「hh access.chm」と入力します。 (b) 拡大鏡に関する詳細ヘルプを表示するには、「hh magnify.chm」と入力します。 (c) スクリーン キーボードに関する詳細ヘルプを表示するには、「hh osk.chm」と入力します。 3. 必要に応じて、下方向キーを押してトピックを選択し、Enter キーを押します。 4. トピックでリンクを選択するには、またはトピックをスクロールするには、F6 キーを押して、次のキーを押します。 ・リンクを選択するには、Tab キーを繰り返し押して、リンクが反転表示されたら Enter キーを押します。ポップアップを閉じるには、Esc キーを押します。 ・上下にスクロールするには、PageDown キー、PageUp キー、および方向キーを必要に応じて押します。 5. トピックから目次へ戻るには、もう一度 F6 キーを押します。 6. ヘルプを終了するには、Alt + Space キーを押し、次に C キーを押します。 アクセシビリティに関する Web サイトとユーティリティのダウンロード: モデムやその他の種類のネットワーク接続を使用している場合は、次のネットワーク サービスからアクセシビリティに関する情報を表示またはダウンロードできます。 ・マイクロソフト アクセシビリティ Web サイト (http://www.microsoft.com/japan/enable/) 具体的なマイクロソフト製品でユーザー補助オプションを使用する詳細については、この Web サイトで製品のセクションを開き、該当する製品を見つけてください。 アクセシビリティ機能を拡張するためのユーティリティ: 障害のあるかたにパーソナル コンピュータを容易にご利用いただけるように、さまざまなハードウェア製品とソフトウェア製品がマイクロソフトやその他の組織によって用意されています。次の 1 から 6 は、Windows Server 2003 ファミリのオペレーティング システムなど、Microsoft オペレーティング システムで使用できる各種製品について説明したものです。 (1) 軽度の視覚障害のあるかたのために、画面上の情報の拡大や表示色の変更を行うプログラム (2) 重度の視覚障害のあるかた、または画面の読み取りが困難な方のために、点字または合成音で画面上の情報を解説するプログラム (3) マウスまたはキーボードの操作方法を変更するハードウェア ユーティリティとソフトウェア ユーティリティ (4) マウスまたは音声による "キー入力" を可能にするプログラム (5) キー操作を短縮してキー入力を高速化する、単語または語句を予測するソフトウェア (6) マウスやキーボードを利用できない方のための、単一スイッチ デバイスや呼気入力デバイスなどの代替入力デバイス アクセシビリティ情報の詳細: この付録で説明してきた機能や参照情報以外にも、障害のあるかたを対象とした製品、サービス、参照情報が、マイクロソフトやその他の組織から提供されています。 マイクロソフト: マイクロソフトでは、Windows Server 2003 ファミリのオペレーティング システムなど、Microsoft オペレーティング システムで使用できるアクセシビリティ ツールのカタログを提供しています。このカタログは、マイクロソフト アクセシビリティ Web サイト (http://www.microsoft.com/japan/enable/) から入手できます。 Macintosh による、障害のあるかたのためのソリューション: 障害のあるかたのための Macintosh オペレーティング システム用の製品やサービスの詳細については、http://www.apple.co.jp/solution/disability/ を参照してください。