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DRM のアーキテクチャ

コンシューマは、暗号化されたメディア ファイルを Web サイトから取得したなら、コンテンツをを再生する前に、ファイルの「解除」を行うためのキーを含むライセンスも取得しなければなりません。 コンテンツ所有者は、Microsoft® Windows Media® Rights Manager でコンテンツ ファイルを保護してからコンシューマにコンテンツを配布することにより、これらのライセンスとキーを容易に設定できます。


下の図は、Windows Media Rights Manager を用いた場合の、コンテンツの保護、配布、および使用の方法を示しています。

rights manager flowchart

この図は、以下の概念を用いて説明できます。

Windows Media Rights Manager の仕組み
ライセンスとキー

Windows Media Rights Manager の仕組み
Windows Media Rights Manager は、コンテンツ プロバイダが、インターネット上で音楽、ビデオ、および他のデジタル メディア コンテンツを、保護され、暗号化されたファイル フォーマットで配信することを可能にします。 Windows Media Rights Manager は、デジタル メディア ファイルをパッケージ化することにより、(曲やビデオのような) デジタル メディアの保護を支援します。 パッケージ化されたメディア ファイルには、ある「キー」で暗号化され、ロックされた、メディア ファイルのバージョンが含まれています。 このパッケージ化ファイルには、コンテンツ プロバイダからの補足情報も追加されます。 生成されたパッケージ化メディア ファイルを再生できるのは、ライセンスを取得した人のみです。

Windows Media Rights Manager の基本的なプロセスは、以下のとおりです。
  1. パッケージ化
    Windows Media Rights Manager は、デジタル メディア ファイルをパッケージ化します。 パッケージ化されたメディア ファイルは、ある「キー」で暗号化され、ロックされています。このキーは、別個に配布される、暗号化されたライセンス内に格納されます。メディア ファイルには、ライセンス取得のための URL など、他の情報も追加されます。 このパッケージ化されたデジタル メディア ファイルは、Windows Media Audio フォーマット (拡張子 .wma) または Windows Media Video フォーマット (拡張子 .wmv) で保存されます。
  2. 配布
    パッケージ化されたファイルは、ダウンロード用の Web サイトに置く、ストリーミング用のメディア サーバーに置く、CD で配布する、または電子メールでコンシューマに送付する、といったことが可能です。 Windows Media Rights Manager は、コンシューマが友人に、コピープロテクトをかけられたデジタル メディア ファイルを送ることも許可しています。
  3. ライセンス サーバーの確立
    コンテンツ プロバイダは、ライセンスに関する特定の権利またはルールを格納し、Windows Media Rights Manager を実装する、ライセンス クリアリング ハウスを選択します。 クリアリング ハウスのの役割は、コンシューマのライセンス リクエストを認証することです。デジタル メディア ファイルとライセンスは別個に配布され、保管されるので、システム全体の管理は容易になります。
  4. ライセンスの取得
    パッケージ化されたデジタル メディア ファイルを再生するためには、コンシューマはまず、ファイルを解除するライセンス キーを取得しなければなりません。 ライセンス取得のプロセスは、コンシューマが、保護されたコンテンツの取得、前配信されるライセンスの取得、またはファイルの 1 回目の再生を試みると、自動的に始まります。 Windows Media Rights Manager は、情報や支払いが要求される登録ページにコンシューマを転送するか、クリアリング ハウスから 「サイレントに」 ライセンスを取得するかの、どちらかを行います。
  5. メディア ファイルの再生
    デジタル メディア ファイルを再生するには、コンシューマは、Windows Media Rights Manager をサポートするメディア プレーヤーを必要とします。 その後、コンシューマは、ライセンスに含まれているルールまたは権利に従って、デジタル メディア ファイルを再生できます。 ライセンスは、開始の日時、継続期間、オペレーションの回数など、異なる権利を持つ場合があります。 たとえば、デフォルトの権利では、コンシューマが特定のコンピュータ上のデジタル メディア ファイルを再生し、ファイルをポータブル デバイスにコピーすることを許可します。 しかし、ライセンスは転送可能ではありません。 コンシューマが友人にパッケージ化されたデジタル メディア ファイルを送った場合、この友人がファイルを再生するには、自分用のライセンスを取得しなければなりません。 この PC 単位のライセンス スキームは、パッケージ化されたデジタル メディア ファイルの再生を行えるのが、そのファイルのライセンス キーを与えられたコンピュータに限られることを保証します。
ライセンスとキー

キーの働き
コンテンツ所有者は、パッケージ化されたファイルを作成するために、ある「キー」でコンテンツをロックします。コンシューマがファイルを再生する前に、ライセンス クリアリング ハウスでは、キーを含むライセンスを作成します。 このキーは、パッケージ化されたファイルを解除し、コンシューマの PC へのライセンスのダウンロードを可能にします。 下の図は、Windows Media Rights Manager でキーがどのように作成され、使用されるかを示しています。how keys work

キーを生成するには、ライセンス キーのシードと、キー ID が必要です。
  • ライセンス キーのシードは、コンテンツ所有者とライセンス クリアリング ハウスだけが知っている値です。
  • キー ID は、Windows Media ファイルごとに、コンテンツ所有者が作成します。 この値は、パッケージ化されたファイルに含められます。
ライセンス クリアリング ハウスでは、パッケージ化されたファイルのライセンスを発行する必要が生じると、パッケージ化されたファイルからキー ID を取得して、キーを再生成します。 Windows Media License Service は、ライセンス キーのシード (クリアリング ハウスが提供するもの) と、パッケージ化されたファイルからのキー ID を使用して、キーを作成します。 キーは、コンシューマのコンピュータに送られるライセンスに含められます。ライセンスに含まれるキーを使用すれば、コンシューマのコンピュータ上のプレーヤーは、保護されたファイルを開いて再生できます。

ライセンスの働き
それぞれのライセンスは、Windows Media ファイルを解除するキーを含んでいます。 ライセンスはまた、デジタル メディア ファイルの使用を管理する権利 (つまりルール) も含んでいます。 コンテンツの所有者は、これらの権利を設定することにより、再生に対する最小限のコントロールから、より制限の厳しいライセンスにいたるまで、どのような操作を許可するかを決定できます。 Windows Media Rights Manager のライセンスは、以下のような、広い範囲のさまざまなビジネス ルールをサポートできます。
  • ファイルの再生回数。
  • ファイルを再生または転送できるデバイス。 たとえば、コンシューマがファイルを Secure Digital Music Initiative (SDMI) に準拠するポータブル デバイスに転送することができるかどうかは、権利によって指定できます。
  • ユーザーがファイルの再生を開始できる時点と、有効期限。
  • ファイルを CD レコーダーに転送できるかどうか。
  • ユーザーにライセンスのバックアップと復元を許可するか。
  • Windows Media ファイルを再生するためにクライアント上で要求されるセキュリティ レベル。
  • その他。
ライセンスの配信は、ビジネス モデルに応じて、異なる方法、異なる時点で行えます。コンテンツの所有者が、ライセンスの前配信を望む場合もあれば、コンシューマのダウンロード後に、パッケージ化されたファイルを初めて再生しようとした時点でライセンスを配信することを望む場合もあるでしょう。 ライセンスは、サイレントまたは非サイレントの配信を使用して、コンシューマがプロセスを意識する方法でも意識しない方法でも、配信できます。

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