Microsoft 365 の新機能を導入してプライバシー規則の次なる波に備える

EU の一般データ保護規則 (GDPR) が制定されて以来、世界では企業がプライバシーについて考えるように促す根本的な 2 つの変化が見られるようになりました。第 1 に、GDPR をきっかけに、国や地域が独自のプライバシー法を施行する波がカリフォルニアから始まり、ブラジル、そして世界各地に広まっています。第 2 に、プライバシーと個人データの保護に対する消費者の意識に変化が見られるようになってきました。たとえば、Forrester が公表した最近の調査によると、米国の消費者の 43% は、プライバシー ポリシーを読んで同意できない点があると、オンライン取引をキャンセルする可能性が高いことがわかっています。

本日、Microsoft は、このような傾向を先取りし、統合されたシンプルかつインテリジェントな方法でプライバシーとコンプライアンスのコミットメントを果たすために役立つ Microsoft 365 のいくつかの新機能について詳細を発表します。

新しい専用ワークスペースでコンプライアンスとプライバシーの管理を簡素化

組織のデータ プライバシーを保護し、そのリスクを管理する必要があるコンプライアンス専門家のために、Microsoft は、Microsoft 365 コンプライアンス センターと呼ばれる専用ワークスペースを発表します。

Microsoft 365 コンプライアンス センターでは、コンプライアンス マネージャーによるコンプライアンス リスクの評価、データ ガバナンスなどの機能によるデータの保護、データ主体の要求などの規則上の義務への対応に役立つソリューションに簡単にアクセスできます。新しい Microsoft 365 セキュリティ センターに加えて、これらの専用ワークスペースは、セキュリティおよびコンプライアンスの担当者が、統合された操作環境と人工知能 (AI) を利用した分析情報を使用して Microsoft 365 サービスを中央管理できるように設計されています。

Microsoft 365 コンプライアンス センターのダッシュボードのスクリーンショット。

Microsoft 365 コンプライアンス センターには、GDPR や ISO の順守を向上させるのに役立つ実用的な分析情報が表示されます。

この新しいエクスペリエンスは、本日から段階的に展開していく予定です。詳細については、Tech Community のブログをご覧ください。

Mac、iOS、Android で一貫した機密データ保護

各種のプラットフォーム全体で一貫して機密データを保護できるように、Microsoft は新しい Microsoft 情報保護機能を発表します。ユーザーはこの機能を使用することにより、Mac 上の Office アプリ (Word、PowerPoint、Excel、Outlook) および Office モバイル アプリ (iOS および Android 上の Word、PowerPoint、Excel) から直接、コンテンツの分類やドキュメントへのラベルの適用を行うことができます。たとえば、Mac で作業しているユーザーは、重要な Word 文書で作業しながら、その文書に「極秘」ラベルを割り当てることができます。これにより、暗号化やアクセス制限の追加や視覚的なマーキングの追加など、適切な保護ポリシーを適用することができます。詳細については、「機密情報の保護に役立つ Office アプリの新しいラベル付け機能」をご覧ください。

Mac、iOS、Android で表示された、データの秘密度ドロップダウンのスクリーンショット。

Mac、iOS、Android 上の Office アプリから直接、コンテンツを分類し、ラベルを適用して、ドキュメントやメールに暗号化、アクセス制限、または視覚的なマーキングを追加できます。

分析情報ときめ細かな制御でデータ ガバナンス プロセスを管理

機能拡張されたラベル分析機能もリリースします。この機能によりユーザーは、Office 365 のデータと Office 365 以外のデータの両方で秘密度ラベルと保持ラベルがどのように使用されているかを分析し、検証することができます。Microsoft 365 コンプライアンス センターの新しいラベル分析機能は、現在プレビュー中です

Microsoft 365 コンプライアンス センターのラベル分析のスクリーンショット。ラベル分析はプレビュー中。

Microsoft 365 コンプライアンス センターの新しいラベル分析ダッシュボードで、Office 365 と Office 365 以外のデータの分類とポリシーをまとめて表示することができます。

アドバンスト データ ガバナンスのその他の拡張機能として、ファイル計画マネージャーがあります。これを使用すると、ガバナンス ポリシーの構成を移行することができます。ファイル計画マネージャーを使用すると、複雑な保持スケジュールを、既存のレコード管理ソリューションまたはオンプレミスのレポジトリから Office 365 に対応付けることができます。

アドバンスト データ ガバナンスの新しい更新の詳細については、こちらをご覧ください。

組み込みの電子情報開示機能でリスクを低減

訴訟および調査関連のタスクとワークフローでは、コンテンツをきちんと保管することが、機密データの取り扱いに伴うコスト削減とリスクの低減につながります。Advanced eDiscovery の新機能は、カストディアン (たとえば、ケースや調査に関係のある従業員) とのコミュニケーション、静的なセット内で処理するためのケース関連のコンテンツの分離に役立ちます。また、新しい法的事案に対応するのにドキュメントをエクスポートする前に、新しいレビューおよびマスキング機能を使用して、ドキュメントの機密部分を黒塗りすることができます。Advanced eDiscovery の更新の詳細については、ビデオこちらの記事をご覧ください。

Microsoft Teams で規制対象ユーザーのコンプライアンス要件を合理化

金融サービス業など、規制対象となる業界では、組織内の特定の役割に対するコミュニケーションを監視および監査できる必要があります。監督機能に、Microsoft Teams のコンテンツが含まれるようになりました。また、機密データや不快な言葉の分類子にフラグを付ける機能も追加されました。これらの更新の詳細については、Tech Community のブログをご覧ください。

セキュリティ/コンプライアンス センターのスクリーンショット。ユーザーはレビューする必要があるコミュニケーションをここで選択します。この場合は、[社内] が選択されています。

新しい統合された管理者レビュー操作環境では、Teams のコンテンツを監視できます。

規制対象の顧客が特定の不変性とデータ保持要件を満たすことができるように、Microsoft はメール、グループ、チャットなどのコミュニケーションを含む Exchange ベースのストレージに関して、Cohasset によって評価が実施された新しい SEC 17a-4 規制要件コンプライアンス評価の提供を発表します。アドバンスト データ ガバナンスの更新情報の詳細については、Tech Community のブログをご覧ください。

Microsoft クラウドに関する詳細情報

プライバシーとコンプライアンスは、Microsoft の文化に深く根付いており、製品やサービスの構築と提供の中核となる活動に定着しています。

  • 企業が差別要因としてのプライバシーにどのように投資しているかに関して、Microsoft の経営陣と Forrester Research の主席プライバシー アナリストがお客様に伝える分析情報については、こちらをご覧ください。
  • Microsoft の信頼の原則に基づくビジネスの運営方法については、こちらの e-Book をご覧ください。
  • 本日発表する Microsoft 365 の新しい情報保護とコンプライアンス製品の詳細については、こちらをご覧ください。


本ブログの投稿で説明している機能の内容は、国/地域によって異なる場合があります。お住まいの国/地域で提供されている特定の製品の詳細情報については、Microsoft 365Office 365Windows 10Enterprise Mobility + Security をご覧ください。
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