マイクロソフトでは、障碍がある方、高齢の方を含むあらゆる方がマイクロソフト製品を使え、またマイクロソフト製品により作られた Web サイトなどにアクセスできるように、米国、欧州、日本のアクセシビリティの標準規格を遵守する製品開発・提供を心がけています
マイクロソフト製品は、下記の規格に対応しています。
- x8341-2 高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス - 第 2 部: 情報処理装置
具体例: 6.4.7 順次入力機能
複数のキー・ボタンを同時に操作する代わり、それぞれのキー・ボタンを順次に操作して入力できる機能を設定できるようにしなければならない
→ Windows には、Shift キーを押しながら別のキーを押すなどの操作が難しい方のために、Shift キーを押してキーから指を離し、続いて文字キーを押すことでも、同時に押したことと同じ結果が得られる「固定キー」機能を搭載しています。 - JISX8341-7 高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス - 第 7 部: アクセシビリティ設定
具体例: 5.1.1 ログイン前のアクセシビリティ設定モード
アクセシビリティ設定モードは、利用者がログイン モードからアクセスできるものであることが望ましい
→ Windows はログイン画面 (ユーザー名やパスワードを入力する画面) でも、固定キーなどのアクセシビリティ機能が使用できます。 - JISX8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス - 第 3 部: ウェブ コンテンツ
具体例: 6.3 制作・開発
ウェブ ページ一式の責任者は、達成基準を満たすように、ウェブ コンテンツを製作・開発しなければならない
→ Office 365、SharePoint などサイトを制作するための製品はアクセシビリティに配慮しており、あらゆるユーザーにとって使いやすいサイトを制作することができます。また、Word や PowerPoint などの Office 製品には、ファイル内のアクセシビリティの問題を検出して解決するための、アクセシビリティ チェック機能を搭載しています。この機能は、「オブジェクトに代替テキストが設定されているか」など、障碍のあるユーザーがコンテンツにアクセスする際に妨げとなるおそれがある問題を検出し、修正が必要な理由と修正方法を表示します。 - 米国リハビリテーション法 508 条 (Section 508)
米国では、アメリカ連邦政府各機関が調達等をする電子情報技術がアクセシブルである (あらゆる方がアクセスできる) ことが義務付けられています。マイクロソフトはその主旨に賛同し、508 条の要件に対してマイクロソフト製品がどのように対応しているか示す Conformance Statements を提供しています。
508 条を含む規格についての、マイクロソフトの Conformance Statements はこちらをご覧ください。(英文)
508条をベースとした日本独自の規格である日本版VPATへの準拠についてはこちらをご覧ください。
- WCAG 2.0 (Web Contents Accessibility Guideline 2.0)
具体例: ガイドライン 2.1 キーボード操作可能: すべての機能をキーボードから利用できるようにする。
→ ウェブ コンテンツに含まれるすべての機能がキーボードから操作可能なように Web ページを制作できます。
マイクロソフト製品は、スクリーン リーダーが読み上げを行うための情報を取得できるように、製品内でフォーカスがどこにあたっているか、文字が何と書かれているかなどの情報をだしています。(例えば、ワープロ ソフト Word でフォーカスが「ファイル」タブにあるという情報をだしています)
スクリーン リーダーがその情報を取得して音声化を行うと、読み上げが行われることになります。(「ファイル」や「ファイルにフォーカス」などと読み上げます)
実際にどのように読み上げるかは、スクリーン リーダーやスクリーン リーダーの設定によって異なります。
マイクロソフトでは、スクリーン リーダー開発企業様と共同で、よりよい環境づくりに取り組んでいます。
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