特別支援教育でのプログラミング教育

◼日本におけるプログラミング教育の状況

 

2020 年度から、プログラミング教育に関わる学習指導要領の改訂が順次行われます。

  • 小学校: 初めて必修科目となる
    (特別な教科等を設定することなく、既存の教科等の範囲内での実施が求められる)
  • 中学校: 情報の内容がさらに充実し、現在の技術の時間が拡充される
  • 高等学校: 必修の「情報Ⅰ」と選択科目の「情報Ⅱ」に再編され、どちらにもプログラミングが含まれるようになり高校生全員がプログラミングを学ぶことになる
  • 大学: 大学入試共通テストに情報科目の導入が検討されている

 

◼特別支援教育におけるプログラミング教育

 

特別支援教育の教育課程は、知的障碍のある児童生徒以外は通常の教育課程と同じため、2020 年度からのプログラミング教育の導入は、特別支援教育においても適用されます。さらに特別支援教育においては、児童生徒の障碍の状態や特性に応じた適切な教材や指導が求められます。
そのような状況もあり、2017 年度には総務省で障碍のある児童生徒を対象にした「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」も行われています。
プログラミングを通して学ぶことができる「物事を順序立てて考える」「空間認知能力を養う」「コミュニケーションを円滑に行う」などは、特別支援教育においても重要な学びになると思われます。

 


micro:bit について

micro:bit はイギリスで開発された教育向けの小さなコンピュータです。マイクロソフトが開発した「MakeCode」を使ってプログラミングし、様々な動作をさせることができます。micro:bit の中には CPU や LED ライトだけでなく、温度、向き、そして動きを感知するセンサーもついています。外部と連動するセンサーにより、現実世界の物理的な現象に紐づけることができます。自分が組み立てたプログラムの効果を体感しながら学ぶことができます。

micro:bit の写真

micro:bit の写真

◼ 環境:

 

micro:bit をプログラムするには「MakeCode for micro:bit」という開発環境を使います。

‣ Web ブラウザ版
‣ Microsoft Store アプリ版「MakeCode for micro:bit
‣ iOS アプリ 版「micro:bit

 

◼ 参照

 

‣ micro:bit 財団「micro:bit
マイクロソフト MakeCode

 


特別支援教育における授業でのプログラミング活用プロジェクト

日本マイクロソフトでは、2020 年度のプログラミングの授業への導入に向けて不安を感じている自治体や学校現場の先生方に向けて、特別支援教育での学習指導要領に沿った教案を作成し、授業でのプログラミング活用を促進することを目的として「特別支援教育における授業でのプログラミング活用プロジェクト」を実施しています。

 


2019 年度 プロジェクト案内

 

「特別支援教育における授業でのプログラミング活用プロジェクト 2019」参加教員募集

■ 期間

 

2019 年 4 月~ 2020 年 3 月末

 

■ 対象

 

  • 通級指導教室
  • 特別支援学級
  • 特別支援学校

の教員
* 応募に関しては教員以外の学校関係者、教育委員会、自治体からも可能です。

 

■ 実施内容

 

教員

  • micro:bit を使った授業教案の作成
  • 作成した教案をもとに授業を実施
    * 単に楽しめましたではなく、プログラミングを通じて各教科で学ぶべきことへの理解を深められる、あるいはその可能性のある教案をご検討ください。
    * プログラミングすることが目的ではなく、単元の目的を達成するためにプログラミングを手段として活用することを目的としています。
  • 教案・報告書テンプレート (別途提供します) に記入して提出
    * 提出いただいた教案・報告書をマイクロソフトの Web サイトに掲載します。
  • 報告会での実施内容の発表
    * 報告会での発表者を 3 月に選ばせていただきます。
    * 発表者には東京までの交通費を支給させていただきます。

 

日本マイクロソフト

  • micro:bit、周辺機器の貸し出し
  • micro:bit 研修会の開催
  • MakeCode for micro:bit の使い方をまとめた資料の提供
  • 技術サポート
    * micro:bit の基本操作や、トラブル時に個別対応いたします。

 

■ 貸し出し機器一覧

 

こちら (貸し出し機器一覧 PDF) よりご確認ください
* 機器の数には限りがございます。貸し出し希望機器や周辺機器が貸し出し中の場合は貸し出し時期および期間を調整させていただく場合があります。
* micro:bit をプログラムする際に PC やタブレットが必要となります。それらの貸し出しはございませんので、各学校にある機材をご使用ください。

 

■ スケジュール

 

2019 年 4 月~本プロジェクト開始
貸出期間: 3 週間~ 6 か月(実施内容による)
報告書: 実施終了後 1 か月以内教案・報告書を提出

 

2020 年 3 月下旬 報告会

■ 応募方法

 

こちらの応募フォームにご記入ください。
応募は随時受け付けます。
* プログラム内容および応募に関するご質問は jpable@outlook.jp までご連絡ください。

 

■ 募集する教案数

 

20 程度

 


2018 年度 教案・報告書