腕などの障碍や怪我により、標準のキーボードやマウスを使用することが困難な場合、困難にあわせたキーボードやマウス、スイッチなどの機器や音声、視線を使って、コンピューターを操作することができます。
キーボードの操作をするのが難しい
Windows の機能
- 音声入力
Windows 11、Windows 10 では、音声を使用してテキストを入力することができます。
Windows 11の音声入力は、Azure Speech Services を利用したオンライン音声認識を使用しています。
Officeの機能
- ディクテーション
Word、Outlook、OneNote、PowerPoint には、音声で入力ができるディクテーション機能があります。
画面上のキーボードで入力する
Windows の機能
- スクリーンキーボード
障碍などにより、標準のキーボードを使うのが難しい場合は、Windows に搭載されている画面上のキーボード (スクリーン キーボード) と、その方にあったスイッチなどの機器を組み合わせることにより、キーボードと同じ操作が行えます。
キーボードでの入力がうまくできない
Windows の機能
- 固定キー機能
複数のキーを同時に押すのが難しい(固定キー機能を使って入力する)
Shift キーを使用しての大文字の入力や、Ctrl、Alt、Del のキーを同時に押すなど、両手を使って複数のキーを同時に押すことが難しい場合は、Windows の固定キー機能を使うと、複数キーを同時に押す操作を、ひとつずつ順にキーを押す操作に変更できます。
- フィルターキー機能
震えなどにより任意のキーを押すことが難しい場合は、フィルター キー機能を使うと、ごく短い瞬間的なキー操作や同じキーが何度も押された操作など、誤操作と思われるキー操作をパソコンが無視し、タイプミスを防ぐことができます。
マウスの操作をするのが難しい
Windows の機能
- マウスキー機能
マウスポインタを持っていきたい場所にちょうどあわせるのが難しかったり、マウスを使うのが難しい方には、マウス キー機能が有効な場合があります。
キーボードの数字キー (テンキー) を使って、マウスのポインターを動かすことができます。
視線で操作する
Windows の機能
- 視線入力
視線追跡デバイス (アイトラッカー) と一緒に使用することにより、視線でマウスポインタを動かしたり、文字を入力することが可能です。
音声で操作する
Windows の機能
- 音声認識
Windows に標準で搭載されている音声認識機能を使うと、パソコンに話しかけることにより、マウスと同じ操作を行ったり、文字を入力したりすることが可能です。
その他の製品
- Xbox Adaptive Controller
ゲーム機 Xbox や Windows パソコンと接続して、ゲームコントローラーの代わりに使用したり、自分の使いやすいスイッチなどの外部デバイスと接続して、ゲームを楽しむことができます。
- Surface アダプティブキット
ノートパソコンを開きやすくする補助ステッカーや、キーボードに貼って認識しやすくするステッカーがセットになったキットです。