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プログラム未経験者でも社内 DX に風穴を開けられる。富士フイルムグループが全従業員を対象とした Power Platform アイデアソンから得た収穫とは。

富士フイルムホールディングス株式会社を中心とする富士フイルムグループでは、これまで以上に優れた製品・サービスを提供し、社会課題の解決に向けた挑戦を続けるべく、「DX ビジョン」を策定。デジタル技術による顧客のビジネス変革支援事業を展開する富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の DX 推進部が中心となって DX 人材育成のためのコミュニティを立ち上げるなど、市民開発施策にも力を注いでいます。
その一環として、Microsoft Power Platform と Microsoft Teams を活用したソリューションのアイデアを競い合う「第 1 回 Power Platform アイデアソン」を開催。従業員個人レベルの DX 推進に向けた技術や意欲を高めると同時に、IT に限らずチャレンジ精神を発揮し、新たな価値を生み出す人材育成の基盤を着実に構築しています。

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
DX 推進部
佐々木 隆太 氏

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
DX 推進部
大久保 諒 氏

富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社
ソリューション&サービス営業統括部 営業 1 部(当時)
山内  隆弘 氏

富士フイルム株式会社
グラフィックコミュニケーション事業部 POD ソリューショングループ 海外営業グループ
小林 優太 氏

富士フイルムシステムサービス株式会社
公共事業本部カスタマーサービス部 計画管理グループ部
前田 賢二 氏

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
ビジネスソリューションサービス事業本部 技術開発グループ
浜崎 聡信 氏

※所属は開催時点

4000 名を超えるメンバーが学び合うためのコミュニティを Teams 上に構築

ーー貴グループ内の DX 推進に向けた取り組みについてお聞かせください。

佐々木 私たち富士フイルムグループでは、「製品・サービス」「業務」「人材」の 3 本柱とこれらを支える「IT インフラ」で構成される DX ビジョンを策定しています。このたび開催した「第 1 回 Power Platform アイデアソン」は、この DX ビジョンに基づいて「まずは自分たちの身の回りの業務を効率化したり働き方を変えたりしてみよう」という取り組みのひとつです。

DX ビジョンの図解

富士フイルムグループでは、2022 年 4 月に Power Platform ガイドラインを公開しました。それと同時に、当社富士フイルムビジネスイノベーションでは、Teams 内にグループ企業の従業員であれば誰もがエントリーできる“DX 実践者コミュニティ”を立ち上げました。

このコミュニティは「小学校の校庭」というコンセプトを掲げており、小学校の校庭で 1 年生から 6 年生までが入り交じって創意工夫しながら遊び、成長するように、初めてノーコード・ローコードツールに触れるような人からエンジニア職の人まで、さまざまなレベルの人たちが集まって DX を学び合える場所を目指しています。

立ち上げ当初は 400 名ほどだった参加者は、わずか 1 年で 4000 名以上に増加し、非エンジニアの方も少なくありません。ノーコード・ローコードツールを使ってみたいというモチベーションの高い方が多く、困りごとを相談する「Help me!」チャネルや自分が作った仕組みを公開する「DOYA!」チャネルを通した学び合いや、定期的に開催される事例発表会などのイベントを通して、活発に交流しています。

このコミュニティの熱気に象徴されるように、ここ 1 年間のグループ内におけるノーコード・ローコードツールの普及率は目覚ましいものがあります。Power Platform を活用している人も、グループ全体で 2 万人を突破しました。

Power Platform を活用した業務 DX 推進の図解


「これからの仕事」を体験できる Power Platform の価値

ーー Power Platform アイデアソンについてお聞かせください。

佐々木 私たち DX 推進部では、この DX 実践者コミュニティをはじめとする約 1 年の取り組みを通して、Power Platform の存在と、組織を越えた学び合いの土壌はある程度ホールディングス内に浸透してきた手応えはありつつ、一方で自分の業務にどう生かせばいいのかわからない層も一定数いる状況でもあると感じていました。

Power Platform は、プログラミング未経験者でも業務ツールを簡単につくり出せ、自分自身で価値を生み出せるツールだと思っています。また、新しいものに挑戦して、試行錯誤しながら、その経験をまた新たなチャレンジに繋げていく、しかもみんなとシェアしながらアジャイルに業務を進めるという「これからの仕事」を体験できるツールでもあり、Power Platform の活用経験が仕事そのものに対する考え方を変えるきっかけになり得ると考えています。

ですから、私たちが目指すのは Excel や PowerPoint のようにみんなが当たり前に Power Platform を使える状態です。その姿への加速策として企画されたのが「第 1 回 Power Platform アイデアソン」です。

わくわくした気持ちこそが行動のモチベーションにつながる

ーー Power Platform アイデアソンの特徴や目的をお聞かせください。

佐々木 この Power Platform アイデアソンは、Power Platform と Teams を利用した業務アプリのアイデアを競うイベントです。実装を伴うハッカソンだと参加のハードルが高くなってしまうと考え、まずはアイデアをプレゼンしてもらうアイデアソンにしました。アイデアを実現させるための開発支援コーチングを優秀チームの特典として設定し、価値検証モデルの実装を行う形としました。

アイデアソン予告のディスプレイ画面

日ごろ困っていることはあるけど行動に移せていなかった方にも、アイデアソンをきっかけにアイデアを具体化してもらうことと、参加チームのアイデアを見て刺激を受け、「自分もやってみたい!」と意欲を向上させることを意図して仕組みを設計しました。

日本マイクロソフトさんには企画の立ち上げから関わっていただき、全体の流れや評価基準などに関するアドバイスをいただくとともに、技術チームによる仕様書作成のサポートや実装フェーズでの技術サポートを提供していただきました。

大きな特徴としては、Teams との連携を評価対象として、所属企業や部署を問わず 3 名から 6 名程度のチーム参加にしたことと、「わくわく」という評価基準を設けたことです。

Teams との連携に関しては、普段の業務をよりよくすることもアイデアソンのひとつの目的だったので、Teams を活用したチーム活動で得られた経験を、普段の業務に持ち帰ってもらいたいという意図があります。
そして「わくわく」は、実は私たちが最も大事なことだと思っている部分です。「やらされている」という意識ではなく、「これは楽しそうだな」「こんなことができたら素敵だな」というわくわくした気持ちこそが行動のモチベーションにつながるはず、という思いが背景にあり、評価基準に加えました。

大会概要の図解

未経験者からセミプロまで、意欲的なメンバーが集い、アイデアを競う

ーー Power Platform アイデアソンを開催してみて、どんな感想をお持ちでしょうか?

大久保 参加チームの募集を始めてすぐに参加上限として設定していた 12 チームの応募があったのは嬉しい誤算でした。初回ということもあり、ここまでの盛況は予測していませんでしたね。

タイトなスケジュールのなか、現業を抱えながらの取り組みだったうえに、Power Platform を扱うのが初めてというチームもあるなか、ここまでクオリティが高く、わくわくするアイデアが寄せられたことに感動しています。実装フェーズまで進んだ 4 チームはアイデアが魅力的だったのに加えて、事前に設けた評価基準に沿って、それぞれのバックグラウンドや個性を評価しました。

実装フェーズまで進んだ 4 チーム

チーム メンバー概要
最優秀賞 J営業部門のメンバー
ローコード開発初心者
お客様からヒアリングした情報の利活用(若手からベテランまで共有)
優秀賞F技術開発部門のメンバー複数の仕様書の情報を一元管理し、エレキ設計のトラブルを防止
激励賞G大型複合機に携わる会社横断のメンバー現場と開発の間のコミュニケーション 作る人・売る人を繋ぐ
激励賞H販売管理部門のメンバー契約から売上計上まで、部門システム間データ連携

J チームは営業部のチームということで、Power Platform をゼロから学ぶところから始めたので、うまく形にできるのかハラハラしながら見守っていたのですが、初心者だからこそ出てくる発想や営業部ならではの仕掛けなど、斬新なアイデアが散りばめられたものを構築し、とても感動しました。
G チームは、ほとんどのチームが所属組織内でメンバーを組むなか、企業を横断したメンバーで参加してくれました。自己紹介スライドを制作するなどチームビルディングの段階から Teams をうまく活用してコミュニケーションを図り、賞を獲得したことには勇気を与えてもらえました。
H チームは、新しいツールを構築するのではなく、既存のデータを組み合わせることで今ある資産を最大限有効活用するという視点が斬新で、私自身も大いに参考になりました。
F チームは、セミプロとも言える技術開発グループのチームでした。もともとスキルがあるので成果物が非常に高いレベルだったのと同時に、ものづくりのプロセスに Power Platform でメスを入れるという画期的なアイデアが含まれており、最も実用に近い点を高く評価しました。

実施期間が期末に掛かってしまったり、募集期間が短くメンバーを募る時間が持てなかったりするなど、反省もいくつかあります。実施した効果を検証しながら、さらにブラッシュアップした形で 2 回目以降を企画していければと考えています。

Power Platform アイデアソン参加チーム一問一答

ーー応募された経緯についてお聞かせください。

山内(J チーム) 私達は営業部の所属で、アプリ開発とは遠い存在でした。社内 e-Leaning をきっかけに DX 実践者コミュニティに登録はしましたが、正直活用はしていませんでした。しかし、ある案件で Power Platform に関わり、これをきっかけに自分も本格的に挑戦してみたいと思いました。丁度そのタイミングでこのアイデアソンを知ったので、仲間を探して応募し、本格的に取り組みました。
面白いアイデアは出たのですが、アプリ開発は手探りでした。日本マイクロソフトのメンターの皆さんから、何をどうすればこのアイデアを実現できるかを明確にして頂いたおかげで、最後までやり遂げることができたと感謝しています。
普段の業務からは新しいソリューションを学ぶこと、新たな一歩を踏み出すのはとても大変です。お互い学び合い、教え合える DX 実践者コミュティという背中を押してくれる存在は、私たちにとってとても貴重だったと実感しています。

発表者の写真_1

ーー会社横断でメンバーを募った背景についてお聞かせください。

小林(G チーム) 私は現在富士フイルムの海外営業部門に出向していますが、1 年半前まで富士フイルムビジネスイノベーションの開発部門に所属していました。アイデアソンの応募にあたり、両部門の同僚に声をかけ、さらにそのうちのひとりが販売会社に勤めている SE の方を誘ってくれました。
当社では、同じ事業、同じ製品を扱いながらも所属の会社や組織の縦割り意識が強く、横のコミュニケーションがとりづらい状況にあります。今回は実際に海外営業、開発、SE が集まり、「部門間のコミュニケーション」という共通の課題に取り組むことができました。この点は当社の役員やマイクロソフト社の方にも共感、評価いただいた点であり、会社・組織横断のチームで活動できてよかったです。
また拠点が違うなかで Teams を使ったコミュニケーションも評価していただきました。一方で、オンラインミーティングではアイデア出しのしづらさも感じました。それを知ることができたのも、収穫のひとつだったと思っています。
私は今年で入社 11 年目なのですが、参加の背景には、若手の皆さんに、言われたことだけするのではなく、自ら見つけた業務上の課題に対してわくわくした気持ちで取り組んでほしいという思いもありました。こういった活動や仕事の仕方がさらに会社で広がっていくといいなと思っています。

発表者の写真_2

ーー日本マイクロソフトからのサポートに関して感想をお聞かせください。

前田(H チーム) 私たちのチームも、アイデアソンに参加する前はほとんどのメンバーが Power Platform を使ったことがない状況だったのですが、日本マイクロソフトのメンターの方はスキルトランスファー講座の実施などを通して手厚くサポートしてくださいました。また、私たちは社内の情報資産に外部からアクセスすることができなかったため、オンプレミスデータゲートウェイを導入し、Power Platform を使うことで改善をしようと考えていたのですが、その前提の部分で非常に手間取ってしまいました。エラーが出るたびに Teams を通してメンターの方にご連絡していたので、かなり頻繁なやり取りがあったと思いますが、その都度迅速に回答を戻してくれました。
あのサポートがなければ最初の山すら越えられなかったので、とても感謝しています。おかげで、社内 情報にモバイル端末からアクセスするための に小さな風穴を通すことができ、今後社内 DX をさらに推進できるはず、という実感が得られました。

会場全体の写真

ーー技術開発グループに所属しながらノーコード・ローコードツールのアイデアソンに参加したのはなぜですか?

浜崎(F チーム) まず、グループ全体で Power Platform を活用するという流れがありましたので、もともと私たちが取り組んでいたテーマに対して、Power Platform を連携させてみようという判断がありました。ですが一番魅力的だったのは、日本マイクロソフトのメンターの方と時間を設けてお話できることです。Power Platform の機能について気になる点をディスカッションできたことは、とてもいい経験になりました。
私たちは本業が開発ですからそれなりに時間を取れるのですが、他のチームの皆さんは現業を抱えながら、よくあそこまでのものをつくれたと感心しています。本業である私たちはもっと気合いを入れなければいけないと、気を引き締めるいい機会になりました。また、私たちだけだと技術の方向に発想が行きがちなのですが、コミュニケーションを大切にする発想など、他チームの発表から刺激を受けることができたことも収穫です。

発表者の写真_3

小さな事例を積み重ねて、時代の変化より先行できる存在に

ーーこれからの取り組みや日本マイクロソフトへの期待についてお聞かせください。

佐々木 世の中の情報を見ると、ここ数ヶ月で新たな AI 技術や関連製品が続々とリリースされています。この先さらに変化の早い時代がやってくると思いますし、私たちはそれに合わせて働き方も変えていかなければいけないと感じています。後追いになるのではなく、新しい技術に先行して手を動かしていき、小さな事例を広げていく取り組みを進めていきたいと考えています。

大久保 取り組みの成果が少しずつ現れてきていますので、それを私たちが広めることで、全社的に使いこなそうというムードをつくっていきたいと考えています。そうすれば自然とアイデアソンの 2 回目、3 回目、さらには他のアイデアや企画も生まれてくると思いますので、その好サイクルの構築を目指していきたいと思います。
これまで日本マイクロソフトさんからはたくさんのサポートを提供していただいていますので、私たちも助けられるだけでなく、他の企業に展開できるような、参考になるような事例を一緒につくっていければと思います。

佐々木 私たちが一歩先をいくような事例をつくって、日本マイクロソフトさんに価値をご提供できるような姿を目指したいですね。

日本マイクロソフト担当者より

富士フイルムビジネスイノベーションをはじめとする富士フイルムホールディングスでは、全体で DX に取り組むというトップからのアナウンスが明確に発信されており、それに呼応してチャレンジしてみようという従業員の皆さんの意欲は、業界内を見渡しても異次元のレベルにあると感じています。

今回のアイデアソンには、グループ各社から業務を変革したいという熱量の高いユーザーの方々が数多く参加されていました。皆さん、自分たちが感じた「わくわく」を上手に業務アプリに反映されていて、ご自身が楽しんで使えるものを工夫して構成されていたのが印象的でした。

市民開発者がつくるアプリには、つくり手の思いが強く宿っており、業務に寄り添ったたくさんの工夫があることを知ることができ、私たち日本マイクロソフトとしても、大きな学びと成果を得られました。

また、今回のアイディアソンは、最終発表会を除くすべてのコミュニケーションに Teams を使っていただきました。ご参加いただいたすべての市民開発者の皆さんは、普段は自分の業務がありますから、空いている時間を効率的に使って、Teams のチャネルで他のチームメンバーやメンターと話し合いを行いながらアイデアを競い合うプレゼンを作成されていました。ここにも、企業全体での DX を推し進めようという方針の一端を感じます。

日本マイクロソフトとしても、さらに先を見据える皆さんのご期待に応えられるようにサポートしていかなければいけないと改めて感じられた、素晴らしい経験になりました。

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