メイン コンテンツへスキップ
Microsoft 365
登録する

Windows Virtual Desktop の一般提供を全世界で開始

本日、Windows Virtual Desktop の一般提供を全世界で開始したことをお知らせします。Windows Virtual Desktop は、シンプルな管理、Windows 10 マルチセッション、Office 365 ProPlus に合わせた最適化、そして Windows Server リモート デスクトップ サービス (RDS) デスクトップとアプリのサポートを実現する唯一のサービスです。Windows Virtual Desktop を利用すれば、Windows のデスクトップやアプリを数分で Azure に展開してスケーリングできます。

Windows Virtual Desktop を昨年 9 月に発表し、パブリック プレビューを 3 月に発表して以来、多数のお客様がこのサービスを試用し、Windows 10 マルチセッションを活用してきました。そして、サービスの中核部分としてのこの機能の重要性が認められています。この試用に参加されたお客様はあらゆる業種、あらゆる地域にわたっており、Microsoft はさまざまな組織タイプと場所からのフィードバックを得ることができました。その結果として、本日付けでこのサービスの一般提供を全世界で開始することとなりました。加えて、Windows Virtual Desktop クライアントが Windows、Android、Mac、iOS、HTML 5 で利用できるようになっています。

“Windows Virtual Desktop の導入によって、従業員がどこでも安全に仕事できるようになりました。Windows Virtual Desktop ならば、従業員が使い慣れている Windows 10 デスクトップをさまざまなデバイスや Web ブラウザーで利用できます。”
—Jake Hovermale 氏 (BEI Networks 最高技術責任者)

Windows 7 延長サポートは 2020 年 1 月に終了しますが、お客様によっては Windows 10 への移行と並行して Windows 7 レガシ アプリケーションのサポートが引き続き必要となっていることも Microsoft は理解しています。このような要望に対処するために、Windows Virtual Desktop を使用して Windows 7 デスクトップを仮想化できます。そのための無料の Extended Security Updates (ESU) を 2023 年 1 月まで提供します。現在 Windows 10 への移行が進行中で、アプリ対応性に関する支援を必要としている場合は、そのためのサービスである Desktop App Assure プログラムの詳細情報をご覧ください。

生産性向上のお役に立てるように、Microsoft は仮想化環境における Office のエクスペリエンスに多大な投資を行い、ネイティブでの改善を加えるとともに FSLogix を買収しました。7 月に、FSLogix のテクノロジを Microsoft 365、Windows 10 Enterprise、RDS で利用できるようにしました。本日、FSLogix のすべてのツールが完全に Windows Virtual Desktop に統合され、最もスムーズでパフォーマンスの高い Office 仮想化のエクスペリエンスをご利用いただけるようになりました。

展開と管理に関するアーキテクチャの大幅な改良に加えて、アプリ デリバリーをシンプルにするために、MSIX 形式でパッケージされたアプリを恒久的にインストールする代わりに動的に仮想マシンに “アタッチ” できるようにしました。このことが重要であるのは、ストレージの所要量が大幅に削減されるとともに、管理者によるアプリの管理と更新が容易になるからですが、ユーザーのエクスペリエンスはきわめてスムーズです。

次の新しいビデオをぜひご覧ください。この中で、Windows Virtual Desktop のプリンシパル エンジニアリング リード Scott Manchester がアプリの “アタッチ” について詳しく解説しています。

Windows Virtual Desktop を拡張する

Microsoft はパートナー エコシステムとも緊密に協力し、お客様が Windows Virtual Desktop を拡張して既存の仮想化への投資を最大限に活用するためのお手伝いをしています。

  • 本日より、Citrix が Windows Virtual Desktop を全世界で拡張できるようになりました。これには Windows 10 マルチセッション、無料 Extended Security Updates による最長 3 年間の Windows 7 サポート、無料 Extended Security Updates による Azure 上での Windows Server 2008 R2 のサポートも含まれます。
  • 本年中に、VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure が Windows Virtual Desktop の拡張を開始し、その利点である Windows 10 Enterprise マルチセッションや Windows 7 の無料 Extended Security Updates による最長 3 年間のサポートなどを利用できるようになります。プレビューの提供を本年中に開始する予定です。
  • Microsoft は他にも、ハードウェア メーカーをはじめとするパートナー各社と提携しています。システム インテグレーター (SI) からはすぐに使える DaaS (サービスとしてのデスクトップ) 製品が提供され、付加価値ソリューション プロバイダーからは印刷、アプリケーション レイヤリング、アセスメント、モニタリングなどの機能を追加する製品が Azure Marketplace で公開されています。Windows Virtual Desktop パートナーの詳細については、ドキュメントのページをご覧ください。

Windows Virtual Desktop の一般提供は始まりにすぎません。これからも、デスクトップとアプリの仮想化の迅速なイノベーションと投資を続けていきます。今後数か月にわたって新しいニュースをお届けするのを楽しみにしています。それまでは、製品ページにある詳細情報をご覧ください。Windows Virtual Desktop の使用を今すぐ開始するには、こちらをご覧ください

パートナー企業向けの Windows Virtual Desktop の詳細情報については、Azure パートナー ゾーンの Windows Virtual Desktop のページをご覧ください。