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Microsoft 365
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Microsoft 365 での仕事も遊びもさらに直感的かつ自然にする、音声、デジタル インク、タッチ操作のイノベーション

本日の Surface イベントで、多数の新しいデバイスを発表しました。モダンな作業をより自然かつ直感的に、忙しい職場でも、家庭でも、学校でも、誰もが行うことができます。過去数年間、Microsoft のエンジニアリング チームは数えきれないほどの時間をかけてユーザー調査を実施してきました。その目的は、Microsoft のアプリでどのような作業が行われ、どのようなことが Microsoft に期待されているかを理解することです。

先週発表した多数の新機能によって、Office アプリでの新しいインク操作が可能になりました。たとえば、PowerPoint on the web 内でのスライド ショーでの手描き入力やインク再生によって、プレゼンテーションに活気が生まれます。本日お知らせするのは、自分の席を離れているときでも生産性を発揮するのに役立つさまざまなイノベーションの最新の成果です。これらの機能は、音声、デジタル ペン、タッチ操作を Office 365 全体で、および Microsoft Surface デバイスで活用するものです。

音声ファイルの文字起こしや録音を Word の中で

Microsoft Word で音声ファイルの文字起こしをしていることを示す画像。

研究者、記者、弁護士、教師の方々と話してわかったことですが、このような職業の人々はかなりの時間をかけて音声インタビューをスマートフォンで録音し、それ以上の時間をかけてその内容を文字起こしして Word に入力しています。

本日発表するソリューションは、多忙な専門職の人々が音声ファイルのアップロードや新規録音をすべて Word の中で行うのに役立ちます。音声のアップロードまたは録音が完了すると、Word (ユーザーの OneDrive アカウントを使用して音声ファイルを安全に保存するとともに、内部で Azure Speech Services を活用しています) のサイド パネルに音声の文字起こし結果が表示されます。その中の関係する部分だけを、あるいは全体を文書に取り込んで編集を加えることができます。文字起こしの結果自体は発言者ごとに分離され、関連するコンテンツごとにまとめられます。対話型パネルを使用して録音内を前後に移動し、発言を見つけて確認することができます。

Word での音声文字起こしは、2020 年初めに Web 用 Word での提供を開始し、Word のデスクトップ/モバイル アプリへの統合は春を予定しています。具体的なプランや料金は、一般提供が近づいたときに発表する予定です。

デジタル ペンで Excel ブックにデータを直接入力

Microsoft Excel スプレッドシートのコンテンツをデジタル ペンで消去し、書き込んでいるところを示すアニメーション画像。

Excel は、複雑なデータ分析を実行できる非常に強力なツールですが、自分の席に座っていなければ使用できないというわけではありません。チェックリストや調査報告書などを、紙とクリップボードを使用して記入するときは、その結果を後でコンピューターに入力する必要があります。歩きながらコンピューターのキーボードから入力しようとしても、バランスを取るのが大変です。このような問題に対処するために、Excel でデジタル ペンを使ってできることをレベルアップし、現場担当者や忙しい専門職、学生、研究者が文字入力、編集、削除をデジタル ペンとタブレットだけで簡単にできるようにしました。いつでも机に向かって作業できるとは限らない人も、生産性を発揮して他の人とつながるのが、これまで以上に簡単になりました。

デジタル ペンでのデータ入力は、Web 版とデスクトップ版の Excel で 2020 年春に、Office 365 サブスクリプション ユーザーを対象として提供を開始する予定です。

コメントの作成や返信をどこからでもペンまたは音声で

デジタル インクでセールス分析ファイルに書き込まれたメモの画像。

インク エディターで、ドキュメントの編集がこれまで以上に簡単かつ自然にできるようになりましたが、このインテリジェントな能力をさらに広げて、デジタル インクの表現力をコメントにも利用できるようにしました。

デバイスがタッチ インターフェイスやサポート対象のマイクを装備している場合は、表現豊かなインク コメントをコメント ウィンドウ内から直接作成することや、ディクテーションを使用してフィードバックを返すことができるようになりました。既存のインク エディター機能と組み合わせて、ドキュメントをレビューするというタスク全体をタブレット、デジタル ペン、音声だけで完了できるようになりました。

表現豊かなインク コメントとディクテーションによる簡単なコメント入力は、まずデスクトップ版 Word での提供を 2020 年春に、Office 365 サブスクリプション ユーザーを対象として開始する予定です。

Office + Surface の連携強化

本日の Surface イベントで、Surface のハードウェアの進化による独自の能力を活用した Office の多数の機能を発表しました。

Surface Pro 7 の新しい Studio Mic は、追加ハードウェア不要でクラス最高の集音を実現し、Office でのディクテーションや文字起こしなどの精度を高めます。

Surface Earbuds と、PowerPoint が表示されている Surface Pro 7 の画像。

Surface Earbuds を PowerPoint とともに使用すると、歩いているときでも高性能のマイクを通して自分の声が明瞭に聞こえるので、ライブ キャプションと字幕Web 用 PowerPoint での Presenter Coach の動作精度が向上します。直感的なジェスチャを使用してスライド ショーの中を前後に移動したり、ビデオを開始/停止したりできるので、クリッカーを別途購入する必要はありません。片耳だけに装着しても最高の状態でマイク集音ができるので、もう一つを手の中に隠してスライドを操作することができます。

Surface Earbud ジェスチャ サポートは 11 月に、Earbuds の一般提供と同時に、デスクトップ版 PowerPoint で Office 365 サブスクリプション ユーザーを対象として開始する予定です。

新しい Surface Pro X から手でペンを取り外しているところの画像。

きわめて可搬性に優れた Surface Pro X ならば、外出先でも生産性を発揮でき、Excel を使用してデータを入力することも、Word で文書をレビューすることもできます。Pro X では、ペンを収納するための画期的なメカニズムが採用されており、必要なときにいつでもペンを使用できます。Pro X はペンが収納場所から取り外されたことを認識できるので、Office はこのことを利用して自動的にインク ツールを前面中央に移動します。

これに加えて、Surface アクセサリ (Surface ペン、Earbuds、Dial) を使用して実行できる機能が Office の各アプリの中に表示されるようになります。ユーザーが使用している Office アプリで利用可能な新機能がある場合は、その機能が自動的に表示されるので、ユーザーは Office + Surface の組み合わせを最大限に活用できることがわかります。

Surface ペン収納場所からの取り外しに対する反応のサポートは、Office 365 サブスクリプション ユーザーを対象として Word、Excel、PowerPoint、Outlook で既に開始しています。Office での Surface のヒントは、11 月にまずデスクトップ版の PowerPoint から、Office 365 サブスクリプション ユーザーを対象として提供を開始する予定です。

お客様の意見を取り入れて PowerPoint でのインク機能を向上

最近発表した Office での機能向上の中には、PowerPoint でのインク操作に関する多数の追加がありますが、これらはお客様からのフィードバックに基づいています。たとえば、あらかじめ描画したインクをスライド ショーで再生できるようにしました。また、学校の授業で Windows や Mac でのスライド ショーに手描き入力する機能をお使いの方からのご意見に基づいて、多数の機能改善を行っています。Web 用 Office でもインク操作への対応を開始し、まず PowerPoint のスライド ショーでできるようにしました。

これらの機能すべてについて、全ユーザーへのロールアウトを行っていることをお知らせします。

Microsoft PowerPoint のスライドにアニメーション レタリングを追加している様子を示すアニメーション画像。

インク再生は、Windows 版と Mac 版の PowerPoint で Office 365 サブスクリプション ユーザーを対象として提供されています。

PowerPoint スライドで使用されているインク機能のアニメーション画像。太陽系に関するポップ クイズです。

手描き入力は、Web 用 PowerPoint のスライド ショー モードで使用できるようになりましたWeb 用 PowerPoint エディターでの手描き入力は、本年中に提供を開始する予定です。

Microsoft Whiteboard の新しいテンプレート

Microsoft Whiteboard は、コラボレーションを効果的に行うのに役立ちます。たとえば次の大きなアイデアについてブレーンストーミングをするときにも、全員の認識をそろえるときにも利用できます。Whiteboard 用の新しいテンプレートは、カンバン スプリント計画、SWOT 分析、プロジェクト計画、学習などでより効果的なミーティングを行うのに役立ちます。

Microsoft Whiteboard で付箋を並べたアニメーション画像。

あらかじめ作成されたレイアウトの構造をそのまま使用できるので、一から作成する必要はありません。これらのレイアウトは、臨時のブレーンストーミング、会議の運営、プロジェクト計画などのコラボレーション シナリオに最適です。さらに、Whiteboard のキャンバスは、すべてのコンテンツが収まるように動的に拡張されます。詳細については、新しい Microsoft Whiteboard テンプレートに関するブログを参照してください。

Microsoft Whiteboard のテンプレートは、現在 Windows 10 を対象としてパブリック プレビュー中で、iOS へのロールアウトも今週開始します。テンプレートを追加するには、ツール バーの [挿入] ボタンをクリックまたはタップします。