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Microsoft 365
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Microsoft Teams 会議での新しいアプリからエンドポイント DLP まで――Microsoft 365 の 11 月の新機能を紹介します

ホリデー シーズンが始まりますが、何年もかかるような組織の変革がほんの数か月に凝縮されているのを目の当たりにして、元気づけられています。皆様の多くは、新しいデジタル テクノロジを取り入れ、ビジネス プロセスを変革し、仕事の進め方を根本的に再考されていることと思います。そのすべてを通して、私たちが力を入れてきたのは、働き方がどのように変化したかを研究し、皆様、つまり私たちのお客様の声を聴くことです。皆様が前述のような変化を取り入れてワークフローを向上させるのに役立つような機能の開発に、優先順位を付けるためです。

今月は、ご要望の多かった機能の多くをお届けすることができて嬉しく思います。会議中の背景雑音の抑制をはじめとする多数の新機能が Teams と Microsoft 365 のその他のサービスに追加されています。詳しくは後述しますが、それに加えて待望の Microsoft エンドポイント データ損失防止とその他の新しい機能が Microsoft 365 に追加されています。作業の再開時に前回終了したところに戻るのが簡単になり、自分のノートとタスクの追跡が簡単になり、アマゾン ウェブ サービス (AWS) のアプリケーション アーキテクチャの概略図を Visio for the web で描くことなどができるようになります。

Teams の新しいアプリ、雑音抑制など

今月は、Teams での会議のためのアプリ、Forms 統合の拡大、および Teams の中で直接アプリやボットを簡単に構築できるようにする新機能が一般提供開始となりましたことをお知らせします。

会議エクスペリエンスをさらに豊かにする Teams のアプリ: 一般的に、会議中にアプリを使って共同作業するには、出席者の 1 人が自分の画面を共有する必要があり、その画面で他の出席者がタスクを更新し、リマインダーを設定し、リクエストを管理するなどの作業をしていました。今月、そのようなアプリの多くの機能を直接会議エクスペリエンスに取り込んで全員が操作できるようになりましたことをお知らせします。これで、チームが共に過ごす時間がさらに有意義になり、会議中もその前後もコラボレーションを進めることができます。新しい Teams 会議対応アプリは Teams アプリ ストアでの公開を開始しています。Asana、HireVue、Monday.com、Slido、Teamflect などがあり (今後もさらに追加予定です)、もちろん Microsoft 製のおなじみのアプリ、たとえば Forms もご利用いただけます。パートナー企業と開発者の方向けには、Teams 会議対応アプリ作成のためのドキュメントをご用意しています。

11 月に利用可能となる新しい Teams 会議対応アプリの一覧。

Teams 会議中にすばやくフィードバックを集めるための投票機能: 投票は、受動的な聞き手を能動的な参加者に変える、すばらしい方法です。Forms が Microsoft Teams と統合されて、投票を会議中に利用できるようになりました。会議への積極的な参加を促し、情報を得て、生産性を高めるのに役立ちます。会議の発表者は事前に投票を準備しておき、会議中に投票を受け付けることができます。出席者がそれを見て回答するのも簡単です。新しい Forms での会議中投票機能は現在ロールアウト中であり、皆様の環境にまもなく反映される予定です。今すぐ利用するには、お使いの Teams アプリを更新するとともに、Forms アプリを会議のタブに追加してください


Microsoft Forms が Microsoft Teams と統合されて、投票を会議中に利用できるようになりました。これは投票画面の例です。

Teams 会議中の歓迎されない背景雑音を取り除く: 今年、Microsoft Stream のビデオの中にある邪魔な背景雑音を最小化する機能をリリースしました。このたび、このテクノロジが Teams 会議でも利用できるようになりましたことをお知らせします。このリアルタイム雑音抑制は、会議中の歓迎されない背景雑音をなくすのに役立ち、騒がしい環境でも話し手の声が聞きやすくなります。雑音抑制機能は、現在すべてのユーザーへのロールアウト中です。

定型タスクの自動化を Teams の中で行う: 今月のもう 1 つの新機能が、Teams 対応 Power Automate アプリです。このアプリは、軽量の設計エクスペリエンスを提供するものであり、多数のテンプレートが付属しているので、Teams の中でのワークフロー構築をすぐに開始するのに役立ちます。この新しいアプリで、定型タスクを Teams の中で自動化するのがさらに簡単になります。始めるには、お使いの Teams のバージョンが最新であることを確認してください。

Power Automate の中で [最上位の選択] から選択して、Teams の中での定型タスクをすばやく自動化します。たとえば、フローを作成します。

アプリやインテリジェント チャット ボットの構築と展開を Teams の中で簡単に行う: 9 月に、Teams 用の新しい Power Apps と新しい Power Virtual Agents アプリを発表しました。これらは内蔵のローコード データ プラットフォーム上で稼働しますが、そのプラットフォームの名前が Microsoft Dataverse for Teams となりました。Teams 対応のアプリやボットを短時間で構築して展開するための、これらのアプリが、一般提供を開始しました。Teams ユーザーがアプリケーションやボットの構築を簡単に、Teams の中で直接行うことができます。ストレージへの接続、統合の管理、アプリケーションの切り替えを自分で行う必要はありません。Dataverse for Teams を利用すると、Teams の中でビジネス プロセス ソリューションを作成して展開するためのバックエンド技術のロジスティクスが、これまでになく簡単になります。セキュリティとガバナンスの機能が組み込まれているため、アプリ、ボット、フロー、そして内部で使用されるデータへのアクセスをシームレスに制御できます。

Microsoft Dataverse の中で人事ボットを簡単に作成できることを表す例です。

情報を見つけて共有するのが、さらに簡単に

Microsoft 365 での作業中にノートを見つけることや、コンテンツの取り込みと共有、および前回作業を終了したところからの再開が、新しい機能でさらに簡単になります。

OneNote のページでの作業中に自分のノートを簡単に参照する: 先月、Outlook on the web 対応の OneNote フィードを発表しました。これは、自分が書いたノートを付箋、最近の OneNote ページ、さらには Samsung Notes から集めることができる便利な機能であり、メールを書くときにノートを簡単に参照できるようになります。この機能を利用すると、OneNote のページでの作業中に自分のノートを簡単に参照でき、新しい考えを記録するための付箋をフィードの中で作成できるので、OneNote から移動する必要がなくなります。OneNote フィードは OneNote、OneNote on the web、OneNote for Windows 10、Outlook on the web、Outlook.com で利用できます。OneNote での利用を開始するには、OneNote のアプリ ウィンドウの右上にある [フィードを開く] アイコンをクリックしてフィード ウィンドウを開いてください。

この画像は、OneNote のページの中で自分のノートを簡単に参照できることと、新しい考えを記録するための付箋をフィードの中で作成できるため OneNote から移動する必要がないことを表しています。

Microsoft Edge での Web コンテンツの取り込みと共有など: 今月リリースした 2 つの新しい機能は、ユーザーの生産性を高めるのに役立ち、情報を見つけるのがさらに簡単になります。その 1 つは、Microsoft Edge での Web キャプチャです。Web コンテンツを簡単に取り込んでマークアップし、その結果を保存または共有することができます。キャプチャしたい部分をドラッグしてボックスで囲むだけで、スクロールが必要な場合でも簡単に取り込むことができます。2 つ目は、ユーザーのお気に入りのコンテンツ プロバイダーからのニュースや情報をエンタープライズ向けの "新しいタブ" ページの中に表示する、新しい "マイ フィード" セクションです。このカスタマイズ可能なフィードは、ユーザーの Office 365 コンテンツと並べて表示されるので、自分の業種や会社に最も関連性の高い情報に常に接続することができます。


Web 上のコンテンツをキャプチャするには、右にあるプルダウン メニューをクリックして [Web キャプチャ] を選択し、キャプチャしたいコンテンツを選択します。選択したコンテンツの一番上にある [手描き] 機能を使ってハイライトしてから、右上にある [共有] ボタンをクリックします。

OneDrive for iOS での、前回作業を終了したところからすばやく再開するための "最近使用したファイル" など: iOS 用の OneDrive モバイル アプリのホームが一新されました。前回作業を終了したところからすぐに再開できるように、最近使用したファイルが一覧表示されるほか、過去の思い出を再発見するのも簡単です。加えて、OneDrive ウィジェットを iPhone のホーム画面に追加することもできるようになりました。ここには、過去の年の今日撮影した思い出の写真が表示されます。最近使用したファイルや "この日" の写真は、OneDrive アプリを開いた直後に表示されます。使用を開始するには、お使いの OneDrive iOS アプリを更新してください。

このスクリーンショットは、OneDrive ウィジェットを iPhone にインストールすると、最近使用したファイルについての情報や家族の思い出に簡単にアクセスできることを表しています。

OneDrive で家族やグループとの共有ができるようになりました

OneDrive 家族/グループ共有機能の提供を開始しました: OneDrive では以前から、ドキュメント、写真、ビデオ、アルバム、フォルダーの共有が簡単でした。しかし、何人かのグループと共有するときは、共有したい人すべての名前をキーボードから入力しなければなりませんでした。先月、このプロセスがシンプルになり、1 クリックで家族やグループと共有できるようになりました。家族や友達のグループをあらかじめ定義しておくと、写真、アルバム、または重要なドキュメントをそのグループと共有することが 1 クリックでできます。家族/グループ共有の機能は OneDrive for the web で利用でき、無料版と有料版のすべての OneDrive コンシューマー プランと、Microsoft 365 Personal プランおよび Family プランに含まれています。


これは、友達や家族のグループをあらかじめ定義しておくとその人たちと簡単に共有できることを示す例です。

Office ドキュメントを Android スマートフォンで読み上げる: 忙しい毎日の中で、時にはドキュメントを読み上げて聞いたほうがよいという場合もあります。このことを、Android スマートフォン用 Word と Android 用 Office アプリの Word で "音声読み上げ" を使ってできるようになりました。新しい音声はより自然で、快適に聴くことができます。音声読み上げの一時停止と再開や、音声速度の調節も簡単です。使用を開始するには、Android スマートフォンで Word または Office のアプリを開き、[校閲] タブの [音声読み上げ] をタップしてください。

Yammer の通知を Teams のアクティビティ フィードで受け取るなど: 今月、Yammer の多数の新機能と今後予定されている機能を発表します。まもなく、Yammer でのお知らせやメンションの通知が Microsoft Teams のアクティビティ フィードに表示されるようになります (ただし、"コミュニティ" アプリがインストール済みの場合)。また、Yammer Tab for Teams の新しいエクスペリエンスも現在ロールアウト中であり、ピン留め、カバー写真、ライブ イベントなどのモダンな機能を利用できるようになります。その他にも今月リリースされた機能として、Microsoft 生産性スコアでの Yammer Q and A インサイトのサポートや、Yammer を最大限に活用するための対話型ガイドがあり、Yammer でのトピックとハッシュタグのエクスペリエンスも更新されています。

この GIF は、モバイル デバイス上の Microsoft Teams アクティビティ フィードの中に Yammer の通知が表示されることを表しています。

データ損失を防止し、組織の IT ソリューションを図式化する

新しい機能で、エンドポイントでのデータ損失防止が簡単になるとともに、AWS 上に構築する IT ソリューションの略図作成が簡単になります。

エンドポイント上の機密情報を保護する: 7 月に、Microsoft エンドポイント データ損失防止 (DLP) のパブリック プレビューを発表しました。これは、Microsoft のデータ保護能力をデバイスにまで拡張するものです。現在一般提供中となっているエンドポイント DLP を利用すると、機密情報に対するリスクのある、または不適切な共有、転送、使用を特定して防止するためのポリシーを、クラウド、オンプレミス、エンドポイントのすべてに一様に適用できるようになります。また、お客様からのフィードバックに基づく新しい機能をパブリック プレビューに追加しています。たとえば、強制アクションの追加や位置に基づく機密度、Microsoft 365 コンプライアンス センターの新しいダッシュボード (DLP アラートを管理するため) などがあります。

詳細については、こちらの Mechanics のビデオまたはドキュメントをご覧ください。

この画像は、エンドポイント DLP でのルールを作成する方法の例を表しています。

アマゾン ウェブ サービス (AWS) アーキテクチャの略図を Visio for the web で描く: 図面は、AWS 上に構築する IT ソリューションの設計、展開、トポロジを視覚化するのに優れた方法です。このたび、AWS の図の作成のサポートを追加し、さまざまなトポロジとサービス相互作用を Visio for the web で図式化できるようになりましたことをお知らせします。400 個を超える図形が用意されており、既存のインフラストラクチャ図を再設計する、アプリケーション アーキテクチャを概念化する、あるいは現行のクラウド環境を視覚化して将来に向けた計画を立てるのに役立ちます。簡単に開始できるように、さまざまな AWS サービスを使用するスターター図をいくつか用意しました。Visio Web アプリのホームページで、好みの図テンプレートを選択してすぐに AWS インフラストラクチャの視覚化を開始することができます。

この画像は、SIOS を使用する SAP の図のスクリーン ショットを表しています。

皆様がより持続性の高い、ハイブリッド ワークプレイスを目指して前進を続けるのに合わせて、私たちは皆様の組織の人々とチームが今後も活躍していくのに役立つテクノロジを開発していくことをお約束します。ローコード アプリの構築を直接 Teams の中で行うことから、タスクの管理を簡単にする新しい AI 機能に至るまで、これらの機能更新すべてのねらいは、組織の人々がコラボレーションをどこからでも安全に、生産性を保ちながらできるようにすることです。