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Microsoft 365
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Microsoft Teams のブレークアウト ルームから To Do の AI まで――Microsoft 365 の 1 月の新機能を紹介します

この 1 年の間にビジネス リーダーたちが何かを学んだとすれば、それは "人がきわめて重要である" ということです。大人数の会議で全員が積極的に参加するのを容易にするエクスペリエンスから、現場の最前線で働く人々に役立つパートナーシップに至るまで、私たちのチームはお客様がテクノロジを使って従業員の持つ力を解き放つことができるよう、その手助けに全力を尽くしています

今月の製品ニュースをお知らせする前に、この取り組みを支えるいくつかの新しいリソースを紹介したいと思います。最近、「職場におけるレジリエンス」という Web ページを公開しました。ここでは Microsoft のソリューションがどのようにお客様の従業員、チーム、そして組織のレジリエンスを強化するのに役立つかを紹介しています。併せてリモート チームワークのガイドも公開し、皆様の組織で働く人々がどこからでも安全に生産性を発揮できるようにするために Microsoft 365 と Microsoft Teams を活用する方法を紹介しています。そして今週、WorkLab をスタートしました。このデジタル刊行物の目的は働き方の未来に光を当てることであり、その根底には調査と、始まって 1 年になるパンデミックからの教訓があります。ぜひ、この 3 つのリソースをご覧になり、感想をお聞かせください。

では、ニュースに進みましょう。

Microsoft Teams でのブレークアウト ルーム、タスク発行、承認など

このたびお知らせする Microsoft Teams の新しい機能で、大人数の会議に全員が積極的に参加するのが簡単になり、組織がつながりやすくなり、小売の最前線で働く人々に力を与えることができます。

大人数のオンライン会議の参加者が有意義なつながりを持てるようにする: 多くのご要望をいただいていた Microsoft Teams の新機能の 1 つが、一般提供開始となりましたことをお知らせします。ブレークアウト ルームを利用すると、会議の参加者を少人数グループに分けるのが簡単になり、ディスカッション、ブレーンストーミング、グループ学習を促進することができます。開催者がブレークアウト ルームに飛び込み参加することや、全ブレークアウト ルームに同時にお知らせを送ることも簡単にでき、全員をメインの会議に戻すこともいつでもできます。会議のすべてのアセット (会議のファイル、ホワイトボード、レコーディング、トランスクリプトなど) を開催者が確認して使用することができます。

本社から現場の最前線までをつなぐタスク発行: Teams の "タスク" に新しい発行機能が追加され、これで大規模な組織でのタスク実行方法をすべての事業拠点で統一できるようになりました。本社や各地域のリーダーがタスクを作成し、あらかじめ構成しておいた関係する拠点 (たとえば特定の小売店舗) に送り、その進捗を自動リアルタイム レポートで追跡することができます。マネージャー用には、担当する店舗での活動を簡単に指示できるツールがあり、現場担当者はシンプルな優先度順のリストで次に何をすべきかを正確に知ることができます。タスクのターゲット指定、発行、レポートの機能は既に一般提供を開始しています。組織で "タスク" を使えるようにセットアップする方法については、チームのターゲット階層の設定に関するドキュメントをご覧ください。

Microsoft Teams での人員管理を統合するための新しいパートナーシップ: Microsoft のパートナーである Blue Yonder と Reflexis からの、新しい人員管理機能についてお知らせします。この新しい統合で、Microsoft Teams でのより豊かで、より統一された人員管理エクスペリエンスが可能になります。従業員どうしがシフトを見て交換することや、スケジュールを確認し、変更を加えることなどが、Teams の中でできるようになります。

承認の追跡と管理を Microsoft Teams の中で直接行って成果達成までの時間を短縮する: 一般提供を開始した "承認" 機能で、承認の作成、管理、共有を Teams の中で直接行うことができるようになりました。チャットを送信するのと同じ場所から、またはチャネル会話の中で承認フローをすばやく開始することも、承認アプリそのものから開始することもできます。承認の種類を選択し、詳細情報を追加し、ファイルを添付し、承認者を選択するだけの簡単さです。提出された承認に対しては、確認し、必要に応じて応答することができます。承認アプリを今すぐインストールして始めましょう。

タスク、リスト、関数をシンプルに

新しい機能で、タスクの優先度付けと整理や、外出先でのリストへのアクセスが簡単になります。カスタム関数を Microsoft Excel のブックで使うこともできるようになります。

リストをどこにでも持ち出せる iOS 用 Lists モバイル アプリ: 新しい Lists モバイル アプリ (iOS 用) で、iPhone から自分のリストにアクセスしてフル機能を利用できるようになりました。この新しいエクスペリエンスで、これまで以上に簡単に既存のリストを開いてすばやく確認し、リスト項目を思いつくと同時に追加または編集し、新しいリストを一から、または既製のテンプレートから作成することができます。このアプリは Apple App Store からダウンロードできます。

Lists for Mobile App IOS

インテリジェンスでタスクの管理をさらに簡単に: To Do Web 版の英語ユーザーを対象として、Microsoft To Do で AI が使用されるようになりました。一日の計画を立てて、自分にとって重要なタスクに専念するのに役立ちます。To Do の AI は、重要と思われるタスクをキーワードと期限に基づいて特定し、"今日の予定" の中で提示します。ユーザーが重要なタスクを常に把握して毎日、より多くを達成するのに役立ちます。こちらから Microsoft To Do を今すぐ始めましょう。 

Microsoft To Do

Excel の数式をカスタム関数に変換する: 新しい LAMBDA 関数を使うと、作成した数式を簡単に、再利用可能な関数に変換することができます。数式をカスタム関数に変換して独自の名前を付けておき、自分のスプレッドシートで簡単に再利用できます。Office Insider プログラムに参加してベータ チャネルを選択すると、Excel の LAMBDA に早期アクセスできます。

LAMBDA in Excel

美しい図を作成する

Visio で、新しいおなじみのアイコンを図に追加できるようになりました。

アイコンを Visio のファイルに挿入する: 今月、ご要望をいただいていた機能更新のいくつかを発表します。1 つ目は、豊富なコンテンツのライブラリにアクセスしてアイコンや画像を簡単に Visio の図に直接挿入できるようになったことです。選択したコンテンツの回転、色の変更、サイズの変更を行っても、画質が低下することはありません。この機能は Visio for the web と Visio デスクトップ アプリの両方で利用できます。2 つ目は、ページのサイズを簡単に、Visio の図面に合わせて調節できるようになったことです。この "図面に合わせる" 機能は現在 Visio for the web で利用できます。

Azure アーキテクチャを視覚的に表現する図を Visio で最新の図形を使用して作成する: インフラストラクチャのアーキテクチャを図で表現すると、チームで再設計、実装、文書化などを行うときにきわめて有益です。2 年前に、Azure の図形が Visio に追加されてネットワーク トポロジ、仮想マシン構成、運用などの図を簡単に作成できるようになりました。このたび、250 点を超える最新の Azure の図形をリリースしましたことをお知らせします。これらの一新されたアイコンは、Microsoft Fluent デザインに沿うものとなっており、IT の図を作成するときに Azure のモダンなクラウド サービス、ツール、フレームワークを正確に表現することができます。使用を開始するには、Visio Web アプリのホームページに移動してください。好みの図テンプレートを選択してすぐに Azure インフラストラクチャの視覚化を開始することができます。デスクトップ アプリでは、[ファイル] > [新規] > [テンプレート] > [ネットワーク] > [Azure の図] を選択します。

New Azure Shapes

今月のその他の新機能

Application Guard は、デスクトップ ユーザーの安全を保ち、生産性を高めるのに役立ちます。Microsoft Word、Excel、または PowerPoint のファイルを仮想化コンテナーの中で開くことができる、この機能の一般提供を開始しました。Microsoft E5 または E5 Security のサブスクリプションのすべてのユーザーが利用できます。

大人数の Teams オンライン会議での全員の積極的な参加に役立つブレークアウト ルームから、人員管理エクスペリエンスの統一を可能にする新しいパートナーシップ、そして集中とフローの維持に役立つ To Do の AI に至るまで、これらのエクスペリエンスはどれも、お客様の組織の人々が新しい働き方の時代に向かうための力となることを目的としています。今後も多数の新しいお知らせをお届けしてまいりますので、ご期待ください。