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大きく進化した新しい Office
待望の最新バージョンの Office、「Microsoft Office System」がついに正式発表されました。Microsoft Office が日本でリリースされて 10 年という節目になる今年、どのような進化を遂げたのでしょうか? ユーザーズでは、発表されたばかりの Office System の特長や新しく用意された数々の新機能、さらにはどのようなメリットがあるのか、といったポイントを、開発に携わる吉田剛厳氏とマーケティング担当の藤本恭史氏に直撃インタビュー! これまで見ることのできなかった最新の画面データを交えて、緊急レポートします!
 1 大きく進化した新しい Office
 2 大きく変わった「Outlook 2003」に注目!
 3 お役立ちツールが満載「Home Style+」
 4 紙のノートそのままの感覚をデジタルに「OneNote 2003」登場!
今度の新しい Office の最大の特長はなんでしょうか?
藤本:まず最大のポイントとして、この最新の Office を境にこれからの Office が大きく変わっていくということが挙げられます。今までは、Word で文章を作ったり、Excel で表計算をしてグラフを作ったりといった「目的」を中心に Office は進化してきました。もちろん、そういったことも重要ですが、最終的にパソコンで仕事や趣味の作業を進めていくためには、インターネットで情報を入手したり、メールやチャットなど人とコミュニケーションすることも重要なプロセスといえます。ただ単にドキュメントを作ったり、ツールを使うのではなく、パソコンでの作業全般を効率的にするために、Office がどのように役立つことができるのか? そういったことを考えて作られたのが今回の「Office System」です。従来どおり、「Professional Edition 2003」、「Standard Edition 2003」、「Personal Edition 2003」といった 3 つのエディションがありますが、さらに個別のクライアント用アプリケーションだけでなく、サーバー製品やサービスも含めて、全部を「Office System」と総称しています。
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製品マーケティング本部
オフィス製品部マネージャ
藤本恭史氏
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プロダクト プランニング
ユーザビリティ グループ
プロダクト プランナー
吉田剛厳氏
具体的には、どんな点が使いやすくなっているのでしょうか?
吉田: Office System では、今まで以上にビジネス ワークにフォーカスした機能強化が行われていますが、会社の中で一人だけの作業効率を上げるのではなく、チームとしての作業効率を上げていこうというのが大きなテーマになっています。また、ビジネスだけでなく、家庭で利用する場合も重要で、そのための機能拡張も多数用意しています。たとえば、Office XP で採用された「作業ウィンドウ」が拡張され、インターネットと繋がることで、「Office Online」という機能を持ちました。これにより、作業ウィンドウからオンラインに接続して、サムネイルで確認しながら最適なテンプレートをダウンロードしたり、使い方のトレーニングなどもできるようになっています。
藤本:これまで、作業上困ったことに直面したとき、誰かに聞いたりヘルプを開くといったように、自分が何を調べなければならないのか、目的やある程度のスキルが求められていたと思います。今回、たとえば Microsoft Office Excel 2003 を起動すると、作業ウィンドウの中にキーワードの欄が表示されます。そこに「出張」や「交通費」といった単語を入力すると、作業ウィンドウからインターネットに接続して、テンプレートやヘルプのトピック、トレーニング、Tips など、さまざまな情報が一覧で表示されます。利用する人がヘルプを調べようとしていた場合でも、それに最適なテンプレートがその場で提供されれば、作業が何ステップも効率化されます。ユーザーが何をやりたいのか想定しなくても、まずはキーワードを入力するだけで、コンテンツや必要と思われる情報などを入手することができるのです。また、他にも Office Online の便利な機能としてリサーチ機能があり、大きく分けて「辞書検索」と「インターネット検索」の機能が用意されています。たとえば Microsoft Office Word 2003 で文書を読んでいるとき、分からない言葉が出てきたら Alt キーを押しながらその言葉をクリックします。すると、作業ウィンドウに言葉の意味や英語に翻訳した場合の表記などが次々と表示されます。従来、BookShelf Basic を起ち上げて画面を切り替えながら使わなければならなかった機能が、作業ウィンドウだけで実現できます。インターネット検索では、MSN の検索エンジンを使った「MSN サーチ」のほか、日本経済新聞社様や日経BP社様から提供されるニュース クリッピング サービスも作業ウィンドウから利用することができます。
求めている情報に辿り着くための手助けを、今度の Office はサポートしてくれるというわけですね?
藤本:そうですね。Office XP では Word や PowerPoint など、個別の製品の使いやすさにフォーカスして「作業ウィンドウ」というインターフェイスを採用しました。その新しいインターフェイスを使って、「情報をどのように人の力に変えていけるのか?」という視点から進化させたのが Office System です。そういった意味では「ユーザーとの対話型の Office」と言えるでしょう。
“ユーザーとの対話”というと他にはどんなことがあげられますか?
吉田:実際、製品開発のベータ版をユーザーの方に利用いただき、そこから得た数多くのフィードバックを製品改善や機能アップに役立てました。開発段階から行っている作業に「クオリティ モニタ」というものがあるのですが、これによりユーザーの方が何か問題に直面したとき、“どういった操作をしてトラブルが発生したのか”ということを匿名でマイクロソフトに送ることができます。マイクロソフトでは、トラブルが発生した状況をデータベースに蓄積して、それを元に開発を進めてきました。このクオリティ モニタを製品リリース後も継続して、将来の製品開発に役立てていきます。また、クオリティ モニタの機能として日本独自に行うものに、IME の「誤変換レポート」と「用語登録ダイアログ」があります。誤変換が発生したとき、IME の操作ですぐマイクロソフトに「こんな誤変換があった」というデータを送ったり、「変換候補にこの言葉がないから登録してほしい」ということを、ダイアログからすばやく送信できるようになっています。ユーザーの方々からいろいろなフィードバックをいただいてどんどん製品に反映させていく、という「カスタマー フィードバック ループ」も Office System の大きな特長になっているのです。
 さらに進化した作業ウィンドウ
さらに進化した作業ウィンドウ
キーワードを入力すると、テンプレートやヘルプなどさまざまなトピックが作業ウィンドウに表示され、情報の入手がさらに便利になりました。
 辞書検索機能
辞書検索機能
調べたい言葉を Alt キーを押しながらクリックするだけで、辞書検索が行えます。
 IME 誤変換レポート
IME 誤変換レポート
IME で誤変換が発生したとき、ダイアログからすばやくマイクロソフトにレポートを送信することができます。

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