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アクセシビリティ

「そうか!」チャート 活用チュートリアル

何を書いたらいいのかわからず作文に取り組めなかった E さんのケースを事例に、支援の流れをイメージしていただくためチュートリアルにしました。
驚きマークを出している子供たちのイラスト

事前の状況を確認

■ 書きたいことが浮かばず、1 人では作文に取り組めない。
■ 質問には短く答えることができ、「それを書いてごらん」というと書ける。
■ 書いた内容を「もう少し詳しくしよう」と言っても、どうしていいのかわからない。
■ 体験したことでも、「こんなことしたよね」とヒントを出さないと、自分からは思い浮かばないことがある。
■ 気持ちを表す表現の幅が狭く、どんな場面でも「楽しかったです」と書く。
■ 視写、聴写はできる。

チャートをスタート!

▼ 困難なところはどこかな?

読むことも書くこともできる子だけど、文章にならない。 
ということは… チャート項目の「表現する」になるかな。

 

▼ チャート 読み書き困難が「表現」にあるへ

書きたいことが浮かばないので「何を書いたらいいかわからない」へ進もう。

 

▼ チャート「指導前の姿」へ

刺激を減らすについては、他の学習場面ではあまり困っていないし、 
個別でやっている時も同じ反応なので、ここは必要ないかな?

 

▼ チャート「環境を調整する」へ

写真は有効かもしれない。思いだす手がかりがあるといいってことだよね。 
それを見ながらメモが作れると、書きやすいかも。

 

▼ チャート「支援の工夫 (1)」へ

「アナログ」からのアプローチ

作文を書く場面の写真を時系列で示し、それぞれの場面でしたことや感じたことをメモしていった。

 

「デジタル」からのアプローチ

作文を書きたい場面を、動画や画像で振り返れるようにした。

ワンポイント アドバイス
  • 写真は手軽ですぐに用意できるので、ためしやすいですよ。
  • 動画だと、自分で流れの中から「ココ」が選べる良さがあります。
  • 画像と動画は、作文のテーマや量によって使い分けるといいです。
  • 自分で画像を残しておけるようになると、もっと選択の幅が広がったり、後で振り返ることを意識して活動できたりしますよ。
  • 有効な方法が見つかったら、はじめは教師からの提案や準備だったものを、少しずつ子どもが「自分でできる」手だてにつなげていくと、より日常的な学びを支えていきます。
先生のイラスト