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Microsoft 365
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Microsoft Teams 会議でのライブ文字起こしの表示、Excel での変更履歴、ハイブリッド ワークのセキュリティ強化――Microsoft 365 の新機能を紹介します

世界中のお客様が、ハイブリッド ワークに向けて従業員をエンパワーメントする新しい方法を模索しているのに合わせて、私たちは誰もが自宅でもオフィスでも、それ以外の場所でもつながってコラボレーションできるようにするエクスペリエンスの提供に全力を尽くしています。

Microsoft Teams 会議中のライブ文字起こしの表示から Microsoft Excel のドキュメント内での変更履歴、そして非管理対象デバイスの発見とセキュリティ保護まで、今月発表する Microsoft 365 の新しい機能は、ハイブリッド ワークに必要な柔軟性の実現を目的としています。その他のハイライトとしては、Microsoft Word 文書を美しい PowerPoint プレゼンテーションに AI を使って変換する機能や、Teams での投票機能の拡大、Mac 用リモート デスクトップ アプリの更新などがあります。

詳しく見ていきましょう。

会議のエンゲージメント、インクルーシブ性、生産性を高める

今月は、Teams 会議のライブ文字起こしと、投票の新しい機能を発表し、併せて会議振り返り機能の一般提供開始もお知らせします。

Teams 会議での投票へのアクセス拡大と管理の効率化

先月、多数の新しい機能を発表しましたが、これらはシームレスで全員が積極的に参加できる会議エクスペリエンスを、投票を利用して作るのに役立ちます。このたび、投票へのアクセスを拡大しました。これで、会議の出席者が外部ゲストである場合や Teams モバイル アプリから参加している場合でも、同じエクスペリエンスの質が得られるようになりました。また、会議での発表者と開催者はまもなく、2 つの新しい投票タイプ (オープン テキストと多肢選択クイズ) を利用できるようになります。これで、出席者の意見を確実に聞き、積極的に参加してもらう方法の選択肢が増えることになります。また、インテリジェントな投票提案機能もリリースしました。これは投票作成の労力を最小化するのに役立ちます。また、会議終了後の投票分析情報で、会議エンゲージメントが数値として明らかになり、開催者は集めた情報に基づいてアクションを取ることができるようになります。これらの機能は、次の数週間のうちに提供を開始する予定です。 

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会議のインクルーシブ性と生産性を高めるライブ文字起こし

ライブ文字起こしを会議のリアルタイムのビデオ/音声とともに使用すると、会議の参加者は会話 (米国英語) を追って確認することができます。参加者に聴力障がいがある場合や言語能力が異なる場合も、会議に確実に参加できるようになります。出席者が遅れて参加したときや欠席したときでも、その場にいなかったときの話し合いの内容を読んで理解でき、発言者別にトランスクリプトを検索することもできます。参加者は、会議トランスクリプトの中で自分が特定されないように設定することもできます。ライブ文字起こしを有効にするには、テナント管理者がトランスクリプトの作成を許可するというポリシーをオンにする必要があります。

ライブ文字起こし

会議終了後に順調に仕事を前進させていくための会議振り返り

Microsoft Teams に振り返り機能が追加され、会議レコーディング、トランスクリプト、チャット、添付ファイルを会議の [チャット] タブで参加者と共有し、[詳細] タブで閲覧できるようになりました。会議に欠席または遅刻した人や、話し合いの内容を確認したい人は、レコーディングを再生したりトランスクリプトを読んだりすることができます。会議振り返りは現在ロールアウト中です。

会議振り返り

Excel ブックでの共同作業をさらに簡単に、情報を常に整理、プレゼンテーション作成の時間を節約

今月は、以前からご要望をいただいていた Microsoft 365 のアプリの機能を多数発表します。

Excel ブックで自信を持って共同作業するための "変更を表示"

最もご要望が多かった Excel の機能の 1 つである、変更履歴の機能が追加されました。これで、誰がいつ、どこで何を変更したかについての詳細情報が得られ、そのセルを以前の値に戻すこともできるようになります。一連の変更のリストを絞り込むこともできます。シート、範囲、または個々のセルを選択して、それまでに行われた変更を、一括編集も含めて見ることができます。[変更箇所を表示] を利用できるようになりました

Word 文書を PowerPoint プレゼンテーションにクリック数回で変換

先月発表した Word for the Web の新しい機能で、Word 文書をプロフェッショナルなデザインの PowerPoint プレゼンテーションとしてエクスポートできるようになりました。この新しい機能では AI が使用されており、イメージ画像、アイコン、ビデオ、テーマ、フォントを提案してコンテンツを配置します。この機能を、すべてのユーザーが利用できるようになりました。  

シームレスにつながり、情報を整理し、すべきことを完了するための Outlook for the web の機能更新

今月ロールアウトしている Outlook for the web の機能更新で、Outlook のナビゲートと、よく使うアプリへのアクセスがさらに簡単になります。新しい場所から Outlook の中核的な機能 (メール、予定表、連絡先) にアクセスできることに加えて、Microsoft 365 の他のアプリケーション (To Do、Word、Excel、PowerPoint、Yammer、Bookings など) を Outlook の左側から起動できるようになりました。メールをチェックした後にプレゼンテーションを始めるには、PowerPoint を 1 回クリックするだけでスムーズに開始できます。次の数か月のうちに、この機能更新を Windows 用 Outlook でもお試しいただけるようになります。

新しくなった Outlook for web

類似のタスクをカテゴリにまとめる編集可能ラベルを増加

ラベルはすばやく視覚的に、Planner や Teams の Tasks で類似のタスクをカテゴリにまとめる手段となります。現在のラベルの使われ方としては、同じ完了要件、依存関係、または問題を持つタスクにタグを付けておき、計画をフィルタリングするときにそのラベルで絞り込んで関連タスクを見つけるというものが考えられます。しかし、お客様からはラベルに関してもっと多くの選択肢がほしいとのご要望をいただいていました。そしてこのたび、利用できるラベルの数を 6 から 25 に増加しましたことをお知らせします。この更新はすべてのプラットフォームでご利用いただくことができます。

Planner ラベル増加

ハイブリッド ワーク環境のセキュリティをさらに強化

今月は、非管理対象のエンドポイントとネットワーク デバイスを検出してセキュリティ保護するための機能を Microsoft Defender for Endpoint に追加するとともに、Mac 用リモート デスクトップ アプリの更新版をリリースしました。

M1/Intel 搭載 Mac での生産性と保護を維持するリモート デスクトップ

今日のリモート ワークのシナリオとハイブリッド ワークへの移行を考えて、バーチャル デスクトップに期待する企業が増えています。どこで仕事をするかにかかわらず、従業員の生産性とセキュリティを維持するのに役立つからです。私たちは Mac 用の Microsoft リモート デスクトップを更新し、macOS に対するネイティブのユニバーサル サポートを追加しました。これで M1 搭載の Mac でも、最適化したリモート デスクトップをさらに簡単に体験できるようになります。この更新で、Kerberos 統合と、東アジア言語キーボード入力のサポートも追加されました。

非管理対象デバイスを Microsoft Defender for Endpoint で保護する

既にハイブリッド ワークの時代は始まっていますが、企業は新規または BYO (私物持ち込み) のデバイスの大量接続から自らの組織を先回りして保護する方法を考える必要があります。Microsoft Defender for Endpoint の新しい機能で、組織のビジネス ネットワーク上にある非管理対象のワークステーション、モバイル デバイス、サーバー、ネットワーク デバイスの検出とセキュリティ保護ができるようになりました。新しいハードウェアやソフトウェアを展開することも、ネットワーク構成に変更を加えることも不要で、保護することができます。この新しい機能は現在プレビュー中です。プレビュー機能をオンにして今すぐお試しください。

今月のその他の新機能

  • Microsoft Viva コネクションをデスクトップ版 Teams で利用できるようになりました。これはキュレーションされたエクスペリエンスを会社のブランディングの下で届けるものであり、関連するニュース、会話、その他のリソースをひとつに集めます。
  • Microsoft Viva ラーニングは現在プレビューとして利用できます。サインアップしてアプリを Teams の中でテストしてください。学習のための中央ハブが作られ、ここで従業員が組織全体からコンテンツ ライブラリを発見し、共有し、推奨し、学ぶことができます。
  • Microsoft Visio デスクトップ アプリに、アマゾン ウェブ サービス (AWS) のアーキテクチャのスケッチのサポートが追加されました。400 点を超えるインフラストラクチャ図形を利用して、AWS 上に構築される IT ソリューションの設計、展開、トポロジを視覚化することができます。

誰もが新しい働き方の世界へと進むのに合わせて、私たちはいつ、どこで、どのように仕事をするかについての柔軟性をすべての組織が取り入れることができるように、全力を尽くします。Teams 会議をよりインクルーシブにするライブ文字起こしから、ハイブリッド ワークのセキュリティ強化に役立つリモート デスクトップの機能更新まで、これらの新しい機能はどれもそのコミットメントを反映しています。今後も多数の新機能が登場しますので、ぜひご期待ください。来月は、毎年開発者を集めて開催される Microsoft Build のニュースをお伝えしますので、ぜひご覧ください。