SQL Server 2014

SQL Server 2014 は、スケーラビリティと可用性が向上しただけではなく、インメモリ機能が組み込まれたことにより、すべてのワークロードに対するミッション クリティカルなパフォーマンスを提供します。Office や Office 365 の Excel のような使い慣れたツールを使用して、あらゆるデータ (ビッグ データおよびスモール データ) から迅速に洞察を得ることができるうえ、モバイル デバイスからのビジネス関連情報へのアクセスを備えた、完全なビジネス インテリジェンス ソリューションを提供します。さらに、SQL Server 2014 は、自社運用からクラウドまでの完全で一貫したデータ プラットフォームにより容易な導入を実現すると同時に、新しいハイブリッド クラウド ソリューションを可能にします。

Enterprise、Business Intelligence、および Standard の 3 つの主要エディションがあります。

Enterprise エディション、Business Intelligence エディション、および Standard エディションが主要エディションになります。Web エディションは、SPLA (Services Provider License Agreement) によってホスティング プロバイダーにのみ提供されます。また、Developer エディション、Express エディションは、ライセンスまたは価格の変更なしに引き続き配布されます。Parallel Data Warehouse などのアプライアンスも提供されます。

SQL Server 2014 では、高可用性およびビジネス インテリジェンス シナリオに適用される、2 つのライセンスに関する更新が行われています。

ライセンスに関する変更は、SQL Server 2014 の一般提供開始時 (2014 年 4 月 1 日) に有効になります。有効な SA 契約を有する以前のバージョンのライセンスをお持ちの場合、詳細情報については製品表を参照してください。

SQL Server 2014 は、データベース ライセンスのコスト削減に役立ち、データベース展開における柔軟性を保つさまざまな仮想化およびクラウドのメリットを提供します。SQL Server 2014 では、以下のことが可能になります。

Enterprise エディションには、SQL Server 2014 の完全な機能が含まれるため、コア単位で Business Intelligence エディションのライセンスを取得することを希望する場合は、そのために Enterprise エディションを購入することができます。Enterprise エディションは、ユーザー数を数え切れない (外部向けのワークロードの) 場合、またはユーザー数が非常に多い場合に、高度な SQL Server Business Intelligence 機能のライセンスを取得する最適な方法になります。

はい。SQL Server 2014 では、1 つの CAL がすべてのエディションのサーバーへのアクセスを提供します。

いいえ。ソフトウェア アシュアランスに基づくすべてのライセンスは、追加費用なしで SQL Server 2014 にアップグレードできます。

ソフトウェア アシュアランスにより購入されたライセンスは、追加コストなしで SQL Server 2014 にアップグレードされます。Enterprise Agreement/アプリケーション プラットフォーム加入契約のお客様は、次の更新 (SQL Server 2012 の一般提供開始後) までは、プロセッサ ライセンスを引き続き購入することができます。その時点で、プロセッサ ライセンスは、プロセッサ ライセンスを取得したデータベースで使用されているコアを含めるのに十分なコア ライセンス (Standard エディションと Enterprise エディションの場合はプロセッサごとに最小で 4 コア ライセンス、および Datacenter エディションの場合はプロセッサごとに最小で 8 Enterprise エディション コア ライセンス) に変換されます。移行方法の詳細については、製品表を参照してください。

所有するコア ライセンスの基盤を提供し、ソフトウェア アシュアランスを更新できるソフトウェア アシュアランス期間の終了時に、お客様の環境の "セルフ インベントリ" を実行できます。展開の追跡および文書化に役立つ 1 つの方法として、Microsoft Assessment and Planning (MAP) Toolkit へのアクセスを提供します。このツールは、展開全体のプロセッサとコアの両方をカウントすることで、プロセッサ ライセンスからコア ライセンスへの移行を計画するために役立ちます。お客様が SQL Server の展開について文書化できない場合、標準の変換率に基づいてプロセッサを変換します。マイクロソフトまたはパートナー様の担当者と協力して、最適な移行計画を判断することをお勧めします。

いいえ。SQL Server 2014 では、Enterprise エディションをサーバー/CAL モデルで購入することはできません。

はい。ソフトウェア アシュアランスが付加されたサーバー/CAL ライセンス モデルの Enterprise エディションの既存のライセンスは、SQL Server 2014 にアップグレードできます。今後のソフトウェア更新プログラムにアクセスできるようにソフトウェア アシュアランスを維持することができます。これらのライセンスは、引き続きサーバー/CAL ライセンス モデルに基づきます。

SQL Server 2014 にアップグレードされる既存の Enterprise エディション サーバー ライセンスは、20 コア以下のサーバー展開に制限されます。この 20 コアの制限は、サーバー/CAL モデルの SQL Server 2014 Enterprise エディションのみに適用されるもので、さらにアクセスのために適切な数/バージョンの SQL Server CAL を取得する必要があります。