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2 週間経過: リモート ワークについて学んだこと

ここピュージェット サウンド (米国ワシントン州) の私たちのチームがリモート ワークに移行してから 2 週間が経ちましたが、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) との闘いは激しさを増しています。世界中の国々で、多くの人々が自宅にとどまっています。そして学校、教会、商店、オフィスが閉まっている中で、家で一日中家族と一緒に過ごすと同時に常に生産性を維持し、仕事のチームとのつながりを維持しようとするのは実際にどのような感じかが明らかになっています。学ぶことはたくさんあります。現在の状況を受けて否応なしに、私のチームはあらゆるものについて新しい見方をするようになっています。たとえば、会議のスケジューリングやチームのマネジメントですが、多くのお客様からも、同じことをしているとお聞きしています。そこで、私たちが完全なリモート チームとしてこれまでに発見した重要なことをお伝えしたいと思います。この教訓が皆様のお役に立ち、ご自身の経験に生かしていただけたら幸いです。

その前に、お知らせがあります。COVID-19 のアウトブレイク発生以来、このスペースを使ってヒント、お客様事例、情報をお伝えしてきました。今回の投稿は、Microsoft Teams でリモート ワークに移行するためのヒントを詳しく取り上げた先週の投稿の続編です。これまでには他にも、ライブ イベントをオンラインに移行するためのガイダンスも紹介し、その中で Microsoft ツールの使い方の詳細情報に加えて、Microsoft のイベント リーダーからのインサイトをお届けしました。さらに、企業の IT 部門や CISO の皆様に向けて、同じ立場のリーダーからのアドバイスも紹介しました。今後もリモート ワーク関連のコンテンツをここで投稿していきますので、ぜひご覧ください。では、ここ 2 週間で私たちが得た教訓に進みましょう。

1. 在宅勤務ガイドを共有する

多くの組織には、従業員がオフィス環境でどのように仕事をするかについてのトレーニング マニュアルがあります。リモート ワークに移行したとき、すぐに気付いたのですが、この種の働き方についても従業員のためのガイダンスは必要です。私たちの多くが、リモート ワークを経験するのは初めてであり、この変化に向けて準備する時間もほとんどありませんでした。チーム メンバーからはこのような質問が寄せられました。仕事に集中できるスペースをどうやって用意するのか? 顔を合わせることができない中で、どうやってつながりを保つのか? どういうタイミングで休憩を取ったらよいのか? さらに困難を増すのは、子どもなどの、世話が必要な家族が家にいる場合です。このアウトブレイクの中、私たちの多くにとって現実のことであり、苦戦を避けて通れない従業員もいます。

このようなニーズに応えるために、先週、在宅勤務総合ガイドを従業員に配布しました。皆様にもお役に立つかもしれないと考え、お客様向けバージョンを作成しましたので、よろしければ組織内で共有してください。物理的・仮想的なワークステーションのセットアップから、自分が今コミュニケーションを取れるかどうかをチームメイトに知らせることについてのベスト プラクティスまで、具体的なヒントが満載です。

2. 連続する会議をうまくこなす

オフィスでは、連続する会議の間に自然と小休止が入ります。廊下を歩いて移動し、テーブルについて全員がそろうのを待つ間、到着したチームメイトとあいさつを交わして、軽い近況報告をするなどのくだけた会話をしています。往々にして、仕事の毎日の中の、このような小さな息抜きの存在に気付くことはあまりありません。そして、リモート ワークに切り替えてから気付くのです。会議がいくつも入っている一日の慌ただしさに区切りを付けるために、そのような小休止がどれほど必要なものだったかを。

チームメイトとの会議を必要なだけ行うと同時に、その合間に確実に休憩を取るにはどうすればよいでしょうか? 私たちが従業員に推奨しているのは、1 時間または 30 分の会議を、本来の終了時間の 5 分前に締めくくるようにスケジュールすることです。このようにすると会合の時間は短かくなりますが、長い目で見れば、休憩なしの連続する会議による燃え尽きの可能性を避けることができます。

3. 仕事から離れられるスペースを作る

ふだん仕事をしているときは、毎日何らかの方法で仕事から離れています。多くの場合は、意図せずにそうしています。家族の夕食を作る、仕事帰りに通っているエクササイズ クラスで友人と会う、あるいは毎日帰宅のバスの中でぼうっとすることは、その日のできごとから気持ちを切り替えて次の日に備えるのに役立ちます。最高の条件がそろっていたとしても、リモート ワークのときは仕事から離れるのは難しいかもしれません。Microsoft では、バーチャル瞑想セッションを始めました。従業員は、仕事の緊張をほぐす時間が必要なときに参加できます。

同じことをしてみたいという方のために、実用的なヒントをいくつか紹介しますので、オンライン瞑想クラスが初めての方と共有してください。まず、邪魔が入らない静かな場所を見つけます。次に、マイクをミュートします。他の人が静けさを味わえるようにするためです。最後に、カメラを使って、セッション リーダーに呼吸法を指導してもらいます。コツをつかんだら、カメラをオフにして、自分の心を穏やかにすることに集中します。

4. チーム文化の推進を続ける

全員参加のミーティングから小さなマイルストーンのお祝いまで、健全なチーム文化の鍵は頻繁に集まることです。リモート ワークに突然移行することになった私たちの多くは、”どうしても必要なことだけ” モードに入りがちです。つまり、重要なイベントもチームとの楽しいひとときも、通常に戻れるまで延期しようとします。

私たちが気付いたのは、可能な限り、チーム文化作りを互いに離れていても続けることが最善であるということです。チームメイトの誕生日パーティーを予定していた場合は、Teams で会議を作成してハッピー バースデーの GIF を飾り付けましょう。大規模な販売会議の日程が迫っているときは、代わりにバーチャルで開催する方法を考えましょう。四半期ごとの社外チーム ビルディングのイベントも、ぜひ開催しましょう。チーム メンバーは喜んでアイデアを発表し、つながろうとするでしょう。チーム文化を促進するのに役立つ会合をリモートでも実現するのは、最初は難しく思えるかもしれませんが、全員のつながりを維持して前進を続けるために、一層の努力を払うに値します。

5. 鍵となるマネジメント スキルを実践する

従業員がマネージャーに期待しているのは、チェックインし、変化が起きたときにコーチングし、問題解決や創造を手伝うことへの好奇心を示すことです。チーム メンバーは、まったく新しい働き方でうまく仕事を進めようとすると同時に、世界的な健康の危機をうまく切り抜けようとしていますが、マネージャーからのサポートをこれまで以上に必要としています。しかし、互いに離れて仕事をしているときに、適切にマネジメントするにはどうすればよいのでしょうか?

私たちがリモートでのマネジメントについて学んだことを在宅勤務ガイドで紹介しています。具体的には、インクルージョンの強化、頻繁なチェックイン、そしてチームメイトがリモート ワークの自分自身のベスト プラクティスを見つけられるようにするためのコーチングです。今は従業員の誰もが、それぞれの課題に直面していますが、この状況に対応する方法は全員同じではありません。マネージャーにとって重要なことは、可能な限り、一人一人のニーズを理解して対応しようとすることです。

これらの教訓には、私たちが 2 週間のリモート学習から得た、最初の気付きのいくつかが反映されています。会議のスケジューリングから、休憩の取り方、そしてリモート チームの効果的なマネジメントまで、この新しい働き方について多くのことを発見しました。これらの教訓は、COVID-19 のアウトブレイクが終息した後も変わらない価値を持つと確信しています。世界中の組織が今後もリモート ワークを優先していくからです。しかし、皆様とそのチームが何について考え、学んでいるかをお聞きしたいとも思っています。ぜひ、Enabling Remote Work コミュニティでの会話にご参加ください。